2010年9月20日(月・祝)
2010年9月20日(月・祝)
私は東京・大阪・名古屋・京都などの出張のときは、必ず美術館にいくのだが
今回は、超なかよしのまりちゃんが、この美術館で子供の案内のバイトをしていて、
こんなにいい展覧会、今やってて、チケットもあるよということで、
場所もコンサート会場とすぐ近くなので、コンサート前に2人でるんるんでいってきた。
これは、以前イタリアにいったとき、
http://blog.goo.ne.jp/alal23/e/10fc3b9945b1114d643b0ef674ff8e20
http://blog.goo.ne.jp/alal23/e/ce9c54361e05b36ed2a382a08def03bd
http://blog.goo.ne.jp/alal23/e/992002b703c368ccff5048d4687de141
大感激したフィレンツェのウフィツィに献呈
された、巨匠たちの自画像コレクション。
これは非常におもしろかった。興奮!
それぞれ、メダルとか自分のみせたいものを描いてたりして、その人の性格、
感情がよく表現されてる。
そうだよね、自画像って、集約されるもんね。
ポスターになってるマリー・アントワネットの肖像画家ル・ブラン素晴らしかった。
1番きにいったのはこれ、シャガールの自画像。初めてみた。
いい色だなあ。シャガールの色だけど、これ描くのに8年もかかって、
彼の晩年の作品らしい。
私は美術展にいくと必ず買うのが、クリアファイル。早速シャガールを買う。
演奏会ではパンフレットが凄く多いため、洋服に色をあわせてこのクリアファイルをもって行く
のだ。最近は大阪のサントリーミュ―ジアムでも、モネのお気に入りの絵のをゲット
オペラシティでは、ドガ展のも一緒に購入できたので、初めてのピンク色のドガも
カッチャッタ!
今度は、真由子ちゃんのコンサートに横浜に来るので、これは絶対いきたい美術展。
今のコンサートとタイアップしてるのだ。いい企画。
あと、損保ジャパンはなんとあのゴッホのひまわり所有でした!
おお!ある1部屋に突然、ひまわりが燦然と輝いていた!
そうだ、ここにあったのだ。金の額の中にあるひまわりの、絵具は盛り上がって
いて、ゴッホの息吹がきこえるかのように、そこに存在していた。
随分前、安田火災がものすごい価格で購入し超話題になったとき、私も観に
きていた。
今日、会えるのと思ってなかった。
ゴッホをみるときは、いつも頭がくらくらする。ニューヨークの星月夜もそうだった。
このままコンサートに突入し、芸大は諦めたけど、同じビル内であった
ベルギーアントワープはいった。
チケット割引だったし。
これはシャガールよりも色彩も穏やかなものが多かった。
へんな私・・・いつも色と音に非常に刺激を受けてしまうため、
印象が混じってもだめだし、むずかしいです。
今回は、ものすごいたくさんの絵画の色と、いい音に会えて、
極楽極み状態で、金沢に帰ってきました。
2010年9月18日(土)
1・メンデルスゾーン 弦楽のための交響曲第10番ロ短調
2・ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調
アンコール リスト ラ・カンパネラ
3・武満徹 地平線のドーリア
4・モーツァルト 交響曲第39番変ホ長調
アンコール モーツァルト 行進曲
メンデルスゾーンは曲が変更だった。何と14歳の時の作品!1楽章だけしかなかった。
昨年、井上さんのフィンガルがあまりによくて、ラ・フォルジュルネで、ショパンのバラ2
をきくために、メンデルスゾーンきけないでいたので、大満足。
すっきりきちんとしたメンデルスゾーンらしい演奏!綺麗。
これはすごく私すごく気に入ってるメンデルスゾーン12歳の肖像画。美少年だ。
このころゲーテに会って、「おまえは私のダビデだ」といわれた。
でもメンデルスゾーンって、何でも出来すぎ。38歳で亡くなったのって、ストレスと疲労
でクモ膜下出血っていわれてるけど、
ドーパミン過剰で、脳内モルヒネのバランス悪かったのかしら
と、不謹慎な事を考える。
メンデルスゾーンの曲を聞くと、昨年みたあの美しい自筆譜が浮かんでくるのだ。
http://blog.goo.ne.jp/albalb23/e/2fb4cb4be1231d28a8d40eb09e59971b
この日のプログラムは非常に刺激的!
