Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

Silent Witnessラストラン

2007-02-06 00:06:37 | 海外競馬(香港)
 昨日はサークルの新年会の0次会を兼ねて共同通信杯観戦。パドックではフサイチホウオーの丸太が中に入ったような馬体とダイレクトキャッチのやや貧相(失礼)な馬体が対照的だったが、結果は皆さんご存知の通りこの2頭でワン・ツー。今更ながらインティライミの馬体もあまり好きではないのだが(去年の日経新春杯でちょっと酷評したし)、スペシャルウィークの産駒は少々貧弱に見えるくらいのほうがいいのかもしれない。思い出してみると、スペシャルウィーク自身も現役時代は故大川慶次郎氏に「もう少し馬体に成長が欲しい」などと旧4歳時は言われ続けていた記憶もあり、一時は480㌔台まで馬体が成長したが、結局はダービー時とほとんど変わらない体重がほぼ理想だった。そうなると、父親の影響を強く受けた仔にもその特性が遺伝していても不思議ではないわけだな。まあ、傑作のシーザリオは牡馬と見間違うほどの威圧感をオークスのパドックで披露してくれた馬だったのだが。。


 さて、週末の海外重賞結果等等。。

ドンH(結果)
 昨年のエクリプス賞年度代表馬であるInvasorの今年初戦として注目されたレースだが対抗と目されたPremium Tapがサウジ送りになって回避、さらにStrong Contenderが直前で故障してスクラッチとInvasorには恵まれた感も。。残ったメンバーでは昨年のドバイワールドC3着(繰り上がりだけれど)Magna Graduteと上昇中のChatinあたりがInvasorに適うか?(希望的観測)と言ったレベル。
 レースはInvasorが4コーナーでの不利も難なく克服して楽勝。アメリカ移籍後は割りと接戦で勝ち星を拾ってきたタイプだったけれど今回は楽だった希ガス。123ポンド背負って(Magna Graduteとは5ポンド差)この楽勝なのだから相手の問題もあるけれども、06年アメリカ年度代表馬健在と言ったところか。次走はInvasor自身のキャリアにおいて唯一苦杯を舐めさせられた猫の待つナドアルシバ。あの時は4㌔Invasorが斤量を背負っていたわけだがさてさて今回はどうなるか。天下分け目の超決戦となりますか。

 追記:上にも記したようにStrong Contenderが故障したわけだが、John Ward調教師によると腱を断裂したそうで引退が濃厚(ソース)。ハスケル招待ではBlugrass Catに大差ぶっちぎられたが、スーパーダービーでのLawyer Ronを抑えた走りが気に入って今年赤丸チェック馬の一頭に入れていただけに無念である。それにしても、4 to followいきなりオワタ\(^o^)/ちなみに、某スレの836は私ではないので念のため。。


センテナリースプリントC(結果)
 ご存知のようにSilent Witnessのラストランに選ばれたレース。明らかにズブくなっていることに加えて「陣営が力に衰えが見れる」と泣きを入れるなど勝ち云々抜きにファンのために残り1戦走らせることにした感じもあるレース。
 Silent Witnessは全盛期の姿とは程遠く先手も奪えず9着で引退。この馬が語られる際にスプリンターズSがよく出されるが、個人的には安田記念の走りが一番印象強い(まあ、現地で見ていたこともあるけれど)。安田記念でのSilent Witnessの走りは、それまでは17連勝といっても所詮はお山の対象的なネガティブイメージもあったSilent Witnesに対する評価を一変させ、スプリント・マイル路線における香港馬の強さは本物であると世界に示すきっかけになるものであった。香港競馬の国際的知名度を高めるのにこの馬が果たした役割は図りきれないほどのものがあったと思うし、逆にこれほどの名馬を興行的側面からしても自国のレースに是非とも呼びたいという競馬主催者も多かった。そんな意味ではこの馬の存在がアジア・マイル・チャレンジやグローバル・スプリント・チャレンジの創設を促した感もあるのかなとも。通算成績は29戦18勝。本当にお疲れ様でした(Silent WitnessのHPでファンのコメントが投稿されているようなのでお暇ならどうぞ)

 で、レース自体は1000mは得意のScintillationが香港スプリントを圧勝して一番人気に支持されたAbsolute Championを抑えて勝利。Absolute Championは直線1000よりはコーナー有りの1200&1400の方でパフォーマンスを上げてくるタイプなだけに2着は仕方ない。Natural Blitzは得意の1000mで完敗なだけに今後は厳しいかも試練。

2006香港國際賽事(3)

2006-12-11 00:17:32 | 海外競馬(香港)

