の続きです。
改めて自分がVeganになった経緯を紹介致します。
わたしは2015年の9月からVEGAN(ヴィーガン、完全菜食者)を続けている者です。
ヴィーガンは畜肉・魚介類・乳製品・卵・蜂蜜などのすべての動物性のものを摂らない人のことです。
わたしが此の世の真の救いを求めて確信に至った「殺す者は殺される」「肉食こそがあらゆる人類の苦しみの連鎖に繋がっている」という宇宙の因果律の法則にようやく気付き、Veganを志し、突如Veganになったのは2012年の2月のことです。
わたしは以前から肉の味は好きだったものの、いつの頃からか肉を食べることの身体の害の心配と、家畜を殺しているという罪悪感から、肉を食べるのをやめたいと秘かに意識して生きていました。
なので大豆ミート(肉の代替として作られている製品)などを買っては中華そばに入れたりして食べて、その満腹感や美味しさを実感していたのですが、それでも肉を完全に断つことが叶わず、潜在意識のなかでは相当もがき苦しんでいたのではないかと想います。
その長年の苦悩があったからこそ、わたしはいきなり肉を断つことができたのかもしれません。
2012年の2月から当初外食で誤って口に入れてしまった一度か二度以外は一度も畜肉、畜肉のエキス類などは一切体内に摂り入れていません。
そこまで厳格にこれまで「畜肉断ち」を徹底してこれたのは、一番に、と(屠畜)殺の映像を観たことが大きいだろうと感じています。
その一つの映像がドキュメンタリー映画「アースリングス」です。
Earthlings(アースリングス)
何度もこのブログで申してきましたが、と殺(屠畜)の映像に映る家畜たちの姿は、全員がわたしの家族のように観えてしまった為です。
そのような感覚に陥り続けている以上、畜肉のわずかなエキスを口にすることすら、わたしにとっては本当におぞましいことであり、どうしても避けたいことだからです。
しかし、情けないことにその約5ヵ月後には、わたしは無性にほたてが食べたくなり、ほたてを食べてしまい、そこでVeganを挫折し、魚までも普通に食べるようになってしまったのです。
その期間が、2015年の9月まで続いてしまいました。Vegan挫折後、約3年と2ヶ月もの期間を、わたしは植物と魚介類だけを食すペスクタリアンでいました。
何故、魚介類は食べて、乳製品と卵は避けてきたか、それは畜産業の大量生産の現実が、あまりにも残酷なものであることを知ったからです。
食肉用の家畜だけでなく、乳牛や採卵用の鶏たちが日々虐待を受け続け、最後は処分か殺されてしまう(採卵用に生産された鶏の卵のオスのひよこにおいては、育て上げて食肉用にするほうがお金がかかるため、生まれてすぐに生きたままシュレッダーにかけられてミンチ状にされるか、生きたままゴミ袋に詰めて窒息死させて処分されます)ことを知ったからです。
しかしそれでも、わたしは何度か、食欲に負けて数回卵やチーズを口にしてしまったことがありました。
なので2015年の9月からVeganであると公言していますが、厳密には2016年の4月にチーズを食べてしまい、その月の生理痛がのたうつほど激痛で重かったことから、2016年の4月から完全に畜肉、魚介類、乳製品、卵を口にしていません。
蜂蜜においてはカレーハウスCoCo壱番屋の「特定原材料を含まないカレー(ライス200gで412円)」を数回食べたので口にしてしまっています…それ以外では蜂蜜も避けてきました。
蜂蜜も避けるべきですが、蜂蜜だけは避けて害虫も有益な虫も大量に殺し続けている農薬と化学肥料で栽培された食物を購入し続けることはおかしいことですよね。
それでもできる限り、金銭的な問題が許す限りは避けて行くことを心掛けています。
カレーハウスCoCo壱番屋には、動物由来の原材料を使用していないVegan対応の「ベジタリアンカレー」メニューが以下の店舗にあります。
http://www.ichibanya.co.jp/pdf/vegetarian-curry.pdf
わたしはまだ食べたことがありませんが、具のないベジタリアンカレーに、野菜のトッピングを合わせて食べるとかなり美味しいと想います。(特にオクラ山芋のトッピングがわたしは好きです)
ちなみに中部国際空港にある「カレーハウスCoCo壱番屋セントレア店」では特別に植物性由来の原材料だけで作ったカレーソースを使っており、Vegan対応のメニューが何種類かあるようです。
前回で述べました通りわたしは完全菜食に移行したことによっての不調と感じる症状は一つもないと感じている人間です。
むしろ苦しめられ続けてきた頭痛と生理痛と、ずきずきと痛み続ける胸の良性のしこりの痛みが本当に消えたので救われています。
しかしわたしは肉食時代(17年ほど前)からの鬱症状があり、10年前から重度の引き籠りであり、またお酒を飲む量も多い人間です。
ストレスも酷いためそれらによって不調となっていると考えられる症状は幾つもあります。(また鬱の酷いときは自炊もろくに出来ないので加工食品に偏ることも原因で不調となっていると想います)
でもここ最近、鬱症状が少し良くなって気力のある日が結構あります。(その証拠に半年以上溜めた瓶を5階のマンションから5往復してこないだ全部捨てて来ました。体力も凄くあります。馬の精力がついているのでしょうか。)