ピアコンの中で1ばん好きなラベル!このコンチェルトは、ラベルがアメリカに
旅行してジャズにおおいに興味を持ち、ジャズのイディオムを織り込んでいった。
初演は自演したかっったらしいが、健康上の都合実現せず。
広瀬さんのラベル、すごくよかった。まっすぐですっきりした音。パリで学ばれた方。
フランス、パリの音だ!2楽章は少し硬いかなというところもあったけど、
すばらしいテクニック!美しい音だった。いいラベルだったなあ。
ラ・カンパネラもすばらしかったです!
これも好きな写真。ニジンスキーとの連弾の写真。
武満さんも強烈だった。舞台の両脇と、正面に、それぞれ3人?OEKの皆さん、
影の演奏で、舞台のメンバーと距離感と、音の隔たりをとった演奏。
これは、この間の21美の、壁の白と、演奏者の服の黒の強烈なコントラストの
あの刺激といっしょだった。視覚と、音の変化がものすごくおもしろい。
すごいなあ。
モーツアルトは、OEKの井上さんのCDはいつも聞いてるけど、この日はさらにバージョン
アップした演奏。
どの楽器もすごくなっていた。いいですね。ばっちりのモーツアルト。
このブログは、1万字で収めないといけないため、よくオーバーしてしまい、
指揮者講習会の記事のとき、書いてた時に、その部分がUPされなかった。
3楽章の練習で、OEKのコンマス、サイモンさんに、井上さんが[まかせた!」と
舞台で、メンバーの皆さんが英語で話ながら、合わせをして行く貴重な場面があった。
いつもリハーサルを見たい思ってた私は(東京の友人は日フィルかな?よく井上さん
のリハ、いってます)興味しんしんで、流暢な発音で話される江原さん
キンキンになってきいてたのだ。
本番は、「指揮者がどんな役割を果たすか、きいて下さい」と井上さんは、
3楽章だけサンモンサンの弾きぶりになったのだけれど、
1ばん前のど真ん中に座ってた私は、瞬間わかったのだ!
指揮者がいないとき、OEKの皆さんは、それぞれ、素晴らしい音をのびのび奏でていた。
でも音の方向性がばらばら。受講者の指揮の1人が指揮台に立った瞬間、
音が一つになった!ああ、気持ちいい。
音楽をずっとやってると,何歳の時、この曲弾いたなあとか、ある曲をひくと
その時起こってた事、周りの状況がまざまざと再現する事がよくある。
モーツアルト39番の3楽章は、私にとってこの長かった暑かった(笑)
強烈な2010年の夏のメロディーになっちゃった。
これはラベルの『孔雀』のためのイラスト。
端っこがぽケてしまいましたが・・・この日は初めて3階のスターライト席に
娘の同級生グループキャッキャッ娘たちと、生徒さん親子1組もきいてて、
みな、大満足。「またいきた―い」と大騒ぎしてる娘たちです(笑)
もう時間切れ!これから学校、会社、私はひろみさんと合わせ、ピアノ練習、
ダンス、レッスンと続くので(笑)、東京は明日書きますね
2010年9月4日(土)
1・ハイドン 交響曲第103番変ホ長調Hob.I-103「太鼓連打」
2・サン=サーンス チェロ協奏曲第1番イ短調op.23
3・加古隆 黄昏のワルツ
4・加古隆 ポエジー グリーンスリーブス
5・加古隆 フェニックス
6・加古隆 ヴァーミリオンスケープ:朱の風景
だいたい定期の時は、うちにあるCDきいていくのだが、今回はハイドンはなかった。
いいや。会場で感じるままっていうのもいいなとそのまま行った。
1楽章は軽やかなティンパニーだった。いい響きだった。
最近特に古典を聴くとき、ピアノだったらどうなるかっておもってきいたりする。
井上さんの演奏は、フレーズの処理も、強弱の付け方も
実にていねいだ。きちんと音を収める。
私はOEKの音が好きで、ほとんどOEKの音ばっかりきいているが、もちろん
指揮によって、これだけ変わるのかというくらい、音が変わる。
色がないときもたまにある。井上さんの時は、いつもものすごく多色だ。
2楽章もまたよかった。テンポがいい。音の方向が、ものすごくきちんとしていた。
