Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

愛ダービー展望

2006-06-29 22:44:48 | 海外競馬(欧州)

  展望って言っても、まだ騎手も決まっていないわけだが 

  今年は英ダービー馬Sir Percyや個人的には英ダービーで一番強いレースを見せたと思われるHala Bekが回避したのは残念。しかし、仏ダービー馬のDarsiや英ダービーで2着、3着に敗れたDylan Thomas、Dragon Dancerや伊ダービー馬Gentle Waveの出走は何より・・・なのか?

 また毎年、このレースで各国のどのダービーのレベルが高かったかを把握するのだが、今年はSir Percyが回避してしまったために消化不良気味か。ただ、英ダービーは2着のDylan Thomasが未だ未勝利、4着のHala Bekが以前紹介したようにキャリア1戦なだけにレースのレベルが疑問視されているのも事実。となると、今年はフランス組でもいいのではないかと思ってしまう。

 愛ダービー(GⅠ) カラ競馬場2400m
1 Puerto Rico         父Sadler's Wells 母Commanche Belle(Shirley heighs)
2  Darsi                  父Polish Precedent 母Darashandeh(Darshaan)
3  Cougar Bay         父Daylami 母Delimara(In the Wings)
4  Best Name     父King's Best 母Flawly(Old Vic)
5  Classic Punch      父Mozart 母Rum Kay(Our Native)
6  Land Before Time 父Montjeu 母Last Spin(Unfuwain)
7  Best Alibi             父King's Best 母Chauncy Lane(Sadler's Wells)
8  Gentlewabe     父Monsun 母Saummariene(Saumarez)
9  Dylan Thomas    父Danehill 母Lagrion(Diesis)
10 Heliostatic           父Galileo 母Affianced(Erin's Isle)
11 Mountain             父Montjeu 母Skidmore(Vaguley Noble)
12 Dragon Dancer   父Sadller's Wells 母Alakananda(Herando)
13 Monsieur Henri     父Chaster House 母Lady of Vision(Vision)

 騎手が決まっていないのはご愛嬌。 3頭出走させる予定のA.オブライエン厩舎では主戦のファロンは大方の予想通り英ダービー3着のDylan Thomasに騎乗する予定です。1番人気は仏ダービー馬のDarsi(おそらくスミヨン騎乗)でしょうね。仏ダービーは穴人気での勝利でしたが、2着のBest Nameともに非常に評価しにくい内容。仏ダービー前は距離が短いのではとの声もあがったDarsiからしてみれば2100→2400への距離延長は大歓迎か。逆に父がマイラー系種牡馬のKing's BestであるBest Nameはここで距離不安か。
 英ダービー組からは2着のDragon Dancer、3着のDylan Thomas、8着のMountainが出走。出走してくれば面白いと思っていたPaper Bullが出走しないようなので残念。上にも書いたように、正直今年の英ダービー組のレベルにはちょいっと疑問符。だからと言って仏ダービーのレベルが高かったといわれるとそれもまた疑問なわけだが。こうなったら、伊ダービー馬Gentlewaveが煮え切らない奴らを一掃してくれると嬉しいのだが。


Hurrican Runが負けた件について

2006-06-26 23:17:21 | 海外競馬(欧州)

 最近は課題があるわワールドカップがあるわで更新も滞りがち。ボケ~っとしている間にいつの間にやらロイヤルアスコット開催が終わってしもうた。プリンスオブウェールズSまでは簡単な回顧を済ませたような気もするのだが、その後が・・・。

 超速で巻いていくと、ゴールデンジュビリーSは期待したTakeover Targetは3着。勝ったのはLes Arcs。正直、勝ち馬については分からん。辛うじて分かるのが、前走のキングズスタンドSが11着だったことくらいか。Takeover TargetはキングズスタンドSとの連勝はならなかったものの、グローバル・スプリント・チャレンジではダントツの24ポイントと首位独走中。優勝条件が〝少なくとも3カ国でシリーズに参戦すること〟とあるので日本のシリーズにも来日する可能性もありそうですな。それにしても、このレースやゴールドCは毎年毎年同じようなメンバーで、さながら同窓会のよう。来年もAshdown ExpressとかFayr Jagは姿を見せるのかしら(笑)

