南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

アルゼンチンのラジオ

2006-07-30 19:08:01 | 南米的沖縄生活
アルゼンチンのラジオ「ミートレ」にシルビオが出演することになりました。

アルゼンチンでは7月30日(日)の夜9時00分に始まる
人気番組「Canciones son Amores」
司会は優秀なラジオ番組と司会者に贈られる
「マルティン・フィエロ賞」を何度も受賞している
Nora Perle(ノーラ・ペルレ)さんです。

日本では12時間差なので31日(月)朝9時00分から
ライブで聴くことが出来ます。
Radio Mitre
左上のESCUCHANOS EN VIVOをクリックで聴くことができます。

アルゼンチンのラジオを日本でしかも、ライブで聴ける時代なんですねぇ


ブラジル三昧

2006-07-28 01:59:43 | 南米的沖縄生活
小学校での読み聞かせを再開させたので、図書館に本を借りに行ったら、「世界をささえる一本の木」というブラジルインディアンの本を見つけました。

店でも扱っているガラナとかマンディオカなどの食材や、もともと太陽は鳥達が支配していて、その光を手に入れるために、ベニコンゴウインコの羽を使ったり(カチョの羽、捨てないでおこう!)、イグアスの滝がでてきたり・・・・
南米ブラジルインディアンに伝わるお話が集められています。

作者自らの言葉を借りて言えば、「生命が自然の交響曲を奏でて」いるようなウ"ァルデ・マールのインディオと自然と動物が調和した絵もまたこの本の魅力なのです。

平行して久しぶりに開高健の「オーパ」も再度読み返していたので、ブラジルインディオ達の生活とアマゾンのジャングルと川がここ最近の私の探検の地です。

普段は「気だるくなって仕事が出来なくなるからボサノバは3曲まで」というシルビオの御達しが布かれているので、ここぞとばかり、雨の日はアストラット・ジルベルト、元気の無い日はベッチ・カルバーリョ、ミナギッテル日はエリス・レジーナを聴くまくっております。
こんな日が続いていましたから ついに!昨日!極め付けに!バリグ・ブラジル航空の方が偶然ペーニャにお見えになり、ブラジルなど南米のお話に耽りました。さすがは何度も通った南米通。楽しいお話満載でした。

バリグはアルゼンチンに行くときはいつも使っていた航空会社ですが、現在日本からの発着がなくなってしまったそうです。クリスマスカードも届いたし、機内食はおいしいし、もちろんガラナジュースも飲めたし、私の誕生日にはちっちゃなチョコレートケーキにロウソクともして機内で歌まで歌ってくれたのにぃ・・・・・本当に残念です。

そういえばエリス・レジーナが歌っていました。「ウィスキー・コン・グヮラナァ~♪」って。ピンガではないんですね、あえてウィスキーです。ガラナにはウィスキーが合うんです。レモンを少し絞ってね。

バリグに搭乗したときはよく頼んでいました。
あまんかいでは「カリオカ」という名のカクテルになっています。ご来店の際はどうぞお試しあれ!



         ◆「世界をささえる一本の木」より◆

無名の有名人

2006-07-19 16:59:49 | 南米的沖縄生活
私のマックさんが起動時に「?」を連発し、調子悪くなってしまって、仕事も止まり心配していました。その「マックショック」で私のほうも高熱がでてしまいました。

マックも私も元気になったので、前から見たかった映画「ヨコハマメリー」に行ってきました。(ぴらつかさん、ありがとう)

虚栄の張りぼての有名人より、自分の信念を貫いて不器用に、胸を張って生きる無名の有名人に共感を覚えます。

心無い人の言葉に胸を痛めたであろうメリーさん、少数ではあったけどそんな彼女をやさしく見守るヨコハマの住人。
ビルの狭い通路で小さな折りたたみ椅子2脚に横たわるメリーさんの写真はとても痛々しかったのですが、お里の養老院での白塗りメーキャップをしてない、かわいらしい笑顔にすこしホッとしました。
養老院から友人のシャンソン歌手に当てた手紙の「出来るならまた横浜に戻りたい、まだ私にはたくさんの夢があります」という言葉は印象的でした。メリーさんは過去の伝説の人ではなく、今をまさに生きている人なのですね。宇野千代さんの「生きてゆく私」を思い出しました。そう今を現在進行形で一生懸命生きてゆくんです。

