うっかり八平さんが、いつも「事件」なので私も「事件風タイトル」にしてみました。
事件ではないのですが・・・
折に触れて思い出し、自分は果たして大丈夫か・・・?と、ドキドキ、ヒヤヒヤしてしまうことがあるのです。
「言った」≠「伝わった」ということ。
そして、伝わった後に続くもの。
例えば・・・の職場での話になるが、
「この薬が始まるから家族の人に説明して渡してね」
と新人さんに言ったとしても、家族の人に薬は手渡されていても、飲み方、注意点が伝わっていないこともある。そしてトラブルへ発展・・・。
いや、相手が新人さんでなくてもスタッフ同士でもおこること。
「ちゃんと説明した?」
「言いました!」
と返事はするものの、
「なんて説明したの?」と話を聞くと、
それじゃぁ伝わらんて・・ということしばしば。
看護師→患者(家族) の時点でも伝わっていないが
看護師→看護師 の時点でも伝わっていないんだろうなぁ・・・と思うのよ。
医者→看護師 でも伝わらないこともある。
こう言ったら伝わるだろうと思って口にする私の言葉も足りないのでしょう。
「私はあの子に言ったのに、あの子がきちんと説明しなかった」とか
「私はきちんと説明したのに、家族の人がちゃんと飲ませなかった」とか。
言ったのに相手がしなかった。
「言ったの?」
「言ったのに」というのはしばしば自分を守るときに使う言葉だな・・・とよく思う。悪い意味で。
うん、よくないなと思う。
やっぱり独りよがりだ。
来月になると魔のリーダー週がやってくる・・・。
リーダーをするたびに、えらそうに(笑)毎朝のカンファレンスで口を酸っぱくして言っているのが
「とにかく誠実に」
従順になる・・・というわけではなく、頼まれたことはきちんと応える。忘れそうならメモを取る。
心配だといわれたらきちんとその気持ちを受け止めて誠実に何かを必ず返す。
口では「分かりました、大丈夫」と言われても、表情に少しでも影があればもう一回確認する。
そして、「言った」じゃなくて「伝わったかどうか」をちゃんと確認しましょーね。
自分自身にも再確認。
そして、仕事では比較的神経質になっているこのことも、
ひとたびプライベートとなると、案外忘れがちだ。
「話し合い」って大事だと思う。
人間に与えられた言葉。
言葉なしで伝わるもの、伝えるものもあるのだが・・・。
伝える、伝わる・・・の次に続くものはきっと「話し合い」なんじゃないかしら?と思う。
それを放棄したら途絶えてしまうのだろう。
義務・・・でもあるな・・・と思う。
「分かってくれているだろう」では、「分かってくれてると思っていたのに」と。
「分かっているつもりだ」では「そんな人じゃないと思ってたのに」となってしまう。
たくさん話し合ってひとつひとつ決めていく。
ひとつずつ作っていく。
日々、誰かと向き合う毎日が、怠ることなくそうでありたいな・・・と思う。
11/15 み