 簡単に各レースの感想でも書いておこう

【香港ヴァーズ】
 Ouija Boardがスクラッチした時点で日本馬2頭にもチャンスはあるかなと思っていたのだが結果は案外。アドマイヤメインは菊花賞のように後続を離したレースをしなかったとしても単騎で行けたときはある程度の結果は付いてきていただけに今回は体調面に問題があったのか。まあ、Ouija回避による影響を一番受けたのはメインだろうしある程度マークされる立場であったから仕方が無いか。ソングオブウインドはスタートしてから自分の世界を築き上げ、3~4角で一気に進出するプチディープ張りの競馬をしたわけだが先に抜け出したCollier Hillを捉えきれないどころか、最後はKastoria、Shamdaraにも交わされ4着。前にも述べたように菊花賞は〝嵌った〟という印象が強くまだこのクラス相手にこの競馬では厳しいということでしょう。来年飛躍するためにこれを糧にすべきか。
 Collier Hillは強くなったな~。シーマクラシックで2着になった時は「2着なのに物凄い喜びようだった」とか皮肉られていたのにこれでカナディアン国際と併せて制覇か。タイムも含めてよく対応できたな。KastoriaはYeatsを下した愛セントレジャーのパフォを見ればこのくらいは走って当然。良馬場で巻き返した。Shamdaraは昨年の4着から一つ着順を上げたか。この馬もミラノ大賞典のように強い時もあればヨークシャーオークスのような時もある。この馬は分からんね。


【香港スプリント】
 メイショウボーラーはムラ駆けとかそういうレベルではなかった。とりあえず無事でヨカタ。藤田小姐は特に目立つところなし。このレベルでの馬もダメと言うことになると桜驀進王様のピーク時でも向こうの馬とタイマンはれるか分からんぞコリャ。
 Absolute Championはプレミアボウルの勝ちっぷりが素晴らしく本番でも当然有力候補だと思っていたら当初はレートが足らずに補欠候補だったのよね。出走できないというリスクを恐れずこのレース一本に絞ったホール調教師は賞賛されてもおかしくはない。タイム、勝ちっぷり共に文句無く来年は王朝建設かな~。まあ、時計のかかる馬場や直線競馬になったらまだ分からんけれど。
 今年から何度も言っているように1200mに変更になったわけだがあまり変わらんかった。直線1000mで行われたスプリントトライアルとの比較をしてみると以下のようになるわけだが。

トライアル(着順) →香港スプリント着順
1 Able Prince  →7着
2 Down Town  →4着
3 Natural Blitz  →11着
4 Silent Witness →2着
6 Sunny Sing     →5着
8 Scintillation  →8着

 Natural Blitzなんかはやっぱりダメダメだったと。今回そこそこ走ったSunny Sing、Down TownがAbsolute Championの勝ったプレミアボウル(1400m)でもそれなりに走っていることを踏まえると、求められる適正は1000mではなく1400m寄りなのかな。日本馬も純粋なスプリンターというよりも1400m重賞勝ち馬連れて行ったほうがいいかもしれない。スワンSなんか時期といい絶好のトライアルになりそうだが。


【香港マイル】
 いや、Armadaさんゴメンナサイ。うそ臭いとか言っていましたがその実力は紛れもなく一流馬のそれでした。The Dukeが念願の香港マイル制覇となったわけだがArmadaの伸び脚が目立ったレース。そう考えるとマイル路線にもスプリント路線と同じく世代交代の波が来ているのかな。まあ、Bullish LuckやらJoyful Winnerは春になると調子を上げるからチャンピオンズマイルはBullish Luckの3連覇!とかありそうで怖いけれどww是非ともArmadaには安田記念出走をお願いしたい。気になっていたRamontiは3着というのはどーなんだろ。香港でこのくらい走れるのだから来年欧州マイル路線に戻ればそれなりに勝てそうだけれど。唯一の惨敗がジャックルマロワ賞なので直線競馬には不向きなのか。
 ダンスインザムードは好スタート→控える競馬→直線ぶつけられる→沈む・・・というチグハグな競馬。馬体減の問題なんかもあるけれどアメリカではそれなりに結果を出しているわけだから香港がダメなんか。まあ、牡馬混合重賞レースを中2週でずっと使っているわけだから女の子には少し厳しいローテだったのかも。

【香港C】
 PrideにおけるC.ルメールの絶大なる信頼を垣間見せたレース。道中はPride、アドマイヤムーン、ディアデラノビアが後方3頭を占めた。Prideなんかは昨年のVengence of Rainを差し損ねたトラウマがある分2頭よりも早く仕掛けた感じだが、この馬なら実力も十分承知している日本馬2頭の追撃は凌ぎきれるとルメールの読みもあったのだろう。実際、祐一のアシスト?なんかもあってPrideがムーンの猛追を凌ぐんだがムーンってこんなに強い馬だったのか。個人的にミスプロ系にありがちなトライアルホースだと思っていたのだがこれは見方を変える必要有り。QEⅡなんか遠征したら勝てるんじゃないかと。エンドスウィープの成せる業かね。
 Vengeance of Rainは去年くらい走っていると思うのだが昨年より強い馬が2頭いたということだろう(ペリエ@02年フェブラリーSを少し改変)。今後もこの路線における香港の関門的な役割を担うのか。Hello PrettyはPrideと人気が接近している時点で可笑しいだろwwViva Patacaも印象に残らない競馬だったな。
 Alexander Goldrunはいいところなし。やや中途半端な競馬だったか。ディアデラは直線で伸びきれず。このメンバーでは少し厳しいのかな。

 
 そういえばViva Patacaの漢字表記「爆冷」って超人気薄という意味なのね。今日一番勉強になった気がする。


2006香港國際賽事展望(2)

