富屋食堂
ここは、今では…
特攻の母鳥濱トメ資料館「ホタル館」
…となっており…
ここもぜひ知覧に行った際に…訪ねてみたい場所であった…
富屋食堂
昭和17年に
この富屋食堂が陸軍の指定食堂になったため
陸軍知覧飛行場の飛行隊員が訪れるようになった…
昭和20年に特攻作戦が始まると…
知覧から出撃する特攻機の見送りを続け…
隊員が憲兵の検閲を避けるためにトメさんに託した手紙を代理で投函したほか…
個々の隊員の出撃の様子を自ら綴った手紙を全国の家族のもとへと送り続けた…とのこと…
当時は…陸軍の指定食堂であったこの場所に…
鳥濱トメさんとふれあった…彼女を「小母」として慕った
…特攻隊員のエピソードを…
事実の羅列だけではなく
あたかも鳥濱トメさんが語っているかのように
パネル展示してまとめられており
知覧特攻平和会館にみられたような…
兵器や軍服などの戦争博物館的な展示は一切なく…
このホタル館は
パネル展示による隊員たちの写真とエピソードと遺品のみ…
…であった…
そのため…
軍事施設の外側の…知覧で最後の時を過ごす特攻隊員の生活風景が垣間見える…
より個々に迫る展示になっており…
知覧特攻平和会館と同様に…ここ「ホタル館」も…
ホントに訪ねてみてよかった…と心から思える資料館でした…
映画化もされ…
有名なエピソードとしては…
「ホタル帰る」
特攻の前日…
トメさんに
「特攻したら、ホタルになって帰ってきます」
…と言い残して出撃、南の空に散る…
翌日の夜、食堂に一匹のホタルが入ってきて
それをみた
富屋食堂にいたトメと娘たち、出撃前の隊員たちは
その一匹のホタルが…彼がホタルになって帰ってきたと思い込み
「同期の桜」を歌い、涙を流した…というエピソード…
ホントに心象風景として
その場面が鮮やかに浮かび上がり…悲しいほどに…
ただ…パネルを読んでいるだけなのに…
心うたれるのです…
明日発つという夜…
みんなはそれまで彼を…日本名だったので…日本人だと思っていたのに…
「アリラン」
…を歌ったという韓国の少尉の話も印象的…
そして…
悲しい…心にぐぐっとくる…
父母を想う…
妻や子を想う…
そんな…二度とあってはいけない…
…と心から感じる…
…特攻隊員のエピソードが…いくつも展示されている中で…
その中で今でもはっきりと心に残っているのは…
U少尉の逸話…
特攻隊員で…
当時の…あの狂気とも感じる偏った思想が
蔓延していた中で
彼は…食堂でトメさんに語る…
「日本は、負けるよ。近いうちにね」と…
トメさんは「憲兵隊に捕まるから止めなさい」と言ったが
彼は聞かなかった…
U少尉はいわゆる特攻隊員が書く
「一撃轟沈・皇国必勝・悠久の大儀」
…という言葉の遺書を書くことを拒否したとのこと
そして検閲を逃れるべく…報道隊員に手紙を渡していた…
「自由な国の勝利は明らかです。日本が負ける事は、国民の方々にとっては、とてつもない事が、訪れますが、しかし私は嬉しい。早く負けて、自由で闊達な国に、生まれ変わってほしい。特攻は一機械です。そんな私に、何も言う権利はありませんが、愛する日本を偉大な国へと導いてくれることを、国民の方々に願うばかりです。明日は自由主義者が、この世から去っていきます。彼の後ろ姿は寂しいですが、心中満足でいっぱいです。さらば、永遠に」
当時の日本の軍政下
敵国の自由主義を標榜することは考えられないこと
…だったのに…
…そう語り…将来の日本の平和を願って…
…南の空に出撃…そして散っていったのです…
祖国の敗北を確信しているU少尉が、
自らのことを…
特攻は一機械
述べれば…
「操縦桿を採る器械、人格もなく感情もなく勿論理性もなく、只敵の空母艦に向つて吸ひつく磁石の中の鉄の一分子に過ぎぬ」
…といった…この言葉は…
実に重くのしかかりました…
戦争をする国にとっては…
人は…単なるコマの一つ…
…だったんだ…
時間を忘れるほど…パネルの
いろいろな
特攻隊員のエピソードを…読んでいくごとに…
熱い想いが溢れ…
…二度と繰り返してはいけないこと…
…であることは明らかであり…
平和憲法をないがしろにしているようにも感じる
政治家にこれらのパネル一つ一つを丁寧に読んでもらいたいと…
下手な海外視察でお金を使うよりも…
この知覧に来て
遺書を…パネルを…すべてに目を通してもらいたい…
そして…
検閲があっただろう…これらの手紙の行間を
しっかりと
読み取ってほしい…
…と…
そう心から思い…
私自身も…また再訪したいと…
心から思いました…
ここは…
国のために…散ってくれて…
特攻隊員はすばらしい…
…ということではなくて…
特攻隊員から教えられたこと…
それは…
生命の大切さ…
家族のきずなの大切さ…
そんな当たり前のこと…
…をあらためて…教えてくれた場所でした…
この庭の池…
空襲がやってきたときは…
鳥濱トメさんも…この中に入って身を細めたとか…
当時の…
鳥濱トメさんの面影がこの池に…見えたような気がしました…
この映画…
ぜひもう一度
観てみたいな…
…きっと…
この知覧の地を訪れたことで…
この映画の印象、感想が…
より迫ったものとして感じられることでしょうね…
ここは、今では…
特攻の母鳥濱トメ資料館「ホタル館」
