ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

オーケストラアンサンブル金沢設立20周年記念公演

2008-10-07 | 音楽

 

                   

            2008年9月15日(月・祝)

              石川県立音楽堂 
  1・ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番ハ長調op.72b
 2・カンチェーリ/ロンサム(孤軍):偉大なスラヴァ2(に),2人のGKから(日本初演)
3・ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調op.125「合唱付き」

       日本ほど、ベートーヴェンの第9を演奏する(しかも師走)

     国はないし、海外では、そんなに頻繁に演奏されないから、

     海外のオケのメンバーで、第9をやったことがないというケースも

     多い。でもOEKに限っては、故岩城宏之氏が、第9を演奏しすぎる

     傾向に批判的だったことから、おそらく日本のオケの中では

     最も第9を演奏しないのでは?

     私もOEKの第9をきくのは15年ぶり(記念コンサートも逃してたの

     で)

     この日は、ラッキーなことに、1番前の真ん中の席という初めての経験。

     ドキドキしながら娘と並んできく。

     1曲目、序曲「レオノーレ」今回は、憧れのギドン・クレーメルの率いる

     室内オーケストラ,クレメラータ・バルティカと合同で、響きも重厚。

     何より、1番目の真ん中の席って、こんなに音がきこえるんだ!という

     興奮!

     指揮者の方ってこうやってきこえているのか・・・

     左右から、すべるように音が流れてくる!身体全体で音を感じて、もう

     全身しびれる感覚(笑)

     1度是非この席、お勧めします!

     井上さんとOEKの作るベートーヴェン、すばらしいです。

     そして、興奮のクレーメル登場!

     風がささやくような音!人間の奏でる音ではない!

     クレーメルのわずかにきこえるピアニッシモの音に、大音響のオケが

     かぶさる、すごい過激な曲。

     クレーメルがわずか1メートルくらいのところで演奏しているので、

     気が遠くなりそうでした(笑)

     休憩後の第9。華やかな堂々とした演奏。

     井上さんとOEKの第9!いいです。すばらしかった!

     OEK合唱団もよかったし、ソロのソプラノは、先日、国立の合同コンサート

     で歌っていただいた澤畑恵美先生!

     艶のある気品に満ちたソプラノでした。

     興奮のうちに終了した演奏会。

     目の前の憧れのクレーメル・・・

     この日の音は、ずっと私の中に残っていくのだと思う。

   

     

 

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