勝山城(落水城)址

今日は、豊臣秀吉と石田三成、上杉景勝と直江兼続が会見したと伝えられている、糸魚川市の親不知近くにある、勝山城(落水城)址に行ってきました。

糸魚川ICで高速を降り、国道８号線を西に進みます。
青海地区を通過しているとき、真正面に三角形の山が見えてきますが、それが勝山城址のようです。
２万５千図にも三角点の記号と「勝山」の山名の記載があります。

二つ目の洞門の入り口右に、今は営業していない「勝山ドライブイン」があり、その向い側が登山口です。付近に駐車場がないので、ドライブインの駐車場に車を置きました。

登山口に看板や説明文があり、その横の登山道を登っていきました。
つづら折の急登を登り、標高100mの看板を過ぎるとまもなく、尾根上の一本道になりました。
右に海の波音、左に沢のせせらぎを聞きながらの登りです。
登っていくと、左手に黒姫山が見えてきます。

４０分ほどで山頂に着きました。
山頂は広く平らにしてあり、石の祠と三等三角点がありました。
糸魚川の市街地が見下ろせます。
そして、間近に黒姫山、その奥に焼山～雨飾山が見渡せました。
山頂からさらに５０ｍほど進むと、親不知、子不知海岸が見渡せるところに至りました。

大河ドラマ「天地人」では、この城で豊臣秀吉と石田三成主従、そして、上杉景勝と直江兼続や家臣たちが会見している物語が放映されました。
小栗旬が演じる石田三成が小憎たらしく鼻で笑いながら兼続と話していたシーンが思い出されます。

大河ドラマで紹介された地にもかかわらず、山中であった人は２人のみ。
静かな天地人紀行でした。
ただ、本当にこの地で、秀吉や三成、景勝や兼続が会見したかどうかは、定かではないそうです。