2010年5月25日(水)
2・ベートーヴェン/交響曲 第8番
2010年5月25日(水)
ロスで買ったおもしろいTシャツ着てます(笑)
最近、定期で思うんだけど、昔から大好きで家や車できいていた曲を、実際、目の前で
オケが、演奏してくれて、その迫力とパワーに包まれる瞬間、何ともいえない快感に
つつまれて、次々現実になっていく喜びに、身体がふるえるほどうれしくなり。
こういう経験って、本当にたくさんの方たちに体感してほしい!特にこの定期は、聴かない
人は、人生の大事な1ページをのがしちゃたんじゃないかと思うくらい、よかった。
’色取られた砂漠’神秘的。中間部も好き。ヤングさんの音、なんて凛として、
りりしくていい響きなんでしょう!このあとカッポカッポにはいる快感といったら!(笑)
ロパの声がきこえてくる。実際、崖の下の方にロバが車ひいて歩いてましたよ。
随分前に実際に見た景観が、いっぱいに拡がる!チェレスタの方、うまいです!
’日没’美しい!溜息。この日は泣かないって決めてきたのに、あまりに井上さん、
いい音でせまるものだから、やっぱり
このあたりから、私の頭の中はあののだめちゃんの映画の後編の、アニメで出てくる
ティンカーベルみたいな女の子が跳びまわってホントに大変な事に!
でもテンポといい、音楽の流れ、バランス、全部ホントに素晴らしい!
私、かなり有名な演奏ばっかりCDで聴いて行くんですけど、それを見事に
ほんといい意味で裏切ってくれる毎回の井上さんの演奏。
この曲のテンポ、やっぱりそうですよね。これでなくっちゃ
美しいメロディーと各楽器が、すばらしい調和でなっています。
’豪雨’ ピアノのグリサンドのあとに応酬する嵐と雷光!
ドカーン!わあ!音楽堂に雷が落ちた!
カンタさんのときみたいに、天井のライトが点滅し舞台が真っ暗になり、
ちかちかしてる!私は口を開けて天井をみていたら、マーラーの時も目の前だった、
坂本さんが大笑いしていた
クライマックス、もうさいこう!天地もくつがえす豪雨。大峡谷の壮大な夜の闇・・・
あまりの興奮に、客席も大変なことに!
そしたら井上さんは、ものすごい拍手の後、松井君の帽子をかぶって、
Tシャツで、指揮台の下にあった星条旗をいきなりもって、スーザの’星条旗よ、
永遠なれ!’アンコール!
わ~い!楽しすぎ!お祭り大好きMICKEYDAISUKI
こんな楽しい定期、他でやってるんでしょうか???
OMAKE
という事で、井上さん、また夢のような幸せな時間をありがとうございます
本当に定期会員増えるといいですね私もガンバリマス
今日のⅡのブログはこれで終わりますが、以前から書いていて中断していたⅢの
ブログ、~旅の記録~を、来週から再開したいと思います。
このアメリカ編からスタート!
ツアーで行った旅行だけど、楽しい写真いっぱいあります
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2010年4月4日(日)
2010年5月14日(金)
感動の3日間が終わりました。
昨年のモーツァルトのときは、LFJ金沢フレンズというメンバーだったのですが、
座席がシャッフルで、随分後ろのときもあり、
前が好きな私たちは、一般チケット売り出し開始のときに、
3時間並び、満足な席を用意していたのでした。
赤羽ホールのバラードのチケットも相当買ったなあ(笑)
という事で、公演と公演の間、昨年同様かなり走ったりもしながら、
大好きなラ・フォル・ジュルネを満喫しました!
それでは、はしごした20公演の中から、良かったと思う公演15!(すべて個人的感想です、すみません)
2010年5月3日(月・祝)
公演114 OEK 金 聖響(指揮)
1・シューマン 歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲
2・シューマン 交響曲第3番「ライン」
シューマン唯一の歌劇の序曲。いい曲ですね。
聖響さん、いつものように、がっちり固めて、すばらしかったです。
ラインも大好きな曲。流れがよく、響きが厚かった。
1・シューマン 序曲「ヘルマンとドロテーア」
2・ショパン ピアノ協奏曲第1番
ゲーテの詩によるフランス革命を背景に2人の愛を描いた音楽。井上さん
の解説で、シューマンの生涯の病気の1番大変な時に書かれたと知る。
こんなに「マル・セイエーズ」が出てきて、シューマンの気持ちを考えたら、
泣きそうになった。切なく素晴らしい音楽。
コンチェルトは、朝のリストがとてもよくて、期待大だったのに、各所の
テクニックが・・・うたうところは、非常に美しかったです。
2010年5月4日(火・祝)
石川県立音楽堂 邦楽ホール ドラクロア
公演221 タチアナ・ヴァシリエヴァ(vc)
ブラメナ・マンゴーヴァ(p)
1・シューマン 幻想小曲集
2・ショパン チェロソナタ
LFJ人気のマンゴーヴァさん、登場!場内は一瞬どよめきますが、
音がきこえて、すぐにファンになった私たち。いい音です。バランスもすごい!
