Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

週末の主な注目レース結果

2006-05-30 22:55:50 | 競馬雑感
 日本ダービー、石橋騎手は全く自信を持って騎乗していたのですね。ゴール前で手綱を緩めての完勝に2年連続の三冠馬出現を誰もが考えたでしょう。アドマイヤメインはもう少しヨシトミが後続に脚を使わせるようなレースをしていたら1着まであったかもしれない印象だが、そればっかりは分からない。もしかしたら3着に下がっていたかもしれない可能性があるわけだし。秋は武豊に戻るだろうから、これもまた注目。昨年はディープインパクトで三冠制覇を果たした男がメイショウサムソンの前に立ちはだかることになる。セイウンスカイみたいなレースやったらサムソンも厳しいような気もするが、どうだろう(そもそも、メインにセイウンスカイ並のスタミナがあるとも思えないのだがね)

 さてさて、先週末はアイルランドで注目のレースが目白押し。アイルランド2000ギニ―では先日の英2000ギニーを楽勝したGeorge Washingtonが、またタタソールズゴールドCでは昨年のカルティエ賞年度代表馬にして、関西テレビの馬場アナウンサーのおかげもあってディープインパクトの最大のライバルとみなされているHurricane Runが今季初戦を迎えました。

 当然のように一番人気に推されたGeorge Washingtonですが、極不良馬場を気にしてか2着に敗北。勝ったのは日本でもお馴染みのA.ムンロ騎手が騎乗したAraffa。前走は英2000ギニーでGeorge Washingtonの4着に敗れていましたが、そこからの逆転激でした。George Washingtonはもともとオブライエンも将来はスプリント路線も考えていると言ったくらいスピードに溢れている馬。1:49.80という勝ちタイムが示すように、この日の馬場に要求されたものはGeorge Washingtonが誇るスピードではなかったのでしょう。レース後、オブライエンから疲れが出たのでセントジェームズパレスSは回避予定と発表されたことは残念。。。

 さて、もう一つのレースはタタソールズゴールドC。ここは前述の通りHurricane Runの今季初戦で注目したのですが、なんと出走馬は僅か3頭。Hurricane Run以外にはもはや説明不要のAlexander Goldrunとよく分からんけれど出てきたLord Admiral。ある意味Lord Admiralがいなけりゃマッチレースになっていたのかね?
 で、結果はHurricane Runが7馬身差をつけ楽勝したと。父親も恐ろしいほどの勝ちっぷりをこのレースで見せたものですが、息子もたいしたものだ。この後は、サンクルー大賞→キングジョージと親父の軌跡をなぞっていく模様。3歳時に既に完成していた印象もあるMontjeuに比べて、Hurricane Runの方はニエル賞や凱旋門賞を見てもまだまだ不完全だった。しかし、ついに本格化。もはや、欧州の古馬にはこの馬を止められる馬はいない。凱旋門賞2連覇の前に立ちはだかるのは地元の3歳馬かディープインパクトとなるのであろう・・・。

 ちなみに、同日行われた愛1000ギニ―では新種牡馬Galileo産駒のNightimeが勝利。その期待度に比べて若干印象が薄かったGalileoですが、ここにきてエンジン全開か。

横山典の2getをデータから考える

2006-05-24 23:47:36 | 競馬雑感

 デビュー以来積み重ねた2get回数33回。既に今年も2get3回。同じく2getの星と言われた橋口調教師が世界の橋口とまで言われるようになり大きく差をつけられてしまった横山典であるが、様々なところで報じられているように去年から禁酒を行い昨年は久々の関東リーディングも獲得した。今年は落馬負傷などもあったが、成績はグングン伸びており乗り馬にさえ恵まれればいつでもGⅠを勝てるだろう。しかし、典の魅力は2get。忘れたころにやってくる2get。今日はそれをいろいろ分析してみたいんだな。しかし、Targetって本当に便利よね

