豊田市小原地区 にある
大平白山神社へ…行く!!
鳥居の前の石灯籠はピッカピカ…
この石灯籠だけめちゃ新しくて…
その他、境内は、山の中に同化して佇んでいる感のする大平白山神社
鳥居は…石灯籠のようにピッカピカじゃなくて…歴史の重みを感じます…
鳥居の奥は石段が続く…
石段を上って
けっこう急です…
神頼みするにも健康が一番…足腰が弱くなると、拝殿までたどり着けませんからね…
手水鉢は、普通の水道の蛇口でした…
手を浄めて…さらには持参している手指消毒液で神様を安心させてから
拝殿にて
二礼二拍手一礼…
いいことがはくさん…もとい…たくさんありますようにと
この拝殿の奥に本殿が…繋がっていました…
本殿の左右には
狛犬
境内社…浅間社
他にも囲われていて立ち寄れそうもない神聖な場所に境内社が二社並んでました…
樹齢250年以上のスギの木
食べスギ…飲みスギには気をつけます…スギたことはくよくよしないで…
まさに神羅万象といった四字熟語がすぐに浮かんでくるような境内
この大平白山神社で
2021年秋に…
大平白山神社600年記念祭が行われ
その前夜祭として、ここ大平白山神社で
東京大衆歌謡楽団の演奏があったので、聴きにいってきた訳…
東京大衆歌謡楽団
強烈過ぎるほどの…
大正もしくは昭和初期???
ノスタルジックなサウンドに…
そして風貌に…驚愕した4人組…
アコーディオン髙島雄次郎さんと
ウッドベース髙島龍三郎さんとバンジョーは髙島圭四郎さん
そしてボーカルの髙島孝太郎さんとのカルテット!!
漂う雰囲気が…
それはもう
ただものではなくて…
昭和初期に…
あたかもタイムスリップしたかのよう
ボーカルの方
髙島孝太郎さんなんか…
特に…
昭和初期を想起させる
まんまるのメガネ…
髪はびしっと決めた七三分け
黒のスーツ…
背広を着て…笑
直立不動の姿勢で唄う…
なんか…
私が
子供の頃に…
大晦日やお正月に
NHKなどで…「懐かしのあの唄」みたいな特番で…
古い白黒の映像とともに…聴こえてきたような…
そんな澄んだ高音の歌声…
それが逆にかえって、今となっては新たなサウンドに聴こえちゃうから摩訶不思議
令和のこの時代に…雰囲気は
あの大正~昭和のままでした…
で、この森羅万象な神社の境内に溶け込んでいるといいましょうか…
さらに驚くのはお客さん…
私なんか若い!若い!!!
どうやって、あの急な石段を上ってきたのかと思える人まではくさん!!…もとい…たくさん!!
歩行もままならない方まで、境内に駆け付けている!!
そんな中、時間通りに4人が登場して
まず歌うは
「サーカスの唄」
アコーディオンが鳴り響き
それに呼応するかのように
刻むウッドベースの音
そして
歌い出す髙島孝太郎さんの神様の声のようにも思える
高音のテノールの唄声が響き渡る!響き渡る!!
正直、初めて聴いた曲かも…
昭和生まれの私にもわかんない…
えっ??じゃあ、どうして「サーカスの唄」って分かったかというと
唄い出しの♪旅の燕寂しかないか~の歌詞をメモしておいて、そのとおりにググってみたら、そうヒットしたから…
それにしても、昭和!昭和!!
マイクも昭和初期のモデル
で…直立不動で…歌っている時の手は揉み手で…
それが…その揉み手がなんとも印象的…
それにしても
神様のよーに透き通った高音ボイス
髙島孝太郎さんの唄声に
アコーディオン髙島雄次郎さんの奏でる音色が
ノスタルジック感を誘う!誘う!!
