ピアノと海と花との生活 Ⅱ

~創造する芸術~

オペラ  『トスカ』  プッチーニ

2007-05-22 | 音楽

  

        

    『トスカ』は、1900年にローマのコスタンツィ劇場で初演されたのですが、

    劇場構成と舞台効果に優れたこの作品も、当時のイタリアの政治不安

    がからんで、最初は成功しませんでした。

    でも前作『ボエーム』同様、まもなく評判となり、各地で盛んに上演され、

    今はイタリアオペラの中でも指折りの人気作になっています。

    写真はその2幕、トスカに横恋慕する警視総督スカルピアは、自分の意

    に従うなら、恋人カヴァラドッシを赦免しようとトスカに迫る。

    せっぱつまった彼女は〈歌に生き 恋に生き〉をうたったのち、意を決して

    従うふりをし、スカルピアがカヴァラドッシの国外の旅券を書き終えたとき、

    隠し持っていたナイフで彼を刺し殺す・・・

    クライマックスの場面です。

    下の写真は、『トスカ』をかいた頃、トレ・デル・ラーゴにあるプッチーニの

    自宅の近くを散歩する銅像。

    リアルなその姿は、実際に歩いているように見えます。

        

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