 (1)コース&距離
 まずコース別からいくと
東京・・・15回
中山・・・3回
阪神・・・2回
京都・・・11回
中京・・・2回
 東京コースと京都コースで2getが目立つ。逆に阪神、中山での不調が目立ち、阪神の2回は共にツルマルボーイでの宝塚記念のもの。阪神JFや桜花賞では意外にも2getは無いのだ。コイウタが2着になりそうで3着になったのもここら辺が原因であろうか?中山での3回はメジロライアンの有馬記念、ビコーペガサスのスプリンターズS、ビワシンセイキのフェブラリーSとなっている。こちらも皐月賞での2getはないのね。
 で、さらに距離別で見てみると
1900m以下が8回に対し、2000m以上となると25回と圧倒的に中長距離での2getが目立つ。
 で、コース距離別に集計してみると
1位6回 東京芝2400m・・・主なGⅠ、日本ダービー、ジャパンC
2位4回 東京芝1600m・・・主なGⅠ、安田記念、NHKマイルカップ
3位3回 東京芝2000m・・・主なGⅠ、天皇賞(秋)
3位3回 京都芝3000m・・・主なGⅠ、菊花賞

 本当に東京が得意なのだと痛感。東京ならマイルでも2着に持って来れるってか。これは最後の直線が長く、脚を溜めがちな横山典に有利という関係だろうか?

 (2)戦法
逃げ・・・1回
先行・・・11回
差し・・・14回
後方・・・7回

 横山典で2着といえば、ず~っと道中は一番後ろにいて、最後の直線だけ凄い脚で追い込んでくるという印象を強く持ちがち。しかし、データでは意外にも先行・差しでの2getが多くみられた。だが、上がり3Fで考えると33レース中17レースで最速の上がり、8レースで2位の上がりを繰り出している。差し・追い込みに徹した場合確実に差してくるとも言えるか。

 (3)人気別
1番人気・・・4回
2番人気・・・8回
3番人気・・・6回
4番人気・・・4回
5番人気・・・6回
それ以下・・・5回

 これは結構役に立つのではないであろうか?人気薄でも2着に持ってくるようなイメージがある横山典だが、6番人気以下で2着に来たのは5回しかない。その5回も
6番人気・・・05菊花賞 アドマイヤジャパン(前走の負けが嫌われ人気落ち)
8番人気・・・03宝塚記念 ツルマルボーイ(豪華メンバーの前では仕方ない)
9番人気・・・06NHKマイルC ファイングレイン(前走不利あり&雨の府中で最内枠)
10番人気・・・99秋華賞 クロックワーク(前が超ハイペースで追い込み有利)
11番人気・・・05ジャパンCダート シーキングザダイヤ(今思えば人気無さすぎ)

 と、本来人気になってもおかしくは無かった馬だったり展開・馬場に恵まれたパターンが圧倒的であるのだ。つまり、闇雲に横山典の乗る馬を2着付けにするのではなく、展開面で恵まれそうだったり人気が無さすぎるなどの要因がつかない場合は買うべきでないのである。

 (4)馬番&枠
 馬番が9番以下であると2着は26回あるのに対し、それ以上だと僅か7回しかない。これもまた参考になるか。更に、8枠での2着は1回しかないが、それは8枠といっても13頭立てのもの。純粋な8枠とは言えないものであり、事実馬番15以上で2着になった回数は0回。つまり、横山典が外枠に入った場合、2着は考えなくても良い。

 (5)前走の騎手&着差
 基本的に前走でも横山典が乗っていた場合が21回と2/3近くを占める。前走違うジョッキーが乗っていた場合でも武豊からの乗り替わりが4回、岡部からの乗り替わりが3回。他のジョッキーからの乗り替わりは全部1回だけに、岡部がいない今は武豊からの乗り替わりだけに注意すれば問題無いであろう。
 また、前走の着差は負けた場合でも1.9差まで。それ以上はさすがにない。狙いたいなら前走は1秒以内の負けが望ましい。一番多いのは前走0.1~0.2差での負け。これはもう勝てないと思って2着狙いで行くから・・・??