 で、もう一つの同窓会である。まさかのMedia Puzzle安楽死である。メルボルンCを勝ったのも今は昔になりけり。Yeatsという馬は昨年のコロネーションCでアルカセット相手に楽勝でも分かるように、潜在能力なら欧州でもトップクラスの1頭だと思ってきた。さてさて、ハーツクライの前に立ちはだかることになるのか・・・それとも自己流路線を突き進んでいくのか。

 今年のロイヤルアスコットのレースで下手したら最もメンバーが豪華なのではないかと思わせるくらい揃ったコロネーションS。英2000ギニ―馬Speciosa、仏1000ギニ―馬Tie Black、そのレースで1着降着になったPrice Tag、愛1000ギニ―馬Nightimeなど目移りする馬多し。他にもSlica's SisterやらRace for the Starsなど本当にメンバーが揃った。個人的に何故に英オークスを使ったか分からんSpeciosaは案の定疲れが残っていたのか惨敗しましたが、他の馬はだいたい力を出せていたように感じた。勝ったのはNannina(n多すぎ)なわけだが、このお馬さん昨年のフィリーズマイルで今年の英オークス馬Alexandrovaを破っての優勝があるようにつおい。それ以来のぶっつけで臨んだ英1000ギニ―は惨敗したものの、一気に急上昇か。一頭だけ力を出せなかったのがNightime。泥んこ馬場だった愛1000ギニ―とは違い、今回はgood to firm。同じく泥んこ馬場だった愛2000ギニ―を制したArrafaはセントジェームズパレスSを楽勝しましたが、こちらはそう上手くはいかなかったか。


 で、サンクルー大賞である。Hurricane Run負けてしもうた。まさか、ここでPrideとは・・・。ガネー賞でCorre Caminosに負けた時点で「牝馬路線行きオメ!」とか勝手に思っていたよ。ここ出てきたときも、次はヨークシャーだなと思っていたよ。まさか、同日に日本ではディープインパクトが楽勝しているわけだからHurricane Runも続くと思ったんだけれどな。父親に似て良馬場ではあまり良くないのかもしれんが、それであってもPrideに負けるとは・・・。


プリンスオブウェールズSとか

2006-06-22 22:59:51 | 海外競馬(欧州)

 プリンスオブウェールズSはOuija Boardですか・・・。Electrocutionist、David Junior共にこの偉大な牝馬の前に崩れ落ちた感じ・・・。クイーンエリザベス二世Cでフランキーが「2400mなら勝っていた」と2000mでは若干距離不足のコメントを残していただけに(まあ、あのときのメンバーでOuijaに2400で勝てると思える馬はいませんでしたが)、こっちに回るよりもハードヴィックSにでも出た方がいいんじゃないの?と思いましたがね・・・(そっちにもShawandaがいますが)。いや~素晴らしい。これでDahlia、TriptychやBosra Shamと言った名牝に並ぶとも劣らないところまで来ましたね。
 
 Electrocutionistは押し切れるとも思わせておいて2着。行かせると末が甘くなるタイプなのかも。キネーンが最高の騎乗をした昨年の英インターナショナルSや今年のドバイワールドカップのような競馬が理想的かもしれん。次走予定のキングジョージで戦法を変えてくるようなら怖い1頭かも。David Juniorは・・・デューティフリーのような素晴らしい瞬発力を見せてくれると思ったんだがどうしたことだろう。こんなもんでは無いだけにエクリプスSで汚名返上してくれることを期待するしかないか。



 それはそうと、Warrsan・・・合掌。マジでCaerleon系はやばい気がしてきた


簡単にロイヤルアスコットのまとめ

2006-06-21 23:53:41 | 海外競馬(欧州)

 今日は簡単にロイヤルアスコット開催初日のまとめをしようかなと。

 まずは、グローバル・スプリント・チャレンジ第3戦目のキングズスタンドSから。

一番人気は日本で高松宮記念を制したシンコウフォレスト産駒で重賞2連勝中だったMoss Valeだった模様。2番人気に推されたのがオーストラリアからの刺客Takeover Targetと昨年のスプリントC以来となったLa Cucaracha。特にTakeover Targetはグローバル・スプリント・チャレンジ初戦のライトニングSの勝ち馬であり、早くからロイヤルアスコットを目標にすると言っていたように狙った感がある。
 レースは道中完全に馬群が2つに分かれる状態で進み、スタンドと反対側の馬群から抜け出したFalkirkが押し切るかと思わせておいて、ゴール前でTakeover TargetとBenbaunが反対側の馬群から差し切り勝ち。Takeover Targetは豪馬にとっては03年のChosir以来のキングズスタンドS制覇となった。次走は中三日でゴールデンジュビリーSに向かうのもChosirと一緒。偉大な先輩は2連勝を達成したが、Takeover Targetは果たしてどうなるのであろうか?

