Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

ドバイワールドC出走馬紹介

2006-03-20 19:02:06 | 海外競馬(ドバイ)

 今週はドバイワールドカップDayのレース展望&出走馬紹介をするつもり。まずはメインのワールドCから。  

 今年のワールドカップは10頭前後になる模様。内訳は日本馬2頭、アメリカ馬5頭、サウジアラビア1頭、英国1頭、そして地元のUAEが1頭。   

 

  Electrocutionist 牡5 9戦7勝 Red Ransom×Elbaaha(父Arazi)
 主な勝ち鞍/05英インターナショナルS(英GⅠ)、05ミラノ大章典(伊GⅠ)  
言わずと知れた、去年の英インターナショナルSでゼンノロブロイを破り優勝したお馬さん。その後、ゴドルフィンへとトレードされ前走のマクトゥームチャレンジ・ラウンドⅢを7馬身差をつけて優勝するとともに、ダート適正を見せつけ一躍最有力候補へと名乗りをあげました(その時の記事)
 マクトゥームチャレンジ・ラウンドⅢのレース振りを見てもほとんど試運転といった感じでまだまだ奥が深そうであり、アメリカ馬にここ2~3年にいたような怪物級がいない今年はここも通過点にも思える。

  Brass Hat せん5 13戦6勝 Prized×Brassy(父Dixie Brass)
 主な勝ち鞍/06ドンH(米GⅠ)
2年連続で優勝馬を出しているアメリカの今年の大将格がこの馬。前走のドンHでは同じくワールドカップに出走する予定のMagna Graduate、Super Frolicらをまったく相手にせず楽勝。重賞2連勝を含む3連勝中と上昇中。ただ、この馬の弱点というかドバイでは不利になる条件として、脚質がどちらかというと差しタイプであること。ドバイのダートは芝と異なり圧倒的に先行有利である為に大勢が決してから2着に突っ込んでくる展開が目に浮かぶ。

  Magna Graduate 牡4 16戦6勝 Honor Grades×Peacock Alley(父Fast Play)
 主な勝ち鞍/05クラークH(米GⅡ)、05ディスカバリーS(米GⅢ)
先述のBrass HatにはドンHで敗北したものの、その前までのクラークHを含む重賞3連勝は見事の一言。今年のアメリカ古馬戦線を引っ張る1頭と見られており、ここでも そこそこやれそう。ドバイに有利な先行タイプであることも魅力的。

  Super Frolic 牡6 33戦11勝 Pine Bluff×Lindsay Frolic(父Mt.Livermore)
 主な戦跡/ホーソーンGC(米GⅡ)、ブリーダーズCクラシック(米GⅠ)4着
こちらもドンHで敗れているが、ブリーダーズC以来の休み明けでは仕方ないか。胸を張って言える戦跡を持っているとは言い難いものの、能力どおり走ればそこそこ走れそう。

  Wilko 牡4 20戦3勝 Awesome Again×Native Roots(父Indian Ridge)
 主な勝ち鞍/04ブリーダーズCジュヴェナイル
デット-リ騎乗で何を間違ったか初のダート出走となったブリーダーズCジュヴェナイルでAfleet Alexを破り優勝してしまった馬。その後はよくありがちなスランプに突入。プリークネスSで12着に大敗した後は休養に入り、復帰後はマリブS以外は3着と意外な安定感を示す。前走のサンタアニタHもLava Manから8馬身離された3着。ここでも3着かしら。

  Choctaw Nation せん6 15戦7勝 Louis Quatorze×Melisma(父Well Decorated)
 主な勝ち鞍/04,05サンディエゴH(米GⅡ)
この馬の最上のパフォーマンスは04年の当時の米最強馬Pleasantly Perfectを並ぶまもなく差しきったサンディエゴHか。それを除いても去年のドバイワールドカップ3着などこのメンバーに入れば威張れる成績。しかし、色気を持って中途半端にためるようであれば去年みたいに微妙な結果に終わりそう。

  Maraahel 牡5 15戦3勝 Alzao×Nasanice(父Nashwan)
 主な戦跡/香港C3着、英チャンピオンS3着、英インターナショナルS3着
こちらもゼンノロブロイが昨年出走したインターナショナルSに出走していたので覚えている方も多いと思う。まさか、この馬がここに使ってくる(登録してくる)とは思わなかった。ここを使ってアジアシリーズにでも行くのかしら。ちなみに、初ダートでドバイワールドCを優勝した馬はSingspielとAlmutawakelの2頭。2着に入った馬もSwainのみ。厳しいかな。

   Chiquitin 牡6 11戦4勝 Fitzcarraldo×Murias(Big Play)
 主な勝ち鞍/05マクトゥームチャレンジ・ラウンドⅢ
前走、2連覇を狙ったマクトゥームチャレンジ・ラウンドⅢがElectrocutionistから7馬身離された2着。正直、かなり厳しい。たとえて言うなら、もう一回ディープインパクトとデルタブルースが京都3200ではなく、阪神3000mで戦うようなもの。

 
 一応、Simpatico BribonがUAEダービーとダブル登録していますが、53キロで走れるこちらに回ってくるのかしら。Simpatico BribonについてはUAEダービーで書こうと思います。一応、登録状況