Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

とりあえず復帰

2007-01-29 23:29:51 | 競馬雑感

 とりあえず復帰。しかし、2週間以上ろくにネットに触れていないと時代から取り残されるもんだね。これからは半ニート生活なのでマターリと更新してくと思われ

とりあえず日曜にあったレースの短評みたいなもの

スチュワーズC@香港(L-GⅠ)

 香港マイルの再戦と言おうか、脚を余した感のあるArmadaのThe Dukeへのリベンジ戦といった感じか。といっても、香港マイル組のみならずカップ組からもカップでPrideを差し置いて一番人気に支持されたHello Prettyや復活の兆しを見せたVengence of Rain、マイル路線に狙いを定めた爆冷なんかもいて本当にいいメンバーでした。レースは終始3番手で香港マイル時とは異なり2番手のThe Dukeにプレッシャーを与え続けたArmadaが直線一気に抜け出すとHello Pretty、爆冷の追い込みを封じて快勝ですか。。前半シーズンは目立たなかったBullish Luckが最後いい脚で追い込んできたのは収穫。この馬、昨年も同じような軌道を描いているのでチャンピオンズマイル、安田記念あたりで仕上がりそうだ(笑)
 勝ったArmadaは本当に強いな。ダイワメジャー以外はパッとしない今の日本のマイル界なら今の調子を保てさえすれば安田あたりなら楽に持っていきそう。


香港クラシックマイル(L-GⅠ)

 今年になってチャイニーズ・クラブ・チャレンジCを勝っていたFloral Pegasusが重賞2連勝でGⅠ初制覇。こちらも充実一途の4歳馬ということで期待。。今後は香港ダービーに行くのか知らないが2000を越える距離だとちょっと心配かもしれない。


サンシャインミリオンズターフ

 さすがLava Man強いなwwカリフォルニアではほぼ無敵の存在だけにドバイへ行くか…。このまま地元に居座り続けても目標となるであろうサンタアニタHを始めとするハンデ戦で厳しくなることが分かっていることや、せん馬だから惨敗のリスクを恐れなくてもいいところはやっぱり大きい。ただ、ドバイ行く前に東海岸で結果出してから行けよという思いがしないでもないのだが。
 ドバイと言えば昨年のゴールデンシャヒーンの勝ち馬Proud Tower Tooがサンシャインズミリオンスプリントに出走して2着。休み明け2戦目ということとBordonaroやNightmare Affairあたりに先着しただけにドバイに行くなら有力馬の一頭。まあ、昨年のBCスプリントのHenny Hughesの例もあるようにこのクラスのスプリント戦ではちょっとした不利で大きく着順が変わるわけだが。しっかし、勝ったSmokey Stoverはちょっとしたものかもしれない。オーナー、調教師ともにLost in the Fogと同じだけにちょっとした運命を感じてしまう。


最後まで主役であるということ

2006-12-31 21:27:56 | 競馬雑感

  2006年も今日で終わり。2006年の競馬界も色々あったわけですが、思うに今年の競馬界を語る上で不可欠なのは〝ディープインパクト〟と〝海外遠征〟(まあ、ありきたりですが)。そのことは競馬月刊誌・優駿の表紙をディープインパクトと海外遠征関係が8ヶ月も占めたことからも分かるかと(2月号はまだ出ていませんがどうせディープだろうと思われるw)。ディープインパクトという馬に関しては今更私がアレコレ言っても既に語りつくされたことしか言えないのでここではあまり語らない・・・つもりだったが思いのほか長くなってしまいましたな。
 
 
 今年でディープインパクトは引退するわけなのだが来年の古馬戦線を見てみるとどうであろう。主役になる馬(候補)は当たり前であるがディープインパクトの相手にならなかった馬なのである。どれだけメイショウサムソンやドリームパスポートが活躍したところでディープインパクトという大きすぎる影は付いて回るのだ。結局、ディープインパクトは次世代に主役バトンを渡すことを拒否した。こんな後輩にバトンを渡すくらいなら自分で物語を完結してしまおうと考えたのであろうか。そこが晩年には次の世代のことも思いやったこれまでの名馬と異なるところ。テイエムオペラオーは5歳時に本人の意思とは関係無しに秋3戦でバトンを次世代に渡した形となり、そのオペラオー自身4歳時の宝塚記念でグラスワンダーの骨折というアクシデントがありながら98年世代からバトンを渡されている。同じ三冠馬にしてもナリタブライアンはサクラローレルにバトンを渡し、ミスターシービーはシンボリルドルフに渡した。シンボリルドルフはディープインパクト同様に渡すことを拒否したとも言えるか(シンボリクリスエスも当てはまるか)。いや、ルドルフは日本最強馬という看板を引っさげて欧米遠征するという確かな〝目標〟が存在したためにバトンを渡すわけにはいかなかった。路線を変えてみても短距離ではタイキシャトルがマイネルラヴの前に倒れ、ダート界ではアドマイヤドンもひっそりと引退した。バトンを渡すことを拒否した馬ではノースフライトとサクラバクシンオーだったり、牝馬戦線ではメジロドーベルといった先例があるものの、古馬中長距離で最後まで主役の座を譲らなかった例は非常に珍しい。

 ルドルフの相手にならなかったミホシンザンや須田鷹たちは翌年の古馬中長距離路線では故障などもあり主役を張ることができなかった。クリスエスに千切られた各馬は翌秋になりゼンノロブロイが格好をつけたものの春競馬では主役になれなかった。今回はどうなのであろう、有馬記念出走メンバーに翌春の主役を望むことができるのであろうか?願わくはディープインパクトには来年も現役を続行してほしかったことは多くの競馬ファンの共通の思いでもあると思うが、それはディープインパクトの唯一成し遂げることのできなかった凱旋門賞へのリベンジという思いであると共に、ディープインパクトが過去の名馬の例に漏れず次世代に繋げる競馬を見て見たかったという思いもあるのではないかと思う。