 続いてセントジェームズパレスS。ここは今年の英2000ギニ―馬George Washingtonが出走予定だったが、2着に敗れた愛2000ギニーの後、疲れが抜けないとのことで回避。一番人気はそのGeorge Washingtonを破ったAraaafa。2番人気に前走の仏2000ギニ―で一番人気に推されながら3着に敗れたStormy River。3番人気が仏2000ギニ―2着のA.オブライエン厩舎が送り出すMarcus Andronicus(ファロンはIvan Denisovichに騎乗したためここはムルタ騎乗)でした。
 レースはA.オブライエン厩舎のペースメーカーであるArabian Princeが引っぱる流れをAraffaは抜群の手応えで2番手追走。直線に向くと一気に抜け出しての楽勝です。2着には内を突いたStormy River。3着には外から差してきたIvan Denisovich。Araffaは本当に強い内容でした。前走の愛2000ギニ―の勝利は不良馬場に助けられたものという声もありましたが、今回はGood to Firmで文句の言いようの無い完勝。勝ちタイムの1:39.59は改修後ということもあり、年で比較するのは難しいものの、その後のクイーンアンSよりも早いタイムであり優秀と言っても良いのではないであろうか。

 最後にそのクイーンアンS。昨年のサセックスSの勝ち馬にして今年初戦となるProclamationが一番人気。2番人気は前走ロッキンジSを制したPeeress。3番人気に今年に入ってゴドルフィンマイル6着、ロッキンジS3着と調子を上げてきているCourt Masterpiece。2歳時にGⅠミドルパークS勝ちがあるAd Valoremが4番人気で他は10倍以下と事実上4強ムードでした。
 結果的にAd Valoremがこのレースを制するのだが、正直今年も欧州マイル路線は混戦なようなムード。ここでAd Valoremに負けるようでは・・・。休み明けだったProclamation以外は年末には消えている存在のような気も・・・。3歳勢がGeorge WashingtonやAraffaなど期待できる逸材が揃っているので一気に世代交代が進む可能性が高いと思う。逆にここで世代交代が進まないようでは・・・。と思っていたらフォレストSでまだいたの感があるSoviet Songが勝利。・・・・しぶといですな。


POG指名馬評価(5)

2006-06-20 23:03:48 | POG

 ついに、ロイヤルアスコット開催当日になってしもうた。でも、何とか今日で終われそうなだけに嬉しい限り。ちなみに、先日14位に書いたファディスタですが、よくメールを見てみたら休養メールではなく、入厩メールでした。結果的に180度違うだけに恐ろしい。

 15位 コウメイグリーン 父フレンチデピュティ 母ウメノファイバー 牡 (美)相沢

この順位となると、有力厩舎に入る馬、お母さんが有名な馬などを適当に指名しがちである。このどちらかに当てはまり、尚且つ早期デビューが予定されているとなっちゃあ大変な魅力的。ただ、上に比べ本当に評判になっていない。レディーダービーは言い訳のしようが無いとしても、ひとつ上のフィルドールはまだデビューすらできていない状況。まだ、見捨てられないでしょう。父フレンチデピュティの牡馬は軽さが強調される牝馬に比べてパワー強調型になりがちなだけにあまり指名したくは無いのだが指名してみた。

 16位 マイディアサン 父グラスワンダー 母マクリス 牡 (美)田中清

社台RHで1800万円。母のマクリスは地味に1000万を駆けていた気もする。この馬もゆくゆくはそこら辺りで落ち着くんだな~と思ってしまう。グラス産駒の中では馬体は良いほうだと思うだけに代表産駒になれるくらい頑張って欲しいものである。

 17位 ライフロングラバー 父サクラバクシンオー 母ディプロマティスト 牝 (栗)西浦

10頭持ちならあまりならないかもしれないが、20頭持ちともなると「一発大物タイプ」か「堅実な指名」を行うタイプに分かれてしまう。そんなわけで、サクラバクシンオー産駒を指名した私は言うまでも無く後者・・・と見せかけてこの馬の母、ディプロマティストの母はあのシヨノロマン。そんなわけで、「堅実な指名」を目指したようで実は「一発大物タイプ」まで引っ掛けてしまおうというこのセコイ考え。まさに、どちらにも転ばない感が溢れている・・・。