それからピアコン、ソロと’マンゴーさん’と過ごした2日目(笑)
チェロの方もすばらしいです!あとから書きますが、コンチェルトもさいこう!
このペア、最強でした。
石川県立音楽堂 コンサートホール フレデリック
1・グラズノフ ショピニアーナ
2.シューマン チェロ協奏曲
ここは、ホールの3分の2くらいまでしかはいってなくて、演奏がすばらしかった
だけに、それは残念。
グラズノフのショピニアーナは、29日のオープンコンサートで、山田さんの指揮で
OEKとの演奏ききましたが、テンポがずっと速く、全体にかっちりしまっていて
私はこちらの方が好きでした。すみません・・・
チェロコンチェルト、素晴らしかった!ロストロポーヴィチ優勝の方、音色も流れも
そして抜群のテクニック!朝もききましたが、コンチェルトのすばらしいことといったら!
彼女の音楽は、キム・ヨナの滑りににていた。大好きです。お綺麗だし。
今回5日に登場する、男性のものすごいピアニストをきいて、男脳と女脳は
基本的に違うのかなあと思ったりもしたけど、こういう演奏にふれると、
女性しか出せない音もあるなあと感激。幸せな時間でした
公演225 ブラメナ・マンゴーヴァ(p)
1・シューマン フモレスケ
2・ショパン 12の練習曲 op.25-7
3・リスト ペトラルカのソネット 第104番
4・リスト メフィスト・ワルツ 第1番
2日目のラストはマンゴーヴァさんのソロ。
すごいですね。チェロとのデュオで始まって、リスト2番弾いて、ソロのコンサート・・・
シューマン、ショパン、大好きな音色です。
リストのペトラルカ104番はよく東京の本番で弾いた曲。
マンゴーヴァさんのリストは、華やかで、優しくて、ダイナミック。
メフィスト・ワルツは本当によくお似合いです。大満足。
2010年5月5日(水・祝)
公演321 ブリジット・エンゲラー(p)
1・メンデルスゾーン 無言歌 op.19-6
2.メンデルスゾーン 無言歌 op.30-6
3・リスト コンソレーション
4・リスト 愛の夢
5・シューマン 間奏曲
6・ショパン ノクターン 嬰ハ短調
7・シューマン 予言の鳥
8・クララ・シューマン(リスト編曲) 秘密のささやき
9・ショパン ノクターン ハ短調
さて最終日。この日のプログラムは、もうどれもこれもすごい!のばっかりで、
フィナーレに向けて、ものすごい予感を感じた。
ベテランのエンゲラーさん。味のある落ち着いたいい音。もうどれも円熟の演奏。
ロビーでCD購入。先輩は私と時間がちがうときサインももらい、写真も撮った。
公演332 ジャン=フレデリック・ヌーブルジュ(p)
1・ショパン ボレロ イ短調
2・ショパン ポロネーズ ハ短調
3・ショパン ノクターン ト長調
4・ショパン 12の練習曲 op,10 4,6,8,9,12
5・ショパン スケルツオ 第1番
ようやく訪れたオールショパンの,大好きな音ばかりの時間。
彼のショパンは、テクニック、音、音楽性、音楽の流れ、どれをとっても、
いい好きなショパン。ボーッとしたお顔の表情なども2人とも気に入り、演奏後、すぐCDを
購入。私は2枚、先輩は1枚。いつも違うのを買い、2倍楽しむ。
バラ2がサントリーホールのライヴではいっていたので、帰宅後すぐきいてみたら、
求めていた音楽の方向性が同じでほっとしました。
私の方がむしろテンポで弾いていた。私はテクニックはまだまだなので、
これから頑張ります!
ようやく辻口さんの今年の作品、’マズルカ’とピンクのマカロン、たべれました
去年は29日からはじまって、2,3,4,5、と毎日’ピアノソナタ’というケーキを
食べていた(笑)今年はずっとハードだったので、やっとここで食べれたのだ!
ラ・フォル・ジュルネとアジア音楽祭だけのシアワセな時間・・・
公演323 アナ・マリア・ヨペック (Vo)
小曽根 真(p)
ショパン(ヨペック編曲) ドゥムカ(あるべきものなく)
ショパン(ヨペック編曲) マズルカ嬰ハ短調 によるポーランド舞曲
小曽根さーん!超キモチヨカッタ!