2006-12-09 23:50:44 | 海外競馬(香港)

 無事にレースを走り終えてほしいと願っていたOuija Boardが左前脚の不安により香港ヴァーズを回避→そのまま引退とのこと。結果的にOuijaのラストランはJCになっちゃったんだな。その最後の勇姿を見ることのできた私を含めた日本の競馬ファンは幸せ者ということか。Kingmambo種付けなのでアメリカ行きか。ヴァーズは一気に日本馬有利になったな。
 Takeover Targetはどうなんだろ。再検査もアウトで最後のチャンスは調教師が要望した当日の検査のみか。思えばBrass HatのドバイWC失格から始まりディープの件、そして最後にTakeover。今年はいろんな意味で勉強になる年だった…。


香港マイル(シャティン競馬場/芝1600㍍)
1 7 Bullish Luck(7、香) B.Prebble
2 12 Ramonti(牡4、伊) E.Botti
3 11 Mustameet(牡5、愛)  D.Mcdonogh
4 2 Joyful Winner(6、香) C.Soumillon
5 10 Russian Pearl(6、香) E.Saint-Martin
6 5 Armada(5、香) D.White
7 13 Linngari(牡4、仏) G.Schofield
8 3 Rebel Rebel(牡4、米) E.Prado
9 8 Bowman's Crossing(7、香) G.Mosse
10 4 The Duke(7、香) O.Doleuze
11 6 Floral Pegasus(牡4、香) L.Dettori
12 9 Dave's Best(6、香) M.Kinane
13 1 Sir Ernesto(5、香) F.Coetzee
14 14 Dance in the Mood(牝5、日) 武豊

 非常に微妙なメンバーである(色んな意味で)。最近はアジアマイルチャレンジやらグローバル・スプリント・チャレンジの存在によって香港勢の日本への遠征が積極的になったおかげで比較的力関係を把握しやすくなったと思うのだが、そのマイルチャレンジチャンピオンのBullish Luckが病み上がりみたいなもので状態に疑問符を付けざるをえない。ということは安田3着のJoyful Winnerが候補になると思うのだがこちらも前走マイルトライアル大敗と不安先行。なら安田5着の我らがダンスインザムードの出番だと思うのだが、恋人?のダイワメジャーがいないことに加え、ここに来て新星Armada登場。こいつのマイルトライアルの内容がまた嘘くさい勝ち方。本当なら自信を持って即消しなのだがその8戦7勝という輝かしい戦績に騙されてしまいそうだ・・・。ここはRamontiが頑張ってくれることを祈りながらマターリと見るのが吉か。


香港C(シャティン/芝2000㍍)
1 2 Vengeance Of Rain(6、香) A.Delpech
2 8 Viva Pataca(4、香) C.Soumillon
3 7 Growl(4、豪)  C.Williams
4 6 Hello Pretty(5、香) B.Prebble
5 12 Art Trader(5、香) E.Saint-Martin
6 1 High Intelligent(6、香) D.White
7 4 Admire Moon(牡3、日) 武豊
8 9 Pride(牝6、仏) C.Lemaire
9 10 Alexander Goldrun(牝5、愛) K.Manning
10  5 Satwa Queen(牝4、仏) L.Dettori
11 11 Dia de la Novia(牝4、日) 福永祐一
12 3 Musical Way(牝4、仏) R.Thomas

 Prideの引退戦か。昨年はVengence of Rainを捉えきれずに負けているわけだが、、今年になって更なるパワーアップをして香港に戻ってきた。Hurricane Runを差しきったサンクルー大賞、英チャンピオンSやRail Linkに迫った凱旋門賞などそのパフォーマンスは牡馬も含めても今年の欧州随一のものだったようにも思える。一つ下のこれまた類稀な能力を持った牝馬、Ouija Boardとは04年凱旋門賞での対戦のみだったのは何だかんだ言って惜しいことだったのかな。チャンピオンディスタンスで牡馬とも互角以上に勝負できる牝馬が同時代に2頭いたなんて70年代のAllez FranceとDahlia以来なんじゃないかな=。というか、ドバイやら香港にまで行っているOuijaってフランスで走ったことは凱旋門賞の1回のみだったのか、そりゃ2頭が走る機会があまり無いはずだよ。
 その2頭の偉大な牝馬の影に隠れてしまった感もあるAlexander Goldrunだがこちらもまた偉大な競争馬であることに変わりは無い。ナッソーSでのOuijaとの熱い叩きあいはRace of the Yearとも言うことができる。04年の香港Cは見事に差し切り、昨年は前詰まりで脚を余す。やや使いすぎの感もあった昨年とは違い今年は英チャンピオンSを見送ってここまで待った。ラストランを飾る準備は整っているとみる。 
 Stawa Queenは偉大なる先輩牝馬相手にどこまでやれるかね。レコード決着のオペラ賞2着でアジアの堅い馬場にも適応できると思うが上記2頭が既にこの馬場でも結果出しちゃっているから・・・。
 香港勢は昨年の覇者、Vengence of RainとViva Pataca、Hello Prettyあたりが有力か。Vengence of Rainは春シーズン全休後、復帰してからの2戦が10着→5着と結果が出ていないもののマイルトライアルは内容があった。距離不適・重ハンデだったにも拘らずそれなりに走った前走からすると2000mの今回は力を発揮できるとみる。ただ、昨年よりも日本・欧州馬が骨っぽくなっているため昨年と同じくらい走っても頭までは苦しいか。Viva Pataca、Hello Prettyの2頭は2000mのトライアルを使っての出走だがやや苦しいか。Vivaはスミヨン騎乗に活路を見い出し、HelloはPrecisionが勝ったとき並にペースが落ちた時にチャンスがある程度かと。
 日本からはアドマイヤムーンとディアデラノビア。ムーンは札幌記念のような競馬をしたいのだろうけれど外に出せるかどうかが鍵。Pride、Alexander Goldrunといった欧州を代表する2000mホース相手に天皇賞・秋3着馬がどこまでやれるか見てみたいか。ディアデラノビアがPride、Alexander Goldrunと走るか…。日本の牝馬の欧州遠征はほとんど無いので(エアトゥーレが最後?)欧州一線級の牝馬と手合わせできる機会は大切にしてほしい。あわよくば差しきってしまえ(藁)


