新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

福井県にある曹洞宗大本山永平寺を参拝する…前篇

2021-05-06 05:44:54 | 歴史史跡

福井県にある

曹洞宗大本山永平寺

を参拝する…

永平寺は、神奈川県の「總持寺」と並び
全国に15,000余りある曹洞宗の大本山でありまして

永平寺が大本山になったのは江戸時代
1615年に徳川家康公が永平寺法度を発令し
「日本曹洞の末派は永平寺の家訓を守るべし」
という命を発令して永平寺は大本山となったそうな…

創建は、1244年
鎌倉時代「道元禅師」によって開創


永平寺は坐禅修行の道場で
1244年道元禅師のよって
傘松峰大仏寺として建立され
その2年後の1246年に吉祥山永平寺と改めらたそう…
今でも永平寺の修行は禅宗の中で最も厳しいと言われ
「雲水」と呼ばれる修行僧が修行生活を送っているとか…

感想を一言でいえば
壮大!!広い!広い!!
方向音痴な私が修行僧であったら
迷うこと確実!!

初参拝の私も…
何も案内がなかったら
100パーセント迷って


願掛けも…
無事、永平寺から迷わず出られますように…

なんていった願い事に
なりかねないところでしたが…



そこはちゃんと順路が示されていて
そのとおりに歩いたら
ちゃんと、帰路につくことができました…


でも…
途中、今、ここ、どこにいてるんだろうと思ったことはしばしば…


そんな
壮大な…壮大な…壮大な…

想像以上に広かった

「山門・仏殿・法堂・僧堂・庫院・浴室・東司」の禅宗建築7つからなる「七堂伽藍(しちどうがらん)」をおそらく???
順路どおりに廻って拝観した…


ホント、スケールのデカい!!デカい!!
ホント広かった…


曹洞宗大本山永平寺の参拝記をだらだらと…


まずは
観光案内所の自動販売機で
参拝券を購入…





この地図通りに
永平寺の入場門を目指します…





参道の左側には
フツーの民家が立ち並んでいる感じ





こちらはお土産やさん等が立ち並ぶ商店街の通りよりは1本ずれてますので
人通りも少なかったです…


道元禅師の和歌の石碑


「濁りなき心の水にすむ月は 波もくだけて光とぞなる」





心がすっかり
澱んでいる私…



まあ
このとき

私こと
ド少納言???
そのときの気持ちを
一首詠むなら

「濁りなき心の水にすむ月は 波もくだけて光とぞなる」

との道元さまの和歌に対して
この和歌を…

「ニコリもなき 心の中のいらつきは  睨みも効かせて 怒りとぞなる」


職場で…実は
嫌なことがあったのよ!!


今回の参拝で
心が少しでも、心が清まるといいな…

ここを流れる小川のように…





さて綺麗に舗装された参道を歩きます…




川を挟んで
右側には
「柏樹関」という宿泊施設と
「柏樹庵」という寺院
2019年に再建されたようで
ここで「一文字写経体験」ができるみたい…
新型コロナウイルス感染症予防の観点で
私がいった時は行われていなかったけど…





左側には
門前町の街並みに溶け込んだ
郵便局





さてその角を
左に折れれば


永平寺







新しかった参道とは
うって変わって
苔に覆われた緑に包まれた
歴史を感じる
趣の…風情の感じる光景へと…








天地観世音菩薩様




おそらく
道元の詠んだ和歌が
刻まれている石碑…




目に留まった
大きな巨石






これが
永平寺の全景図





通用門に到着


その右側には
池がありまして




舟の上にいらっしゃるのは
一葉観音菩薩さま





曹洞宗の開祖道元が
中国へ渡海した時に嵐に遭い
観音教を唱えると一葉に乗った観音様が現れ、海が穏やかになったとの解説板




設定は
海だけど
なぜかカエル


おそらく
無事カエルといった
オヤジギャグが具象化??されているのでしょう!!





で、さらに
私一葉観音菩薩さまの右側にいらっしゃる
小さな石仏にも目が留まる…








無事に帰れて
安堵感一杯の石仏にみえたのは、きっと私だけでしょう…


さてさて
その池を通り越して
奥に見えるのが

「唐門」



参拝入口右手に見える唐門は
今となっては通ることができないのですが…
昔の参拝者は、この門をくぐって参拝したはず…
樹齢500年と言われる大杉と苔の緑に包まれて
なんとも風情のある…心が凛とするような光景…








さてさて
手を清めてと…
さらには
ひょっとしたらへばりついてるかも知れない
新型コロナウイルスも洗い流してと…笑

この手水舎は
実に最新装置でありまして…





手をかざせば
龍の口から自然に水が流れるように…







「我が身心を清め世界を浄める」






おお、世界に蔓延している
新型コロナウイルスをも浄めたいぞ!!