 結局、ディープインパクトは「中山不安」とか「前走の反動有り」とか何とかいう外野の声もどこ吹く風で有馬記念を圧勝した。最後まで我々はこの名馬に全力を出させる舞台を用意することもできず、この馬固有の人気を他の馬にまで波及させることができなかったように思える。一頭の馬が圧倒的に強い競馬も面白いが、高レベルの馬数頭で織り成す競馬のほうが後々語りやすい。オグリキャップが未だに語られ続けるのはオグリの持つドラマ性、狂気とも言われた使い方もさることながら、タマモクロス、スーパークリークといった欠くことのなかったライバルに依拠する部分も多いだろう(まあ、そのライバルもオグリの持つドラマ性の一部分とも言えるのだが)。オグリキャップのレースと聞けば89年のマイルチャンピオンシップやJC、ラストランの有馬記念などすぐに思い浮かぶ。では、ディープインパクトと聞いてどのレースが思い浮かぶか?ディープインパクトには名勝負が無い…というかライバルがいない。日本人の大好きなライバル物語や挫折からの復活といった話も無いのに(凱旋門賞後のゴタゴタはそうとも言えなくも無いか)あれほどの人気を博したのは非常に珍しい出来事。逆にこういった今までの競馬の枠組みに嵌っているスターとは違った型破り的な名馬だからこそ〝ディープインパクトブーム〟なるものが起きたのではないかとも思ってしまう。

 さて、泣いても喚いてもディープインパクトは引退してしまった。来年から、我々は何を感じ取ればいいのか。いや、古参の競馬ファンからしてみたら父ステイゴールド×母父メジロマックイーンといった(*´Д`)ハァハァな存在のドリームジャーニーが最優秀2歳牡馬(たぶん)で父ジャングルポケットのフサイチホウオーがクラシック最有力候補というクラシックは(*´Д`)ハァハァものだろう。では、ディープインパクトで競馬を始めたファンは?彼らが競馬を今後も見続けたとして、それがディープに類する馬を探すためであるならば悲しいことかもしれないし、それは理解することもできる。それだけディープインパクトと言う存在はここ2年間にわたって圧倒的なものである。B.ブレヒトは「英雄のいない時代も不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ」と述べた。では、我々は英雄を求めずに競馬を見続けていくことができるのであろうか?少なくとも春競馬では英雄の影を感じずにはいられないのではないか。残された馬たちにはディープ去り後の王座を争うという大事な仕事と共に、ディープインパクトという影を払拭するというシンドイ仕事も待っている。これは引退後にどうしても神格化されることが否めないという時点でディープインパクトを現実に負かすよりも厄介な仕事であり、そんな重い仕事を最後の最後に後輩に対して用意したディープはイヤらしい名馬なんだな~とどうしても思ってしまう(笑)

 
 
 2006年の海外遠征は正月かな。それでは皆さん、よいお年を~。


ディープに白旗

2006-11-28 00:20:26 | 競馬雑感
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。ブログとあんま関係ないけどさ。
昨日、近所の東京競馬場行ったんです。東京競馬場。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか新聞が落ちていて、ディープインパクト出走、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、ディープインパクト如きで普段来てない東京競馬場に来てんじゃねーよ、ボケが。
ディープインパクトだよ、ディープインパクト。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で東京競馬場か。おめでてーな。
よーしパパディープの応援馬券買っちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、ディープインパクトの凱旋門賞単勝馬券やるからその席空けろと。
競馬場ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、本命フランキー、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、フランキーなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、本命フランキー、だ。
お前は本当にウィジャボードがJCを勝てると思っているのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、フランキーって言いたいだけちゃうんかと。
競馬通の俺から言わせてもらえば今、競馬通の間での最新流行はやっぱり、
ドリームパスポート、これだね。
。これが通の買い方。
ドリームパスポートってのは1ハロンの爆発力ではディープを上回っている。そん代わり使える脚が短め。これ。
で、それに馬の脚を持たせることに関しては人類最強の岩田。これ最強。
しかしこれを勝つと次から武豊に強奪されるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、メイショウサムソンでも買ってなさいってこった



何も書くことがないのでコピペ改変した。滅茶苦茶ツマラナイが反省はしていない

薗部博之が早稲田に来ます

2006-11-03 22:38:57 | 競馬雑感

 本来ならBCなどの検討でもやりたいところなのだが、如何せんレポートが2つたまっていたり、それに加えドイツ語の予習&テストが行列をなしている状態。まあ、いろんなブログがやっているようなので中途半端にやるくらいならやらない方がマシと考え自粛。ただ、Bernardiniはそろそろみんなの期待にこたえてくれるはず…。まあ、ここもあっさり勝つようであればA.P.Indyという範疇で語れない馬となりますが・・・。

で、本題。


早稲田祭2006
「早稲田でPしちゃダビでスタ?」(講演会)開催!!

ディープインパクトや武豊より、競馬界に貢献した男・薗部博之。
「ダービースタリオン」開発秘話や、
いち早大生からセレブな!? 馬主生活へ至るまでを、こっそり伝授。

講師: 薗部博之氏
(ゲームクリエイター、馬主。早大・理工卒。)
日時: 11月4日(土)
開場14:30 開演15:00~16:30
場所:
西早稲田キャンパス・国際会議場
主催:


早稲田大学競馬サークルの集い

 
 
 です。近郊に住んでいてダビスタに目がないという方は来てくださると非常に嬉しいです。薗部氏自ら自身の学生生活やらダビスタ開発秘話、バランスオブゲームを始めとした持ち馬の話をしてくれるので損するものではない・・・ハズ。ちなみに入場料は無料です。後楽園ウインズに行くついでにちょっと・・・ね。

いつまでたっても真相が分からんのでは?

