ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

音楽家のお墓 Ⅷ  ガーシュイン

2006-11-28 | 音楽

 

           

          ニューヨークで大成功を収めたガーシュインは、莫大な富を築いたので

    すが、1923年ホワイトマンからシンフォニックジャズを依頼された彼は、

    ニューヨークの110番街のアパートを借り、古びたアプライトピアノで、

    「ラプソディ-・イン・ブルー」の作曲に取り掛かります。

    3週間という短い時間に曲は完成し、後に「大峡谷(グランドキャニオン)」で

    有名になるグローフェがオーケストレーションを担当して、

    完成した曲は、カーネギーホールとともにクラシックの殿堂であったイオリア

    ン・ホールで初演。

    ラフマニノフやクライスラーといった 当時の一級の音楽家で満席の観衆が

    大盛況だったそうです。

    1937年、映画スターのために音楽会を開いたのですが、演奏の途中、意識を

    失い、一時小康を保ったのですが、数日後再び倒れて、すぐ脳腫瘍の手術

    をしたのも、回復せず、そのまま39歳という短い生涯を終えました。

    アメリカ全土で、ガーシュインに深い哀悼の意を表したそうです。

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