良いハイドンだなあ。モーツアルトのときも、
こんな風にかいたような・・・? 3も4も構築的で、非常に音楽的。すばらしくまとまっている
といい気分になってたらカンタさん。
カンタさんは、よく音楽堂の事務所とか廊下でお話してますが、本当にあたたかい方。
娘さんと空手をなさっているので、うちの少林寺親子と同じだと、時々そのお話も
する。
カンタさんのサン=サーンスはやさしくて力強くて、テクニカルで、
いいコンチェルトだった。カンタさんの音はいつもきいているけど、
いつも人を幸せにしてくれる素晴らしい音。
演奏終わって、井上さんが、舞台のひまわりを1本わたしたら、
舞台そでからそのひまわり、チェロにスポンとさして登場したカンタさん。
キャー楽しい会話だ。いいサン=サーンスをありがとうございます!
加古さんの曲楽しみにしてた。おなじみの曲を加古さんがピアノで、
オケをバックに演奏。わー豪華バージョン!
私は、二胡の李さんと'大河の一滴’を演奏した時、DVDで映画も買って、
金沢の風景をみて、セルゲイのトランペットをきき、加古さんの世界を味わっていた。
朱はどんな感じなんだろう、加古さんの金沢ってどんななんだろうときいたら、
最初はドラの音、パーカッションのきらびやかな雅なスケールの大きい曲だった。
時代の彼方から、大きな古い門がドーンと前に現れたような感じだった。
豪華絢爛。2曲目のリトミコもおもしろいなあと思ってきってたら、
3曲目のヴァーミリオン・スケープは、メシアンの音使いだった。
ああ、これだ。この音が重なると、私の頭の中はアルファー波でいっぱいになる。
ドーパミンかエンドルフィンかよくわからないが、脳の中でどくどく音を出して出てくる感じ
これになると、今の言葉で「やばいなあ」になるのだ。
オスティナートも非常におもしろく、最後の瑞雲になったら、静寂のはりつめた空気の
中、すごい音がきこえてきた。
冬の日本海の音だ。
いつも私は、冬もよく車で砂浜で海をみている。
悲しいし、重いし、せつないし、なんともいえない感情になる。
ああ、最後にこの音がきてしまった。私はまずいとおもいながら、涙をこらえている
音がきこえないように止めるのが精いっぱい。
最後にぼろぼろいってしまった。
加古さんはあの冬のあの風景をみていたのだろうか。
壮大な、火のような、完璧な作品だった。どこも無駄がなかったし、絶妙のバランス
で圧倒的に存在してた。この曲どうなるのですか?
このあとの、21美、新作能は それぞれよすぎて刺激が強すぎて、
言葉で表現できません。書けるようになったら書きます。
真由子ちゃんの音から始まって、今年の夏の終わりは、何という日々だったんだろう。
夏バテなんて出来るはずがない!(笑)
2010年8月27日(金)~30日(月)
2010年8月26日(木)
1・バルトーク 弦楽のためのディベルティメント 第1楽章
2・ラヴェル ツィガーヌ
3・サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソop.28
4・サラサーテ ツィゴイネルワイゼン
5・マウラー4本のヴァイオリンのための協奏曲交響曲イ短調,op.55
6・モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調,K.218
アンコール クライスラー レチタティーヴォとスケルツォ
本当にいい演奏会だった。
最初のOEK+受講生のバルトーク、大好きな曲。ちょっと前にレッスンで弾いていた
生徒さんが演奏していた。来年からバリバリ出てくるんだろうな。受講生のレベルが
非常に高いので、OEKと融合して、ホントにいい演奏。
井上さんの指揮にもぴったり合っていた。
正戸さん、とても力強い演奏。ラヴェルらしい良い演奏だった。ツィガ-ヌのオケ版、
いいなあ。
クララ=ユミ・カンさん、5月にラ・フォル・ジュルネで交流ホールできいていた。
あのときもいい音だったが、短期間にますますよくなって、ものすごい進化だ!