ちょうどアシュワガンダという馬の精力がつくと言われているサプリメント(ビーガン対応)を飲みだした次の日からなんです。
アーユルヴェーダの医者が処方するインドの朝鮮人参とも言われるナス科の常緑低木のハーブです。
アシュワガンダは鬱の治療にも効果的であると言われているので期待して先月から飲み続けています。
でもセントジョーンズワートという海外では鬱の人に処方されているハーブとスーパーフードと呼ばれるハワイアンスピルリナというも単細胞微細藻類のサプリメントも同時に摂っているのでその相互作用で効いている可能性もあります。
Eclectic Institute, セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort), 300 mg, 90粒(非GMOベジタリアンカプセル)
Nutrex Hawaii, Pure Hawaiian Spirulina, 500 mg, 400 Tablets
さっきちょうどこのいつも購入しているアメリカのiHerbから届いたので写真に撮ってみました。
左端のオーガニックのドライフルーツのデーツ(ナツメヤシの実)はみちたくん(うさぎ10歳オス)の大好物のおやつです。
Made in Nature, オーガニックDeglet Noorデーツ, Ooh-La-Luscious Supernacks, 6 オンス (170 g)(今は在庫切れとなっていますが多分すぐに入荷すると想います)
デーツは動脈の浄化作用、肝臓機能のサポート、心臓や目の健康、エネルギー補給、整腸作用、貧血改善、痛み止めなど
優れた効能がたくさんあるようです。
想像もしていなかった:デーツを1日3つ食べると、身体に起こる嬉しいこと。
デーツにはカリウムが豊富に含まれていますが、これは心臓の動きをよくするだけでなく、アテローム性動脈硬化のリスクを軽減することが分かっています。
アテローム性動脈硬化とは、血管の内壁にカルシウムがたまることで発生しますが、これにより動脈の血流が狭まり、血流を遮断し重要臓器への酸素や栄養成分の輸送に障害を来すことがあります。
つまり心臓発作などの病気にかかるリスクが格段に高まってしまうのです。
デーツにに含まれるカリウムはナトリウムの過剰摂取による血圧の上昇を抑え、動脈硬化を予防してくれます。
ドライフルーツはあまり好きではなくて食べてこなかったのですが、今月は3袋買ったのでみちたくんと一緒にわたしも食べていこうかと想います。
そのままより紅茶に沈ませて柔らかくして食べるほうが好きです。
アップルサイダー・ビネガーを買ってみました。これを豆乳に混ぜて、チアシードパウダーも入れたりしたらヨーグルト感覚で食べられて美味しいかもしれません。
Jarrow Formulas, オーガニック・アップルサイダー・ビネガー、16 液体 オンス(473 ml)
マザーズミルクティーは母乳がよく出るというハーブティーなのですが消化不良や消化促進にも良いようで先月から飲んでいるハーブティーです。
Traditional Medicinals, オーガニック マザーズミルク®, カフェインフリー, 16 個別包装ティーバッグ, .99 オンス (28 g)
他のアシュワガンダも試してみようと買ってみました。(よく見たらオーガニックじゃなくて残念です…)
あとメラトニン(不眠や鬱に効くとされる)、VEGANブイヨン、VEGAN&動物実験なしの歯磨き粉、シャンプー、天然ヘナ、化粧水です。
また前置きが長くなってしまいましたが、今日も「菜食への移行によって不調になる理由」についての考察の続きをまとめてみたいと想います。
⑪動物性のものは身体に悪いと感じているが、それでも動物性のものを食べたくなることのストレスによる不調
結構理由が被ってきているのですが、これも精神的なものからくる不調です。
動物性のものを摂るほうが身体に良いのではないかと想いながら菜食に移行するのもストレスですが
動物性のものは摂らないほうが良いと信じて菜食に移行したものの動物性のものが食べたくなってしまうストレスはわたしも何度も経験しています。
ただわたしの場合はそこまで持続するストレスでなく、時間が過ぎるか、大豆ミートや美味しい植物料理を食べるかすると食べたいとは想わなくなるというのを繰り返していました。
だから簡単にそのストレスも解消されて不調も起きなかったのかもしれません。
動物性のものを食べたくなったとき、このときの思考回路で、「やっぱり動物性の栄養が必要だからか?」という方向へ行くとますます食べたくなってストレスになるので駄目です。
逆に、動物性のものを食べたくなってしまうのは、調子が悪いときほどジャンクフードなどの身体に悪い食べ物ほど食べたくなってしまうのと同じで、自分の今の食事が間違っているからではないか?と考えると、どの植物を摂取するかに集中できますから、動物性のものを食べたくなるストレスを下げることができるかもしれません。
または屠殺映像を観るなどすると、そのグロテスクさに引いて、それは死体なのだ、本当に自分は死体を食べたいのか?