 で、ダービーのジャリスコライトに当てはめてみると、(1)のコース&距離は東京2400mとベスト(騎手的には)。(2)の戦法も恐らく差しを選択すると思われるから問題無い。(3)はたぶん5番人気以内に入らないであろうと思われるだけに非常に微妙である。右回り→左回りは確実にプラスと言え休み明けを一度叩いた効果も認められる。だが・・・。難しい・・・。(4)はまだ分からない。(5)は前走は横山典で問題なく、1位との差も0.7とほぼ理想的。現時点で(1)、(2)、(5)で積極的買い材料が見受けられるだけに要注意か。でもこんな時に限って1着に来ちゃうのがノリなんだよな~


Barbaroの無事をただただ祈るのみ

2006-05-22 23:36:51 | 海外競馬(アメリカ)

 衝撃のプリークネスSから1日。今から思い起こせばあのスタートゲートを突き破った出来事が原因なのかも分からないがもう出来ることは祈ることしか出来ない。様々な情報によると手術は一応のところ成功したとのことだが、Barbaroにとっての本当の戦いはこれから始まるのであろう。手術は成功した。しかし、それは初めのステップにすぎないのだ。問題はその後。3本の脚で500キロ近い体を支えるという辛い時期が訪れること。流石にテンポイント状態までいかせないと思うが馬にとっては非常に厳しい状態。無事を祈りたい・・・(手術後の様子)

 勝ったBernardiniは非常に素晴らしいレースでしたね。シェイクに初の米クラシック制覇をもたらしたのだからもっと胸を張ってもいいと思う。さすがに心境は複雑であろうがレース内容は本物。たとえ、Barbaroに悲劇が起こっていなかったとしても勝てたかどうかは分からないし、たとえ勝てたとしてもケンタッキーダービーほど圧勝はできなかったのではないだろうか?次は恐らくベルモントSになると思うが、そこでプリークネスS不出走のケンタッキーダービー上位組、Bluegrass Cat、Steppenwolfer等との激突を心待ちにしたい。いずれにしてもBarbaroが故障したレースではなく、Bernardiniが勝ったレース。後々、そのような評価を受けるくらいBernardiniには頑張って欲しい。

 これで、アメリカ三冠路線の見直しは起こるんですかね?最近は最初の二冠を取り、プリークネスSを見送った馬にベルモントSでやられるか、ケンタッキーダービーで何らかの不利を受け少頭数となる残り二冠を順当に持っていくパターンが主流。一人の競馬ファンとしては日程に余裕を与えることができないのかと考えてしまうのですが、向こうではこの厳しい日程を乗り越えてこその三冠馬ですからね・・・。Affirmed以来、約30年近く三冠馬が出ていないという事実を向こうの人たちはどのように捉えているのであろうか・・・・。

 
 あと、いきなり日本の競馬に戻るがヴァ―ミリアンの石坂正よ、あなた大丈夫ですか?サンライズペガサスのローテ問題やサカラートの騎手問題からあまり評価してこなかったがこれは酷すぎる(私はヴァ―ミリアンの馬券は一銭も買っていなかったですが)。馬は体重で走るわけでもなんでもないが調整ミスだろ、明らかに。こんな状態でファンに馬券買わせるなんて愚の骨頂。単勝で圧倒的人気が予想される馬をこんな状態で使うなんてどういう感覚なんですかね?心房細動という話もあるようですがもう一度ちゃんと理由を話すべきでは?