安定していて、音にのびがあり、とてもスケールの大きい演奏だ。
ドイツ生まれの方なんですね。音楽の方向性もいいし、ツィゴイネルワイゼンの
完成度もすごかった。目の前でこんなツィゴイネルワイゼン、きけて幸せでした。
ラ・フォル・ジュルネで、生徒のなっちゃんがすぐフアンになって、写真も撮ってもらってた
。これからすごいでしょうね。
オランダの2週間を思い出した。あのときのメンバーの音は、勢いがあって、ものすごく
音楽的で、しかもすっきりしていた。彼らは、そのすごい流れのまま、国際コンクールで
次々とトップをとっていったのだ。
学食にピアノだけでも、ショパンコンクールの上位入賞者が、たくさんいた。
このIMAの音が、皆そうだ。
マウラ―の曲も非常におもしろかった。
4本のヴァイオリンでどうやって、曲が出来てるのかと思ってたけど、なるほどなあ。
いいバランスで、4重奏になっていてとてもいい曲だった。この編成で、いろいろ曲が
あってもいいのにね。新鮮でした。
演奏の鈴木さん、青木さん、インモ・ヤン君、松本さん、それぞれ確かなテクニックで
のびのびとした音で、良い合わせだった。これからどんどん活躍してくださいね。
最後のシン・ヒョンスさん、ちょうど昨年8月27日、偶然同じ席で、メンコンきいていた。
センスのいい音で、音楽がまっすぐで、すごいスターになるんだろうなあと思った。
この日のモーツアルト!ああ、やっとこの音きけました!
2年前のラ・フォル・ジュルネでケフェレックさんのソロをきいてから(コンチェルト、きけ
なかったのです)ずっと、モーツアルトのコンチェルトの音を探していたような気がする。
シンさん、伸びがあって、軽やかで、正にモーツアルトの音をすばらしく演奏していた。
いいモーツアルトだなあ。井上さんとOEKの完璧なオケの音に、
シンさんの音が重なる・・・見事な調和だった。美しかった。
やっと会えたなあ、この音に。長かった。
ということで、大満足で帰って、次の日から始まった指揮者講習会。
もうすごくて、よすぎて、刺激が強くて、覚醒しそうです。
今日はうちの都合で行けないし、明日は国立の役員会ですが、午後からは少し
行ける!
