情けは人の為ならず

子供でも一度は耳にしたことのある諺（ことわざ）
ではないかと思う
また意外と意味を間違えられていることも多い・・・
言葉通りに解釈すると

「情けをかけてしまうと、その人の為にならないから
　人に情けをかけて、
何かしてあげるのは良いことではない。」

という意味になってしまう

僕自身、恥ずかしながら社会人になるまでそう思っていて
当時の上司に教えられ初めて本当の意味を知った


本当の意味は
「人に対して情けを掛けて親切にしておけば，
　巡り巡って自分に良い報いが返ってくる。」


人間関係が希薄になっていると言われ続けていた昨今
コロナ禍で一変してしまった人々の暮らし
価値観も大きく変わったのではないかと思う
今まであたり前過ぎて、
特に必要だと思わなかった些細なことの１つ１つが
実はその人にとっては、
とても貴重で他では代え難いものだったと
気付くことも多いのではないかと思う
結局、人を助けられるのは人でしかないのだ
巡り巡って自分の為とか
打算的なことでなくて良いと今になって思う

人からもらえる物にしか
興味が無いさみしい人間にはなりたくない
思い切って

「情けはその人の為です。」
くらいなどストレートな優しさを持っていたい。



小トラッチョ

知らないこと興味のないこと

友人から送られてきたメールに、
大竹しのぶさんの言葉が書かれてあった。


舞台の一つの役に、真摯に取り組むしのぶさん。
その”知”を磨くのは簡単ではない、と。


「知らないこと、
興味ないことに触れることこそ、人間には大切。
ネット社会になり、
多くの人が興味のあるニュースしか見なくなっている。
とても恐ろしいことです」と。


自分を振り返ってみてもそうだと痛感した。
知りたいものは、ネットですぐに調べられる。
動画でも見られる。


しかし、興味のないもの、
自分の好まないものに触れないと、
幅は広がらないし、理解も深まらない。
もしかしたら、自分が本当に興味のあるものや
心底心動かされるものも、
違和感を感じるものに触れてみて初めて
わかるものなのかもしれない。

バランスよく、
そして深く。

知を磨いていきたいなと思った。


YOU