プリークネスS&優駿牝馬展望

2006-05-20 23:10:03 | 競馬雑感

アンリはアーセナルに残留ですってね。バルサ移籍濃厚言われていたのに偉い偉い。ただ単に向こうがアンリの年齢を嫌ったという可能性も否定できませんが。。

 プリークネスS(GⅠ) ピムリコ競馬場1900m

馬  馬名               騎手                   父親
1 Like Now             G.Gomez         Jules  
2 Platinum Couple         V.Espinoza           Tale of the Cat
3 Hemingway's Key        J.Rose                Note Book
4 Greeley's Legacy        R.Migliore             Mr.Greeley
5 Brother Derek               A.Solis                Benchmark
6 Barbaro                       E.Prado       Dynaformer
7 Sweetnorthernsaint       K. Desormeaux     Sweetsouthernsaint
9 Bernardini         J.Castellano         A.P.Indy
8 Diabolical                     R.Dominguez         Artax

 実質的にはケンタッキーダービーを圧勝したBarbaroと外枠に泣いたBrother Derekの争いか。そのケンタッキーダービーで何故か一番人気になったSweetnorthernsaintにはちょいっと厳しい印象。 3戦2勝のBernardiniなんかもいるがいきなりの相手強化で厳しい。


 それはそれで明日は日本でもクラシック。先週までのAコース→Cコース変わりもそんなに気にしなくてもいいと思われる。基本的に例年の傾向からいくとAコースで粘っていた先行馬がCコース代わりで差し馬にゴール前計ったように差しきられるというシーンが目に浮かぶが今日のレースを見る限り内も外も大差無い。ということは競馬の基本インコース勝負・・・?
◎キストゥヘヴン
○ブルーメンブラッド
▲アサヒライジング

 何か言っていることと印に若干矛盾があるも気にしない~


仏1000ギニ―&グレフュ―ル賞結果

2006-05-18 19:08:19 | 海外競馬(欧州)

 眠い目をこすって見たCLファイナル。今まで神がかりなセーブを連発してきて神とまで呼ばれていたレーマンですが最後の最後にやっちゃいましたね(笑)。やっぱり、レーマンにはレーマン(神)ではなくレーマン(笑)の方がよく似合う。
 それにしても、逆転されてからの10分間。アーセナルは攻めるしかないのにスタミナ切れ状態。後半は引きこもりの場面が多かったですが、前半は攻めるサッカーをやっていましたからね。せめて10人ではなく11人でやらせてあげたかった・・・。アンリ移籍濃厚な現状では下手すると最大のチャンスだったわけですからね。

 で、遅くなってしまいましたが仏1000ギニ―について。
 今年は昨年のDivine Proportionsのような化け物がいないために牡馬同様に混戦模様でした。1番人気に推されたのは前哨戦となるグロット賞を勝ったDaltaya。2番人気に推されたのが昨年7月のロベールパパン賞を勝ったNew Girlfriend。ここは昨年のモルニ賞でSilca's Sisterの5着に敗れて以来の出走。以下、ImpressionnanteMauralakanaが並んで3番人気でした。
 レースはNew Girlfriendが逃げ、直線半ばでも先頭を走るところをTie BlackとPrice Tagが一気に追い込み、Price Tagが抜け出しましたが何と内にヨレてしまい1位入線も3位に降着。結局、勝ったのは単勝21倍とやや人気薄だったTie Blackということに。Impressionnanteが2着。一番人気に推されたDaltayaは4着。
 Tie Blackの次走はよく分かりませんが(調教師は少し休みを与えるとも)、1位入線降着のPrice Tagはロイヤルアスコット開催のコロネーションSに向かうとのこと。2位になったImpressionnanteも同レースに向かう模様。

 仏1000ギニ―(GⅠ) ロンシャン1600m

着  馬名          騎手         タイム/着差     父親
1 Tie Black       F.Rohaut    1:36.60     Machiavellian
2 Impressionnante   C.L.Parias     ハナ             デインヒル(GB)
3 Price Tag            P.Bary           1位入線降着     Dansili


