切りとる性質

久々に開いた「私の心が動いた言葉ノート」に
誰の言葉か
「人間は切りとる性質がある」と書いてあった。

数年ぶりに目にしたけど
「マジそれな！」と深くうなづいた。

写真もそうだと思う。
その瞬間のごく一部を切りとってる。

カメラで切りとらなくても
そもそも人間の目が切りとってる
と、先日、空を見上げてて思った。
急いで振り返って、頭上に広がる空を全部見ようとしたけど
視野の広さには限界があって
同時に全部見えないんだなと実感した。

人間もそうだと思った。
人の一部を切りとってみてると思う。
全部をみることはないように思う。
例え、長時間一緒にいたとしても。

だから、本にも書いてあったが
私に見えている一部が
私にとってよい人だからといって
全部よい人ではないかもしれないし
逆に
私に見えいている一部が
私にとって悪い人だからといって
全部悪い人ではないかもしれない。
あくまで、私に見えてるのは一部だから。
一部を全部と思わない。
そう思って生きていくと
勝手に過大評価して、勝手に失望することもないし
勝手に過小評価して、勝手に偏見の目で見ることもなく
とっても生きやすくなるように思う。
知らんけど。
知らんけども、今後の私の人生において、
その心意気を意識して、実験してみよう思う。
違うと思ったら、いつでもやめたらいいしね。


うっかり八平