 


2006香港國際賽事展望(1)

2006-12-09 00:58:03 | 海外競馬(香港)

 枠順も決定したことなのでそろそろ展望を

香港ヴァーズ
1 9  Maraahel(牡5、英) R.Hills
2 10 Collier Hill(8、英) D.Mckeown
3 7  Egerton(牡5、独) T.Mundry
4 5  Scorpion(牡4、愛) J.Heffernan
5 8  Saturn(6、香) D.Nikolic
6 2  Ouija Board(牝5、英) L.Dettori
7 1  Kastoria(牝5、愛) M.Kinane
8 3  Shamdala(牝4、仏) C.Soumillon
9 6  Song of Wind(牡3、日) 武幸四郎
10 4  Admire Main(牡3、日) 武豊


 とりあえず、Ouija Boardがラストランを無事に終えてくれることを祈るレースか。4年間の彼女の現役生活は22戦し、GⅠは7勝。史上初のカルティエ賞年度代表馬2度受賞など2000年代を代表する名馬になりました。今年はドバイシーマクラシック4着に始まりQEⅡ3着→コロネーションC2着→プリンスオブウェールズS1着→エクリプスS5着→ナッソーS1着→愛チャンピオンS2着→ブリーダーズCフィリー&メアターフ1着→JC3着とおよそ超一流馬には似つかわしくないローテを歩んでの香港ヴァーズ。昨年は5戦目が香港ヴァーズだったこと、昨年に比べブリーダーズC→JCの間隔が1週詰まったことを踏まえるとお釣りが残っていないことも否めない。ただし、この馬にとって幸いだったのはJCが比較的楽なペースとなったこと。日本レコード決着となった昨年よりもレース後の反動は少ないと思われるだけに華麗に現役を終えてくれるでしょう。

 
 他の欧州馬もそれなりのメンバーが揃ったかなと(というか、JCがあまりにもアレすぎて最初っからこっち目標だったのか)。Collier HillとKastoriaはカナディアン国際組。KastoriaはYeatsを問題にしなかった愛セントレジャーの勝ちっぷりが印象的だがカナディアン国際は重馬場に対応できなかった模様。良馬場なら巻き返しも十分ありえるかと。反対に重馬場の恩恵を十分活かしきったCollier Hillは良馬場になると厳しい。クールモアが送り出すScorpionはリステッド→ブリーダーズCターフと使ってきて今年3戦目がここ。そろそろ走りごろだと思われるがMontjeu産駒にありがちな燃え尽き気味でないことを祈るか・・・。鞍上はK.ファロンが乗れないからJ.ヘファーナン。「おまいが来年の主戦だ!」とマグナー夫婦に言わせるくらい頑張れば勝てるかも。Maraahelは昨年の香港C3着があるようにコース適正は目を引くものの、必ずしも適距離とはいえない2400mってどうなんだろ。Shamdalaは昨年このレースを4着だけれど少し厳しい。ヨークシャーオークスの空気っぷりが個人的に嫌い。


 さて、日本馬。勝つ可能性は一番高いのはヴァーズで間違いないとは自分も思うがそれほど相手メンバーも楽ではない。ソングオブウインドは菊花賞が個人的に嵌りすぎた感じ。エルコンドルパサー産駒だけにこのレースはあっさり通過してもらって来年の凱旋門賞へ!的な物語を期待したいものだがさてさて。アドマイヤメインは単騎逃げ濃厚なだけに(Saturnが今まで逃げてこなかったのは今回のための布石・・・なわけない)ペース次第では十分残れる。というか、散々厄介者扱いされていた母父へクターを味方にする時がついに来たか(笑)しっかし、メインは本当にヴァーズ→有馬のウイポローテやる気かね。