 続いて4月15日、フランスのサンクルー競馬場で行われたグレフュ―ル賞。ここには、今年の英ダービーのアンティポストで1番人気に推されているVisinderが出走。相手もノアイユ賞2着のBremenくらいしか見当たらなかった為に1.2倍の圧倒的人気でした。
 結果から言えば4馬身差の楽勝でした。この勝利によってダービーでの人気も上昇。父、Sinnderが歩んだダービー制覇に向けて死角は無しか。ただ、結構辛口評価されている。これも期待の現われなのであろうか・・・。
 

 今日、これから昨年見事イギリスダービー馬に輝いたMotivatorが優勝したことでお馴染みのダンテSに、Palace Episodeが昨年のレーシングポストトロフィー以来の出走(現在3番人気)。父親がMachiavellianだけに勝ったとしても本番のエプソムの2400ではいいお客さんになりそうだが注目したい。
 このレースの一番人気は現在絶好調のコンビ、オブライエン&ファロンが送り出すSeptimus(父Sadller's Wells×母父Darshaanは有名なニックスですね)。レーシングポストトロフィーではPalace Episodeの3着だが距離延長で逆転可能と見られている(ダービーのアンティポストでも4番人気)。
 2番人気はSir Michael Stouteが送り出すBest Alibi(父Kings Best)。この馬もレーシングポストトロフィーでPalace Episodeに負けているんですよね・・・。

 この2頭が人気するなら距離不安でもPalace Episodeはもう少し評価されてもいいと思うのだがな・・・。


フランス2000ギニ―結果

2006-05-16 23:07:43 | 海外競馬(欧州)
 ストの影響で大幅に開始時刻が遅れたフランスの両ギニー。何でも職員のストにぶち切れた観客がパドックと馬場間の通路を封鎖したとのこと(誰か中央でもやらんかね)。それも手伝ってか?今年は抜けた馬が見当たらず混戦模様。

 まず今日、記したのは仏2000ギニ―。一番人気に推されたのは前哨戦となるフォンテンブロー賞を圧勝したStormy River。2番人気に推されたのがそのフォンテンブロー賞でStormy Riverの5馬身差の5着になっていたAussie Rules(2歳時に重賞勝ちあり)。こちらはちょうど1週間前に英2000ギニ―を制覇したA.オブライエン&ファロン人気も手伝った模様。
 で、結果的に勝ったのがAussie Rules。2着もオブライエン厩舎のMarcus  Andronicus。注目されたStormy River直線で一旦は先頭になるも3着でした。
 Aussie Rulesの父親は今年の英2000ギニ―を勝ったGeorge Washingtonと同じデインヒル(2着に入ったMarcus  Andronicusも父デインヒル)。03年に死亡して以降もGⅠ勝ち馬を量産するどころか今年は輪をかけて素晴らしい活躍ですね。
 Aussie Rulesは近親に愛2000ギニ―を勝って英オークスでも2着に入ったYesterdayがいる良血ですが、距離延長はどうであろうか?オブライエンの話では次走は仏ダービー。2着のMarcus  AndronicusはGeorge Washingtonも出走予定の愛2000ギニーになりそう。Stormy Riverも2000がギリギリの印象。調教師の話では次走はロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレスSかジャンプラ賞になるとのこと。 

 仏2000ギニ―(GⅠ) ロンシャン芝1600m

着   馬名         騎手            タイム/着差        父親
1 Aussie Rules       K.Fallon     1:37.00    デインヒル 
2 Marcus  Andronicus    C.Soumillion        1/2     デインヒル
3 Stormy River             T.Thulliez          アタマ    Verglass




コスモバルク、シンガポール航空国際C制覇

2006-05-14 23:40:49 | 競馬雑感
 コスモバルクがシンガポール航空国際Cに勝利!
 レース映像を見ましたが文句無しの内容。メンバーがここ数年に比べて非常に弱いとされていた面もありましたが、勝ったことに変わりはない。田部調教師、五十嵐冬騎手、岡田総帥オメデトウございます。このレースを選んだ陣営の戦略勝ちですな。Valixirは全く見せ場無しの惨敗。もうSeven Starsは厳しいかもしれんね・・・。