しかも冷凍しなければ刻一刻と腐敗してゆく死体というものを、食べるつもりなのか。と自問自答を続けることも効果があるかもしれません。
とにかく自分の食べたいもの=肉や魚 ではなく、自分の食べたいもの=美味しくて栄養豊富な植物の食べ物
という考え方を意識して行く必要があります。
⑫良質な植物性油脂を摂っていない為(動物性油脂の代わりに粗悪で安価な植物性油を摂りすぎた為)
使う油は例え植物性であっても慎重になったほうが良いと言われています。
オリーブオイルは健康的だと謳われていますが品質の本当に良いオリーブオイルはほんの一握りの高価なものだけであるようです。
わたしはオリーブオイルはバーチャルウォーターというその作物を製造するためにどれほどの水が使われているか、そして日本はその水をどれほど輸入しているかを推定する仮想水の計算をしてみると、オリーブオイルが特にものすごく水を多く消費していた為、もうそれから買っていません。同じ理由で他に買わなくなったのは蕎麦もそうです。
オリーブオイルはたった大さじ一杯で274リットルも水を消費しています。
ハンバーガーの薄いあのパテ一枚(45g)作るのには927リットル消費しています。
1食分、200グラムのビーフステーキを作るためには4,120リットル必要です。
浴槽の水一杯で200リットルとすると牛肉100gでお風呂10回分+60リットルの2,06トン分です。
吉野家の並の牛丼の牛肉の量が80gです。
お米3合で1665リットルです。3,7合で2053.5リットル。
牛肉100gとお米3.7合どちらかだけで三日間生きてくださいと言われたら多くの人はどちらに手を伸ばすでしょうか?
平成28年度の食料自給率は、カロリーベースでは、小麦及びてんさい等について、作付面積は拡大したものの、天候不順により単収が落ち込み生産量が減少したこと等により、38%となりました。
もし輸入している国で食糧不足、水不足が起きたなら日本はどれほどの国民を養えるのでしょうか。
専門家の研究は、我々が何を食べるかによって水の消費量は大幅に異なることを示唆しているが、食生活が現状のままであれば、水不足は今後もっと深刻になると警告している。
専門家は、水不足は食品生産にも影響が出るため、2050年までに90億に達する予想人口を養うために過激なステップが必要であると指摘している。
一流の水科学者たちは、世界の食糧供給について最も厳格な警告を発し、世界の人々は壊滅的な水不足を回避するため、次の40年間でほぼ完全に菜食に切り替えなければならないと述べている。
人間が摂取するタンパク質の20%は動物性であるが、世界有数の水の科学者による幾つかの研究によれば、2050年まで生存することが期待されている余分な20億人を養うためには動物性タンパク質の摂取を5%に減少する必要があるという。
ストックホルム国際水研究所の報告によると、もし我々が現在の傾向および西洋諸国で共通の食習慣を続けた場合、2050年に予想される90億の人口のため、食料を生産する現在の耕作地に十分な水は利用不可能になると警告している。
しかし、世界の人口が動物性タンパク質の摂取を総カロリーの5%まで限定すれば、水は十分あり、かなりの地域的水不足は、信頼性の高い食品通商システムで満たすことができると述べている。
参考サイト
あと25年で「30億人分の水が足りない」状況になることを報告したウィキリークスがリリースした機密文書 : 原因は世界中で進行し続ける過度な肉食
話が大分と反れてしまいましたが、油については何が良いかはわたしも色んな油を試しているところです。
でももう高価で上質な油であっても有機栽培や自然栽培以外の油は購入しないようにしています。
有機栽培の油であれば遺伝子組み換えのものではまずありませんからそこは安心できます。
わたしが今気に入って使っているオイルは前回の記事にも載せましたひまわり油とココナッツオイルと、あと必須脂肪酸オメガ3が摂れるオーガニックの亜麻仁油(アマニ油)です。
- CRUDIGNOイタリア産有機ヴァージンひまわり油
- Artisana, オーガニックス、生ココナッツオイル、バージン、14 液量オンス (414 g)
- biologicoils オーガニックJAS認証 イタリア産有機アマニオイル 229g (コールドプレス・アマニ油・亜麻仁油・フラックスシードオイル)
オメガ3はえごま油、生のくるみやチアシードも豊富です。
亜麻仁油やえごま油は生で食してください。酸化しやすいので封を開けたら冷蔵庫で保存するよう気をつけてください。
バーチャルウォーターと水不足の問題も本当に深刻で、また落ち込んでしまいました。
続きはまた次回に。