Horse Racing Cafe

不定期更新万歳ヽ(´ー`)ノ

次こそTBSの番かな

2006-08-31 23:20:06 | 競馬雑感

 まあ、もう知っている方が大多数だと思われますが注目のエアグルーヴ04の名前がザサンデーフサイチに決定いたしますた(苦笑)
 大坪さんがザサンデーブランチとか言いそうだったり、いろいろ実況泣かせの馬名なような気が・・・。
 一応、ここでいろんな意味で素晴らしいFLASHを見ることができます。

 
 以前から名前は「サプライズがあるよ」と関口会長は述べていたので、私としては「ミスターセキグチのように冠名を外すのか?」と思ったり「馬名がフサイチサプライズだったりするのかしら」と思っていたものだが、まさか、フサイチを後ろに持っていくとは。。。しかも、それがサプライズの正体って。。。まあ、会長自身もサイトで「どうして“フサイチ”が後ろになったかって?それは私なりのサプライズ(笑)。アメリカの9億円馬にミスターセキグチと名付けたように、この馬は私のなかでもそれだけ特別な馬ということです」(フサイチネットより引用)と述べているように、いろんな意味でファンの考えの斜め上をいっていた会長ですから安易に「フサイチグルーヴ」やら「フサイチヨンオク」とか読まれているような馬名をつけたくなかったんでしょうね(ちなみに、上の会長の談話で某掲示板のヴェルタースオリジナルのコピペを思い出してしまったのは私だけではない筈・・・)

 
 ちなみに、ザサンデーって日曜8時に日テレでやっている番組とタイアップか。TBSのサンデージャポン(日曜10時だっけか)とタイアップしてフサイチジャポンとの噂もあったけれど、まさかの日テレ。
 これでフジテレビとはフサイチジャンク、テレ朝とはフサイチドナイト、日テレとはザサンデーフサイチときたので来年はTBSの番か(シルクプリマドンナ05あたりに名前をつけて大失敗しそうなのがTBSクオリティなわけだが)。


 追記:ttp://keiba.radionikkei.jp/news/20060831K01.html 
 Take over Targetが来日とのこと。セントウルSから来るあたり意気込みが感じられるわけだが、叩き台の悪寒。。本番ではLes Arcsなんかよりもよっぽど買いたい馬であるので程よく負けて本番での人気落ちを心から願う次第。。


さ~て、今年の欧州3歳馬のレベルは??

2006-08-24 23:10:32 | 競馬雑感

 ヨークシャーオークスでは英・愛オークス馬のAlexandrovaが実力を見せ付けた結果になりましたが(まあ、負けるほうが難しいメンバーでしたが)、その前日に行われた英インターナショナルSでは愛ダービー馬のDylan Thomasが断然の一番人気ながら4着に沈没。A.オブライエン調教師は敗因として①十分な調教量の不足②悪天候のためヨークの馬場が柔らかすぎたこと③スローペースゆえに落ち着きを欠いていたことを挙げていますが、正直このメンバーに斤量もらって負けるのはイタダケナイ。Alexandrovaがオペラ賞出走を匂わせている現状からするとクールモア陣営は凱旋門賞はHurricane Runに任せてDylan Thomasは愛チャンに全力をかけてくるのかな。


  さて、Dylan Thomasの敗北で巻き起こりつつあるのが〝今年の3歳はたいしたことないんじゃないか説〟(まあ、5月病みたいなもんで毎年毎年そのように言う人はいますが)。個人的には、Araafaがサセックスでやっちまった時点で「今年、やっぱり弱いかも」なんて思ったりしたものだがそれが証明されつつあるのが少し悲しいところか。ただ、今年の3歳馬の対古馬戦成績だけを見て弱い弱い言うのでは説得力も何もありゃしないので、今年の3歳馬の古馬GⅠ勝利成績と05年、03年の成績を比べてみようと思うのである(成績はヨークシャーオークスまで)


世代別古馬混合GⅠ勝利

06年3歳世代
ファルマスS Rajeem
アスタルテ賞 Mandesha
モーリスドゲスト賞 Marchand D'Or
ヨークシャーオークス Alexandrova

05年3歳世代
エクリプスS Oratorio
ドイツ賞 Gonbarda
サセックスS Proclamation
アスタルテ賞 Divine Proportions
ジャックルマロワ賞 Dubawi

