~~世界的な豪雨災害の原因は何か?~~
今日も、朝から中国内陸部での記録的な豪雨により町中が氾濫している
光景が、テレビで繰り返し放映されています。
おかげで、この夏の中国内陸部・南部方面への視察・観光旅行は当面、控え
ようかと思っているほどです。なにしろ、1時間ごとに各都市の町の中の様子を
国営テレビ数局でほとんど毎日、1時間ごとのほうえいともなると、行ってみて
「本当に旅行に出かけて大丈夫か?」と思いたくなるほどの、道路の陥没、冠水
そして胸まで浸かるほどの浸水ぶりに、「やっぱりやめておこうか」とも思いたく
なります。
このように、中国内でも内陸や(特に集中的に報道されているのは安徽省等
ですが)、その他の地区で同じような現象が起きています。
そして、普通は考えれないほどですが、内陸に位置する首都・北京でも、この
ところ連日雨模様となり、おかげで、乾燥した土地に恵みの雨と、更には大気
中のスモッグ等もすっきりと一掃されてしまい、昨日・今日は、今までのことが
ウソだ!と思えるほどの青空になっています。
~~なぜ、このような現象が次々と起きるのでしょうか。~~~~
印度でも数百人が命を落とし、また先月以来、欧州、特にチェコやドイツ等でも
同じような現象が起き、街を横断・縦断する欧州の大河が荒れ狂っています。
昨年の早春に訪れたドイツやプラハなどの、あの美しい河が荒れ狂っていると
考えると、なぜ、そのような美しい河が氾濫するのかと、不思議にも思えます。
様々な要因が考えられますが、世界的な異常気象によるものと、河の上流で
起きている様々な開発等により、自然が破壊されていることにより、~いわば、
自然の怒りが引き起こした、半ば人工的な災害が原因だと唱える学者もいます。
確かに、中国の内陸部でも、河の上流地区では、山をすっかり削り取って、都市の
開発を地方政府が積極的に進めています。都市が、街がすっかり変貌するほどの、
大開発です。誰が見ても、素人が考えても、いずれは開発地区周辺、そして上流部
では山崩れ等が起きることは必須と思うことでしょう。
欧州でも、同様の現象が起きていることが考えられますが、いずれにしても、あまり
にも急ぎすぎる開発の波により、結果的には様々な災害が後々に起きてくるという
事を、私たちはもう一度考え直す時代になってきていることを認識すべきです。
~ 新たな開発、都市開発、産業開発、住宅開発等など・・「開発」と、
~ 環境保全、環境保護等の、この相対する両者は永遠に対峙していくのでしょうか。
(↑中国宇宙へのロケット帰還6月)
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