MC担当はアコーディオンの髙島雄次郎さん
「懐かしくも麗しいみなさま、東京大衆歌謡楽団です」とまずはご挨拶、さらに
「この大平白山神社の600年記念祭前夜祭に対し、今や視界に君臨する熱と力の結晶、我々東京大衆歌謡楽団によって組まれた歌の花束をささげる光栄をお許しください」とご挨拶
「胸張って人生の花を謳歌しよう!時代は歌わん!我らの唄を…続いては昭和11年の…」と次に歌う曲の紹介を挟んで
「東京ラプソディー」
古賀メロディーの…この昭和歌謡
♪楽し都 恋の都 夢のパラダイスよ 花の東京~
このサビは私でもよーく知っている!!
唄い終えてのMCは、ずっとアコーディオンの髙島雄次郎さん
「改めて東京大衆歌謡楽団です」と再度紹介をし
懐かしくも麗しきあの時代の日本の歌、心の唄、多くの名曲を歌ってまいりたいと語って
ここで、メンバー紹介は、自己紹介ふうに…
アコーディオンの髙島雄次郎さんは、昭和60年生まれ
ウッドベース髙島龍三郎さんは、昭和62年生まれ
バンジョーの髙島圭四郎さんは、平成元年生まれ
唄は髙島孝太郎さん
ここで、アコーディオンの髙島雄次郎さんが
「この4人は兄弟で、長男がボーカルの孝太郎、お生まれはいつ?」
「昭和58年」と孝太郎さんが答えると
次男がアコーディオンの雄次郎、三男がウッドベースの龍三郎、四男がバンジョーの圭四郎、上から太郎、次郎、三郎、四郎、実の兄弟だと
実の兄弟じゃないかと言われるけど両親とも同じだと…
懐メロを演奏するため、故郷、富山を出て…と語った後
圭四郎さんをみながら「お前らはまだ小さかったから、よく泣いていた…その時、俺はお前に「おい、泣くな、泣くんじゃない」と怒った…泣くな弟よ!弟よ!泣くな!」と
「人生の並木道」
またまた古賀メロディー
♪泣くな妹よ 妹よ泣くな 泣けば幼い 二人して 故郷を捨てた 甲斐がない~
この歌い出しは記憶の片隅に残ってる
小学生の頃、みたくもなかった歌番組「演歌の花道」を親がつけるので、耳にしてたからでしょうか…
今の時代には合わない古くさい歌詞ですが、古賀メロディーの魔法…なぜかメロディが心にしみる~
「純情二重奏」
霧島昇さんと高峰三枝子さんの唄
(霧島昇さん)
君もわたしも みなし子の
ふたり寄り添い 竜胆摘めど
誰に捧げん 花束花輪
谺こたえよ 亡き母こいし
(高峰三枝子さん)
母の形見の 鏡掛け
色もなつかし 友禅模様
抱けばほほえむ 花嫁すがた
むかし乙女の 亡き母こいし
まるで短歌や俳句のような歌詞で綴られた曲
限定された音数でドラマ性を感じさせる歌詞を描いた西條八十さんにあっぱれ!その世界観を見事に醸し出してくれる髙島孝太郎さんの唄…アコーディオンの雄次郎さんにあっぱれ!
「純情二重奏」は、霧島昇さんと高峰三枝子さんの歌、多くの名曲がございます…そして、多くの名歌手がおられます。次に演奏する曲も、なかなかいい男でございまして、灰田勝彦さんは、思い込んだら命懸け、そんな男の心を持った男、そんな灰田勝彦さんの歌
「煌めく星座」
まったりしたメロディーには郷愁感が漂う感じで、
そして、続いては、自然発生する手拍子の中
「いとしあの星」
ウッドベースの響きが心地よい!歩むような曲調に、アコーディオンの響きが森に溶けこむようで
「東京の花売り娘」
♪ジャズホールの灯かげでアメリカ兵のジャンパーを追う甘い風~
歌詞からすると戦後のアメリカ人に向けての売春を示唆する娼婦の唄??のようなので悲しげではあるけれども、街は活気に満ちてて、希望や明るさを感じるなんとも不思議な一曲…
「バタやんです…田端義夫さんが歌われたのが次の曲」と
「かえり船」
♪波の背の背に 揺られて揺れて~
この歌い出しは、どこか心に残っている
続いて
「上海帰りのリル」
この歌も知っている…タンゴの軽快なリズムが実に心地よくて
♪船を見つめていた
ハマのキャバレーにいた
風の噂はリル リル ~
津村謙さんはよく知らないけど
髙島孝太郎さんのビロードの唄声は実に気持ちいい!!