さてこちらが通用門




新型コロナウイルス感染症対策もばっちり




マスクの着用はもちろん
サーモカメラでの検温も行ってました…
熱があったら、この熱がさがりますようにと
願掛けすることは、今はできません…








通用門をくぐって
すぐ右側には




苔に覆われて

「納経塔」







その手前には
子安地蔵さまでしょうか…

赤ちゃんを抱いたまま
うたた寝…もとい…悟りの世界へと…





まずは入口の常香炉で煙を浴びて身を浄め

「吉祥閣」へと…



入ると目の前に
「五代杉」




ここに案内順路の矢印が掲示されています…


ここでも
永代寺の全景マップを確認





その後は
お寺とは思えない…
まるで、高級な温泉宿等の中にいるような
通路を進みます…




すると…いつの間にか
別の建物へと移動していたようで
そこは

「傘松閣」
別名「絵天井の間」




天井を見上げれば
御覧のように…
これ、1枚1枚、絵が違うらしいのよ…






実に素晴らしいと
このお方も喜んでいますなあ…





230枚の日本画が埋め込まれていて

そのほとんどが花鳥風月をあらわした日本画なのですが
この中に鯉2枚、唐獅子2枚、栗鼠1枚の計5枚の絵が隠されていて
それをみつけると、いいことあるとか…

こだわって見つけたいけど
時間がなくなってしまいそうなので
次の順路へと…

「こい」の絵をみつけたときに
絵が私に、また、こいよ!!とは…
さすがにいいませんが…













曹洞宗管長だった
福山諦法さまの視線で



「絵天井の間」をもう一度





さてさて順路に沿いながら歩くも
どこを歩いてるかさっぱり分からない…
どうやら、こんな回廊を歩いて
いろんなお堂が見て廻れるようになっているようで




ときおり
地図で居場所を確認しつつ
(なんせ、方向音痴なので)





外に見えるのは
「山門」なのね…と




こちらは
「中雀門」なのね…と確認しつつ進む…



続いては

雲水の修行の場である

「僧堂」





別名「雲堂」とも呼ばれ



「雲水」は一畳ほどのスペースのなかで
坐禅や食事・就寝など、日々の修行に励んでいるそうな…





そして仏殿は七堂伽藍の中心ともいえる
「仏殿」へと…







お賽銭箱より
一歩中に入ることができて
より仏様に近づけた気分…




中央には
永平寺のご本尊、釈迦牟尼仏
さらには左右に
未来をつかさどる弥勒仏
過去をつかさどる阿弥陀仏(あみだぶつ)も鎮座されています…
紫の布で見えにくくなっていますが…


渡辺真知子さんの
「迷い道」の歌い出しの世界観???ですな…


♪現在、過去、未来~


唄のラストも
まさに、この回廊が、迷い道くねくね~で…笑







仏殿からの光景で
手前の門が「中雀門」、奥に見えるのが「山門」です…





さらに回廊をどんどん上ります





けっこう「回廊」を上りますが
ここで「かえろう(回廊)」
とは思いません!!

山の上にある

「法堂」をめざして








昔の参拝者は
この石段をひたすら登ったのでしょうね…





仏殿からひたすら回廊を進むと
左側にみえるのは
「承陽門」

奥に見える建物が「承陽殿」







ぐるっと回廊を廻って
「承陽殿」
へと




永平寺でもっとも神聖な場所と言われる「承陽殿」
こちらは道元禅師のお墓である建物御真廟があり
曹洞宗発祥の根源であり、聖地ともいえる場所で
永平寺歴代住職の位牌も祀られているとか…
道元禅師は「承陽大師」とも呼ばれていたことからこの名がついたとのこと















その横にあった
「白山水」とは
白山連峰につらなる湧水のことで
道元禅師の真前にお供えする霊水であるとの解説板









「承陽殿」
から
「承陽門」を眺める…






その奥には

「孤雲閣」



永平寺の2世懐莊禅師の余徳に因んだお堂であるとのこと
立ち入り禁止でございました…


続いては

「法堂」へと…

ちょうど法要がこの場所で行われてて
「雲水」を撮影してはいけないルールとなっていたので
中は撮影できませんでした…










法堂を通り過ぎて
正面には

大光明蔵






正面が「大光明蔵」で、左が「妙高台」




「大光明蔵」とは、「禅師様相見の間」の事であり
現在は、永平寺管主が公式に檀信徒と相見る広間となっているとか…




「妙高台」は特別貴賓室で、天皇家や皇族が行幸された際の御座所の役割を果たしているとか…

もちろん立ち入り禁止です!


今度は
「回廊」を一気に下る…




「回廊」を下るからって
「帰ろう」という気にはまだまだなりません!

「瑞雲閣」








ここから紹介する
「雲水」の食事をつくる台所である
「大庫院」の一部であるらしい…




ときおり窓の外の光景を眺め
昔の参拝者は
この石段を上ってたんだろうなと
想いを馳せつつ



降りてきた回廊を見上げたりしながら
進む!進む!!







「大庫院」には
「韋駄尊天」が祀られていました…

















「大すりこぎ棒」

全長4メートルにもなり、永平寺の名物として有名な「大すりこぎ棒」

この「大すりこぎ棒」を女性が3回なでると料理が上手に
男性はご機嫌取りが上手になるとか???





で…その木造の「大庫院」地下の小部屋が垣間見えまして
フツーに照明の明るい…部屋のようでありました…





まあ、フツーに
食事をつくることができるのでしょうね…
電気等も使って…ご飯を炊いたりしてるんだろうな…

と勝手な妄想を描きながら…



ブログも長くなっているので
次回に続く…








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