ある日のこと、山本先生に尋ねた。以下、私たちの会話。
私 「先生、私、煩悩にまみれてて、大変なんです。人に認められたいし、
ええこと言うなあと思われたいし、感心してもらいたい。そのような思いで胸がいっぱいで…。」
山本老師 「苦しいじゃろう。どうにか、なくならんかなあと思うじゃろう。」
私 「はい!」
山本老師 「僕も昔、悩んだんじゃ。苦しゅうて、どうにかしたい思うて、みんなでお寺に行ったんじゃ。
ほんで、住職さんに、煩悩をなくして、悟るっていうのは、へちまみたいになることでしょうか?と聞いたんじゃ。
へちまは色々形を変えて活かされとる。食べられたり、たわしになったり、自由自在じゃ。
煩悩を手放すというのは、そういうことじゃねえかと思って。」
私 「なるほど!」
(流石。深いな。これは時間がきたらわかった!ってなるやつな気がする!)
山本老師 「そしたら、住職さんに全然違う言われたんじゃ。」
私 ズコーッッッッ!!!
(違うんか~い、か~い、か~い(エコー)私の「なるほど」返して~)
山本老師 「住職さんに、自分の煩悩に気が付くことですと言われたんじゃ。煩悩は108つと言われとるけど、
自分の中に無数にある煩悩に気がつくことが大事じゃと言われたんじゃ。
僕らは、みんな、何じゃ~このままでええんじゃと嬉しゅうなってなあ。
お寺に泊まったんじゃけど、お酒ありますかと聞いたんじゃ。
そしたら、住職さんは、そんなん言われたのは初めてですけど、
あるから出しましょうと出してくれて、みんなで酒盛りしたんじゃ。
行きは、みんな、どうしたらええんじゃと暗い顔じゃったけど、
帰りは、ありのままでええんじゃと明るい顔で帰ったんじゃ。」
なるほど、なるほど、なるほどね~、煩悩を自覚したらいいんだなあ。
そういえば、立川談志さんが「落語は、人間の業の肯定」と言われてたらしい。
自分の煩悩と仲良くするには、道化教室で学んできたユーモアの力がめっちゃ役に立つにちがいない!
自分の煩悩を自覚して、自分の煩悩をおもしろがって、自分の煩悩で遊んで、
「親友は?」と聞かれたら、「煩悩です。(キリッ)」と即答できるほどに
自分の煩悩と仲良くなろう!と思った。
それにしても、その楽しそうな旅路に参加して、
「やったー!やったー!今のままでええんじゃ~。」と一緒に喜びたかったなあ。
うっかり八平
私 「先生、私、煩悩にまみれてて、大変なんです。人に認められたいし、
ええこと言うなあと思われたいし、感心してもらいたい。そのような思いで胸がいっぱいで…。」
山本老師 「苦しいじゃろう。どうにか、なくならんかなあと思うじゃろう。」
私 「はい!」
山本老師 「僕も昔、悩んだんじゃ。苦しゅうて、どうにかしたい思うて、みんなでお寺に行ったんじゃ。
ほんで、住職さんに、煩悩をなくして、悟るっていうのは、へちまみたいになることでしょうか?と聞いたんじゃ。
へちまは色々形を変えて活かされとる。食べられたり、たわしになったり、自由自在じゃ。
煩悩を手放すというのは、そういうことじゃねえかと思って。」
私 「なるほど!」
(流石。深いな。これは時間がきたらわかった!ってなるやつな気がする!)
山本老師 「そしたら、住職さんに全然違う言われたんじゃ。」
私 ズコーッッッッ!!!
(違うんか~い、か~い、か~い(エコー)私の「なるほど」返して~)
山本老師 「住職さんに、自分の煩悩に気が付くことですと言われたんじゃ。煩悩は108つと言われとるけど、
自分の中に無数にある煩悩に気がつくことが大事じゃと言われたんじゃ。
僕らは、みんな、何じゃ~このままでええんじゃと嬉しゅうなってなあ。
お寺に泊まったんじゃけど、お酒ありますかと聞いたんじゃ。
そしたら、住職さんは、そんなん言われたのは初めてですけど、
あるから出しましょうと出してくれて、みんなで酒盛りしたんじゃ。
行きは、みんな、どうしたらええんじゃと暗い顔じゃったけど、
帰りは、ありのままでええんじゃと明るい顔で帰ったんじゃ。」
なるほど、なるほど、なるほどね~、煩悩を自覚したらいいんだなあ。
そういえば、立川談志さんが「落語は、人間の業の肯定」と言われてたらしい。
自分の煩悩と仲良くするには、道化教室で学んできたユーモアの力がめっちゃ役に立つにちがいない!
自分の煩悩を自覚して、自分の煩悩をおもしろがって、自分の煩悩で遊んで、
「親友は?」と聞かれたら、「煩悩です。(キリッ)」と即答できるほどに
自分の煩悩と仲良くなろう!と思った。
それにしても、その楽しそうな旅路に参加して、
「やったー!やったー!今のままでええんじゃ~。」と一緒に喜びたかったなあ。
うっかり八平