フランフランにて（昨日）

1,800円。

自由への道

頭の使い方がまだ硬い人と話してて困るのが、たとえば、統語論だったら統語論の、音韻論だったら音韻論の、テキストに書いてある規則をうのみにしている所だ。

授業で先生がcontroversialな（結論の出ていない）議論ですって言うと、そういう人は軽くパニックを起こしたり、あるいはまったく聞いていなかったりする。（この場合、パニックを起こす方が、先の見込みがある。）

で、わたしがおとな気なくイラッとしてしまうのが、ある言語現象に関して疑問を呈した時に「規則、授業で習いませんでした？」って言う後輩。

いやいや、controversialな話をしてるわけだから。

で、自分の見解をもつきっかけになるようなquestionをわたしは探してるわけだから。

まぁ、わたしの話し方がまわりくどいのがいかんか知らんが。

わたしが気を遣いすぎて自信なさげに話すのがいかんのか知らんが。

まぁ、イラッとする時点で、自分はまだまだ未熟だなと確認するわけです。

でも、勉強ってすればするほど、いろんなことがわかってないとか、いろんなことが実は一定の人たちの共通認識の積み重ねから事実に昇格してるとか、わかって、まぁ、自由になっていくわけです。

わたしより10年長く研究してる先生はやっぱりその10年分、わたしより自由なんだと思うし。

で、その自由を心から満喫していたら、後輩がどうのこうのって思わなくなる、気にならなくなるはずだな、と、なんとなく想像はしています。

長持ちさん

１年目に着方がわからなかった服が、２年目に自然に着れるってことがある。

５年目に、にわかに、似合い出すってこともある。

実体験。