週末に向けて（新潟２歳Ｓ 過去５年）

＜日曜　新潟1,600m　新潟２歳Ｓ　＞

～過去５年～　※走破時計　前半千ｍ－後半3F（勝馬3F）差　通過順　馬番勝馬
2011年　1.33.8　60.7-33.1（32.7）0.4　９・９　10番モンストール
2010年　1.34.5　60.3-34.2（33.5）0.7　８・９　16番マイネイサベル
2009年　1.34.4　60.6-33.8（32.9）0.9　18・18　６番シンメイフジ
2008年　1.35.4　60.1-35.3（34.4）1.0　14・14　８番セイウンワンダー　不良
2007年　1.34.1　60.0-34.1（34.0）0.1　３・３　10番エフティマイア

大箱新潟マイル戦だけあって上がりが非常に速くなる２歳重賞です。
２歳新馬戦はマイルでも千ｍ通過が65秒なんてレースもある中で、さすが重賞と
いうべきか千ｍは60秒台で流れています。そこから33秒台の上がり比べとなる
重賞で、上がり最速馬は４回連対しています。32秒台の上がりもチラホラ出ます。
上がりの速さ上位２頭のワンツーも３回記録されておりとにかく末脚の鋭さ重視でしょう。


それでは過去５年の３着内馬，全１５頭の傾向です。

○枠順
内から0.49　（平均馬番8.6／平均出走数17.4）

昨年こそ２桁馬番が独占しましたが、５年で見ると平均はほぼ真ん中です。
ボーっと数字を眺めると偶数番号がいいようです（12/15）
特に６・８・１０で半数を占めています。若駒たちの戦いだけにゲートで
待たされる時間が長いのは相当なマイナスなのでしょうか？


○牝馬
２歳戦で牡馬と同斤の割には女の子が頑張っています。
近５年で３勝しており、計６頭が馬券に絡んでいます。
人気に応えるパターンもあれば２桁人気で穴を開ける子もいます。


○人気と配当
平均７．０
３連単平均配当52万6千円（最低57,810円　最高1,423,010円）

大荒れも期待できるレースです！昨年こそ比較的堅く収まり5万馬券でしたが
過去４年は２着に２桁人気馬が必ず絡んできての大穴馬券となっています。
とにかく出走経験が浅い馬たちの戦いなので狙いが難しいということでしょう。


○血統
フジキセキの牝馬が狙いのようです。

父フジキセキが４頭馬券になっておりうち３頭は牝馬でした。
他はアドマイヤマックス、ハーツクライ、ディープ、タキオンといった
サンデー系種牡馬の子たちが普通に好走しています。
母父ではサンデーサイレンスが３頭馬券になっています。
他では母父コマンダーインチーフが２頭馬券になっています。


新馬戦や未勝利戦の内容をしっかり見直したいところです。
　

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週末に向けて（キーンランドＣ 過去５年）

今週末も日曜日に重賞が２つ行われます。
札幌ではサマースプリントのキーンランドＣ、新潟では新潟２歳Ｓ！
今週こそ当たってほしいものです。まずはキーンランドＣから。

＜日曜　札幌1,200m　キーンランドＣ　＞

～過去５年～　※走破時計　前半3F－後半3F（勝馬3F）差　通過順　馬番勝馬
2011年　1.08.6　33.0-35.6（35.5）0.1　２・２　８番カレンチャン
2010年　1.08.4　33.7-34.7（34.4）0.3　３・２　10番ワンカラット
2009年　1.08.4　33.8-34.6（34.2）0.4　３・２　11番ビービーガルダン
2008年　1.07.9　33.9-34.0（33.8）0.2　４・４　５番タニノマティーニ
2007年　1.08.6　33.9-34.7（34.6）0.1　２・２　14番クーヴェルチュール

この３年は人気を集める実績馬が先行し、横綱相撲で押し切るレースが
続いている重賞です。別定重賞のため実力馬が好走しやすいのでしょう。

今年の札幌は末脚が切れる馬が好走する傾向にあるので、2008年のように
上がりが速くなり思わぬ切れ者（タニノマティーニ系）が台頭することも
考えて馬券を組み立てたいところです。


それでは過去５年の３着内馬，全１５頭の傾向です。

○枠順
内から0.52　（平均馬番8.4／平均出走数16）

内と外で有利不利はそう無いようです。２番～14番まで馬券に絡んでおり
最内１番と大外８枠以外であれば気にしなくて良さそうです。ただし、
２桁馬番の好走パターンは好スタートからの先行粘りこみ（差し）です。