2006-10-19 23:48:49 | 競馬雑感
 まあ、降って沸いたように出たディープインパクトの薬物?使用疑惑。須田氏の掲示板ではA、B両抗体ともにアウトらしいので確定なんですかね。。あ~だこうだ言いたいのですが、悲しいかな・・・文型のためにそういった薬に関する知識がゼロに等しいことに加え、使われた薬も「国内で広く流通している」という情報がある一方でJRAによると「日本では動物用のこの薬は流通していない」など錯綜状態。てゆうか、JRAには解明する気があるのかしら?このまま、フランスギャロの判断を受け入れて終わりにするキガス。

 
 一応、陰謀論とかありえない話は置いておいて(勝っていたら否定できないところが怖いですがwww)、今年のドバイワールドCにおいてBrass Hatが失格になった時と同じように体外に排出される予定だったはずの薬物が計算どおりに排出されず、残ってしまったといったところが真相なのかな。環境の変化で新陳代謝も日本と同じようにはいかないだろうし。向こうでは、当たり前ですが日本人獣医師は治療に参加できないので、フランス人獣医師が注射を打ったと思うんだが、その獣医師が自国で禁止されている薬を知らないわけないからな~。通訳がうまくいかずに〝禁止薬物〟であることを陣営に伝えきらなかったという事態も考えうるか。Three ValleysがミドルパークS(たぶん)でやっちゃった時やSarafanが香港でやっちゃった時はどうなんだっけな。後で調べて見るとするか。


 何にせよ、もう発売してしまったサラブレやら校了が終わってしまった優駿からしてみれば、勝利→失格をくらわなくて良かったか。ディープが凱旋門勝利した場合、PRCなどから色々なグッズを販売する予定だったので失格になったら販売するわけにもいかず在庫丸抱え状態も考えられた。負けた時は皮算用が吹っ飛んだが、今にしてみれば「良かった・・・」と思っていることでしょうよ。あと、JRAの理事長さんの関係者に喧嘩売ってんじゃないか?的なコメント。まあ、競馬にキョーミもない人なのだから言えるのでしょう。いい加減、農林水産省から天下り的に人を連れてくるよりも、JRAにいる人材を理事長にしなさいよ。どんなに頑張っても副理事長どまりっていうのも停滞感産み出す一因。

「買えなかった」ではなく「買わなかった」か

2006-10-12 23:10:45 | 競馬雑感

 昨日の昼過ぎにディープ引退のニュース。バイト中でしたが、まあ色々大変みたいでしたね。個人的に、金子オーナーがとった行動というのは三冠路線→有馬→天皇賞→凱旋門賞と続いたディープインパクトの旅程の中で始めて敷かれていたレールを外れた行動だったのかなと。スポニチの記事によると、〝調教後、オーナー(金子真人氏)に“元気も良く、無事に調教が終わりました”と(携帯)電話で連絡をした際、突然引退の話が出て…。〟とのことなので完全に池江調教師の頭越しに計画が進められていたと言うことなのね。まさか、前日に放送されていたガイアの夜明けに触発されたわけではない・・・よな。51億円と言うのはまあ、妥当な値段ですかね。地面からお金が湧き出てくる方々が狙っていたと言う話もチラホラありましたが、ガイアの夜明けをみた感じではその話は凱旋門賞に負けた時点で無くなった感じが。いや、無くなったというよりは100億だとか何とかの世界屈指の名馬の値段(歴代最高か)ではなく、20億~30億あたりの日本の名馬的な値段と考えたんでしょう。まあ、欲しかったら金に糸目を付けない彼らがその値段で買えると思っていたわけはないので、「買えなかった」というよりは「買わなかった」が正解か。殿下にはハーツクライなんかディープと比べても格安で買えそうだからお勧めしたいんだが、悲しいかな・・・クラブ馬なんだよな~。

 そういえば、池江先生と金子オーナーは引退の件でも行き違いがあったと思ったら次走の予定でも行き違いしていますな。池江先生は天皇賞参戦に前向きだし、金子オーナーはどうやらJC直行にしたい模様。シンジケートが組まれてしまった?今となっては金子オーナーの馬であって金子オーナーの馬ではないみたいな状況なので、負けたら即引退の危険性もあるデスマッチ状態。なら、なるたけ万全の状態で出したいということなのかね。個人的にはドバイまで走ってほしいが、その案を実行すると2~3月に種付けが集中する社台グループが種付けできないから却下されたのだろうな。


 ついでに、JCなどの国際競争の登録馬が発表されますた。
JC登録馬
JCD登録馬

マイルチャンピオンS登録馬
エリザベス女王杯登録馬


 JCでの注目馬はやっぱりHurricane Runか。ゴーダ氏の話では来るかもしれないとのことだが、期待せずに待っていよう。Shiroccoはまず無い。PrideはチャンピオンS次第だと思うが、凱旋門賞で堅い馬場を克服したので来る可能性あり。Ouija BoardはチャンピオンS回避でBC直行。BCも馬場次第ではスクラッチするとのこと。引退レース?が香港とのことなので来るかも試練ね。ただ、BCに出走されると昨年よりBC→JC間の間隔が1週狭いので来ないか。芝様のHPを見たところバーデン大賞を勝ったPrince Floriは来るとのこと。Scoripionは一年ぶりの復帰戦を2着に敗れたわけだが、ロンシャンの2400レコードを保持しているよう(疑惑のレコードなわけだが)に堅い馬場歓迎。香港に矛先が向いていそうだが来てくれないかな~。