 18位 ホクレレ 父フサイチコンコルド 母マチカネレダ 牝 (美)後藤

あまり血統とか考えず、馬体が気に入ったので指名したら社台ファームの生産馬だった。祖母のSpanish Habitの娘には英1000ギニー馬ラスメニアスがいた(他にもブラックタイプがワンサカ)。そして、何よりも強調したいのが馬主が金子真人ホールディングスだったこと。3年位前にラスメニアスの子供、エトワールカフェを指名してえらい目にあったが、「出来の悪いおじさんが作った借金を肩代わりしてしまった姪」的な物語を想像してしまうのは私だけであろうか?

 19位 メジロアルドラ 父アフリート 母メジロロベルタ 牡 (美)大久保洋

上のほうでは「堅実な指名」でもなく「一発長打狙い」でもなく、どっちつかずの指名をした私だが、これは「堅実な指名」を完全に意識しました。間違いなくダートで2勝はします。たかがダート2勝と侮る無かれ。ダートを笑うものは世界に泣く。それを教えてくれたのがCigarだ(話飛躍しすぎか・・・)

 20位 ウイニングハピネス 父サクラバクシンオー 母フサイチヴィーナス 牝 (栗)沖

ノーザンファーム出身のサクラバクシンオー産駒。それ以上に指名理由を語る必要があるであろうか?しかし、名前にヴィーナスと付くと妙に強そうに感じてしまう。とりあえず、渡辺が乗れないくらい頑張ってもらおうか(そう言って頑張りかけたのがクレセントクレストなわけなんだな。アドマイヤキッスの勝った未勝利戦、本気で勝てると信じていた自分が懐かしく思える。)


POGドラフト結果(4)

2006-06-18 22:57:33 | POG

 今週からロイヤルアスコットが始まるのでなるべく今日か明日には終わりにしたい。しかし、まだ8位。とりあえず、日本ガンガレ!

 8位 キングオブチャド 父ダンスインザダーク 母レディオブチャド 牡 (美)河野

以前述べたように、今年取る気だったダンスインザダーク産駒は4頭。母シェンク、母カーリング、母ポトリザリス、そして最後に母レディオブチャド。母のレディオブチャドはマルセルブサック賞など仏で活躍した名牝。兄のAlcazarなんかは昨年、10歳という高齢でロワイルオーク賞を勝つという珍しいことをやってのけたお馬さん。POGをやっている方にはアフリカンビートの母と言ったほうが分かりやすいか。アフリカンビート自身は喉鳴りやら精神面での弱さやら指摘されてその素晴らしい素質を活かしきれていないが、父親が若干神経質なSSからノンビリやさんのダンスインザダークに代わってどうでるか。この馬も関東だからあまり人気が無いですが、関西だったらもっと人気が出ていたはずなんだがな。まあ、関東所属のダンスインザダーク産駒なんてあまり指名したくないのも十分分かります(笑)

 9位 セイウンロデム 父Singspiel 母Nava Cyngi 牡 (栗)宮本

西山牧場系ではこの馬よりもセイウンマツリ(母Mathaayl)の方が大人気。丹下さんやら赤本やらでずいぶん推されていましたからね。ただ、個人的な好みとしてはこちらの方がいいような気も。宮本厩舎と西山ラインはセイウンプレジャーを輩出しているようにそれほど悪いわけではない。逆に、西山=河野ラインってそんなにいい馬出していたか?まあ、嫁のブログが突出して有名になってしまっている宮本厩舎。その名をブログ以上に広めてくれる存在になって欲しいとぼかぁ思うんだな。まあ、若駒Sで掲示板に載ってくれるくらい頑張ってくれれば文句は無い。

 10位 アドマイヤヴィート 父アグネスタキオン 母トキオタヒーチ 牡 (美)古賀史

すいません。何でこの馬を指名したか分かりません。全兄のランテローザは未だにデビューできず。当時の資料を見てみたら馬体が良かったらしい。馬主、牧場を含めて言うことは何も無いのだが、何故にこの馬を指名したのだろう?早いところお昼を食べたかったのであろうか(10位指名の後はお昼だった)?そんなわけで、指名理由もへったくれもない状況。ただ、函館に入厩して時計も出しているだけに早期からいけそうなのは好材料。