04年3歳世代
バイエリシェスツフトレネン Intendant
ジャックルマロワ賞 Whipper
ヨークシャーオークス Quiff

 
 これは・・・古馬混合GⅠ勝利数だけで言うと今の時点まででは06>04。ただ、06組は4勝のうち3勝が牝馬限定GⅠであることに注意すべきですかね。エクリプスS、サセックスS、ジャックルマロワを持っていった05年組は置いておいて、若干Ouija Boardとキャラが被りつつあるAlexandrovaを考えると04年に近い流れとも言える。各国ダービー馬がヘタレの恐れがある点もそうですかね(結構影が薄いため忘れている可能性があるので言っておきますが04年英ダービー馬はNorth Light、仏ダービー馬はBlue Canari、愛ダービー馬はGrey Swallow)

 
 で、04年組の秋の活躍は・・・というと
ムーランドロンシャン賞 Grey Lilas
愛チャンピオンS Azamour
サンチャリオットS Attraction
オペラ賞 Alexander Goldrun
凱旋門賞 Bago
チャンピオンS Haffad
ジョッキークラブ大賞典 Shirocco
ブリーダーズCフィリー&メアターフ Ouija Board
香港C Alexander Goldrun

 
 こうして見ると、大体のめぼしいレースは取っていっている印象を受け、実際そうなんですよね。前半ほとんど働かなかったBagoが凱旋門賞を制しているわけだが、このときの一番人気はProspect Park(ほとんど忘れていた)。例年より2段落ちと言ってもいいのが問題か。
 
 戦跡を見ていて気づいたのは、休養を取った、もしくは前半期をろくに走らなかった馬が秋に活躍している傾向がこの年は強かった。Bagoは言うまでもないが、Grey Lilasは仏オークス後休養を取り叩き2戦目。AzamourはセントジェームズパレスSからの休み明け、Alexander GoldrunはプリティポリーSからの休み明け、HaffadはサセックスSからの休み明けでOuija Boardは叩き2戦目。しっかり休養を取った馬が秋に活躍するのは例年の事ながら、この年はその傾向がより強かったように感じる。
 
 で、今年はどうなのかと言うと・・・Geoge Washingtorn、Sir Percy、Araafaあたりの臨戦過程に好印象。ディープの参戦する凱旋門賞に限って言うならば、休み明け2戦目の馬が圧倒的に最近は走っており(まあ、ほとんどがニエユ賞経由なわけだが)、前半無理をさせなかったなどの点から考えると、Sir Percy、Shirocco、Pride、そしてVisindar(アンティポストから外れないのだが出れるの?)あたりが走破圏なわけだが・・・と、ありきたりなことを言って強引な比較を終了させていただきます。。


ダンスインザムードがドイツに行くんだと

2006-08-20 14:56:51 | 競馬雑感

 スピードシンボリの凱旋門賞の着順はまだ分かりません。ただ、競馬国際協会の発行する〝凱旋門賞の歴史〟によると1969年凱旋門賞の10着馬はZborと確認できたために、10着ではないのでしょう。肉眼で映像を確認する限り12着馬か15着の馬が怪しいと思う…。


 さて、今日はダンスインザムードがドイツで繁殖入りする予定とのニュースを。
 ご存知の方も多い通り、ダンスインザムードが来春ドイツで繁殖に入るとのニュースが(記事)種付けする予定なのはMonsunですか。。う~むmm記事によると照哉はMonsunを評価しすぎのような・・・。いや、ドイツにおけるMonsun産駒の活躍ぶりは〝ドイツのサンデーサイレンス〟(あまり、こういう言い方は好きではないのだが)といってもいいものであると思う。Samun、Salva Regina、Schiaparelliの3兄弟は言うまでもなく、今年の伊ダービー馬Gentlewave、昨年のBCターフ勝ち馬Shirccoとドイツ競馬についてそこまで詳しくは無い私でも知っている名馬がわんさか。ただ、日本ではMonsun産駒ってどうなのよ?と思って日本での産駒実績を調べてみた。

 
 ・・・産駒一頭も輸入されていないのかよorz。ドイツ生産馬が少ないのは分かっていたが(Silvanoの全弟になるストロングアサクサくらいか)、Monsun産駒が一頭もいないとは・・・。以前Redoute's Choice産駒を検索したときは何頭か確認できたんですがね。

