ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

音楽家のお墓 Ⅲ  ショパン

2006-11-02 | 音楽

 

            

            今回はショパンです。

     「ピアノの叙情詩人、ピアノの狂想詩人、ピアノの心、ピアノの魂」

     と、19世紀のロシアの作曲家アントン・ルービンシテインは、ショパン

     のことを、こう表現しました。

     ショパンは、まさに、ピアノに徹した作曲家でした。

     ピアノという楽器の性能を、本能的な自然さのうちに、はっきりと見極め、

     その性能を充分に生かして、終生ほとんどピアノ曲ばかりを作曲しま

     した。

     これほどピアノ一辺倒で終始した作曲家がいるでしょうか?

     39歳という短い嵐のような一生を終えて、ショパンは、今、パリのペール・

     ラシューズ墓地に眠っています。

     ショパンの横顔の上に、天使のうなだれた姿も彫られています。

     作者は、クレサンジュ。

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