 11位 タキオンスピリット 父アグネスタキオン 母ダイヤモンドシティ 牡 (栗)作田

兄に〝ノーザンテースト最後の大物〟と言われたシティースケイプ。ノーザンテースト最後の大物と言われた馬としてとりあえずクリスザブレイヴ、エアデジャヴ―あたりが浮かぶが、シティースケイプというのはそれらを遥かに上回る逸材と思っていた時期もありました。まあ、新馬→葉牡丹賞を微妙な勝ち方を続けて京成杯で人気になって飛ぶというパターンは毎年毎年繰り返されて最早〝季語〟レベル。このお馬さんには是非とも12月の阪神開幕週の2000mを楽勝して年末のラジオNIKKEI杯2歳Sで飛ぶというもう一つの〝季語〟を期待したい。

 12位 アクセス 父ボストンハーバー 母エリモエクセル 牡 (栗)加藤敬

初仔のユニバーサルがもどかしいレースを続け、2番仔のハレクラニが全く期待の仕様がないレースを続けたエリモエクセルが母親。えりも農場から牧場名をエクセルマネジメントなって冠名にエリモを付けなくなってからあまり馬が走らなくなった。ユニバーサルやらサイレンスゴールドなんてシャレた名前を付けた馬が結果を出せず、「エリモの冠を使うのはこれで最後」と言う思いでエリモファイナルとつけたら走ってしまう。調子に乗ってエリモフィナーレとつけたらアレアレ。やっぱり、ファイナルで止めときゃ良かったのにね。欲張っちゃいけないということを身を持って示してくれた例でした。

 13位 レアクラシック 父スペシャルウィーク 母クラシッククラウン 牝 (美)勢司

母のクラシッククラウンは半兄にChief's Crownがいる名血。こんなに〝素晴らしいファミリー〟なのに期待に応えるような繁殖実績を出せていない。ファイナルキスなんて函館2歳S1番人気ですよ、奥さん!戸田厩舎や奥平雅厩舎ら美浦若手厩舎の躍進云々言われているが、そもそもその旗手を担ったのは勢司厩舎だったはず。頼みますよ勢司さん。せめて、期間内にデビューを・・・。

 14位 ファディスタ 父タイキシャトル 母ミストラルアゲイン 牝 (美)伊藤正

今年の優駿枠。去年はタキオン産駒のノーメイクを指名し5着連発という芸を披露してくれたので、今年は一つ着順を上げて4着連発を見せて欲しい。という冗談はともかく、優駿にこの馬が載っていたのを知ったのはこの馬を指名したあとでした。それ以前の段階で指名したと言うことはそれなりのものを持っているといっていいのでしょうね(お前何様だと)。今日、休養メールが来たが凹みません。


POGドラフトの結果(3)

2006-06-17 22:30:36 | POG

 まだ、2位である。今更ながら、20頭書くのって結構きつい気がしてきたのは気のせいかしら?

 3位 ヴァルプリス 父アグネスタキオン 母ヴァルールーズ 牡 (栗)池江寿
別にこれと言って強調するポイントは無い。ただ、この馬に一目惚れしてしまっただけなのだ。兄のフリーユアマインド(父Singspiel)は山内厩舎に所属して1勝。すぐ上の兄のオースミクロフネが少しだけ昨年のPOGで注目されたような気も。厩舎の話では夏前には入厩させるとの話なので遅くとも9月の阪神開催までにはデビューできそうなのも魅力的。おそらく2000mもこなせるマイラータイプになると思われるだけに、昨年のダイヤモンドヘッドくらい走ってくれれば文句は無い。

 4位 アドマイヤアトム 父アドマイヤベガ 母アドマイヤモンロー 牡 (美)河野
松国厩舎のクイーンカアフマヌをジャンケンで負けて指名したお馬さん。悔しいがクイーンカアフマヌは欲しかった。母のアルアメントはフランスGⅢのクレオパトル賞を勝ったくらいだが、祖母のAlydaressは愛オークス馬。ある意味有名なAliysaを破って優勝。父のKing's Bestも日本では昨年のPOGでそこそこの人気であったビーオブザバンが有名であるが、ビーオブザバンとは一段階レベルが違う。他に同じKing's Best産駒としては藤沢和厩舎入厩予定の母Pure Grainなんかもいるが(偶然にもこちらも愛オークス馬)、馬主といい厩舎といいPOGで指名するならクイーンカアフマヌ。Kingmambo×Sadller's Wells配合から活躍馬が多いのも魅力的か。
 で、アドマイヤアトム。河野厩舎は少し遅いという印象が強いが、それはクラブのお馬さんの話。個人馬主ならトラストファイヤー、アサクサゼットキなど早期デビューはさせてくれる。この馬の兄であるアドマイヤタイトルはショウナンパントルが勝った新馬戦で断然人気になった馬(ちなみに3着)。素質に脚部がついていけない状態であるが無事なら共同通信杯掲示板はあった。この馬は是非とも無事に言って欲しいところである。