香港スプリント
1  12 Takeover Target(7、豪) J.ford
2 4 Desert Lord(6、英) N.Callan
3  14 Red Oog(7、豪) H.Bowman
4 7 Meisho Bower(牡5、栗東) 福永祐一
5 3 Benbaun(5、英) J.Spencer
6 6 Scintillation(6、香) G.Mosse
7 2 Silent Witness(7、香) F.Coetzee
8 8 Sunny Sing(4、香) C.Soumillon
9 1 Natural Blitz(6、香) A.Delpech
10  9 Able Prince(6、香) M.Nunes
11 13 Down Town(4、香) J.Spencer
12 5 Absolute Champion(5、香) B.Prebble
13 10 Billet Express(6、香) D.White
14 11 She is Tosho(牝6、栗東) 池添謙一


 タマが無い馬が多いね~。というかメイショウボーラーしか・・・。今年から直線1000mからコーナー有りの1200mに。まあ、日本馬&欧米馬の毎年恒例の飛びっぷりを見せ付けられると主催者側もそろそろおまいら空気嫁的なムードを感じ取ったのかも試練。とはいえ今年も香港&オセアニアが強すぎるんだが。

 オセアニアからは2頭が参戦。グローバル・スプリント・チャンピオンに輝いたTakeover Targetはそのチャンピオンを決めたスプリンターズSからの休み明け。調教師は先月の香港馬限定重賞のスプリントトライアルを使えるなら使いたいよ…とか
言ったらしいが、日本でもセントウルSを一叩きしてからGⅠ勝利へ持って行っただけに意外と本音か。もう一方のRed Oogも全く侮れない。てゆうか、Takeoverはレースの前にミソが付いてしまった気もするんだがね。

 香港勢はSilent Witness王朝陥落後はまさに群雄割拠と言う言葉が相応しい模様。とりあえず、Natural Blitzの2連覇が苦しいことだけは分かるか(笑)Silent Witnessは距離延長は確実にプラスなだけに復活も期待できるかと。一発やるならここに来て上昇のAbsolute Championか。ついでに、ここ05/06シーズン後半の主な短距離戦の結果でも書いておこう(香港スプリント出走馬のみですが)

1月22日ボーヒニアスプリントトロフィー(直線1000m)
②Scintillation
③Absolute Champion
⑦Natural Blitz
⑧Able Prince

2月26日センテナリースプリント(直線1000m)
①Scintillation
②Natural Blitz
⑥Able Prince
⑦Silent Witness

4月15日クイーンズシルバージュビリーC(1400m)
②Silent Witness

5月21日沙汰ヴァーズ(1200m)
④Absolute Champion
⑨Natural Blitz

 日本馬は何かと話題になっている藤田小姐とメイショウボーラー。藤田小姐は馬体の減りが無かったようなのでなにより。北海道での好走歴が示すとおり洋芝ドンと来い!なのでまあ掲示板まで期待してみよう。ボーラーはムラ馬になってしまっているためゲートが開かんと何とも言えん(笑)目標はサニングデール越えか。


香港國際賽事に向けて

2006-11-21 23:16:31 | 海外競馬(香港)

 香港國際賽事も近づいてきますた。日本からの招待馬も続々発表されており今年も活躍が期待されますが、地元香港で先週・先々週にわたって重要なトライアル戦が行われたので軽くまとめておこうかと(半分自分用w)


カップトライアル(シャティン・芝2000㍍)
 まずは11月12日に行われたカップトライアル。ここは昨シーズンの香港ダービー馬Viva Patacaと香港ダービーではViva Patacaの後塵を拝したがA.クルーズ厩舎に転厩して巻き返しを図りたいHello Prettyの2強が抜けた人気。他にはSaturnなんかもいたのね。しかも近走短距離ばかりだし。。
 レースはHigh Intelligentの逃げを捕まえ、そのまま粘りこもうとしたSaturnを一気にHello Prettyが捉えて快勝。Viva PatacaはHello Prettyと一緒に上がっていこうとしたが反応鈍く、逃げたHigh Intelligentを捉えるのが精一杯と少々不満な競馬。鞍上のE.サンマルタンもレース後、「道中は気持ちよく走っていたんだが、徐々に上がっていこうとしたら期待ほどの反応はなかった」と述べているように少々不満げ。このままだと本番でも春のQEⅡの二の舞かもしれんね。Hello Prettyはレース当週の木曜日に口から出血しているのが見つかっていたと書かれているがそんなの関係ないってか。


スプリントトライアル(シャティン・芝1000㍍直線)
 今年から本番の舞台が直線1000㍍からコーナーありの1200㍍に変わったといってもここが最重要トライアルには変わりない。メンバーを見渡しても恐ろしいほど豪華ですな。日本でも有名なSilent Witnessを始め昨年の香港スプリントの覇者Natural Blitz、2着のPlanet Rulerや今年のチェアマンズスプリントを制したBillet Express、センテナリースプリントCを制し今回1番人気に推されたScintillation、前走の内容が光るSunny Kingなどなど。まさに、ここにAbsolute ChampionやTake over Target、シーイズトウショウなどを加えれば本番といっても差し支えなさそうなメンバー。。
 レースは単勝16倍とやや伏兵扱いされていたAble Princeが内ラチ沿いから早め先頭に立ち一気に押し切り勝ち。2着は正反対に外ラチ沿いを突っ走ってきたDown Town。ゴール残り100㍍を切ったところでいきなり画面に出てくるというシンザンの有馬記念ばりの競馬を披露しました。Silent Witnessは4着同着。全盛期ならばあそこから突き抜けると思わせる競馬であっただけに突き抜けられないのは体調が戻りきっていないのか、はたまた年齢による衰えなのか。Natural Blitzは5ポンド重い斤量を背負っての3着なだけに本番でも楽しめそう・・・なんだけれど舞台が変わって一番悲しんでいるのはこの馬かも試練。まあ、コーナーありの1200㍍に変わったといっても基本的に香港勢中心でよろしいかと。シーイズトウショウやメイショウボーラーでは少々厳しいと言わざるをえない。