 
 照哉的には、①日本で核たる種牡馬が不在である②Shirccoの活躍などドイツ生産馬の活躍が目覚しい(でも、そんなにいたっけ?)③アウトブリードになり血を活性化できる、などの要因を含んでの選択のようにも思えるのだが、今まで一頭も日本において産駒を走らせたことのない種牡馬でいいのかと。まあ、照哉は以前からベストトゥベスト(死語)を公言してならない男でしたので、そういう意味ではドイツのチャンピオン種牡馬と日本のトップfillyの配合はありなのか・・・。ベストトゥベスト(死語)という点なら、オセアニアに行ってRedoute's Choice種付けしてくれないものですかね。今年から(来年からだったかも)、北半球向けにも種付けをするみたいだし、産駒も日本でまずまず実績を残しているぶん傾向がMonsunよりは読みやすい。ただ、配合した場合、Nijinskyの3×4がちょっと気にかかるか。

 
 ところで、最近は社台ファームに牽引されているかのように日本で現役う時代を過ごした繁殖牝馬がどんどん外国に行って当地の種牡馬と交配される状況が続いていますな(記憶にあるだけで、プリモディーネ、ビリーヴ、レディパステル、ダンスパートナー、スティンガーなど。プリエミネンスもそうなのかな)。これはこれでなかなか面白い試み。ただ、何故にこれらの一流競争馬だった牝馬が海外での繁殖生活を選ぶのかというと、やはりSS死後の核たる種牡馬を見つけることのできない馬産地のジレンマがチラホラ垣間見えてくる(魅力的な種牡馬がいないとも言える)


 そのジレンマはSS産駒がダートも短距離もクラシックも2歳戦も古馬戦線でも何でも一定以上にこなしてしまったことがやっぱり起因しているんでしょうな。その後継種牡馬では、SSの万能ぶりを伝えることができないと。そういう意味ではそれらの繁殖牝馬が日本に帰国した時がそれらに相応しい種牡馬が現れたといういい指標になるのかな。そういう意味では、ディープインパクトが繁殖の引き留め役にもなるのかなと。ただ、もう一つの課題であるSSの肌につける種牡馬の不在(フレンチではクラシックは厳しい)という課題はまだ解決されない。シンボリクリスエスとキングカメハメハには結構馬産地から重い宿題を突きつけられているんじゃないかとも思ってしまう。


さて、本当は何着なのであろう?

2006-08-17 22:54:28 | 海外競馬(欧州)

 ちょっと遅くなってしまいましたが先週のジャックルマロワ賞はLibrettistでしたね。これで4連勝、通算7戦6勝というのは立派な戦績。半兄のDubai DestinationはクイーンアンSまではかなりの強さを見せていましたがそれ以降は尻すぼみ。弟も兄に似た戦跡でGⅠ制覇を果たしただけにこの後がちょっと心配になってしまうのは気にしすぎか。
 しっかし、ゴドルフィンはGⅠを勝てない勝てない言われていましたが一つ勝つとポンポンとドイツのラインラントポカルもCherry Mixで持っていった。もともと駒は豊富だけにきっかけさえあればこうなるのですね。欧州競馬は後半に入っていきますが、着実に駒の揃ってきたゴドルフィンの巻き返しに期待である(これでShawandaが帰ってくれば磐石とも言えるのだが)

 
 さて、今日は凱旋門賞のお話を。ディープインパクトは無事にフランスに到着して順調に調整されている模様ですが(到着の様子までJRAのサイトで見れるのは笑える)、その凱旋門賞に挑戦した日本馬はこれまで6頭だというのは最早言うまでもないくらい有名でしょう。その6頭とはスピードシンボリ(1969年)、メジロアサマ(1972年/18着)、シリウスシンボリ(1986年/14着)、エルコンドルパサー(1999年/2着)、マンハッタンカフェ(2002年/13着)、タップダンスシチー(2004年/17着)というのも言うまでもない話。

 
  上記の通り、日本馬で最初に凱旋門賞に挑戦した馬は1969年のスピードシンボリなわけですが、そこにはワザと着順を記さなかった。なぜなら、一般的にはスピードシンボリは10着ということで通っているのだが(色々なネット上のサイトは言うまでも無く、雑誌・優駿やPRCが発行するレコードブックにも10着と記されている)、実は違うらしいのである…。聞いた話によると、当時「スピードシンボリは10着にも満たなかった」というフランスからの速報をどのように勘違いしたらそうなるのか分からないが、後々日本のJRAの方々は〝10着〟と思い込んでしまったらしいのである。実際、当時の雑誌には「後方から7~8頭抜いて健闘した」みたいな解説が載っているだけで正式な着順には言及していないみたいなのです。

