ねこ絵描き岡田千夏のねこまんが、ねこイラスト、時々エッセイ
猫と千夏とエトセトラ
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弟は陸上自衛隊に居ます。
阪神・淡路大震災の時は伊丹駐屯場から命令が出る前に伊丹駅に向かったそうです。
その後お上からの指揮で各地に復旧・支援活動に出動したそうです。
実質16時間の作業での3交代制での休憩だったそうですが、沢山の仏様を瓦礫の中から出したそうで、余りの姿に休憩時間に寝る事も出来なかったそうです。
寝る為に酒を飲んでいたらメディアが来て「こんな時に酒を飲むなんて、なんて不謹慎な!」と罵声を浴びせられたそうです。お陰で弟もすっかりメディア嫌いになりまいた。
ロボットでもないのに24時間フル稼働なんて出来ません。ましてや圧死・焼死・欠損の遺体を連日何体も救い出していましたから、精神面も過酷だったと思います。「貴重な経験をしたと思え」と弟に言いましたが・・・。
報道を観て「もう直ぐそこ迄救助の人が来てるので頑張って下さい」と埋もれてる人に対し、マイクとカメラを向け、救助しないで報道一番な考えのメディアの方が叩かれるべきなんですけどね。
ヘリも各社の数だけ飛んでいて、その爆音で助けを呼ぶ声がかき消され、救助の送れで亡くなった方も少なくないそうです。その後他の地震では教訓になったのか報道ヘリの数は規制されましたが・・・。
どんだけ耐震の建物を建てても、断層の真上じゃ倒壊します。人は自然には勝てません。
あまり深く考えずに、文の流れで震災の震度を経験して楽しかったかのように書いてしまいました。面白がったりしているつもりはないのですけれど、もし不愉快な気分になられたのなら、ご容赦ください。
不愉快になんてなってませんよ
地震の恐怖とメディアへの怒りを思い出しただけです。
寝てる身体が下から突き上げられ、一瞬浮いたようなあの縦揺れの感覚は今も身に染み付いています。
知人は亡くなっていませんが、毎年あの時間には黙祷を捧げてます。
神戸の街はすっかりきれいになりましたけれど、親しい人を失った人々は、悲しみを背負いながら生活されているのでしょうね。