南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

COSQUIN 3 LUNA

2010-01-29 00:09:00 | イベント
今年はメルセデス・ソーサに捧げるフェスティバルになっていますが、去年はもう一人私たちにとっても大切な人を失ってしまいました。デュオ・パマルカの結成のきっかけになったデュオ・サルテーニョのパトリシオ・ヒメネスさん。
お電話でお話したとき「パマルカがアルゼンチンに来たときに共演したいね」と言ってくださいました。(2007年に最後にデュオ・サルテーニョがコスキンフェスティバルにでたときの記事)ペーニャあまんかい2007年1月記事

このフェスティバルでは初めて彼を偲んだのがファクンド・トロでした。スクリーンにはソーサ、パトリシオ・ヒメネス、タマラ・カストロ(黒い帽子がトレードマークだった彼女。ルフィノ市のフェスティバルで一緒に出演したことがあります)ロス・トゥクトゥク、チャンゴ・ニエト、サンドロが映し出され、彼らの持ち歌を歌い追悼していました。

今日は元ロス・ノチェロのボーカル、ホルヘ・ロハスやチャカレラばっかりカラバハルファミリーのロクサーナよりもチャコ代表のステージに心打たれました。
踊りと歌の一体感、ボーカルの心地よさ、構成の巧さ。ミロンガで静かに始まっていく導入部分もかっこいい。完成度の高さが際立ちました。
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ルシアーニ大活躍

2010-01-27 15:03:00 | イベント
今日のEVA AYLLONのステージは最高でした。ギターも
カホンも、もちろん彼女の歌声もパーフェクト。
チャブカの歌も素晴らしいし、アルゼンチンサンバ「アルフォンシーナと海」やタンゴ「ノスタルヒアス」もユニークなアレンジで聴かせてくれました。
私は大好きなんですけれど、アルゼンチンではエバ・アイジョンあまり知られていないようで、びっくりしました。ラジオアナウンサーがしきりに彼女の名前を聞き直していました。
ルシアーニとの共演もありましたね。大満足です。
コスキンが始まった日、ルシアーニさんからシルビオにメールが届きました。「コスキンにいるの?」と。
今年は沖縄から応援していますよ。
今年のコスキンはフランコ・ルシアーニ大活躍、
引っ張りだこです。
昨日ルシアーニさんから送られてきたポスターです。

明日もがんばれ!

COSQUIN 2 LUNA

2010-01-25 23:55:00 | イベント
今日はCANAL7の調子が悪く、ラジオを聴きました。
楽しみにしていたのはチリのインティ・イリマニとキューバのパブロ・ミラネス。
パブロ・ミラネスは出演前から不調が伝えられていたので心配していました。
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インティ・イリマニの演奏

インティ・イリマニが作った曲「UN SON PARA PORTINARI」をメルセデス・ソーサは好んでよく歌っていました。この日はこの曲を彼女に捧げていました。
プレコスキン(コスキンフェスティバルに向けて行われるコンクール。優勝者はコスキンの出場権を得る)の優勝者でギタリストのフェデリコ・ペチアがディアパソンを操る独自のテクで注目を集めました。
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フェデリコ・ペチア

日本にも「カンタアウトーレス」のメンバーとして来日したフォルクローレ・バンドネオン奏者キケ・ポンセ。
パオラ・ベルナルのダイナミックな歌声とバンドネオンのミステリアスなアレンジも良かったです。素晴らしい作詞作曲家(あえて・・)ホルヘ・ファンデルモレ。
トリ務めたパブロ・ミラネス。後で答えたインタビューで4時ごろにはすっかり声が出なくなってしまってステロイド系の強い薬を打って歌ったのだそうです。バンドだけを残し去り、聴衆のアンコールの声にも応えることができずに申し訳なかったと謝っておられました。
彼は5月に行われるアルゼンチン建国200周年イベントに出演する予定です。


COSQUIN 1 LUNA

2010-01-23 14:22:00 | イベント
メルセデス・ソーサへの追悼で始まったCOSQUIN2010
ハイロ、ビクトル・エレリア、レオン・ヒエコ、ペテコ・カラバハル、テレサ・パロディが彼女が歌った思い出の曲でソーサを偲びました。
テレサ・パロディが有名になった当初はソーサの歌声に良く似ていると言われ人気を博しました。
その後、テレサ自身独自の歌い方を模索して現在のスタイルを築いたそうです。

卓越した技術と甘い音色のケーナ奏者Mariana Cayon。
Solededは本当に綺麗になりましたね。もうすぐママになるのだそうです。
「私はもうポンチョを振るのをやめるってインタビューで答えたけれど今日は復活させるわ」といって会場のファンをステージにあげて盛り上がっていました。
今年はインターネットテレビでコスキン中継を見ています。本当に凄い事です。

アルヘンティーノ・ルナ。だいぶお年を召しましたね。彼を見ると高野太郎さんを思い出します。太郎さんがアルヘンティーノ・ルナを東京に呼びました。
残念ながら来日後、太郎さんが体調を壊し、彼自身は舞台に上がれなくなってしまったんです。アルゼンチンのパジャーダを愛した太郎さんでした。
シルビオの旧友オルランド・ベラクルス

サンタフェ代表はシルビオが10代の時、結成した「ロス・リトレーニョス」のメンバーの1人オルランド・ベラクルス作曲によるオーケストラ演奏。ベラクルス自身もギターとボーカルで参加。サンタフェのリズム満載の美しい楽曲でした。

4時過ぎてから最後にLos Tekisの演奏が始まりました。アンディーノ音楽を新しい感覚で表現する彼ら。私たちパマルカがコスキンに出場した時、彼らが1つ前でした。
私はレミス(アルゼンチンのタクシー)にボンボのバチを忘れてしまって、焦っていたのですが、Los Tekisのドラムスの方が貸してくれたんです。そのままになってますが
去年その事を話したら覚えていてくれて「それはあげるよ」って言ってくれましたよ。優しい彼に乾杯!