カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

IZU 天城山  dec2015

2015-12-23 | エッセイ

12月に入って天城山に行った。冬になって天候が安定していたこともあるし、温暖な伊豆のことだから、
それほど寒くはないだろうとかなり気楽に出かけた。

百名山というのをあまり意識したことがなく、ガイドブックなども持っているのに、持って行ったのは地図1枚だけ。
百名山に入っているのは現地へ行ってそこの標識を見てから知った。

歩くうちに、さすがに百の中に入るな、と思った。登っていて、なんとなく周り全部に海の気配を感じるのである。
天城高原ゴルフ場に車を停めて歩き出したのだが、そこの駐車場も登山道も、ほど良く整備されていた。
万二郎、万三郎と繋いで歩いたが、途中、景色の良いところでは、大海原と大島をはじめとする伊豆の島々が見渡せて、
久々にその景色に感動した。空があるのは平地にいても分かる話なのだが、海が壁のように立ち上がってベタッとあるように見えたのは
初めてのことだった。その海の上に水平線という切れ目があり、その上にまた空がベタッと続いているのだった。あまりにも天気が良すぎて、
高度のあるところからはるか遠くまで見渡せるのでそう感じたのだと思う。

しばらくそこで眺めていて、また上へと歩き出した。万二郎の頂上へ出ると、そこは強風が吹いていた。南というか西というか、
半島の反対方向からの風だなと思った。それまで全く風は感じることなく、快適に登っていたのである。
音をたてて吹きすぎていた。
ちょうどその頃、「怖くなって・・・、引き返します・・・」と言って降りて行く二人連れとすれ違ったりした。
まだ朝の早い時間だし、天気も良いしと思ったけれど、男の方はだいぶ辛そうな顔をしていたから、その方が良かったのだろうと思う。
万三郎まで歩いて出会ったのは10人くらいか。季節外れなのでそれほど多くはなかった。女性で軽く追い抜いて行く人もいた。

尾根道は風は強かったが、そこから北の方角へ下山道をとったので、そこは全く風はなく、静か

だった。弁当もその辺で適当に食べた。元の登山口に戻るまで誰とも会わずに歩いた。遊びつつ実にゆっくりしたペースだった。









遠くに富士山。頂には雪がかぶり、雲が出ている。





あせびのトンネルとガイドブックなどには出ている。植物、花の種類が豊かだなと思った。
尾根道はトレイルランでも出来そうなくらい歩きやすく、快適だった。




下山途中
苔の色というか自然のままのその岩苔の感じがとても印象に残った。
行く数日前に知り合いとファミレスで甘味などを食べつつしゃべったりしたのだが、
その時に僕が旨いと言って食べたサイコロのような形の、抹茶わらび餅、と色も形もそっくりだった。




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