 5位 ヴァイスハイト 父アドマイヤベガ 母ソニンク 牝 (栗)安田隆
1歳のときに骨折しています。しかし、産地馬体検査には登場してきたのであまり問題はないのか。また上のモンローブロンドを持っていた金子真人氏の持ち馬じゃありません。しかし、新進気鋭のキャロットFだから問題ないのか。というわけで、問題があるのは毎年毎年それなりの血統馬を集めておきながらクラシックに入るころには消えている調教師だけ。どうでもいいけれどキーファクターって今川崎にいる。同厩舎のミステリアスアート、大井のフサイチイチローあたりが一堂会するレースがあったらテスト前日だろうが見に行く。

 6位 メジロアダーラ 父フレンチデピュティ 母メジロダーリング 牝 (美)大久洋
母親が活躍し、父フレンチの牝、すでに入厩して早期デビュー濃厚なのになぜかここまで残っていた。馬体を見るとまさにThe フレンチといった感じなので普通にダートで2勝、あわよくば芝でもそこそこ走ってカンナS2着、クリスマスローズS掲示板くらい。間違っても阪神JFで勝ち負けとか期待しないので洋吉さんがフェアリーSかクリスマスローズSに向かってくれることを祈ろう。どうでもいい話だがこの馬でに関連して吉田豊はGⅠ2勝損している。ひとつはこの馬自身が2着に入ったスプリンターズS。直前の落馬でカツハルに乗り代わりになっていなければ勝っていた。もうひとつはショウナンカンプが勝った高松宮記念。一応、選べる立場にはあったらしいがオーナーとの繋がりを重視してこっちに。

 7位 タニノハイクレア 父クロフネ 母 インヴァイト 牝 (栗)矢作
今年も指名した〝ディープインパクトの近親シリーズ〟。昨年度のカイシュウタキオンがなかなかの活躍をしてくれたので今年はウインガーの下のこのお馬さんに決めた!入厩時から矢作氏曰く「モノが違う!」だったらしく、先週は坂路53秒フラットを強めで掲示するなど好調ムード。しかし、今週はなぜか一杯に追って56秒台。あれ・・・矢作さん、大丈夫かい?しかし、GⅠ馬の下なのにセリで1000万以下ってどういうことよ?ウインガーなめんなよ!


POGドラフトの結果(2)

2006-06-15 22:57:16 | POG

 先日述べたとおり、今日から各馬についての評価を。

1位 ヴィクトリー 牡 父ブライアンズタイム 母グレースアドマイヤ (栗)音無

 まず、以前言ったようにサンデーサイレンス産駒がいなくなる今年は1位指名馬自体のアベレージが低くなる可能性が大である。つまり、以前よりもドラ1の不調分を下位指名馬で補いやすくなるということなのだ。それなら、ドラフト1位は一か八かの長距離型を狙った方が得。そこで目をつけたのがこの馬。母親は年を取るにつれて仔のデビューが遅くなり、03産駒は未だにデビューすらしていない。ただ、牧場側も言っているように本当にいい仔が出来たと思う。年内デビューさえすれば青葉賞掲示板。少なくともリンカーンよりは走るよ、間違いなく。

 他に1位指名を考えた馬
①キングオブブルース・・・タキオンに変わってこの系統特有の〝重さ〟はどうなるか注目していたが意外と良い。ただ、馬格の大きさから足元に不安あるかも。
②ブルールミエール・・・雄大な馬体は素晴らしいの一言。血統も文句無い。だから1位指名候補に残った。ただ、どうしてもダート専門に見えてしまう・・・。
③アドマイヤオーラ・・・今年の2歳馬の中では5本の指に入る馬体でしょう。厩舎・馬主・牧場どれをとっても文句なし。それだけにどれだけ指名が被るか怖くて逃げました。はい、私はチキンです。


