カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

岩、rockのこと★30oct2011

2011-10-30 | エッセイ













 Rock、つまり山登りなどの時の岩場だ。ロッククライミングなどという。酒好きはウィスキーのロック。オン・ザ・ロックス。あるいはオン・ザ・ロックを思い浮かべる。山で岩を見つけると嬉しい。最近、なぜか高所恐怖症気味になってきたし、そもそもロッククライミングなどトンデモナイ。が、岩場を見るのは好きだし、つたって歩くのも好きだ。そういうときに、ウィスキーのロックを思い浮かべてしまう。目の前のこんな大きな岩にウィスキーをドバドバとぶっかけてググッと飲むと旨いだろうな、と思う。山を歩いていて酒のことを思い出すのはそんな時だ。それ以外の時はほとんど頭の中は空白だと思う。ロックという音楽がrockなのだと気が付いたのが最近で、その時、何となく「岩」なのだな、と思っていた。岩のようにデカく荒削りで、力強く、そんなイメージなのだなと思っていた。つい最近まで。何年か前まで。まともに、意味など考えたこともなかったのである。意味など知らなくても、ロックは歌える。ただ、知らないことで嘲笑の対象になるくらいのものである。それで・・・、rockという言葉に動詞があって、揺れるという意味があることを知ったのももっと最近なのである。いや、知ってはいたのである。動詞としての意味は。しかし、それが音楽のロックとすぐに結びつかなかったという事である、そこまで気にしなかったという事である、これまで。気にせず生きてきたのである、ずっと。とどのつまり、揺さぶり動かす、揺すり揺すられ、という激しく体を動かして踊るイメージらしい。rock’n’roll、つまりロックンロールも、セックスを意味するスラングのrock and roll にヒントを得たあるDJが昔、ラジオでロックンロールとして紹介したのが始まりらしい。身体が揺れ動き、揺すり揺さぶられ、ということだ。そもそもダンスミュージックやダンスはセックスに近い所にあったりするもので、当り前といえば当たり前なのである。ただ、ロック、ロックンロールは激しいらしいのである。激しい揺さぶりらしいのである。ところで、アメリカの黒人スラングはさっぱり分からない。あまり気にもしたくない、めんどくさそうで、というのが正直な気持ちだ。ついでにロックの他のスラング的意味を調べてみると、お金、大きなダイヤ、クラック・コカイン、などなど辞書に出ている。きんたま、などという意味もあるらしい。岩石のように硬く力強いのであろうか。複数にはしないのか。そこにウィスキーでもかけてオン・ザ・ロックス???・・・馬鹿馬鹿しいのでもう止めておこう。英語はムズかしい。スラングはメンドクサイ。スピリットとしても聞いてウンザリするときが多い。
 ところで、この岩場に取り組む彼らはもちろんそんな面倒なことは考えていない。ただただ、目の前の現実の岩が好きで登っている。そこを通りがかった私も岩の英語の別の意味など頭にあるはずもない。日が暮れそうだったので先を急ぐ必要があったが、それでも面白くて、しばし眺めていた。仲のよい友人同士で岩登りのトレーニング中といったところのようだった。練習に丁度良い手頃な岩だったのだろう。数時間後、下りの時にもここを通った。日が暮れ、ヘッドランプを使いだす直前だったように思うが、彼らはまだそこにいて、三人並んで岩の方に向かい「これで今日は終わりです」などと言っているのだった。仲間同士ではあるが始めと終わりくらいはきちんと宣言して、ということだったのかもしれない。通りがかりつつ可笑しかった。
 
 フォトは急いでいたのでケータイで撮った。フォトを撮るのが先にあるのではなく山登りが先だ。こういうときはしかし、ちょっとした手間をなるべく惜しまないようにして撮る、ということになる。ケータイでもOKだ。一眼レフだなんだとあれこれ他人に言われたくはない。
 最後のフォトはそのあたりに咲いていた花、何の花だろう? 英語だと一般的にflower。これもまたあれこれとスラング的意味がずらずらと付いているのだろうか。


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