 JCDは来る馬いるのかね?毎年そう思ってしまう。ベルモントSを勝ったJazilが調整遅れからBCに間に合わないからここ使うかも・・・という話があったような。ユートピアの復帰戦がここになって、そのまま滞在して阪神C出走→ダーレージャパンで種牡馬入りとかしたら・・・笑えないよな。

 マイルチャンピオンSはCourt Masterpieceは確定。BCマイルはAussie Rulesに任せてAd Varelomあたりがフラっと香港マイルの足慣らしに出走しないかしら。

 エリザベス女王杯の注目はRising Crossか。理由はカッコいry


次こそTBSの番かな

2006-08-31 23:20:06 | 競馬雑感

 まあ、もう知っている方が大多数だと思われますが注目のエアグルーヴ04の名前がザサンデーフサイチに決定いたしますた(苦笑)
 大坪さんがザサンデーブランチとか言いそうだったり、いろいろ実況泣かせの馬名なような気が・・・。
 一応、ここでいろんな意味で素晴らしいFLASHを見ることができます。

 
 以前から名前は「サプライズがあるよ」と関口会長は述べていたので、私としては「ミスターセキグチのように冠名を外すのか?」と思ったり「馬名がフサイチサプライズだったりするのかしら」と思っていたものだが、まさか、フサイチを後ろに持っていくとは。。。しかも、それがサプライズの正体って。。。まあ、会長自身もサイトで「どうして“フサイチ”が後ろになったかって?それは私なりのサプライズ(笑)。アメリカの9億円馬にミスターセキグチと名付けたように、この馬は私のなかでもそれだけ特別な馬ということです」(フサイチネットより引用)と述べているように、いろんな意味でファンの考えの斜め上をいっていた会長ですから安易に「フサイチグルーヴ」やら「フサイチヨンオク」とか読まれているような馬名をつけたくなかったんでしょうね(ちなみに、上の会長の談話で某掲示板のヴェルタースオリジナルのコピペを思い出してしまったのは私だけではない筈・・・)

 
 ちなみに、ザサンデーって日曜8時に日テレでやっている番組とタイアップか。TBSのサンデージャポン(日曜10時だっけか)とタイアップしてフサイチジャポンとの噂もあったけれど、まさかの日テレ。
 これでフジテレビとはフサイチジャンク、テレ朝とはフサイチドナイト、日テレとはザサンデーフサイチときたので来年はTBSの番か(シルクプリマドンナ05あたりに名前をつけて大失敗しそうなのがTBSクオリティなわけだが)。


 追記:ttp://keiba.radionikkei.jp/news/20060831K01.html 
 Take over Targetが来日とのこと。セントウルSから来るあたり意気込みが感じられるわけだが、叩き台の悪寒。。本番ではLes Arcsなんかよりもよっぽど買いたい馬であるので程よく負けて本番での人気落ちを心から願う次第。。


さ~て、今年の欧州3歳馬のレベルは??

2006-08-24 23:10:32 | 競馬雑感

 ヨークシャーオークスでは英・愛オークス馬のAlexandrovaが実力を見せ付けた結果になりましたが(まあ、負けるほうが難しいメンバーでしたが)、その前日に行われた英インターナショナルSでは愛ダービー馬のDylan Thomasが断然の一番人気ながら4着に沈没。A.オブライエン調教師は敗因として①十分な調教量の不足②悪天候のためヨークの馬場が柔らかすぎたこと③スローペースゆえに落ち着きを欠いていたことを挙げていますが、正直このメンバーに斤量もらって負けるのはイタダケナイ。Alexandrovaがオペラ賞出走を匂わせている現状からするとクールモア陣営は凱旋門賞はHurricane Runに任せてDylan Thomasは愛チャンに全力をかけてくるのかな。


  さて、Dylan Thomasの敗北で巻き起こりつつあるのが〝今年の3歳はたいしたことないんじゃないか説〟(まあ、5月病みたいなもんで毎年毎年そのように言う人はいますが)。個人的には、Araafaがサセックスでやっちまった時点で「今年、やっぱり弱いかも」なんて思ったりしたものだがそれが証明されつつあるのが少し悲しいところか。ただ、今年の3歳馬の対古馬戦成績だけを見て弱い弱い言うのでは説得力も何もありゃしないので、今年の3歳馬の古馬GⅠ勝利成績と05年、03年の成績を比べてみようと思うのである(成績はヨークシャーオークスまで)


世代別古馬混合GⅠ勝利

06年3歳世代
ファルマスS Rajeem
アスタルテ賞 Mandesha
モーリスドゲスト賞 Marchand D'Or
ヨークシャーオークス Alexandrova

05年3歳世代
エクリプスS Oratorio
ドイツ賞 Gonbarda
サセックスS Proclamation
アスタルテ賞 Divine Proportions
ジャックルマロワ賞 Dubawi

04年3歳世代
バイエリシェスツフトレネン Intendant
ジャックルマロワ賞 Whipper
ヨークシャーオークス Quiff

 
 これは・・・古馬混合GⅠ勝利数だけで言うと今の時点まででは06>04。ただ、06組は4勝のうち3勝が牝馬限定GⅠであることに注意すべきですかね。エクリプスS、サセックスS、ジャックルマロワを持っていった05年組は置いておいて、若干Ouija Boardとキャラが被りつつあるAlexandrovaを考えると04年に近い流れとも言える。各国ダービー馬がヘタレの恐れがある点もそうですかね(結構影が薄いため忘れている可能性があるので言っておきますが04年英ダービー馬はNorth Light、仏ダービー馬はBlue Canari、愛ダービー馬はGrey Swallow)

