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阪神大賞典回顧

2006-03-19 23:16:00 | 中央競馬(回顧)
 阪神大賞典

 阪神の馬場がタフすぎる。どうやら、桜花賞あたりになっても馬場の高速化は考えづらいか。これで、春の京都開催になり、力のいる阪神の馬場で惨敗してきた瞬発力タイプの馬がおいしく買えるというものですよ。しっかし、阪神は芝でもミスプロ系ミスプロ系。今や伝説となった92年冬から~93年の馬場とまではいかないが、近年には無いほど時計が掛かっている。

 さて、大賞典の回顧ですが、レースの流れが13.1 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 12.3 - 12.3 - 12.8 - 13.0 - 13.1 - 13.1 - 13.3 - 12.8 - 11.9 - 12.0 - 13.6で、それを分割すると最初の1000が1:00.9、中盤の1000が1:04.3、ラスト1000が1:03.6。最初の1000がラスト1000よりも3秒早いというラップ。ほとんどの馬はディープが一気にペースを上げた- 13.3 - 12.8 - 11.9 - 12.0 -という流れを付いていけなかった。

 ちなみに近年の阪神大賞典でこのようなラップになったのは2000年のテイエムオペラオーが勝った年。最初の1000が1:00.3、次が1:06.6、最後が1:02.5。この時はホットシークレットが作った速い流れをテイエムオペラオーが一気に押し切る強いレース。残り1000からラップは上昇し続けるパターンでした。何だかこの開催と今の阪神開催に関連があるような気がする。調べてみようかな。

 今回はというと、ディープインパクトのラスト1ハロンは13.6掛かっているものの、これは仕方ない。まともにレースをしたと思われる残り4ハロン~2ハロンまでを考えてみると35.6。十分でしょう。レースの全体の流れは異なるものの、ラスト1000の流れで似ているものは99年のスペシャルウィークが勝ったレース。

 2着のトウカイトリックはこの馬場にしては速いペースだったが、自分で作り出した速いペースというものは案外粘れるもの。逆にインティライミはいつまで経っても自分のペースを刻むことが出来ずに惨敗。結局、競馬というものは自分の最適ペースをいかに長く(多く)刻めたかで勝負が決まる。今回のトウカイトリックの作り出したペースはトウカイにとっては最適ペースであるが、インティライミにとっては真逆といえるもの。インティライミは本番でもトウカイトリックが出るようなら戦法変えないと厳しいかな。

 
 スプリングSは外した傷が深いので回避・・・。明日からはドバイWCについて書くつもり。