私の三丁目

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」と共によみがえるあの頃、そして今

名曲の舞台で「津軽海峡・冬景色」を聴く

2009-05-08 23:52:06 | 津軽海峡冬景色

おそらく、私が生まれて初めて買った「演歌」です。

「今頃、そんな昔の話題を持ち出しても」という気もしたのですが、最近物忘れが増えてきた自分の覚えとしてアップすることにしました(苦笑)。

3月21日に復活運転された「はつかり号」に乗車することが決まったときに、なぜか無性にこの曲を聴いてみたくなったのですが、iTunes になかったため、いつものようにamazon.co.jp をワンクリック(爆)。





じっくり聴いてみると、まさに名曲。何十年も前に、青森から青函連絡船で函館へ向かったときのことを懐かしく思い出しました。

私の記憶に間違いがなければ、青森~函館間を往復した経験は二度。ただし、いずれも季節は真夏。津軽海峡・冬景色にうたわれた「雪で曇る窓のガラス拭いてみたけど」というような雰囲気ではありませんでした。

ところが今回は、まだ三月の青森。(いちおう)首都圏に住む私にとしては、「冬景色」に近いものを期待していました。

函館へ向かう列車が出発するまでの3時間ほどの待ち時間を利用して、ぜひ「青森港で津軽海峡・冬景色を聴いてみたい」。これが今回の旅の目的のひとつでした。

夜8時半頃青森駅に到着後、私たちはすぐに改札口を出て、暗闇の中を青函連絡船「八甲田丸」が保存されている、かつての連絡船乗り場へ向かいました。 「ALWAYS (続・)三丁目の夕日」を丸ごと詰め込んだ iPod touch で、「津軽海峡冬景色」を聴くためです。

「冬景色に近いもの」を期待していた私ですが、港へ向かう道の端にはまだ雪が残っており、景色も体感温度も「冬景色」そのものでした。「寒い」というよりも「吹く風が肌に痛い」という感じ。

そんな「期待通りの寒さ」の中、八甲田丸の係留場所に到着した私を待っていたのは、なんと「iPod のフリーズ」でした(泣)。

その後、あまりの寒さに耐えかねて駆け込んだ青森駅のドトールで、冷え切った体に暖かい紅茶を流し込みながら再度リセットを試みたところ、何事も無かったように復活したところをみると、考えられる原因は「低温」のみ。津軽海峡から吹いてくる冷たい風を甘くみていました。

実は「津軽海峡・冬景色」は、もう一台の iPod でしっかりと、もちろん八甲田丸の前で聴くことができました。ただし、名曲の舞台にいながら、私にはそれを味わう余裕などありませんでした(泣)。