 
 で、04年組の秋の活躍は・・・というと
ムーランドロンシャン賞 Grey Lilas
愛チャンピオンS Azamour
サンチャリオットS Attraction
オペラ賞 Alexander Goldrun
凱旋門賞 Bago
チャンピオンS Haffad
ジョッキークラブ大賞典 Shirocco
ブリーダーズCフィリー&メアターフ Ouija Board
香港C Alexander Goldrun

 
 こうして見ると、大体のめぼしいレースは取っていっている印象を受け、実際そうなんですよね。前半ほとんど働かなかったBagoが凱旋門賞を制しているわけだが、このときの一番人気はProspect Park(ほとんど忘れていた)。例年より2段落ちと言ってもいいのが問題か。
 
 戦跡を見ていて気づいたのは、休養を取った、もしくは前半期をろくに走らなかった馬が秋に活躍している傾向がこの年は強かった。Bagoは言うまでもないが、Grey Lilasは仏オークス後休養を取り叩き2戦目。AzamourはセントジェームズパレスSからの休み明け、Alexander GoldrunはプリティポリーSからの休み明け、HaffadはサセックスSからの休み明けでOuija Boardは叩き2戦目。しっかり休養を取った馬が秋に活躍するのは例年の事ながら、この年はその傾向がより強かったように感じる。
 
 で、今年はどうなのかと言うと・・・Geoge Washingtorn、Sir Percy、Araafaあたりの臨戦過程に好印象。ディープの参戦する凱旋門賞に限って言うならば、休み明け2戦目の馬が圧倒的に最近は走っており(まあ、ほとんどがニエユ賞経由なわけだが)、前半無理をさせなかったなどの点から考えると、Sir Percy、Shirocco、Pride、そしてVisindar(アンティポストから外れないのだが出れるの?)あたりが走破圏なわけだが・・・と、ありきたりなことを言って強引な比較を終了させていただきます。。


ダンスインザムードがドイツに行くんだと

2006-08-20 14:56:51 | 競馬雑感

 スピードシンボリの凱旋門賞の着順はまだ分かりません。ただ、競馬国際協会の発行する〝凱旋門賞の歴史〟によると1969年凱旋門賞の10着馬はZborと確認できたために、10着ではないのでしょう。肉眼で映像を確認する限り12着馬か15着の馬が怪しいと思う…。


 さて、今日はダンスインザムードがドイツで繁殖入りする予定とのニュースを。
 ご存知の方も多い通り、ダンスインザムードが来春ドイツで繁殖に入るとのニュースが(記事)種付けする予定なのはMonsunですか。。う~むmm記事によると照哉はMonsunを評価しすぎのような・・・。いや、ドイツにおけるMonsun産駒の活躍ぶりは〝ドイツのサンデーサイレンス〟(あまり、こういう言い方は好きではないのだが)といってもいいものであると思う。Samun、Salva Regina、Schiaparelliの3兄弟は言うまでもなく、今年の伊ダービー馬Gentlewave、昨年のBCターフ勝ち馬Shirccoとドイツ競馬についてそこまで詳しくは無い私でも知っている名馬がわんさか。ただ、日本ではMonsun産駒ってどうなのよ?と思って日本での産駒実績を調べてみた。

 
 ・・・産駒一頭も輸入されていないのかよorz。ドイツ生産馬が少ないのは分かっていたが(Silvanoの全弟になるストロングアサクサくらいか)、Monsun産駒が一頭もいないとは・・・。以前Redoute's Choice産駒を検索したときは何頭か確認できたんですがね。

 
 照哉的には、①日本で核たる種牡馬が不在である②Shirccoの活躍などドイツ生産馬の活躍が目覚しい(でも、そんなにいたっけ?)③アウトブリードになり血を活性化できる、などの要因を含んでの選択のようにも思えるのだが、今まで一頭も日本において産駒を走らせたことのない種牡馬でいいのかと。まあ、照哉は以前からベストトゥベスト(死語)を公言してならない男でしたので、そういう意味ではドイツのチャンピオン種牡馬と日本のトップfillyの配合はありなのか・・・。ベストトゥベスト(死語)という点なら、オセアニアに行ってRedoute's Choice種付けしてくれないものですかね。今年から(来年からだったかも)、北半球向けにも種付けをするみたいだし、産駒も日本でまずまず実績を残しているぶん傾向がMonsunよりは読みやすい。ただ、配合した場合、Nijinskyの3×4がちょっと気にかかるか。

 
 ところで、最近は社台ファームに牽引されているかのように日本で現役う時代を過ごした繁殖牝馬がどんどん外国に行って当地の種牡馬と交配される状況が続いていますな(記憶にあるだけで、プリモディーネ、ビリーヴ、レディパステル、ダンスパートナー、スティンガーなど。プリエミネンスもそうなのかな)。これはこれでなかなか面白い試み。ただ、何故にこれらの一流競争馬だった牝馬が海外での繁殖生活を選ぶのかというと、やはりSS死後の核たる種牡馬を見つけることのできない馬産地のジレンマがチラホラ垣間見えてくる(魅力的な種牡馬がいないとも言える)


 そのジレンマはSS産駒がダートも短距離もクラシックも2歳戦も古馬戦線でも何でも一定以上にこなしてしまったことがやっぱり起因しているんでしょうな。その後継種牡馬では、SSの万能ぶりを伝えることができないと。そういう意味ではそれらの繁殖牝馬が日本に帰国した時がそれらに相応しい種牡馬が現れたといういい指標になるのかな。そういう意味では、ディープインパクトが繁殖の引き留め役にもなるのかなと。ただ、もう一つの課題であるSSの肌につける種牡馬の不在(フレンチではクラシックは厳しい)という課題はまだ解決されない。シンボリクリスエスとキングカメハメハには結構馬産地から重い宿題を突きつけられているんじゃないかとも思ってしまう。


セレクトセールの持ち込み馬って高すぎじゃない?