2位 ホリデイオンアイス 牝 父ダンスインザダーク 母カーリング (美)加藤征

 今年一番悩ませたのはダンスインザダークの取捨選択であろう。今年の2歳馬にあたる04年セレクトセールにおいてダンスインザダーク産駒は平均落札価格7600万を記録した。しかし、05年は3000万に下がっている。04年ほどの良血馬が出てこなかったこともあるが、馬主がダンスに疑問を持っていることへの表れではないであろうか?種付け料が日本最高になったアグネスタキオン、05セレクトセールで最高落札価格馬を出したシンボリクリスエス、良質のSS牝馬に種付けできるキングカメハメハ相手では劣勢が予想されるだけに今年がダンスの運命を決める世代でしょう。ダンスを売り込みたい社台の意向もあり東京開催には間に合わせてくる可能性高。
 また、ダンスだけではなく加藤征厩舎もそろそろ結果を出さないと毎年路線に乗せかける萩原厩舎あたりに完敗してしまうので力を入れてくるはず。カーリングの仔って遅いイメージがあるけれど日本で種付けした産駒ではレゴラス以外は秋の東京でデビューしているように問題無い。ダンスに代わった分も牝馬な分仕上がりが早いだけに相殺できる。

他に2位指名を考えた馬
①レースドール・・・1位指名で取られてしまいましたがアイスドールよりも2回り大きい馬体は雄大の一言。キャプテンスティーヴであれだけ走るのであるからクロフネに変わればもっと走ってもおかしくないというのは当然の一言。
②ザレマ・・・4頭しか指名する気がなかったダンス産駒の内の1頭。マルカシェンクは故障もあり不完全燃焼に終わってしまった形だが無事なら二冠もあったかも。馬体も悪くなくオークスまで駒を進められるでしょうね。


POGドラフトの結果&感想

2006-06-13 22:55:00 | POG

 日本負けちゃいましたな。再放送含めて2回試合を見たが、どうも前半からリズムがよろしくなかった。非常にラッキーなゴールで先制したものの、この流れならいつか追いつかれるのが分かっていたが、それが最悪な時間帯に来てしまったという感じ(その前の神がかり的なセービングでいけるかも!と思わせただけにより一層)。同点弾がもう少し違った時間帯に決まっていればあそこまで崩れることが無かったような気がするんだよね。

 ジーコ采配を含め色々非難があるが、あの監督がアレなのは既に分かりきっていたことであり、そこのところを個人個人でカバーしなけりゃいけないよ。ジーコは「自由」という言葉を強調するが、自由を謳歌するには個人個人が自由をどのように使うのか考える力が必須。采配などがあまりにもアレなのは、ジーコが選手に考えさせるためにワザとやっているのではないか?と逆に思ってしまうのは仕様ですか?

 で、なんちゃってサッカー論は終わりにしてPOGの話へ。mixiを見てくれた方は分かると思うが結構今年は自信がある。少なくともメジロアレグレットを指名したりセイウンスカイ産駒を指名するなど情が入った指名をしまくった去年よりはマシ。今年は司会という大役を背負っていた為に頼りになるのは自分のリストだけという状況が招いた幸運なのであろうか?

1位 ヴィクトリー       牡  父ブライアンズタイム   母グレースアドマイヤ
2位 ホリデイオンアイス   牝  父ダンスインザダーク  母カーリング
3位 ヴァルプリス      牡   父アグネスタキオン      母ヴァルールーズ
4位 アドマイヤアトム      牡    父アドマイヤベガ         母アドマイヤモンロー
5位 ヴァイスハイト     牝    父アドマイヤベガ     母ソニンク
6位 メジロアダ―ラ     牝    父フレンチデピュティ   母メジロダーリング
7位 タニノハイクレア       牝    父クロフネ         母インヴァイト
8位 キングオブチャド     牡     父ダンスインザダーク 母レディオブチャド
9位 セイウンロデム      牡    父Singspiel        母Nava Cyngi
10位 アドマイヤヴィート    牡     父アグネスタキオン    母トキオタチ―ヒ
11位 タキオンスピリット   牡    父アグネスタキオン      母ダイヤモンドシティ
12位 アクセス        牡    父ボストンハーバー    母エリモエクセル
13位 レアクラシック       牝    父スペシャルウィーク   母クラシッククラウン
14位 ファディスタ             牝    父タイキシャトル           母ミストラルアゲン
15位 コウメイグリーン       牡    父フレンチデピュティ     母ウメノファイバー
16位 マイディアサン         牡    父グラスワンダー        母マクリス
17位 ライフロングラバー    牝    父サクラバクシンオー   母ディプロマティスト
18位 ホクレレ                  牝    父フサイチコンコルド     母マチカネレダ
19位 メジロアルドラ          牡    父アフリート            母メジロロベルタ
20位 ウイニングハピネス   牝    父サクラバクシンオー   母フサイチヴィーナス