 
 先日、正式な着順を調べるようにお願いされてしまったために、当時主戦だった野平祐二元騎手の本やら中央競馬50周年史、などを読みまくったのですが、10着としか表記されていない。しょうがなく、JRAの日本馬海外遠征特集のサイトにあるJRAアーカイブ・スピードシンボリ欧州へを30回近く観賞してみましたがよく判別できない。

 
 野平祐二さんの「後方3~4番手から行かせて、直線で一気に追い出した。10頭は抜かしたんじゃないかな」とのコメントと優勝したLevmossから12~14馬身離されたという記述から推測するに、最後追い込んで15着に入着した馬がスピードシンボリなのではないか?と類推しているわけだが、確証もありません。どなたか、スピードシンボリの凱旋門賞の正式な着順を知っている方がいましたら教えていただきたい次第である。

 


凄いマイラー募集中

2006-08-11 23:07:16 | 海外競馬(欧州)

 今週末はフランスではジャックルマロワ賞、アメリカではアーリントンミリオン。正直、アーリントンミリオンの存在を忘れていたのは内緒である…

 PRIX JACQUES LE MAROIS(GⅠ) ドーヴィル競馬場 芝1600m
           馬名             騎手         父
1(7)Special Kaldoun         D Boeuf            Alzao
2(4)Librettist                  L Dettori           Danzig
3(3)Helios Quercus           I Mendizabal      Diableneyev 
4(10)Ad Valorem             Jamie Spencer   Danzig
5(8)Ramonti                   E Botti              Maritino Alonoso
6(11)Manduro                 O Peslier           Monsun
7(6)Peeress                   Ryan Moore        Pivotal
8(1)Stormy River           T Thulliez            Verglas
9(5)Kendargent              R Marchelli         Kendor
10(2)Kentucky Dynamite  C-P Lemaire       Kingmambo
11(9)New Girlfriend          Y Take               Diesis

  昨年のDubawiとDivine Proportionsの激突には燃えたが(あくまでレース前は)、今年もそれなりのメンバーが揃ったのではないかな(あくまでも今年で言えば)。それにしても、何気にY Takeさんがいてビックリした。騎乗馬がNew Girlfriend とはこれまた渋い・・・。
 
 基本的に、今年の出走馬は大きく分けて3パターンに分類できる。一つはクイーンアンS組(Ad Valorem、Peeress)、メゾンラフィットのムシドール賞(GⅢ)組(Librettist、Helios Quercus、Manduro、Special Kaldoun )、そしてジャンプラ賞組(Stormy River 、Kentucky Dynamite、Kendargent)である。

 ここで問題となるのが各レースのレベルの問題。格的に言えばクイーンアンS組みが圧倒的なんだが、勝ったAd Valoremの直線でのヨレは降着もんですよ、あれは。もちろん、あのヨレが無かったらCourt Masterpiece、Peeressが勝てたのか?と言われるとそうとも言い切れないくらい素晴らしい伸びを見せているのだが。PeeressはクイーンアンS後に走ったファルマスSでRajeemに上手く乗られてしまった感もあり仕方ない。ロッキンジS以後まともな競馬をしていないだけに力を出せればやれると思う。
 ムシドールSはGⅢにしてはそれなりのレベルだったと思うだけにそこを制したLibrettistは注目。6戦5勝とまだ底を見せていないだけにここで好走するようなら秋に向けてかなり期待できると思う。この組のほかの馬はちょっとキツイか。相手なりに走るという言葉が実にふさわしいManduroが掲示板までならあっても不思議ではないか。
 ジャンプラ賞…正直言ってすき間的な役割になってしまっているGⅠなわけですが、今年勝ったのも仏2000ギニー、セントジェームズパレスSで好走を繰り返してきたStormy River。まあ、順当と言えば順当なわけだが今年の3歳の質そのものが問題。それなりのレベルにあることは間違いないのだがエクリプスS、サセックスSなどを見せられるとまだ古馬のトップクラスと互角にやりあうには厳しいかなとも見える。2000ギニーで先着を許したAussie Rulesがあの沈みっぷり、セントジェームズパレスSで歯が立たなかったAraafaがサセックスでちょっとだらしのない競馬。まだStormy Riverでは少し厳しいか。