○牝馬
北九州記念同様に真夏のスプリント戦は牝馬がいいですね。
近２年連続勝利を含めこの５年で３勝挙げています。頭数は６頭なので
6/15で４０％です。好走馬はほとんどが人気を集めた馬たちなので
高配当を狙うなら牡馬狙いでしょうか。


○年齢：平均5.06歳
３歳：２頭（クーヴェルチュール、グランプリエンゼル）
４歳：４頭
５歳：３頭
６歳：４頭
７歳～８歳：各１頭（タニノマティーニ、ビービーガルダン）

中心は４歳～６歳で11/15を占めています。
３歳で馬券に絡んだのは２頭とも牝馬で４番人気と１番人気でした。
高齢馬はこの重賞実績や洋芝巧者と言える２頭です。
ビービーガルダンは４年連続出走し（1．2．0．1）とキーンランド巧者です。


○人気と配当
平均４．７３
３連単平均配当157,916円（最低19,290円　最高561,610円）

夏の重賞としては比較的堅いですが、２桁人気馬がたまに激走します。
調子が良く適性が合いそうな人気馬には逆らわずにしつつ、馬券には
激走候補をちょこちょこ加えたい感じですね。
過去の２桁人気激走馬はタニノマティーニとドラゴンウェルズです。

今年これまでの札幌千二と土曜日の馬場傾向をしっかりチェックしたいと
思います。北九州記念のスギノエンデバーのように同じ開催場の同じ条件で
まんま好走してしまう馬もいるかもしれません。
　

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先週の高レベルレース（札幌記念week）

グリーンチャンネルの先週の結果分析で高レベルレースとされたレースです。
詳細はしっかりと番組を見てください。

＜先週の高レベルレース＞　※タイムランクＢ以上
　　　距離　走破時計　タイム差　ランク　メンバランク　クラス　勝馬
（新潟）-1.3　-1.2
8月18日（土）1,600m　1.31.9　-0.4　Ｂ　Ｃ　1000万月岡温泉特別　カネトシディオス
8月19日（日）2,000m　1.59.3　-0.6　Ｂ　Ｄ　500万　ラウンドロビン
8月19日（日）1,000m　0.54.0　-0.9　Ａ　Ｄ　500万　エバーローズ
（小倉）-1.3　-1.1
8月18日（土）該当無し
8月19日（日）該当無し
（札幌）-1.2　-1.7
8月18日（土）該当無し
8月19日（日）1,800m　1.46.9　-0.8　Ｂ　Ｃ　500万　アナスタシアブルー
8月19日（日）2,000m　1.59.9　-0.5　Ｂ　Ｃ　500万定山渓特別　レインフォール

先週行われた重賞・ＯＰ競争は函館のみで
8月19日（日）札幌2,000m　1.58.7　+0.4　Ｄ　Ｃ　札幌記念　フミノイマージン
8月19日（日）小倉1,200m　1.06.9　+0.3　Ｄ　Ｄ　北九州記念　スギノエンデバー

※先週から開催場の横に土曜と日曜の完全タイム差を書いています。
　速い時計が出やすい馬場ならマイナス。重たい馬場ならプラスです。

全場ともに馬場差－１秒以上という速い時計が出やすい馬場状態が続いています。
小倉では１鞍も高レベルレースがありませんでしたが、今週重賞が行われる
新潟と札幌では高レベルレースがありました。

新潟は1,000万条件のマイル戦で1分31秒9という高速タイムが出る馬場で、
千ｍ58.0秒とやや早めの流れからレース上がりが33.9秒という速さ。
勝馬に至っては上がり32.7秒という鬼脚を繰り出しています。
新潟２歳Ｓは２歳戦とは言え33秒台の決着くらいにはなりそうで、
上がり勝負に強い馬を狙いたいところでしょうか。

札幌は洋芝小回りで新潟に比べると相対的に時計は遅いですが、それでも
速い時計が出やすい馬場で、札幌記念は1分58秒7とそこそこいい時計での
決着となりました。（ランクはＤですが）
フミノイマージンはレース上がりを0.8秒も上回る末脚を駆使しての快勝で
今の札幌は切れ味がある馬が時計を押し上げているようです。
キーンランドＣも末脚がしっかりした馬を狙いたいところでしょう。


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　新潟は昨年と同じレースになりそうな