このスケジュールは出てたのに、事務仕事がぎっしりだったので、
ついのがしてしまい、午後1時から4時までと思っていた。ソンナワケナイノニ・・・
この間も、アルゲリッチのコンサート、3日遅れて逃しちゃった号泣。
来年からは、このぎっしりの夏休み中のレッスンを、早めに調整して、
講習会しっかり生徒と聴講できるようにします
私は、大学卒業後、すぐ金沢へ帰り、ヤマハの講師になった。
6年間勤めたが、3年目から、JOCという作曲のクラスの担当になり、核講師
という北陸の代表の講師になり、各研修に通っていた。
名古屋、静岡のつま恋、三重の合歓の里など、ヤマハの施設に合宿が多かった。
核講師のメンバーは、皆、個性的で、フジテレビのアナウンサーの超難関のオ-ディ
ションの最終まで行った人とか、話していてすごくおもしろかった。このメンバーとも
すごく仲良くなり、よく金沢へ皆、遊びに来た。今でも、私のコンクールの前に、
励ましのメールをくれるやさしい友人もいる。
その当時、名古屋支部の生徒のスターだったのが、上原彩子ちゃんだ。小学校
2年生だったか、そのときすでにヤマハの代表みたいになっていて、
大きなコンサートに必ず出演していた。ショートヘアですごく小柄で、
彩子ちゃんが舞台に出てきて、バリバリ弾きだすと、どよめきがおこったものだ。
そのマスタークラスが、江口先生のレッスンだった。確か東京の本部で何回か
核講師が聴講していた。
久しぶりにお目にかかる江口先生は、やはり素敵で、すばらしかった。
まず生徒さんのことを、とても褒めて、良いところをどんどん指摘して下さる。
選曲の傾向、長い目でみた音楽人生をどう進めていくか、優しく丁寧に、
何より本人の様子を良く見ながら、言葉を選んでくださっている。
自信のない生徒さんの演奏もみるみる見違えるようになっていく。すばらしい!
先生は「金沢って昔からある色彩が、本当に美しいから、皆さんの演奏にも
それがあふれている」とおしゃった。うれしかった。
「もっと太りなさい」といわれている人もいた。私もそうだ。昔からいい音のために
太りなさい、といわれ続けていた。
何の事はない、娘をうんだら立派に肉がつきました・・・
この間、県立音楽堂で、グレンツエンコンクールがあり、初めてコンクールを受けた
子も含めて3人とも、本選に進む事ができた。この先、また別のコンクール、ラ・フォル・
ジュルネのオーディションと、かわいい生徒たちは、今、一生懸命練習している。
子供のレッスンをするようになって、もう20年以上もたつのに、私は、子供た
ちから教わる事が多いなあと思う。レッスンする事は大好きだ。
江口先生のレッスンは、生徒の気持ちを1番大切にされていて、すばらしいものだ
った。
江口先生の音楽的な、人間的な、すばらしいレッスンを聴講出来て、どうやったら
生徒さんそれぞれの音楽人生を豊かに出来るのか、また深く考えられる良い機会に
なりました。
Ⅰのブログでご紹介したいしかわミュージックアカデミー。
結局2日間しか聴講できなかったが、本当にいいレッスンだった。
まず神尾真由子ちゃんのレッスン。19日の公開レッスンもよかったし、
22日のもっとカンタービレも最高によかった。
カプリスも良かった。ドヴォルザークのピアノ5重奏は、
真由子ちゃんとパスキエさんの2ショットなんて、うれしすぎ!音もものすごかった。
あんなドヴォルザーク5重奏初めてだ!
真由子ちゃんのレッスンは、とても丁寧で、1個1個、具体的に、ヴァイオリンの
奏法を丁寧に説明してくれる。
弓の使い方、運指、私はヴァイオリンを弾けないし、使い方もよくわからない
事があった。
真由子ちゃんは、音程も、気になるところはすべてチェックして、どうしたらいい音
が出るか、あらゆる奏法をその場で見せてくれた。
ああいう弓の使い方をすると、真由子ちゃんのあの音がでるのか・・・
まあテクニックの一部に違いないけど、ものすごく勉強になった。
今度横浜で、シュトラウスのソナタがある。これは3月のコンサートで弾く曲だ。
それに、私がどうしても手に入れれなかったカルメンも、真由子ちゃんのCDに
はいってるけど、生できける。
その次の日は、高岡でスプリングソナタだ。前々日に入善で、さやかちゃんも
スプリングだから、もう’比べられない’なんてこといえなくなった。困った。
11月3日には、金沢で、みどりちゃんと井上さんとチャイコだ。
平常心でいられるか心配
みどりちゃんの事は後日書きます。
一方、パスキエさんのレッスン。あのラ・フォル・ジュルネの音が忘れられ
いでいた私。パスキエさんは、思っていた通りの本当に素敵な方だった!