歌い終えて
「ビロードの歌声で知られた津村謙さんの歌わられた「上海帰りのリル」をお聴きいただきました」と曲紹介のあとに
我々の出身は、富山県ですが、津村謙さんも富山県出身であることを伝えて
次の曲は、近江俊郎さんの
「山小舎の灯」
高嶋孝太郎さん、澄んだ歌声、まさに昭和初期の雰囲気、ノンビブラードで歌い上げる!
続いては、またまた手拍子発生
津村謙さんの
「流れの旅路」
♪紅いマフラーを いつまで振って 名残り惜しむか あの娘馬車は~
これ、津村謙さんの最初のヒット曲だったようで…
歌い終えて、「お兄さん、龍三郎さん、圭四郎さん、みなさんをご覧ください…若い人が多いじゃないですか?あまり、昔の曲ばかりをやっていても怒られます…そこで、ぐっと新しくしましょう…新しいと言ったらAKBとかEXILEとか、そうそうたる面々…その中で、今流行りの春日八郎さん」と笑わせて
「赤いランプの終列車」
まさに列車に乗っているようなリズムにのせて
♪ベルが鳴る ベルが鳴る
さらばと告げて 手を振る君は赤いランプの終列車~
こんな昔から
「駅」は別れの舞台として歌われていたんですね…と新たな発見も…
歌い終えて
「時間というのは過ぎるのは早いもので、我々の演奏も後、2曲となりました…お別れの時間が迫っております…お兄さんがよく歌っていると藤山一郎さんに似てる…東海林太郎さんに似てる…霧島昇さんに似てる…田端義夫さんに似てる…いろいろですよ…また多く似てると言われるのが、岡本敦郎さん…岡本敦郎さんは、女学校の先生だった…女学校の先生を辞め歌手の道に入った…そんな方だったよう…では、そんな岡本敦郎さんの歌われた歌を、少し前の朝ドラ「エール」という古関裕而さんがモデルになったドラマで、この曲はその古関裕而さんが作曲された曲」と
「高原列車は行く」
どこかで聴いたことのあるメロディー
もう、まさに情景がストレートに心に浮かぶ…
この歌、初めて聴いたかも知れないけれど…
そろそろ、お別れの時間です…最後に演奏する曲です…我々、昨日は豊田市の駅前の方に泊まっていて、今朝、こちらに向かった…そしたら途中、サイクリングの方がたくさんいらっしゃる訳…いろいろな丘を越え山を越え、そんな中、僕たちは、その橫を車ですっと通って行った…お別れの曲は、そんなサイクリングの光景にぴったりの曲…歌われたのは、小坂一也さん、どういう曲を歌っていたかというと「ワゴン・マスター」…そんな方が、この曲、古賀メロディーを歌った…そんな不思議な曲…しかし、これがメロディーがいい…歌詞がいい…お別れの曲と
「青春サイクリング」
爽やかな風を運んでくれる…ここは豊田の山の中…風が実に心地よくて…
♪サイクリング サイクリング ヤッホー ヤッホー
今「ヤッホー」っていう若者がどれくらいいるんだろう…
久しぶりにこの言葉訊いたなとしみじみ…笑
東京大衆歌謡楽団、みなさん、長い時間、お付き合いくださいまして、ありがとうございました、と挨拶すれば、
鳴りやまぬ拍手!拍手!拍手に応えてアンコール!