2006-07-25 23:13:28 | 競馬雑感

 ようやくテストがオワタ(いろんな意味で)。。。今週はハーツクライ出走のキングジョージなど競馬ファンは忙しい1週間になりそうな予感。

 で、ずいぶんと古いネタになってしまいますがセレクトセールを引っぱらせていただきます。6億円馬の登場なんていう格好のネタなんかもありましたが、思ったのは相変わらず持ち込み馬高すぎじゃないか?という疑問。
 今年も当歳市場においてはFusaichi Pegasus産駒が2頭1億円で、1歳市場ではPivotal産駒が2億越えと相変わらずの高評価。この馬たちの血統は確かに素晴らしいですが、果たして過去のセリにおいて高額で落札された持込馬は期待に見合った結果を出せているのか?という疑問がどうしても拭えません。キングカメハメハのイメージがあまりに強すぎて冷静に見れていないのではないであろうかと。なら、調べてみようと。てなわけで、テストも終わって暇だけはあるため、過去のセレクトセールで落札された03年組までの持込馬の成績を調べてみた

1998年

№33ジャッキーマックスの98(ジャッキースタイル) 父Cozzene 牝 ノーザンファーム
落札者/金子真人 4200万
競走成績/出走無し

№39シジェームサンの98(馬名セレブ) 父Gone West 牡 千代田牧場
落札者/市川義美 6000万
競走成績/23戦4勝(主な勝ち鞍/竜飛崎S1000万下)獲得賞金5245万円

№63エンジェルインザモーニング98(馬名ゼンノマスカレード) 父Holly Bull 牡 上村清志
落札者/大迫忍 3000万
競走成績/出走無し

№115ダンシンググラス98(馬名グラスレザン) 父Gulch 牝 早田牧場新冠市場
落札者/半沢㈲ 3550万
競走成績/8戦3勝(うち地方で6戦3勝) 獲得賞金122万

№143ゴールデンハピネス98(馬名マチカネカネガナル) 父Caerleon 牡 宮内牧場
落札者/細川益男 4000万
競走成績/7戦0勝 獲得賞金660万

№151ピスカリデザート(馬名テンザンデザート) 父Green Desert 牝 松田敏
落札者/平野三郎 2800万
競走成績/31戦3勝(主な勝ち鞍/ラベンダー賞、菜の花賞) 獲得賞金11418万円

№176ハリケーンキャット98(馬名サンライズストーム) 父Candy Stripes 牡 森永正昭
落札者/㈱松岡 2500万
競走成績/4戦0勝 獲得賞金0万円

№205レディチャタレイ98(馬名シマノブラントン) 父Caerleon 牡 ノーザンファーム
落札者/嶋倉久榮 5500万
競走成績/4戦0勝 獲得賞金0万円

1999年

№73サーモンタイム99(馬名アドマイヤユース) 父Rahy 牡 ノーザンファーム
落札者/近藤利一 5800万
競走成績/5戦0勝 獲得賞金128万円

№75ミュンシー99(馬名ロッキー) 父Polish Precedent 牡 社台ファーム
落札者/(株)ティーエムインターナショナル 12500万
競走成績/16戦5勝(うち地方で14戦5勝) 獲得賞金119万円

№78クレアコート99(馬名ロコグリーン) 父Green Desert 牡 上水牧場
落札者/齊藤四方司 4200万
競走成績/21戦4勝(主な勝ち鞍/帆柱山特別1000万下) 獲得賞金6133万円

№148アイシャパウエル99(馬名アグネスパウエル) 父Smart Strike 牡 社台ファーム
落札者/渡辺孝男 2000万円
競走成績/40戦3勝(現役) 獲得賞金5851万円

№187アップマイスリーヴ99(馬名シルクハリウッド) 父Kingmambo 牝 秋田牧場
落札者/(株)アイ・ジェイ・エス 1800万
競走成績/7戦0勝 獲得賞金530万

№202ライフアウトゼア99(馬名ナインティプルーフ) 父Wild Again 牡 ノーザンファーム
落札者/金子真人 2500万
競走成績/10戦4勝(現役)(うち地方3戦1勝) 獲得賞金2678万円

№248ライラアラウィ99(馬名エアリカコ) 父Haling 牝 社台ファーム
落札者/種田恵志 3500万
競走成績/16戦2勝(うち地方1戦1勝) 獲得賞金2000万円

2000年

№11イージーラヴァー00(馬名アグネスシャルマン) 父Southern Halo 牝 社台ファーム
落札者/渡辺孝夫 4900万
競走成績/3戦1勝 獲得賞金710万円

№27ケアフルタイミング00(馬名アグネスマサオー) 父Cozzene 牡 社台ファーム
落札者/渡辺孝夫 4100万
競走成績/21戦1勝(現役) 獲得賞金1839万円

№54オークミードⅡ00(馬名アドマイヤレオン) 父Mr.Prospector 牡 ノーザンファーム
落札者/近藤利一 8600万
競走成績/15戦3勝(現役)(うち地方1戦1勝) 獲得賞金3050万

№62ファンジカ00(馬名ファイトクラブ) 父Haling 牡 社台ファーム
落札者/桜井盛夫 11000万
競走成績/30戦5勝(主な勝ち鞍/冬至S1600万下) 獲得賞金8317万