 ここまで言ってなんだが、今一つ盛り上がりに欠ける欧州マイル路線に穴を開けるとすればRamontiのような気がするんだな。


Makybe Divaが2年連続で豪年度代表馬に輝く

2006-08-04 23:25:52 | 海外競馬(オセアニア)

 少し遅いニュースですが、Makybe Divaが2年連続で05/06年シーズンの豪年度代表馬に輝きました。もはや、彼女の戦跡については言うまでもないと思いますが、メルボルンC3連覇を含め(しかも最後は58キロを背負ってのもの)、31戦11勝(うちGⅠ7勝)の戦跡、Sunlineの保持していたオセアニアの賞金記録更新、オーストラリアンCにおいての芝2000㍍の全豪レコード勝ちなどその功績は計り知れないものがあります。05/06シーズンは途中で引退してしまいましたが、このシーズンが競争人生の中で一番充実していたシーズンであると思うだけに惜しむべくはもう一度日本に来て欲しかった(まあ、3分13秒台で走れたとはさすがに言いませんが)。昨年、この馬が日本で、しかも重賞ではなくOPのエイプリルSを走ると聞いたときは「それこそ4月馬鹿じゃないか?」と思ったものだが、今にして思うと見れて本当に良かった…(何度も言うようだが厩務員?のスキンヘッドの男怖すぎだったが)

 ちなみに、2年連続の年度代表馬受賞はMight And Power、Sunline(ちなみに3年連続)についで3頭目とのこと。こうして見るとSunlineって凄いな…。それにしても思うのはSunlineにしてもMakybe Divaやら今年後半に一気に強くなったEremeinなんかもそうだが、「月1~2なんて当たり前。調子がよければ月3走でも行くよ」的な使い方でなんで壊れないの、オセアニアの馬は?日本では「そんなローテは愚の骨頂。壊れるに決まっている」と思う風潮があるがオセアニアでは無くとも、欧州でももはや常道となった感もあるキングズスタンドS→ゴールデンジュビリーSローテにしろ、昨年Sharmadalが実行したフランスダービー→セントジェームズパレスSのローテなど〝ここ!〟と言うときは間隔を詰めて使ってくる傾向にある。アメリカは比較的上級馬になると余裕のあるローテを取りがちだが、三冠レースのローテの厳しさは言うまでもないであろう。あのマツクニローテもオセアニアでは当たり前レベル。でもって壊れないのだから何と馬主孝行なのだろう(少なくともチャンピオン級は壊れていないからそう見えるだけで、その裏で壊れているのが何頭もいるかもしれませんが)。違いといえばマツクニローテはまだ馬が完成しきっていない3歳春なのに対し、オセアニアでは体が完成した古馬になってからのパターンが多いことなどが挙げられますかな。
 やっぱり、日本の馬は実力面では世界のトップに遜色のないレベルまでに到達したと認めるが、こういった精神面、肉体的ケアの面ではオセアニア馬などに比べると、まだまだ物足りないとも言えますかな。最近は調教師試験に合格すると日本の厩舎で研修を受けると同時にアメリカや欧州で研修を受けるパターンが多く見られるが、オセアニアで研修を受ける方が出てきても面白いと思うのだがね・・・。そんな意味では、南半球の生産馬を最近積極的に導入するようになった社台やら森先生はやはり先見の明があるということか(森調教師はアルゼンチンなどからも今後は馬を入れると明言していますが)


2005/06オーストラリア表彰

年度代表馬/最優秀ステイヤー/最優秀中距離馬/最高人気馬
Makybe Diva(牝7 父Desert King)
主な勝ち鞍/メルボルンC、コックスプレート

最優秀2歳馬
Miss Finland(牝2 父Redoute's Choice)
主な勝ち鞍/ゴールデンスリッパーS

最優秀3歳牡馬
Racing To Win(せん3 父Encosta De Lago)
主な勝ち鞍/ジョージライダーS、ドンカスターH、

最優秀3歳牝馬
Serenade Rose(牝3 父Stravinsky)
主な勝ち鞍/アローフィールドS、AJCオークス

最優秀スプリンター/最優秀国際活躍馬
Takeover Target(せん6 父Celtic Swing)
主な勝ち鞍/ライトニングS、ニューマーケットH、ゴールデンジュビリーS

最優秀障害馬
Karasi(せん10 父Kahyasi)
主な勝ち鞍/中山グランドジャンプ

リーディングサイヤー
Redoute's Choice(Redoute's Choiceに関する詳しい記事はこちら