マイルトライアル(シャティン・芝1600㍍)
 スプリントトライアルも豪華だったが、ここもまた豪華・・・。出走馬のネームバリューだけなら下手したらマイルチャンピオンS以上。昨年の世界馬王ことVengence of Rainを始め、今年の安田記念を制したBullish Luck、3着のJoyful Winner、散々迷惑をかけたThe Jukeや古豪Bowman's CrossingにDave's Best、調子を上げてきているFloral Pegasusなどなど。しかし、これらのタイトルホースを押さえ1番人気を獲得したのはArmada。移籍?してからの6連勝はスゴイお。前走のプレミアボウル4着も若干の距離不足や早すぎた勝ちタイムなど敗因はハッキリしている。距離400㍍延長はプラス材料なだけに期待されるのも当然か。
 結局、The JukeやFloral Pegasusの争いを尻目にArmadaが差しきるわけだが、このレースに限って言うならばVengence of Rain、Bullish Luckの走りの方が目を引いた。2頭とも他馬より思い斤量を背負っていたために伸びそうで伸び切れなかったレース振りがいかにもトライアルと思わせるものなのよね。Vengence of Rainは半年以上の休養明け、距離1200㍍と厳しい条件だった前走からは格段の良化を見せ、このまま良化すれば十分カップ2連覇も射程権。Bullish Luckはシャティントロフィー惨敗後にが骨瘤悪化したと言われていた(情報元)だけに心配していたが本番ではもう少し切れるか。ただ、チャンピオンズマイル→安田記念時のような状態に持っていけるかというと正直疑問符をつけざるをえない。


 ついでに日本からの選出馬もまとめておくか。
[香港カップ]
アドマイヤムーン
スウィフトカレント
ディアデラノビア
 アドマイヤムーンとディアデラノビアはほぼ確定。アドマイヤムーンは武だろうが、ディアデラは岩田がおそらくアドマイヤヘッド@朝日杯で無理そうなので福永かな。スウィフトカレントは森禿が来年のシーマクラシック目指すとか言っていたので出ないでしょう。現段階ではPrideやらAlexander Goldrunあたりが有力馬か。

[香港マイル]
ダンスインザムード
 ダンスの鞍上は武で決まりの模様(本人の日記でも言っているし)。あとは服部と田園のどちらかが選ばれる模様だがレートの関係で田園かな。香港勢とCaradakあたりが怖いか。Court Masterpieceが阪神Cじゃなくてこっちを使うとか何とか見たけれど実際のところどーなんだろ。

[香港ファーズ]
アドマイヤメイン
ソングオブウインド
 正直、Ouija Boardがカップに回ってくれればどっちかで何とかなる希ガス。幸四郎が菊花賞ほど上手く乗れるかね~。

[香港スプリント]
シーイズトウショウ
メイショウボーラー
 前述の通り直線1000㍍からコーナーありの1200㍍に設定が変わっただけに日本馬が勝つ可能性が若干上がったと思う。ただ、今回の招待馬のようにホームで完敗した馬たちがアウェイ&中立国でリベンジできるかといわれると別問題かと。シーイズトウショウには輸送減りの問題なんかもあるわけだし。目指せサニングデール越えとしておこう。


[雑記]
 そういえばパート1昇格だそうで。まあ、パート1昇格したからといって来年から海外馬や香港・シンガポールあたりから馬の購買人がドッと押し寄せるようなこともなく、淡々と例年通りの競馬が続いていくんでありますがね。こんな調子で果して昇格したと言うことを我々庶民が実感する日はいつになるのであろうか・・・と思ってしもうた。


クイーンエリザベスⅡ世CはIrridescence

2006-04-23 23:09:36 | 海外競馬(香港)

 今日、香港のシャティン競馬場で行われたクイーンエリザベスⅡ世C、優勝したのは南アフリカ調教馬のIrridescenceでした。南アフリカ調教馬のクイーンエリザベス2世C優勝は97年のLondon News以来ですかね?詳しい結果はこちら

 レースは非常に好レースとなりました。先手を奪ったのは勝ったIrridescence。2番手についたのはRiver Dancer、Best Gift、Super Kidの香港勢。Irridescenceは道中ずっと自分のペースでレースを運べたことが主な勝因か。4コーナーから直線にかけてSuper Kidが抜け出したが、再びIrridescenceが差し返し、さらに外からBest GiftとOuija Boardが差してきたところがゴール。若干、Ouija Boardは脚を余したようにも思えるがそれを差し引いても自分で競馬を作り、後続の追撃も振り切ったIrridescenceは強かった。