№72スカイロケット00(馬名ムーンロケット) 父Zabeel 牡 ノーザンファーム
落札者/齊藤四方司 5000万
競走成績/3戦1勝 獲得賞金790万円

№128チッキーズディスコ12(馬名コンゴウヒーロー) 父Singspiel 牡 水上習孝
落札者/金岡久夫 2400万
競走成績/12戦0勝(うち地方4戦0勝) 獲得賞金340万

№166イクスペクトトゥシャイン00(馬名カフェブルックリン) 父Singspiel 牡 社台ファーム
落札者/西川清 4900万
競走成績/12戦1勝(現役) 獲得賞金2160万円

№175ブルーラスター00(馬名グラスボンバー) 父Machiavellian 牡 ノーザンファーム
落札者/半沢㈲ 5000万
競走成績/40戦7勝(現役)(主な勝ち鞍/福島記念GⅢ) 獲得賞金24559万円

2001年

№16ブルーアヴェニュー01(馬名ミスパスカリ) 父Mr.Greely 牝 ノーザンファーム
落札者/金子真人 7200万
競走成績/22戦4勝 獲得賞金6456万円

№53スルーオール01(馬名キングスミール) 父Theatrical 牝 ノーザンファーム
落札者/㈲曽田農園 2800万
競走成績/出走無し

№71ラスメニナス01(馬名プロディビオ) 父Southern Halo 牡 社台ファーム
落札者/臼田浩義 8500万
競走成績/8戦1勝(現役)(うち地方4戦1勝) 獲得賞金257万円

№72プリンセスリーマ01(馬名メイショウイフウ) 父Second Empire 牡 パカパカファーム
落札者/松本好雄 7000万
競走成績/25戦0勝(現役)(うち地方20戦0勝) 獲得賞金367万円

№93マンファス01(馬名キングカメハメハ) 父kingmambo 牡 ノーザンファーム
落札者/金子真人 7800万
競走成績/8戦7勝(主な勝ち鞍/日本ダービーGⅠ) 獲得賞金42973万円

№159サワズソング01(馬名ウインジェネシス) 父Crafty Prospector 牡 ノーザンファーム
落札者/㈱ティーエムインターナショナル 2900万
競走成績/21戦5勝(現役)(主な勝ち鞍/道新スポーツ賞1000万下) 獲得賞金6577万

№182シーユースーン01(馬名テンザンダンディー) 父Gone West 牡 ノーザンファーム
落札者/平野三郎 5000万
競走成績/29戦2勝(うち地方4戦2勝)(現役)(主な勝ち鞍/シクラメンS)獲得賞金3737万円

№229マリアマッジョーレ01(馬名ウインプログレス) 父Charismatic 牡 白老ファーム
落札者/㈱ティーエムインターナショナル 3500万
競走成績/25戦4勝(現役)(主な勝ち鞍/瀬戸特別1000万下) 獲得賞金5361万円

№269ヴォルピア01(馬名ケンシルバースター) 父Bertrando 牡 社台ファーム
落札者/㈱アイ・ジェイ・エス 1200万
競走成績/20戦2勝(うち地方1戦1勝) 獲得賞金3047万円

№273フライトオブエンジェルス01(馬名フジヤマエンゼル) 父Holy Bull 牡 社台ファーム
落札者/藤本龍也 2500万
競走成績/5戦0勝(うち地方2戦0勝) 獲得賞金10万円

2002年

№18クラシーク02(馬名ケンミラノ) 父Green Desert 牡 ダーレージャパン㈱
落札者/㈱アイ・ジェイ・エス 3600万
競走成績/15戦4勝(現役)(うち地方6戦4勝) 獲得賞金197万円

№51パパラッシオ02(馬名マイネルポポラーレ) 父Machiavellian 牡  ダーレージャパン㈱
落札者/㈲ビッグレッドファーム 3700万
競走成績/26戦5勝(現役)(うち地方20戦5勝) 獲得賞金213万

№53マハーブ02(馬名リヴァイアサン) 父Benny the Dip 牡 ノーザンファーム
落札者/中田徹 2450万
競走成績/5戦1勝(うち地方4戦1勝) 獲得賞金37万

№64ジュエルドクラウン02(馬名Wuthering Heights) 父Fusaichi Pegasus 牡 パカパカファーム
落札者/John McCormack Bloodstock 8100万
競走成績/英1勝、米1勝

№78ヴァルールーズ02(馬名フリーユアマインド) 父Singspiel 牡 白老ファーム
落札者/田中成奉 4150万
競走成績/4戦1勝 獲得賞金500万円

№118クイーンモード02(馬名リバースモード) 父Fusaichi Pegasus 牡 社台ファーム
落札者/臼田浩義 8500万
競走成績/1戦1勝 獲得賞金500万円

№122タムヒード02(馬名ネヴァーヒード) 父Green Desert 牡 ダーレージャパン㈱
落札者/㈱ピーアンドピー 4000万
競走成績/2戦2勝(現役)(うち地方2戦2勝) 獲得賞金50万円

№151シャープウイッテッド02(馬名ツキノオウジャ) 父Spectrum 牡 ダーレージャパン㈱
落札者/地田勝三 2300万
競走成績/17戦1勝(現役) 獲得賞金1384万

№162ミスティウォーターズ02(馬名ウインディーギフト) 父Singspiel 牝 ダーレージャパン㈱
落札者/グローブエクワインマネージメント㈲ 1850万
競走成績/4戦0勝 獲得賞金0万円

№187ドーテ02(馬名ラダメス) 父Singspiel 牝 ダーレージャパン㈱
落札者/金子真人 3000万
競走成績/9戦0勝 獲得賞金1005万円

№207ソプラニーノ02(馬名オリーブブランチ) 父Machiavellian 牝 ダーレージャパン㈱
落札者/金子真人 2400万
競走成績/3戦0勝 獲得賞金0万円