パスキエさんは、あまりご自分で弾かない。でも素晴らしい笑顔で、
どんどん生徒さんの音楽の幅を拡げていく。
英語のレッスンが久しぶりで、ものすごく楽しかった。いつも思うけど、
英語で音楽のレッスンの時は、言葉が全部リズムにのってるように
感じる。私も、げらげらわらいながら、リラックスしてきいていたら、パスキエ
さんもこちらを見られて、にっこり笑いながらレッスンされてる。
1人目の方が終わった後、「ありがとうございました!昨日のドヴォルザーク、
ものすごくよかった。ラ・フォル・ジュルネのメンデルスゾーンのあなたの音は
よすぎて、私はずっと泣いていた」といったら、
「おおー」と握手されて、すごい盛り上がり!
今度の3月のコンサートで弾く、フランクのソナタと悪魔のトリルも聴講でき、
パスキエさんのあたたかい人間性と音楽性に、大ファンとなり、また来年の
ラ・フォル・ジュルネを切望するわたしです
ピアノの、江口先生のレッスンもすばらしかった。
明日、書きたいと思います。
これは誰の作品でしょう?
スペインのマラガの白い大きな家でで生まれたパブロ・ルイス・ピカソが、
アトリエで描いた最初の大作・・・何と15歳!の作品。
すでに15歳で完成されていたピカソの芸術。
ピカソの画集をみていると、これが1人の人間の作品なのかと思うほど、多様性。
芸術家は感動の容器です・・・・画家というものは、充満と虚脱の状態を繰り返し体験します。
これこそ芸術の秘密のすべてです・・・・画家は、彼の感動とヴィジョンをかなぐり捨てたいと
いう緊急な必要性から絵を描くのです ピカソ
金沢でピカソ展があった。版画作品のみの展示。どうしてもいきたかった。
しいのき迎賓館は石川県金沢市広坂に建設された多目的施設。(写真悪いですが)
2006年に事業着手し2010年4月10日に完成した,
旧石川県庁(石川県庁舎)。
http://www.shiinoki-geihinkan.jp/
ピカソの芸術は、彼の目の前に次々現れた女性の影響で、どんどんメタモルフォーゼ
する。
このピカソ展には、ピカソのお孫さんと強い結びつきの長谷川智恵子さんの講演が
あった。
私は全く知らないで行った。
版画展をゆっくり見たら、講演にぴったりの時間になった。
先着順ということだったが、
「ききたいんです」と受付でいったら、係りの方が笑顔で「どうぞ、どうぞ」といってくれた。
こういう偶然性というような事が私はよくある。
長谷川さんは、ご主人が画商の方で、結婚してから突然こういうお仕事に関わったそうだ。
すごく美人で、はっきりとした言葉で、てきぱき話される方だ。
アンディ・ウォーホルのモデルもしたらしい。
彼女の講演は非常に面白かった。
このちょっと前、NHKで長谷川さんの美術館の特集をしたら、来観数が爆発的に
増えたとおっしゃっていた。
その番組、見なかったなあと帰ってから自宅のTVを見たら、ブルーレイに夫が
録画してあった。
いつも夫は、私に見たらいいと思うものを順番にいれてある。
ピカソの前に次々現れた女性たちは、皆、魅力的だ。
IQ240だったゲーテは、その人生の中で、何度も青春が訪れ、常に恋をして、
自分の芸術性を高めていった。
以前、ドイツ、フランクフルトに行った時、ゲーテの生家を訪れ、
愛読書「若きウェテルの悩み」を書いた机を、異常になでまわし、
写真を撮ったまた異常な私(笑)
そのとき、ゲーテが、厳しい父の目を盗んで、ガールフレンドに会うために、
いつも抜け出してきた’窓’というのがあって、
私は、感動して眺めたものだ。
芸術とはそういうものだ。
ピカソの特集、長くなりそう・・・
コンサートも次々あるし、’新、ショパン考’も書きたい事が山のようにあるのだ。
時間が・・・ね、むずかしいです。
いいです。あるときに書きます
2010年7月27日(火)