 ヴィクトリアマイルはダンスインザムード&北村が見事に勝利。昨日、ガンガレ!と書いた甲斐があるってもんだ。勝因としては1枠を引いたことかね。エアメサイアと枠順が逆だったら逆にやられている可能性が高いだろうし。
 ディアデラノビアは今回もラスト1ハロンで伸びが鈍った印象(オークスの時も若干そう感じた)。中山・阪神よりは東京・京都向きなのであろうが、東京ではラスト1ハロンで鈍り、京都では前残りが多いというどうすりゃいいのよ状態になっている。脚の使いどころが非常に難しいという印象(切れる脚を一瞬しか使えないドリームパスポートに似ているか)。岩田も言っているように本当に乗り難しい馬だと思う。

 さて、ラインクラフト。パドックで吉田均も言っていたように、状態今ひとつの印象。レースも若干出遅れ、少しポジションを上げるも今度は折り合いを欠く。直線に向いても内を突かず、岩田・武ほどには外に出さず、非常に中途半端な進路を選んだ。騎乗もあまり褒められたものではなかったが、個人的に調整段階に問題があったように思える。もともと阪神牝馬S→ヴィクトリアマイルの予定を急に高松宮記念を組み入れたことから狂いが生じた。高松宮記念はレース前から不安説が出ていたように調教も今一つ。そんな状態で2着に激走。体調以上に走ってしまった。そこで一息入れれば大丈夫だったかもしれないが、予定通り阪神牝馬S出走し楽勝。恐らくそこがピークだったのであろう。今回はカイ食いが落ち調教を芝コースに変更するなどレース前から・・・だったように感じた(でも対抗にしているんですがね・・・。)

ガンガレ!コスモバルク

2006-05-13 23:06:39 | 競馬雑感

シンガポール航空国際C(GⅠ)
クランジ競馬場 芝2000m

馬枠 馬名                         性齢   斤量       騎手                父親
1  7  Valixir         牡5    57   L.Dettori    Trempolino
2  1  コスモバルク            牡5    57   五十嵐冬樹     ザグレブ
3  3  Bowman's Crossing  せ7    57   G.Mosse          Dolphin Street
4  5  Falstaf         牡4    57   B.Vorster        Monttjeu
5  2  Chiquitin        牡5    57   W.Marwing       Fitzcarrald
6  6  Vroom Vroom        せ5    57   C.Willams         Fitzcarrald
7 13  King and King     せ5    57   R.Lim             Celestial Dancer
8  8  Mount Street     せ5    57   J.Powell          Kilimanjaro
9 12  Big Easy        せ4    57   J.Saimee        Spininng World
10 10 Terfel         せ7    57   KB.Soo          Lion Cavern
11  9 Zankel                   牡4    57   N.Callow          カーネギー
12 11 Diamond Dust    せ5    57   C.Segeon    ライブリーワン
13  4 War Horn          せ4    57    M.Du.Plessis  Festin

 国際GⅠにライブリーワン産駒とかいるのが凄い違和感感じまくりな分けですが、明日はいよいよシンガポール航空国際C。ぶっちゃけ(←死語)、コスモバルクにとってはかなりメンバーに恵まれたように思える。日本で安田記念やら宝塚記念を走るよりはこっちの方がずっと勝算が高いんではないでしょうか?
 レート的に最上位はValixirですが、近走大不振。年齢的に老け込む年齢では無いはずなんですが、どうも前走のドバイデューティフリーを見ても気持ちが空回りして走っているような感じを受ける(何かコスモバルクにも当てはまる言葉)。個人的にはSeven Starsで指名してしまったために勝ってもらいたいのだが・・・。で、この馬が潰れるとなると実績上位ではドバイシーマクラシックでハーツクライにぶっちぎられた3着のFalstaf、ドバイワールドカップ6着(その後5着に繰り上がり)のChiquitin辺りが上昇なのか?しかし、前者はその後出走した香港のクイーンエリザベスⅡ世Cで11着、後者は正直格的に物足りない印象を受ける・・・。となると、一昨年同レース3着の実績があるBowman's Crossing?
 高岡調教師が送り出すDiamond Dustも紛れがあれば突っ込んできても・・・。