 結果的に関東馬12頭、関西馬8頭。牡馬は11頭、牝馬は9頭
指名方針としては

①今年注目されたダンスインザダーク産駒だが、自分が〝コレは!〟と思った馬(4頭)以外はいくら下位で余っていようと取らない。

②サンデーサイレンスがいなくなることによって、今までよりもドラフト1位のアベレージは格段に低くなる。それを考慮すると、下位で不足分を補えそうなアベレージタイプを指名するよりも下位では補いきれない一発タイプを優先。

③10位以内ではフレンチデピュティ産駒の牡馬は取らない。

④各POG本に載っている馬体写真&DVDを参考にS>A>B>Cとランク付けを行う(さらに各レベルを3段階に分ける)

⑤更に、馬体診断で高評価を受けた馬の血統を調べ、S>A>B>Cで評価し(これも更に3段階に分かれる)、両方の評価が高かった馬を指名する。

⑥これをほぼ一晩で行ったために肝心のドラフト当日に思考麻痺に陥ることに気をつけるため、リストから馬がなくならない限り新たに追加しないことにする。

 以上が今年のドラフトに臨むにあたって気をつけた点ですな。各指名馬の評価は明日以降にやっていきたいと思う次第であります


復習することの重要性

2006-06-09 23:35:29 | 競馬雑感
 明日POGのドラフトである。といっても、幹事をやらなければならないために馬なんてほとんど決めていない。ええ、これからワールドカップ見ながら徹夜で選考ですとも・・・。「別に選ぶなんてすぐできるだろ」と言われるかもしれないが、30人超で20頭持ち。だから、最早やってもやらなくても大して変わらないような気がしてならない・・・。

 で、思ったのは来年度のPOGの予習をする前に05~06シーズンの復習(反省)をしていないのではないかということ(と言っても時間無いですが)。時間があれば、05~06シーズンで活躍した馬は昨年度POG本ではどのような評価をされていたか?みたいな企画をやってみたかったんですがね・・・。残念ながら出来そうにも無いので以前やった中間の反省へリンク置いておきますので見たい方は是非どうぞ
 今年度のPOGを振り返る(1) (2) (3) (4)

 しかし、受験勉強でもよ~く分かっているように予習→授業→復習という一連の流れが学力を高めるコツなのである。予習を欠いても復習を欠いても授業の効果は薄れてしまう。これはそのまま競馬にも当てはまり、前日の予想→レース→レース回顧という流れが重要。前日の予想がいい加減なら当たる可能性が低くなるし(逆に考えすぎるとダメ!という方もいますが)、レース回顧を怠ると同じミスを起こしやすくなる。これは結構当たり前のことなのだが、思うに競馬雑誌って予想に重点を置きすぎてレース回顧を軽視しすぎているのではないだろうか?もちろん、ファンが雑誌に一番求めているものは何かと言われれば翌週のレース情報に間違いないのだが、もう少し先週(週刊誌なら先々週か)のレース分析にページを割いてもいいのでは?と考えてしまう。2年位前にGallopで「何故私の◎は来なかった?」みたいな企画で各記者がGⅠレースにおいて◎を付けた馬が来なかった理由を分析していたが、このような企画をまたやってくれないものかね・・・。よっぽど、ネットの方がレース回顧とかしっかりやっているよ・・・とサラブレや競馬フォーラムの回顧じゃ物足りない人が語ってみる。

 ベルモントSやろうと思っていたが、ちょいムリです。申し訳ないでやんす。回顧どころか予想すらできていないね。ダメだねこりゃ。

 こんなに遅い時間にブログを見てくれた私の知人にプレゼント。明日、私が1位で指名する予定なのは某クラシック2着馬の弟(父アグネスタキオン)か某天皇賞2着馬の弟(父ブライアンズタイム)。この2頭を指名する予定の方が見たならどうか指名回避を・・・。