 ドバイデューティフリーは直前に出走取り消しの憂き目にあったIrridescenceですが、見事にそれまでの鬱憤を晴らしました。デューティフリー前は同じ南アフリカの女傑でもIpi Tombeと比べて大物感を感じないとか何とか色々失礼なことを言ってしまいましたが謝らないといけませんね、どうやら。

 クイーンエリザベスⅡ世C結果

順位   馬名       姓齢     騎手         タイム
1着  Irridescence(SAF)   牝4  W.マーウイング   2:02.00  
2着  Best Gift           セン7  E.サンマルタン  アタマ   
3着  Ouija Board(GB)   牝5     L.デットーリ    アタマ

  Irridescence
父/Caesour
母/Meretricious(父Dancing Champ)
調教師/M.デ・コック(SAF)
通算成績/13戦8勝
主な勝ち鞍/06クイーンエリザベスⅡ世C、05ウーラヴィントン2200




クイーンエリザベス2世C展望

2006-04-20 22:59:30 | 海外競馬(香港)

 いよいよ、今週の日曜日にクイーンエリザベス2世Cが。残念ながら、日本からの出走は1頭もなし(嗚呼・・・シックスセンス)ですが、ドバイからの転戦馬が過半数を占めるなど国際色豊かなレースになりそう。公式ホームページ(結構かっちょいい)

クイーンエリザベスⅡ世C(GⅠ)
4月23日 シャティン 芝2000㍍ 総賞金1400万HK㌦ 
      馬名         姓齢  斤量   騎手
1  Laverock             牡4    126  M.ブランパン       
2  Super Kid                牡6    126  S.ダイ
3  Bowman's Crossing  セン7    126  D.ダン
4  Green Treasure      セン5     126  Y.チェン
5  Bullish Luck           セン7     126  B.プレブル
6  Irridscence             牝4       122   W.マーウィング
7  River Dancer          セン7    126   G.スコフィールド
8  Ouija Board            牝5       122  L.デットーリ
9  Norse Dancer         牡6       126   D.ホランド
10 Best Gift               セン5     126   E.サンマルタン
11 Falstaff                 牡4        126  D.ホワイト
12 Viva Pataca           セン4     126  G.モッセ
13 Russian Pearl         セン5     126  F.コーツィー

 シーマクラシック5着で、コース実績もあるAlexander Goldrunが回避したとなると中心となるのは、わざわざデット-リを招聘したOuija Boardで仕方ないか。ドバイシーマクラシックはハーツクライのペースに惑わされ、結果的に脚を余した格好。シャティンの馬場も昨年の香港ヴァ-ズを見る限り問題無い。2000mでもこのメンバーなら上位。

 2番手以下は混戦であるが、2月に同距離同コースで行われた香港ゴールドCで1~3着となったSuper Kid、Bullish Luck、Bowman's Crossingか。中でもSuper Kidはこのレースに向けてじっくりと調整されてきておりこのレース狙いが見え見え。 2着だったBullish Luckはドバイ帰りで疲れが心配。地元の大将であるVengence og Rain不在の今回は、香港中距離路線の2番手以下のレベルが問われることになりそう。

 それにしても今更、Norse Dancerなんかが勝つのだけは、なんか非常に萎えるので勘弁願いたい次第である・・・。   


皐月賞前夜だけれどもあえてSilent Witness

2006-04-15 23:18:20 | 海外競馬(香港)

 今日、香港のシャティン競馬場で行われたクイーンズシルヴァージュビリーCにあのSilent Witnessが出走しました。

 昨年、日本でスプリンターズSに勝ってから香港に帰国する際ウイルス性の風邪に感染したとかで年末の香港スプリントを回避してから、Silent Witnessの今まで順調すぎた競走馬生活が狂ってしまいました。バリアトライアルで明らかに本調子の動きではなかったにも関わらず出走したセンテナリースプリントCでは、今まで不敗を誇ってきた1400m以下で初の敗北(その時の記事)。その後、オーナーと調教師の意見が割れるなど蜜月関係にあった仲も微妙な仲に・・・。

 そんな状態で出走したチェアマンズスプリントプライズもBillet Express以下に敗北。最早、燃えつきか・・・と思われた中での出走。今日出走したクイーンズシルヴァージュビリーCは昨年、自身が17連勝を記録した何かと縁のあるレース。ここで復活か?と思ったファンも多かった。

 レースは、Silent Witnessが楽な展開で逃げ、残り200mを過ぎたところでも2馬身近いリードを保つ。結果を知っていなかったら誰でも逃げ切りだな~と思うところを外からJoyful Winnerが一気の差しきり。Silent Witnessは2着。

