『トスカ』は、1900年にローマのコスタンツィ劇場で初演されたのですが、
劇場構成と舞台効果に優れたこの作品も、当時のイタリアの政治不安
がからんで、最初は成功しませんでした。
でも前作『ボエーム』同様、まもなく評判となり、各地で盛んに上演され、
今はイタリアオペラの中でも指折りの人気作になっています。
写真はその2幕、トスカに横恋慕する警視総督スカルピアは、自分の意
に従うなら、恋人カヴァラドッシを赦免しようとトスカに迫る。
せっぱつまった彼女は〈歌に生き 恋に生き〉をうたったのち、意を決して
従うふりをし、スカルピアがカヴァラドッシの国外の旅券を書き終えたとき、
隠し持っていたナイフで彼を刺し殺す・・・
クライマックスの場面です。
下の写真は、『トスカ』をかいた頃、トレ・デル・ラーゴにあるプッチーニの
自宅の近くを散歩する銅像。
リアルなその姿は、実際に歩いているように見えます。
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