2009年1月7日(水)
石川県立音楽堂
1・ベートーヴェン 「エグモント」序曲,op.84 2・ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番変ホ長調,op.73「皇帝」 3・《アンコール》 リスト/ラ・カンパネラ 4・ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調,op.92 5・《アンコール》 NHK大河ドラマ「篤姫」~メインテーマ |
2009年ニューイアーコンサートは、今までのワルツのニューイアーと違って、
オールベートーヴェン!
昨年のラ・フォル・ジュルネの総決算といった感じで、豪華なプログラム。
座席は満席で、ラ・フォル・ジュルネ同様、舞台席もできていてすごい熱気。
冒頭「エグモント」序曲、最初からきかせてくれました!鮮烈でしかも各楽器が
上手く響いていて、でも重くなくすっきりした演奏、非常によかったです。
皇帝は、話題のアリス=紗良・オットさん登場でしたが、この日は緊張のためか
不安定な演奏が続き、残念・・・
でもアンコールのリストはすばらしい演奏。井上さんとのインタビューの中で、
ツアーの中で成長していくといわれていたように、きっとツアー後半は、すごくいい
演奏になっていると思います。
休憩後の7番!OEKの十八番のこの曲も、井上さん指揮は初めて。
よかったです。大満足の7番でした!
井上さんがお話されていたように、相反する天使と悪魔、男と女・・・というベートー
ヴェンの性質を見事に表現した演奏。
2楽章の切ない弦の響き、井上さんが踊っていた!軽快でゴージャスな3楽章、
そして爽快な4楽章、テンポも速めで各楽器のコントラストも絶妙、情熱的な渾身
の演奏だったと思います。
アンコールは話題の篤姫のテーマ。
ドラマでは井上さん指揮のN響の演奏で、昨年9月の定期でもききましたが、
やっぱり弦の響きが非常によくて、N響よりも好き!全国ツアーでも受けるでしょうね!
この日は、最初からNHKのカメラがはいっていて、3月29日(日)のNHK教育テレビ
「オーケストラの森」で放送されるとのことです。
満員御礼のニューイアーコンサートでした!