№234テイルザリヴァーランドドライ02(馬名登録無し) 父Southern Halo 牝  白老ファーム
落札者/近藤利一 1210万
競走成績/出走無し

№253コーディング02(馬名カレントウシューズ) 父Polish Precedent 牡 ダーレージャパン㈱
落札者/鈴木隆司 900万
競走成績/3戦0勝(うち地方3戦0勝) 獲得賞金0万円

2003年

№16イットオールアッズアップ03(馬名ホーマンマジェスティ) 父Dixieland Band 牡 秋田牧場
落札者/久保久人 2150万
競走成績/5戦0勝(現役) 獲得賞金0万円

№17レーヴドスカー03(馬名ナイアガラ) 父Fantastic Light 牡 ノーザンファーム
落札者/金子真人 6200万
競走成績/8戦3勝(現役)(うち地方1戦1勝)(主な勝ち鞍/すみれS) 獲得賞金3889万

№49クランチーカ03(馬名ナショナルオーダー) 父Singspiel 牡 ダーレージャパン㈱
落札者/前田幸治 4000万円
競争成績/3戦0勝(現役) 獲得賞金110万円

№76レッドキャット03(馬名ヘイアンルモンド) 父Kingmambo 牡 追分ファーム
落札者/荻原昭二 8400万円
競争成績/2戦1勝(現役) 獲得賞金500万円

№115シルバーレーン03(馬名シルバートレイン) 父Singspiel 牝 パカパカファーム
落札者/㈲曽田農園 8000万円
競争成績/10戦0勝 獲得賞金630万円

№118シーズアン03(馬名ビーオブザバン) 父King's Best 牡 ノーザンファーム
落札者/金子真人 6200万円
競争成績/8戦2勝(主な勝ち鞍/はなみずき賞500万下) 獲得賞金1797万円

№143サンハリエット03(馬名登録無し) 父Singspiel 牡 ㈲パカパカファーム
落札者/(株)アカデミー 3300万円
競争成績/出走無し

№180レッドヴェルベット03(馬名フサイチオニヘイ) 父Giant's Causeway 牡 ノーザンファーム
落札者/関口房朗 16000万
競争成績/出走無し

№232リアリーハッピー03(馬名ショウナンタイトル) 父Gone West 牡 ノーザンファーム
落札者/国本哲秀 4600万
競争成績/5戦1勝(現役) 獲得賞金700万円

№271サラトジャンナ03(馬名ショウナンバラード) 父Carson City 牝 社台ファーム
落札者/国本好子 1600万
競争成績/12戦1勝(現役) 獲得賞金1229万円

№283トレイシズオブゴールド03(馬名ダイワキャンドル) 父Unbridled's Song 牡 追分ファーム
落札者/大和商事㈱ 5200万円
競争成績/7戦0勝(現役) 獲得賞金680万円


  っとずいぶん長くなってしまいましたが、これが今年の3歳までのセレクトセールで購買された持ち込み馬の値段&成績。
 最終クラス別に分けてみると
未出走・・・4頭
未勝利(中央)・・・12頭
未勝利勝ち・・・10頭
500万下勝ち・・・3頭
1000万下勝ち・・・4頭
OP勝ち・・・3頭
GⅢ勝ち・・・1頭
GⅠ勝ち・・・1頭

となる。これはどうなんだろう??正直、すべてのセレクトセール落札馬の最終成績を計算したわけではないのでハッキリといえないのだが、持ち込み馬が期待通りに走ってはいないのは明らかではないであろうか?
年度別平均で見ると
      平均持ち込み馬落札価格(全馬平均)   平均持ち込み獲得賞金
1998年     3943万円(3255万円)               2180万円
1999年     4614万円(2922万円)               2491万円
2000年     5737万円(3056万円)               5220万円
2001年     4840万円(2792万円)               6878万円
2001年’     4511万円                       1286万円
2002年’     3171万円(2925万円)                 323万円
2003年     5968万円(3352万円)               1294万円
※2001年’=キングカメハメハを抜いて計算したもの
※2002年’=ジュエルドクラウン02は含まない

・・・02年、03年組はまだ3歳、4歳なので仕方ないとしても(それでも02年の323万円はどうしようもないですが・・・)、ほとんどの年で平均落札価格以上で取引されているにも拘らずこの有様。そもそも、重賞勝ち馬が2頭しかいないという点で疑問視か。。。まあ、キングカメハメハのような大物を約3%の確立で引けるという意味ではいいのだろうか・・・。

 このような状況が起こる原因としては、特定の種牡馬に対しての過大評価や社台ブランドによる値上がりなどと考える。
 種牡馬の過大評価例としてはSingspielが挙げられる。国内でローエングリンやアサクサデンエン、国外ではMoon Balladなどがいるがそれに続く産駒がなかなか出てこない。この98年~03年のセレクトの間にも5頭落札されて最高で1勝と期待外れ。
 社台ブランドの効果も若干はあると思われるが、これが高まるのは個人的にキングカメハメハの以降の04セールではないかと思うし、ノーザンファームブランドも05年春の大爆発を受けてのもの。03年まではそこまでというものでは無いと考える。実際、03年まではパカパカやダーレーからもそれなりに高評価を集めた馬が出ているのだから。

 まあ、なんだかんだ言ってもっとも大きな理由は日本人が横文字に弱いということであるような気がしないでもないんだが・・・。

 果たして04年組みや05年組みはこれらの先輩と同じ道を歩むのか、それとも活躍馬が出るのか。個人的に、04年にフサローの落札したシアトルサンセット04とか05年組のグッドゲーム05とか危険な臭いがプンプンするのだが・・・。