「時分の花」と「誠の花」

世阿弥の言葉に

「時分の花と誠の花」というのがある

「時分の花」とは若さが放つ花のこと　

若さは一時のもので、それだけで素晴らしい側面はあるけども、

いつか必ず褪せる

一方、「誠の花」とは修養を積み重ねていって咲く花

若さの花と反対で年月を積み重ねることで美しさを増していく

・・・・

ここ数年、子供の頃の同級生や幼馴染と再会し話をすることが増えた

その度に自分達もまあまあ歳を重ねてきている事に気付かされる

この先、自分はどう老いていくのだろう？

そう考えると正直怖さも感じたりするけど

この言葉を知り、ちょっと心が軽くなったような

「時分の花」はとっくの昔に枯れており

これから「誠の花」を咲かすには、日々の過ごし方が大切だと思う

人に対して誠実で、ユーモアとかもあり

好奇心を忘れず、新しいことにチャレンジし

日々に感謝できる

簡単そうで、結構難しい事なのかもしれない

「誠の花」を咲かせられるかどうか…

これからの自分次第




小トラッチョ