桜坂劇場のお隣の席に座られたのは沖縄の無名の有名人「いっちゃん」でした。ジァンジァンでのシルビオのライブにはいつも来てくださいました。

「ヨコハマメリー」の中にも、主催者が「横浜の人が果たして理解してくれるか」と考えてしまうような公演が難しいコンサートやオペラにメリーさんがいらっしゃると成功するという逸話がでてきますが、沖縄の「いっちゃん」と同じですね。

私はといえば有隣堂、シルクセンター、母が最上階で国旗がのったお子様ランチをご馳走してくれた松坂屋など懐かしの横浜ワード聞きながらメリーさんといっちゃんに囲まれ、過去と現在と横浜と沖縄とをぐるぐる巡っていたのでした。

いろいろな地域にこういった人物がいらっしゃると思うのですが、やさしく受け入れている地域の懐の深さを感じます。

所変わってキューバでは、身なりはみすぼらしいのですが、バラの花をいつも携え、町を歩く女性にプレゼントして自作の詩を贈るというお方がおられました。
私もお会いしたかったのですが、私達が訪れた1年程前にお亡くなりになったそうです。
彼が歩いていたハバナの通りには彼の像が今でも女性達に一輪のバラと詩を贈っています。



ペルーのリズム

2006-07-12 00:36:17 | 南米の音楽Musica
フローレスデュオの4日間のライブが無事終わりました。台風の中お越しいただいた皆様どうもありがとうございました。

ペルーの音楽はよく知られているアンデス地方の音楽だけでなく、海沿いの音楽、強制的にプランテーションで働かされたアフリカ奴隷移民の影響を受けたフェステホやマリネーラ、ランドなどカホン(打楽器)が登場する、とてもダンサブルなものもあり、音楽の幅が広いのです。
今回のライブ、フローレスデュオもいろいろなリズムがでてきて、楽しいライブでした。

フレディのどんなリズムでもこなしてしまう、確かなギターテクニックと優しい人柄を映すボーカル。鋭い音楽センスの光るヘススが自由自在に操る楽器の数々、いつ聞いてもいい感じです。
今回はシルビオが以前、彼らにプレゼントした弦楽器リュートの演奏もありました。シルビオが聴いたら喜ぶぞ!
何曲か一緒に演奏したのですが、歌いながら、ものの1,20分ですべてのアレンジが決まってしまいます。すごいっ!



ライブの合間を縫って、彼らがいつも楽しみにしている、魚料理屋さんに行きましたが残念ながらお休みで恩納村にある別のお店に行きました。



なんだか大真面目に食べてますねぇ。泳ぎに行った後だったので、皆 相当お腹すいていました。おいしかったぁ。大満足。

フレディ、ヘスス、また、一緒に演奏できる日を楽しみにしています。



フローレスデュオの素敵なCDはペーニャあまんかいでも購入することが出来ます。
お問い合わせは098-862-6055まで

「CANCIONERO」2,500円
「FLOREZ DUO en CONCIERTO」2,500円
「FLOREZ DUO Instrumental Album」2,500円

ペルーの珍味~腐らせる編

2006-07-07 07:29:07 | 南米の食Comidas
あまんかいでライブを行っている、フローレス兄弟、二人とも料理が上手なのです。特にお兄さんのフレディの料理を何度か食べたことがありますが、かなりの腕前です。(弟のヘススさんは料理批評も上手い 笑)

夕食を一緒にとりながら、自然と話は南米の料理の話題になりました。

日本代表発酵食品「なっとう」はいつも外国の方々には先入観を持った極悪食品になってしまいます。沖縄では「とうふ」をわざわざベランダで腐らせ、美味しく召し上がる方もいらっしゃいます。

ペルーではじゃがいもなのだそうです。じゃがいもは南米原産でいろいろな種類があり、食べ方も豊富なのですが、特に美味しいのは、じゃがいもを腐らせる方法。皮ごと腐らせて、柔らかくなった部分を水で洗います。そのじゃがいもをひつじの肉とコリアンダーで肉が柔らかくなるまで煮込むのだそうです。ペルーでは王様のスープと呼ばれ「これを食べたらリンダはもうペルーから帰ることができなくなる」のだそうです。
いろいろな意味で恐いです。

死ぬまでにすることのリストの中に追加しときます。