 Silent Witness、結果は2着だが内容は上々なものだと思う(Natural BlitzやScintillationがいないメンバーじゃんと言われれば微妙だが)。勝ったJoyful Winnerはここに来て一気に上昇してきた。これで10戦5勝2着1回。前走のチェアマンズトロフィーで断然人気ながらBowman's Crossingなんかに先着された時は・・・と思ったものだがまた巻き返した。Billet Expressの惨敗は謎。この馬といい、Natural Blitzといい香港の短距離戦線は本当に浮き沈みが激しい。それだけメンバーが揃っているということなのか?Silent Witnessが今まであれほどまでに安定した成績を続けられたのには改めて敬服。

 Silent Witnessは全盛期だったら粘れたのかな~とも思うが着実に一歩一歩復調している様子。次どこを使うか分からないが次は勝てるんじゃない?(とか言っているとチャンピオンズマイルとか使いそうだがな・・・実際使いたいとか言っていたし)。

 ついでに皐月賞の予想。
◎アドマイヤムーン
○フサイチリシャール
▲サクラメガワンダー
△ジャリスコライト

 でも、私の夢は高田潤とドリームパスポートです。

 

 


Silent Witness復帰戦惨敗

2006-02-26 23:12:25 | 海外競馬(香港)
 本当は中山記念の回顧をしようと思いましたがどうも結果が今後に繋がるものとは思えずやめます。逃げた馬にあの馬場状態で35.6で上がられたらどうしようもないよ、ありゃ。もちろん勝ち馬は評価するべきだが、今後このレースの出走馬がでてきた場合は中山記念はノーカウントで評価するべき。

 日本でも注目のレースがありましたが香港でも注目のレースが2つありました。まず一つ目にあげるのが昨年のスプリンターズS以来のSilent Witness出走が注目されたの復帰戦、センテナリースプリントC。

 レースは昨年の香港スプリントの覇者であるNatural Blitzが逃げ粘るところを外からScintillationが差しきり勝ち。3着には香港スプリント2着のPlanet Ruler。ボーヒニアスプリントトロフィーを勝ったBillet Expressは最下位。Silent Witnessは惨敗の7着。勝ったScintillationに注目しなければならないのはもちろんだが、やはり注目はSilent Witnessの惨敗。バリアトライアルでもNatural Blitzに完敗しているように状態今ひとつだったのは間違いない。ただ、セン馬は休養から帰ってきたら別馬になっていたということもあるから心配(レガシーやマーベラスクラウンなど)。次走を見ないとなんとも言えないが引き際も大事かも・・・

 もう一つの注目レースはクイーンエリザベス2世Cのに向けて注目された香港ゴールドC。ほぼスチュワ-ズCのメンバーにSuper Kidを加えたメンバー構成。勝ったのはそのスチュワ-ズC組ではないSuper Kid。Bullish LuckとBowman's Crossingの追い込みを抑えたもの。スチュワ-ズCの勝ち馬であるRussian Pearlは伸びきれず8着。香港ヴァ-ズ3着のBest Giftは4着。香港マイル2着のThe Dukeは距離のせいか7着。香港はスプリント戦線も混沌としてきたが、この路線もVengeance of Rainがクイーンエリザベス2世Cを回避するという話なので混沌中・・・。

香港国際競争

2005-12-11 22:30:39 | 海外競馬(香港)
 今日行われた香港マイルで見事にハットトリックが勝利。GⅠ2連勝を果たし最優秀4歳以上牡馬&最優秀短距離馬をほぼ確定させました。

それにしてもハットトリックは強い。天皇賞までの不振がウソのよう。来年は是非ともカネヒキリと共にドバイの国際競争に出走してもらいたいですね。アジアマイルチャレンジでもいい競馬しそう。
 私は浅草田園のの方に期待していたんですがね。こちらも一瞬突き抜ける伸びを見せましたが、残り100で止まってしまいました。左回りでの最後の伸びが右回りでは見られない。ここら辺が今後の課題か。

シックスセンスが出走したヴァーズはウィジャボードが楽勝。シックスセンスは離された2着。スタートで少し出遅れましたがそれが無くとも勝てなかったでしょう。こうなったら、いつ2勝目をあげるのかに注目。ただ、こういった感じの馬は帰国初戦のレースで人気になりまた惜敗みたいな感じが多いような気がする。
 しかし、ウィジャボードは10月下旬から1ヶ月弱で米~日本~香港のローテをこなし、どれも勝ち負けになるのは凄い。まさに名牝という言葉が相応しい。

アドマイヤマックスが出走したスプリントは香港のナチュラルブリッツが優勝(香港馬は1~4着を独占)。インフルエンザで回避したサイレントウィットネスがいなくとも香港の短距離馬は層が厚い。日本馬は毎年のように日本のチャンピオンクラスが出走するもどれも相手にならない(去年のサニングデールの7着が最高)。ここまでくると根本的に何か違いがあるとしか思えない。阪神カップができる来年以降、遠征馬が少なくなりそうでちょっと怖い。

メインのカップは香港馬のヴェンジャンスオブレインが優勝。2連覇を目指したアレクサンダーゴールドランは破れ去りました。ヴェンジャンスオブレインはこれでワールドレーシングチャンピオンシップ、アジア馬で初のチャンピオン。ただ、国内のレースしか出ていない。こんなもん何か意味あるのであろうか??来年は是非ともシンガポールでもオセアニアでもいいのでお願いしたい次第である。