雑感  ー皆さんからの投稿をお待ちしていますー

日々感じたこと、思ったこと、なんでもよいのでこちらまでご投稿ください。

みんなちがって、みんないい

2009-05-31 15:04:12 | インポート

  悠平は、この夏に三歳になる私の息子だ。サザンオールスターズが大好き。一度だけ(ほんとです)コンサートのライブビデオを見せたが、それからサザンにはまってしまった。「アイア、見る!」とよく言う。“アイア”というのは、桑田佳祐がよくコンサートで観客に叫ぶ「アリーナァ!」のことだ。本当にチャジャン(サザン)が好きらしい。一時悠平の一番のお気に入り曲は“エロティカセブン”だった。2歳児がどうやねん?と思ったが、仕方がない。“チェブン~♪”と歌う息子を横目で見ながら、複雑な気持ちだった。また、今彼が好きなテレビ番組は、“天地人”だ。戦から勝利して帰ってきた侍たちと一緒に、「ヤットヤットヤットォォ」と声をあげて踊る。“君はこの時代におったんかいっ!”というほど、うまい。実家に向かう“愛”と書かれた看板に反応し、「あー、アイー」と言っている(天地人の主人公である直江兼続は、兜に「愛」の文字を掲げて戦った武将と言われている)

来年から幼稚園。当たり前だけれど、異なった性格で異なったものが好きで、異なった環境で育っている、今まで悠平が見たこともないほど、たくさんの子どもたちと生活を共にする。そんな中で、どんな風に過ごしていくんだろう。私はそんな悠平を眺めながら、いろいろな気持ちになるのだろうな。「みんなちがって、みんないい」・・・これを、心から言える親でいたい。これを深く理解すると、他と比べることもなく、自分の持ち味を探求し育て、他者のそれも認めることができる。“違うを理解する”ことは、言ってみれば仲間をつくり共に生きていく力につながっていく。それもこれも、まずは大人から。悠平の学校入りは、私の新たな学びにもつながりそうだ。                                 

YOU


バス

2009-05-18 22:52:34 | インポート

滅多にバスに乗らないのに
バスに乗る僕 

車内に茶髪でパーマでヒゲも生やして
とても怖そうな顔のお兄さん

走りだすバス

席に座りしばらく窓の景色を見てる僕

優しさのオーラがにじみ出るかのような
学生くらいの歳の女性

バスを降りようとする

お金を払う時 運転手さんに一言

「ありがとうございました」

それを妙に納得してる僕

またしばらく走るバス

今度はさっきの怖そうな顔のお兄さん

バスを降りようとする

すると 運転手さんに一言

「ありがとうございました」

「いい意味」で期待を裏切られた僕

またしばらく走るバス

目的の場所で降りようとする僕

運転手さんに一言

「ありがとうございました」

普段お金を払う時 
お礼なんか言ったことがない僕

でもさっきの二人のお陰で
いつもと少し自分を変えてみた僕

扉を閉めて走り去るバス

そして 

ついさっきより少しだけ違うように見えて広がる景色

                                  小トラッチョ


朝のリレー

2009-05-05 21:13:23 | インポート

4月は、はじまりの月
朝の空気が新しいにおいがするような気がして
とてもいい季節ですね。

新社会人となって、ようやくひとつき
新しい環境にわくわくすることもあれば
反対に寂しくなったりします。

そんなときに
こんな詩に出会いました。

「朝のリレー」谷川俊太郎

カムチャツカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

すがすがしい気持ちやエネルギーが体の中から
湧きあがってくる気がします。

私たちは、大きな世界としっかり繋がってるんだ
それは私の小さな勇気になっているように思います。

4/28   からんこえ


あめふりのいちにち

2009-05-04 22:01:00 | インポート

つい一ヶ月ほど前、うっかり八平さんがご近所(だよね?)に引っ越してきた。
浮かれた私は、八平さんをデートに誘い出し、美味しいケーキとお茶をしたのでした。
八平さんありがとう♪

それはさておき、小トラッチョさんの「念ずれば花開く」です。
私も「念ずれば花開く」、「信じるものは救われる」という言葉愛好者。
念じたら、花開いちゃったことも、信じたら救われちゃったことも意外にある。
だけど私はもともとかなりの人見知りで疑り深い(外見は人懐っこく、
ホイホイ騙されやすそうですが)性格なので、何をするにもスルッといかない。
(時々動物的直感で思い切ってみることもあるけれど)
看護学生時代、患者さんの大切なもの、強み、力を信じること、
ともに大切にすること=看護=きっと愛情も。
と強く思った。(あくまで、私の中で、です。でも、今思えば
そういう視点で教育されていた気もする)
さらに漠然と、きっと人にはそれぞれ今世で乗り越えなければ
ならない課題がある!私のそれは「信じること」だ!とピンと来た。
一生をかけて信じること。
一番苦手とすることだけど、どう考えても私の課題はこれだ。
そう思いながら、ことあるごとに、念じてみながら、信じてみながら
数年が過ぎてゆきました。なかなか克服できない。
まだまだ難しく、日々、できているようでできていないようで
できているようでできていない。

信じているか、信じていないけれど信じているふりをしているか、
なんて目では見えない。けどきっと相手と自分だけには痛烈に伝わる。
まじりっけのない透き通った「信じる」になりたい。
変わっていくからおもしろい、それは生き物が成長、生長し、
挑戦しながら次へ続いていく特権なのかしら。

4/27   み