 しっかし、昨年はMummify、Phoenix ReichやAlexander Goldrunが走ったり古くはGranderaなんかも走ったのに今年は非常に微妙な・・・。ワールド・レーシング・シリーズが廃止され賞金以外の付加的価値が無くなったのが原因なのであろうか。そんなところを狙い打って(偶然かも)、遠征したコスモバルク陣営の目の付け所の素晴らしさ。岡田代表Good Job!日本から2年連続で遠征馬が出たことは個人的に嬉しい限り。お世辞抜きに去年の有馬くらい走れれば勝てると思う(日経賞くらいしか走れなければ掲示板どまりも)

   バルクガンガレ!超ガンガレ! 

 ついでにヴィクトリアマイル予想
◎ダンスインザムード
○ラインクラフト
▲ヤマニンアラバスタ

   北村ガンガレ!超ガンガレ!


ケンタッキーダービー回顧

2006-05-09 23:49:11 | 海外競馬(アメリカ)

 今年は何と15万人もの人々がケンタッキーダービー当日のチャーチルダウンズに集まった模様です(史上2位だとか)。わが国のダービーは昨年ディープインパクトがいただけに入場者数が減少しそうなので羨ましい限り。

 ケンタッキーダービーを制したのはBarbaro。アメリカでも「ブラックホーク産駒は初年度からケンタッキーダービー馬を出したのか」なんて冗談が通じるかは定かではないですが、レース振りは今までのBarbaroとは一味も二味も異なるものでした。
 レースはレース前から逃げ宣言をしていたKeyed EntryとSinister Ministerのハナ争いがが序盤の注目でしたが、ブルーグラスSを圧勝した時とは違いSinister Ministerが素直にハナを譲ったのは意外だった。ペースも事前に予想されたようなハイペースではなく平均ペースに近い流れとなり3~4番手で競馬を進められたBarbaroにとってはほぼ100点満点の競馬であったか。それとは対照的にBrother DerekやBob and Johnは枠順の不利もあってか、明らかにそれまでの競馬とは異なるレース(ポジションとしては中段やや後方)。3角を回ったところでペースが落ちるとBarbaroが一気に進出しあとは独走。2着にはBarbaroのちょうど後辺りに付けていたBluegrass Cat。私が本命視したSteppenwolferが脚を伸ばして3着。Brother Derekは枠順がもう少しまともだったら・・・と思わせる4着(Jazilと同着)。最終的に一番人気に支持されたSweetnorthernsaintは7着。案外見せ場がなかった。Lawyer Ronも見せ場無し。連戦してきた疲れなのかしら?
 勝ったBarbaroは次走プリークネスSへ。3年前のFunny Side、2年前のSmarty Jonesが達成できなかったAffirmed以来の三冠なるか。是が非でも注目。

ケンタッキーダービー(GⅠ)
チャーチルダウンズ ダート2000m

着順  馬名           騎手       タイム/着順        父親
1着  Barbaro       E.Prado           2:01.56         Dynaformer
2着   Bluegrass Cat    R.Dominguez      61/2                Storm Cat
3着   Steppenwolfer   R.Albarado     2                   Aptitude


週末の注目レース結果(欧州編)

2006-05-08 23:57:58 | 海外競馬(欧州)

 先週末は欧米以外にも香港でアジア・マイル・チャレンジ第3戦目となるチャンピオンズマイルなど様々な注目レースが行われました。まとめてやってしまうのもアレなので(ただ単に私の力不足ですが)、今日は欧州の結果をまとめようかと。