…となっており…
ここもぜひ知覧に行った際に…訪ねてみたい場所であった…
富屋食堂
昭和17年に
この富屋食堂が陸軍の指定食堂になったため
陸軍知覧飛行場の飛行隊員が訪れるようになった…
昭和20年に特攻作戦が始まると…
知覧から出撃する特攻機の見送りを続け…
隊員が憲兵の検閲を避けるためにトメさんに託した手紙を代理で投函したほか…
個々の隊員の出撃の様子を自ら綴った手紙を全国の家族のもとへと送り続けた…とのこと…
当時は…陸軍の指定食堂であったこの場所に…
鳥濱トメさんとふれあった…彼女を「小母」として慕った
…特攻隊員のエピソードを…
事実の羅列だけではなく
あたかも鳥濱トメさんが語っているかのように
パネル展示してまとめられており
知覧特攻平和会館にみられたような…
兵器や軍服などの戦争博物館的な展示は一切なく…
このホタル館は
パネル展示による隊員たちの写真とエピソードと遺品のみ…
…であった…
そのため…
軍事施設の外側の…知覧で最後の時を過ごす特攻隊員の生活風景が垣間見える…
より個々に迫る展示になっており…
知覧特攻平和会館と同様に…ここ「ホタル館」も…
ホントに訪ねてみてよかった…と心から思える資料館でした…
映画化もされ…
有名なエピソードとしては…
「ホタル帰る」
特攻の前日…
トメさんに
「特攻したら、ホタルになって帰ってきます」
…と言い残して出撃、南の空に散る…
翌日の夜、食堂に一匹のホタルが入ってきて
それをみた
富屋食堂にいたトメと娘たち、出撃前の隊員たちは
その一匹のホタルが…彼がホタルになって帰ってきたと思い込み
「同期の桜」を歌い、涙を流した…というエピソード…
ホントに心象風景として
その場面が鮮やかに浮かび上がり…悲しいほどに…
ただ…パネルを読んでいるだけなのに…
心うたれるのです…
明日発つという夜…
みんなはそれまで彼を…日本名だったので…日本人だと思っていたのに…
「アリラン」
…を歌ったという韓国の少尉の話も印象的…
そして…
悲しい…心にぐぐっとくる…
父母を想う…
妻や子を想う…
そんな…二度とあってはいけない…
…と心から感じる…
…特攻隊員のエピソードが…いくつも展示されている中で…
その中で今でもはっきりと心に残っているのは…
U少尉の逸話…
特攻隊員で…
当時の…あの狂気とも感じる偏った思想が
蔓延していた中で
彼は…食堂でトメさんに語る…
「日本は、負けるよ。近いうちにね」と…
トメさんは「憲兵隊に捕まるから止めなさい」と言ったが
彼は聞かなかった…
U少尉はいわゆる特攻隊員が書く
「一撃轟沈・皇国必勝・悠久の大儀」
…という言葉の遺書を書くことを拒否したとのこと
そして検閲を逃れるべく…報道隊員に手紙を渡していた…
「自由な国の勝利は明らかです。日本が負ける事は、国民の方々にとっては、とてつもない事が、訪れますが、しかし私は嬉しい。早く負けて、自由で闊達な国に、生まれ変わってほしい。特攻は一機械です。そんな私に、何も言う権利はありませんが、愛する日本を偉大な国へと導いてくれることを、国民の方々に願うばかりです。明日は自由主義者が、この世から去っていきます。彼の後ろ姿は寂しいですが、心中満足でいっぱいです。さらば、永遠に」
当時の日本の軍政下
敵国の自由主義を標榜することは考えられないこと
…だったのに…
…そう語り…将来の日本の平和を願って…
…南の空に出撃…そして散っていったのです…
祖国の敗北を確信しているU少尉が、
自らのことを…
特攻は一機械
述べれば…
「操縦桿を採る器械、人格もなく感情もなく勿論理性もなく、只敵の空母艦に向つて吸ひつく磁石の中の鉄の一分子に過ぎぬ」
…といった…この言葉は…
実に重くのしかかりました…
戦争をする国にとっては…
人は…単なるコマの一つ…
…だったんだ…
時間を忘れるほど…パネルの
いろいろな
特攻隊員のエピソードを…読んでいくごとに…
熱い想いが溢れ…
…二度と繰り返してはいけないこと…
…であることは明らかであり…
平和憲法をないがしろにしているようにも感じる
政治家にこれらのパネル一つ一つを丁寧に読んでもらいたいと…
下手な海外視察でお金を使うよりも…
この知覧に来て
遺書を…パネルを…すべてに目を通してもらいたい…
そして…
検閲があっただろう…これらの手紙の行間を
しっかりと
読み取ってほしい…
…と…
そう心から思い…
私自身も…また再訪したいと…
心から思いました…
ここは…
国のために…散ってくれて…
特攻隊員はすばらしい…
…ということではなくて…
特攻隊員から教えられたこと…
それは…
生命の大切さ…
家族のきずなの大切さ…
そんな当たり前のこと…
…をあらためて…教えてくれた場所でした…
この庭の池…
空襲がやってきたときは…
鳥濱トメさんも…この中に入って身を細めたとか…
当時の…
鳥濱トメさんの面影がこの池に…見えたような気がしました…
この映画…
ぜひもう一度
観てみたいな…
…きっと…
この知覧の地を訪れたことで…
この映画の印象、感想が…
より迫ったものとして感じられることでしょうね…
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