バスそのものは通常の大型・・
まだかな～
バスのドアはまだ閉まっている・・運転手を待つ素朴な～お客様達
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全世界どこにでも存在する この種のあらかじめ計画的に仕組まれた
「ツアー」はどこまでも巧妙だ。
チラシも、掲載されている電話（番号）も、 車（送迎用）までも、
勿論、「ガイド」も、 「値段」も・・・すべてがあらかじめ計算されたものだ。
「本物」なのは、参加する「お客様」だけだ。
そんな純粋な顧客を、マニュアルどおりにことごとく 巧みな話法で暗闇へ
と誘導するこの種のテクニックはもはや 政府も「お手上げ」状態だ（いや、
関わりたくない？だけなのかもしれない）。
朝、指定された待ち合わせ場所へ着いた途端に、「案内人」から携帯
電話が・・・・。（→ 実は、これから「地下鉄・和平門」まで来てほしい、との
第１報が入る。 仕方なくそちらへ移動すると、数分後に係員が車でやって
きた。小型乗用車だ。まだ、大型の観光バスではなく、送迎用の「営業車」
だった。が、 驚くことに運転手を含め既に６人が乗っている。ここに更に
私を入れて７人で再移動ということだ。 お客の身長、体重等を再調整し、
後部４、前２+運転手での７人で、再度別の集合場所へ。近くには公安等
もあったが、お構いなしに車はダッシュ。数分後、前門駅の、沢山のバスが
集結する場所へ到着。ここには５０台以上のツアーバスがあり、朝方の雑然
とした中、顧客の点呼等をとっていた。
ここで降りようと思ったら、先客の５人のみが降車し別の大型バスへ案内
された。
実は、ここから私一人のみが再度５００M位離れた別の場所へ誘導された。
車に乗ること３，４分。（ほかの地方都市でも、募集型のツアーはこのように
滞在するホテルからお客様を１，２名づつピックアップし、ツアーの行く先毎
に、大型バス集散地へ赴き、お客を降ろし また、別の方法面のツアーの
集散・集合場所へと移動することを何度もくり返し、最後に そのお客が参加
する場所のところへ行って 初めて最終確定するやり方だ。（そのため、すべ
てが電話でのやりとりのため、お客様の中には、漏れが生じたり～、既に満員
になっているバスへ誘導されたりするなどして、幾多のトラブルが発生したりする
ことは日常茶飯事だ。 顧客の中には、無理矢理 当初の目的地とは全く別の方面
い行くことを強要されたりするなど、まさに顧客の権利など全く無視され、ツアーが
運営されている実態は多々ある。～困ったものだ・・・・～。
あれやこれやで、
やっと本来の、このツアーが主催する「大型バス」のところへと辿り着いた。
既にバスには30人余が乗車していた。 当初の出発時刻からは1時間遅れ。
皆、地方から来たお客は、チラシに記載された10余の名勝地を観光する
はずであったが、 結局、なんと、 観光地は「2箇所」のみの見学であった。
この後、何が起きたのかは、既に現地のＴＶや報道などで 繰り返し放映
されていたとおりの内容、そのものであった。 （→ 次回へ）。
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