愛のつるし一回転飛行機

けん玉姉のけん玉普及活動日記。
2008年秋、転移性乳がん患者となる。
病気のこと、日々の生活なども。

【あやしい老健体験記】その後

2010年03月04日 | 認知症介護
長々と続けてまいりました老健体験記、読んでくださりありがとうございました。

実は私自身も書いてるうちにだんだん嫌になってきて
腹が立つというよりも馬鹿らしくなってしまいました。
入所時から起こった事を記録しておいたものを元に書いていったのですが、実際もっとひどいことを言われたのを思い出したりして、うんざりでした。
昨日のブログのコメントに綾子さんが書いてくださってるように、ここの職員や施設自体はそれほど悪くないのですが、とりしきってる事務長が無茶苦茶でした。
次々言うことが変わったり、ウソを平気で言ったりするところを見ると、何か心に病んだところがある方なのかも知れないと思います。そういう方は世の中にたくさんおられるし、私の身内にも障害者はいるし、病気や障害があるからと言ってその人を罵ったり憎んだり差別することはしたくありません。
しかし、たくさんのお年よりの命を預かる施設のトップを任せていてよいものでしょうか?

私は自分の病気の治療に専念するために姑を施設に預けようとしたのに、安心するどころか反対に精神的にひどく参らされてしまいました。
他にも問題のある施設は存在しているのでしょうが、そういうところでも入らなければ他に行くところのない介護難民になってしまう人がたくさんいます。
施設が少なすぎるのです。
そして、私にこの老健を紹介してくれたSさんにも疑いの念を持っています。
介護に詳しく顔の広いSさんが、これだけ問題のある事務長のことを知らずに紹介するでしょうか? どうもウラがある気がします。
両親は今もSさんと交流があるようだし、このたびの件で私と両親の関係もギクシャクしてしまい、今も尾を引いています。
金銭的な損失は大したことにはなりませんでしたが、精神的な損失は大きいです。

ただ、ここまでボロボロにされたからこそ、見かねたG病院が救いの手を差し伸べてくれたのかもしれません。
捨てる神ありゃ拾う神ありでしょうか

今、姑はG病院でもうすぐ4ヶ月を迎えようとしています。
老健「X」でのたった16日間にあれだけのことが起こったのに、G病院では特に何も事件が起こらないので書くこともありませんが、温かいスタッフに囲まれて、おだやかに過ごしています。

G病院に入院させてすぐ。
「徘徊したり放尿したりして、ご迷惑をおかけしているのではありませんか?」と尋ねると、スタッフは明るい声で答えてくれた。

「はい、そうですね。よく歩き回られてますよ。でもここではみなさんそうですから。放尿は、昨日は5回くらいされたかしら? みなさんそうなのでぜんぜんかまいませんよ。ただし、床が濡れているとすべって転ばれたらいけないので、注意して拭き取るようにしています」

「もう来られた時からみんなのアイドルですよ。音楽をかけるとダンスをされて。男性患者さんにも気に入られて、お世話を受けておられましたよ、自分の奥様だと思われているみたいで。ほんとに可愛い方ですね」

姑自身は変わっていないのに、スタッフの力量が違うとこうも違うものなのですね。

認知症の症状は、良くなることは期待できないのですが、今のところ、安心して預けられることをありがたく思っています。


今日の順位は?あなたのクリックでランキング上昇中。
1日1回お願いします~~ポチっと押してください。

広島情報は広島ブログでばっちり!!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« そして、気になる請求金額は... | トップ | ひな人形の謎 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
本当にお疲れさまでした☆ (さわさわ♪)
2010-03-05 09:50:13
自分のことじゃなくても、あんまりな出来事に、ずっとハラハラしながら読ませてもらいました。
事務局長に心底腹が立ったり、姉さん家族のことを想うと、胸がとっても痛くなりました。

そして、素敵な施設と出遭えて本当に本当によかったですね☆
ほんとによかった(涙)!

きっと、こんなにつらい想いをされている方は、姉さんだけじゃないはず!
そんな想いを我慢して(誤魔化して)、身内を施設に入れたままの人だってたくさんいるのでしょうね。

ほんとにほんとに切ないですねえ~(涙)!

介護状況がよりよくなることを心から願います☆
返信する
最悪のときが過ぎて (ねこ)
2010-03-05 22:08:52
これからは良くなる。

不条理にエネルギーを費やされて、心身ともに、ほんとにお疲れさまです。

そんなことが今までまかり通っていたなんて、(今でも?)泣き寝入りしている人も多いのではないかと思います。
介護問題で苦労する人が多い一方、一部の人が得をするシステムができてるのか?
きちんと筋を通して闘っていくことが、いろんな改善につながると信じて、うまくコトバで言えないけど、明日はわが身でもあるこの問題。わがこととして。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

認知症介護」カテゴリの最新記事