そういえば、最近はどんどん仔馬の誕生が早期化する傾向にあるんですよね。自分が競馬を始めた時は2月生まれでも「ずいぶん早く産まれたんだな~」と思ったものであるが、今では1月生まれもずいぶん多い始末(特に社台生産馬)。それが競馬に対してプラスになるのかマイナスになるのかは分かりませんが、ここで疑問に思ったのは12月に産まれてしまう仔馬っているんじゃないか??ということ。
簡単に馬の妊娠について復習すると、基本的に馬の妊娠期間は11ヶ月とされています。そして、種付けの時期は出産後10日前後で訪れる初回発情の周期となる。もちろん、ここで上手く種がとまるなんていけばいいのだが、世の中そうは上手くない。種がつかないケースも多い。
さて、ここでは、種付けは順調にいくと考えてください。1月の上旬に仔馬を出産した母馬が来年度の出産に向けて種付けを行うのは2月上旬になる(たぶん、これ以上早い種付けは出産日などの問題からありえないでしょう)。2月上旬に種付けされた繁殖牝馬の出産予定日は1月上旬になる。しかし、あくまでも予定日は予定日であり、遅く産まれることもあれば、早く産まれることもある。遅く産まれたら産まれたで母体に危険があるなどの問題もあるが、早く産まれすぎて12月下旬に産まれることってないのであろうか??10年くらい競馬を見ていますが、12月生まれの競走馬って見たことがない。そうならないように牧場側が調整しているのか、もしくは年明けに産まれたことにしているのであろうか・・・。結構気になる(自分だけかもしれないが)
考えてみれば、12月に生まれた場合、その年の2~6月に産まれたであろう同期生と戦うわけになるわけだから辛いわな。その場合、遅生まれってことで豪州産馬と同じ扱いになるのか??8~9月に誕生する豪州産と比べてもずいぶん不利だが。