昨日の夜は皆既月食が見られるということで、ビールを一缶飲み、待ち構えていた。
待ち構えていたのではあるが、関東地方は天気予報を見てもどうも雲行きよろしくなく、日暮れていく空を見上げてもうっすらと雲がかかって、ちょっと無理かなと思っていた。
メディアで欠け始めの時間です~とやり始めた時から野球中継をも見ていたので急に忙しくなり、家の2階へ行く階段を上ったり下りたりしていた。で、結局、見えなかったのであった。・・・・・。
ぜひとも肉眼で直接見ねばと思っていたのだが、その時間にいったいどのあたりに出ているのやら、方角すら怪しいものだった。月も星も何にも出ていなくて、雲すらも形を成さず一面に平たくかかっていて、言ってみるとツラーッとした空だった。そんな何にもない夜空を見上げているのも、どこか間の抜けた感じがした。
メディアでは関東より北の地方で見られた映像などが映し出されていた。そっちは運よく晴れていたらしい。随分と綺麗な映像として映し出されていた。暗さを含んだ赤みを帯びた色になっていてとてもいい。まあ今回、テレビ、YouTubeなどのそういった映像などで満足ということに・・・。
簡単に諦めて月食のことを忘れた頃、ちょっと外出した。空を見たら薄ぼんやりと雲の陰に月の明かりが見えた。ちょうど月食の終わりの頃の時間だった。おせーな・・・。歩きつつ見上げていたらその後、だんだんと雲の向こうで明るさを増すのだった。まったく間の悪い出方をするなぁ、と思いつつ。
こんな・・・