小曽根さんの楽しみにしていた即興。ホントに気持ち良くて気持ちよくて、
ここだけライヴハウスみたいだったし・・サイン会行けなかったので、帰宅後、
アマゾンですぐCD購入しました。ヨペックさんのも買った
私はポピュラーの仕事をしていた時期も多く、そのとき、アイルランドの民族ポピュラー
みたいの歌ってる人のCDよくきいてたのですが、彼女の身体の芯から絞り出す声、
力強いステップに感動しました。いいペアですね。
小曽根さんの別のCDも先輩から今日2枚かりてきて、くるまの中でライヴ楽しんでます
ここは2人別行動。先輩はピアノのベルトマン・シャマユにいった。
昨年のコロベイニコフとならぶ今年の最高峰だったらしい。
いつもお世話になってます、マイナーレーベルのカデンツアに彼のメンデルスゾーン
を発見!楽しみです。
来年は、コロベイニコフとベルトマン、ケフェレックさん、是非!
金沢に呼んでください!
公演313 OEK 井上道義 (指揮)
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(p)
レジス・パスキエ
ショパン・演奏会用ロンドへ長調
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
もう気分も最高潮で迎えた井上さんとOEK。
エル=バシャさん、文句のつけようありません。すばらしすぎます。
そして、大御所のレジス・パスキエさんのメンコン。
去年は冒頭の邦楽ホールのケフェレックさんのモーツアルトソナタでこんな
いい音に出会える幸せを実感しましたが、
今年は、このベテランの方のメンコンでした。
もう1楽章の高音が響きわたった所から、涙が滝のようにあふれてしまって、
右の1番前だったのに、ああ、大泣き
2楽章で鼻をすすってる音がしないよう気をつけるのが精いっぱい。
オケも最高!井上さん、こんな素晴らしい方、よんでくださって、本当にありがとうございます。
宇宙の音でした。生きてること自体、感謝して、全てがいとおしくなるいい音でした。
この音に出会うために、私もがんばってきたのだと思えて、もう号泣
あの宇宙の果てにとんでいく音は、一生忘れないと思う。
今年の私のNO1は井上さんとパスキエさんとOEKでした!
公演324 アブデル・ラーマン・エル=バシャ(p)
シューマン・クラィスレリアーナ
ショパン・24の前奏曲
この方の頭の中もある意味、宇宙ですね。すべて完璧。何も言いません。
公演314 パリ室内管弦楽団
ジョセフ・スウエンセン(指揮)
ジャン=フレデリック・ヌーブルジュ(p)
メンデルスゾーン・交響曲第4番「イタリア」
シューマン・ピアノコンチェルトイ短調
最後の公演。前のが長くて、大好きなイタリアの1楽章、前の公演とかぶってしまって、
予定では大丈夫だったのに・・・2楽章の前に、係りの人からどうぞ!といわれ
10数人で、団員さんもおおわらいの中、大観衆のコンサートホールに遅れて、
しかも前から4列目にすわる!はずかしい!
ヌーブルジュ君、期待通りのシューマンで最後飾ってくれました。
いいシューマンだったなあ。これからも楽しみですね!
クロージングコンサート 交流ホール
小曽根真
ブルジット・エンゲラー
アブデル・ラーマン・エル=バシャ
この公演は以前からサプライズで、3日にチケット発売だけど、曲は直前にという
ことで、4日だったな?大ホールの入口に出演者の名前が!
小曽根さん、さっきよりかっちりまとめた感じで、初めてきいた人にもわかりやすかったのでは?
個人的にはもっと弾いて~という感じでしたが時間がきまってます。
来年もぜひ、LFJで弾いてlくださいね。
エンゲラーさん、途中まですごくよかったけど、最後が練習不足?
あんな難しい曲ですものね。私なんか何年もかかりそう。CDはすごくよいです。
エル=バシャさん、大丈夫です。どんな状況でも乱れる事はありません。
あの長い長いソロプログラムを完璧にこなしていらっしゃったので、
気もちよくきけました。井上さんもOEKのメンバーも最好調!
満席・立ち見の交流ホール!やっぱりこれがないと終われませんね。
井上さん、OEKの皆さん、たくさんのスタッフの方々。
本当にお疲れさまでした。
そして本当にありがとうございました。
このラ・フォル・ジュルネがどうかどうかずっと続きますように。
そしてこの金沢の興奮が、日本中に拡がって、日本が元気になりますように。
バルセロナの友達がブログにのせてた映像。
地球がいとおしくなって涙がでますよ。
きっと、ショパンも、シューマンも、リストも、メンデルスゾーンも、
こんなところから、喜んでみて、きいてくれていたと思う。
You TUBE The Known Universe by AMNH
http://www.youtube.com/watch?v=17jymDn0W6U&feature=player_embedded#!