 まず、昨年のブリーダーズCターフ優勝馬Shiroccoが出走したジョッキークラブS。目ぼしい馬もShirocco以外には見当たらずさしずめShiroccoが順当に勝つかだけが注目されたレースとでも言おうか。レースは1.9倍の圧倒的一番人気に推されたShiroccoが2番手から余裕たっぷりに抜け出し楽勝。2着には2番人気のMunsef。プリンセスオブウェールズSなんかでSulamaniを破ったこともあるBandariが3着。
 Shiroccoの次走はエプソムのコロネーションCになる模様。今年の目標はキングジョージではなく凱旋門とブリーダーズCと語っており、今日凱旋門参戦を発表したディープインパクトには嫌な相手になりそう。A.ファーブル調教師、スミヨン騎手共に去年よりずっと強くなっていると語っているようにブリーダーズC制覇が馬に与えた自信は意外と大きいものだったか・・・。スミヨンなんて「モーターバイクのようだ!」なんて言っておる。

 ジョッキークラブC(GⅡ) 
5/7 ニューマーケット競馬場 芝2400m

    馬名     騎手          タイム/着差         父
1着 Shirocco C.Soumillon         2:36.25         Monsun   
2着 Munsef   R.Hills                  31/2          Zafonic
3着  Bandari   K.Darley              11/2          Alhaarh
 

 で、次は英国2000ギニ-。ここは昨年からの休み明けが大半を占めるなど最早やってみなけりゃ分からん状態。そんな中、昨冬から1番人気を保持し続けたGeorge Washingtonが見事に人気に応えて1着。私が注目していたダービー候補のHoratio Nelsonは8着とオブライエン厩舎が送り出した2頭の間で明暗がはっきりと分かれた結果となりました。2着には昨年のデューハーストS制したSir Percy。2歳時レーティングの1位、2位でのワンツーだったわけですから順当と言えば順当か。
 George Washingtonの次走は愛2000ギニーかセントジェームズパレスSになる模様(前者有力か)。まあ、レース前はマイルが持つかすら自信がないとまで言っていただけにこの選択は順当なもの。Horatio Nelsonは英ダービーに行く模様ですが、どうも近年のダービー馬に輝いた馬の実績と照らし合わせても、この馬厳しいような気がする。と思ったらVisinderが一番人気になったのね・・・。距離不向きの印象で3着に入ったOlympian Odyssey急浮上の悪寒。

 英2000ギニー(GⅠ)
5/6 ニューマーケット競馬場 芝1600m

    馬名                 騎手          タイム/着差         父
1着 George Washington   K.Fallon          1:36.85     Danehill
2着 Sir Percy                 M.Dwyeer         21/2            Mark of Esteem
3着 Olympian Odyssey    J.Spencer    11/2            Sadler's Wells


 最後に英1000ギニ-。こちらは2歳時のランキングが順当に繋がった2000ギニーに比べ若干狂った印象か。しかし、勝ったSpeciosaは前哨戦のネルグウィンSを他馬より思い斤量を背負って勝っているように決して弱くはない(てゆうか、破った相手を考えれば褒められたもの)。しっかし、人気を背負った馬たちはどうしたのかSlica's Sisterは4着に頑張ったが、Rumplestiltskinは7着、Flashy Wings、Nanninaは11,12着。ちょっと情けなさすぎやせんか?
  Speciosaの次走についてはじっくり決めるとのこと。Fenton騎手はカラの愛1000ギニーや英オークス辺りになるとのことだがどうだろう。しかし、ラチ沿いを駆け抜けたこの馬の速さには驚嘆。

 英1000ギニ-(GⅠ)
5/7 ニューマーケット競馬場 1600m

    馬名                 騎手          タイム/着差         父
1着 Speciosa                 M.Fenton         1:40.53    Danehill Dancer
2着 Confidential Lady   S.Sandus           21/2         Singspiel
3着  Nasheej                   R.Moore      1             Swain