ありがとう…これだけの多くのアンコールがもらえると思っていませんでした…しかし、アンコール曲は、用意してございます…アンコールをいただけなかったら、どうしようと思っていました…
しかし、600年記念というのは、本当に素晴らしいことです…今は、新型コロナウイルスが猛威をふるっていないですね…ちょっと落ち着いて参りましたけど、昔のような生活に戻ることはまだできないようで、みんなでお酒をのむことも少し控えなくてはならない…次の曲は、知る人ぞ知る、知らない人は知らない、そんな名曲…古賀政男さんが作った曲…外国には、乾杯の歌があるのに、こういうおめでたいときに、歌う歌が日本にはない…ということで作られた曲
みなさん、お手拍子をいただけたらと誘って
「酒の中から」
♪夜が更けりゃ 胸も弾むよ高鳴るよ まだまだ歌おう我が友よ~
ああ、楽しさは酒の中から浮いてくる
酒の中から どどんと どんと どんと 浮いてくる~
実に楽しい宴会ソング
私は初めて聴いたけど…
歌い終えたところで、ゲストを呼び込む…
僕たちの門をたたいてきた男が、ふたりいると
僕たちは懐メロが大好きで、ぜひみなさまの下で働かせてもらいたいと、そう言ってらっしゃる…最初は、設営とかを手伝ってくれていた…普段、僕たちの演奏している場所には、ギターがある…
そのギターをみて
「少し弾かせてもらっていいですか?」「お前、ギターを弾いたことがあるのか?」「いや、ないです…でも、僕はまだ若いからいけると思います…これから頑張れば、みなさんに追い付けると思います…」とおっしゃった
それじゃあ、やってもらおうじゃないかということで二人にギターをもたせた、と言って
なかなかでてこないのをじれったく感じて、はやくでてきなさいよ!と声をかけつつ、出てきたところで自己紹介
一人は、1997年、平成9年生まれ、コヤマトモヤさん
もう一人は、1998年、平成10年生まれ、ナルキさん
声がききとりづらかったのか、ちょっと何を言ってるか、わからなかったけど、平成9年、10年生まれは、まだこんなに小さいでしょう?と小人くらいの大きさを手で示して、笑いをとりつつ
さすがに、そんなことはないか!時代というのは、過ぎるのが早いもの、僕たちも、昔、4、5年前は、若い、若いと言われました…最近、若いと言われなくなりました…四男の圭四郎は、平成元年生まれ、若いねって言われていたけど、ここ1、2年は、言われていない…そして、この二人、平成9年、10年生まれが入りましたら、みなさん、キョトンとされているところが、不思議なところ、二人は、一緒に住んでまして、浅草の川を渡ったところに、野宿をしている訳ではなく、ちょっと斜めになった建物に住んでいる…二人に一緒に演奏してもらうのは、「あなた」「なーんだい」でみなさん、耳になじみのあるディックミネと星玲子さんの歌
「二人は若い」
たぶん、平成9年、10年生まれの二人が入ったからでしょうか?
歌い出しはゆっくりと…間奏は、疾走感溢れるアコーディオンの響き
お別れの曲で、最後に演奏するのは、「オカッパル」と呼ばれた岡晴男の歌でと
「憧れのハワイ航路」
そして、メドレーで
「青春パラダイス」
歌い終えて
東京大衆歌謡楽団でした…みなさん、お聴きくださいまして、誠にありがとうございます…二回めの演奏もあります…参拝をお済みでない方は、しっかり参拝して、こちらに戻っていただければと
これにて、第一部終了
私の生まれる前の昭和は逆にめちゃめちゃ新鮮で…
まさに
私の知らない…昭和初期へとタイムスリップ
昭和初期の雰囲気をプチ体験!!
まるで
タイムマシーンにのって
私の生まれる前をプチ体験したような感動…
古き良き昭和…
ああ、新型コロナウイルスなんてない…
あの時代に戻りたい…
って、もしその時代に戻ったら
私、存在すらしてないんですけどね…(笑
アコーディオンの髙島雄次郎さんと
ウッドベース髙島龍三郎さんと
そしてボーカルの髙島孝太郎さんと
第二部までの、その間、参拝する髙島孝太郎さん!
オマケの写真は…秋の山桜
花を眺めながら時間潰しをし…第二部を待って…
続く…
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