赤ひげ110番

東洋漢方を主とした健康情報を提供していきます。

暑中御見舞申上候・猫の恩返し冬物語

2006年07月06日 15時57分39秒 | Weblog
「龍王院小吉」
小吉は当院の飼い猫、小夏は妹猫になる。産まれて間もなく瀕死の重態の所を総院長に助けられ育った。

突然、漢方治療院がある横丁の建物ガ売られた。新しい大家は隣の料亭の女将だ。優しそうな顔に蛇の様な目で、大きな飼い犬を仕掛けられ小夏が負傷した。
その女将が突然に立ち退きを迫ったのは、雪のちらつく師走の頃、院長と
猫達は雪で白くなる横丁に呆然と立ちすくんだのだ。
ある朝早く、アパッチ・インディアンの襲撃のように、立ち退きを迫るビルの階段の上下に小吉と小夏が待ち伏せし、先に大きな犬に猫パンチを入れ猫語で叫ぶ
「ババア・院長と小夏の敵討ちだニャーッ」大家悲鳴『ヒエーッ・誰か」・・・・
足に幾筋もの爪あと。

大家の要求通り治療院は移転・猫達は横丁の野武士となり,野伏せり、料亭の女将
に『招き猫」野重要性を説く。女将は何時も足に包帯をしているのは何故だろう。

時々、30メートル先の院長がいる新治療院にお里帰りし、缶づめを食べている。
夏に冬の話、少しは涼しくなったかな二ゃーッ!!

君は縄文人?弥生人?

2006年07月05日 01時37分08秒 | Weblog
福岡の志賀島・安曇族・(呉人)。越前、越中、越後、(越人)。
呉越同舟して、弥生に沢田,谷田、棚田などの稲作最適地を開拓か?
彼ら(弥生プロジェクトチーム)は九州から北上、越後のまで稲作文化を拡大か?

話変わるが、田んぼのあぜ道や棚田の畦に秋になると鮮やかな赤いマンジュシャゲ
、彼岸花のことだ、根は球根、強い毒性を持つ。この花は人が手入れしないと自然消滅すると言われている。安曇族は稲作技術の一環として毒性の強い彼岸花を大切な場所に移植したのではないだろうか。
動物に対して強い毒性を放つ球根は、野鼠、モグラから水田の畦、棚田の畦に植える事で田んぼの水が抜けないように考案された。又、家族やの人々が亡くなると、その埋葬地に彼岸花を植えて山犬に掘り返され食べられるのを防いだ。

究極は、その毒性を逆手に取る知恵を稲作専業農民は熟知していた。武器をもたない農耕民は、武力的な集団に対してこの球根を食べれると宣伝したのだ。

日本中世の武士は、この球根を食すると命を落とすと知っていた。飢餓の時、それでも球根を食い死んだ人の数は多い。しかし、農民は最後までこの球根をくって生き延びたのだ。何故だろう。
農民は毒性をアクヌキする技術を持っており飢餓の時を生き延びたのだ。方法は簡単だ、球根を堀リ上げて三日三晩、沢水に漬けドクヌキをしていたのだ。
究極のサバイバル・ノウハウヲ持っていたのだ。21世紀の今、歴史的文化遺産を捨てた日本の農業にこんな知恵が必要だと思いませんか?飽食の日本、毒を持ってアクヌキし究極の和漢の薬膳料理を考案、中性脂肪の塊の大和民族を救う方法かもしれない。中性脂肪の塊の大和民族の君、さあ、どうする?

癌病棟in上海

2006年07月03日 22時23分38秒 | Weblog
はじける笑い声、太極拳の静かな動き、自分で煮出す漢方薬の湯気と臭い、上海の癌病棟は日本の乳母捨て山的ポスピスの臭いはどこにもない。現実に予後良くて退院、自宅からの通院に切り替える人が多い。腹水を強制的に抜かず、腸閉塞に動じず大建中湯を自分で煎じる。この時間はさすがの共産国家も手が出せない。よくなることを祈りながらの煎じ薬は生きること、免疫を飛躍的に上げるスピリチュアルな時間だ。日本では手に入らない漢方薬が幾千とある、これをその人の体質、体調
健康状態を見ながら2週間に一度、処方が少しずつ変わるのである。まさにオートクチュールなケア&キュアガごく普通に実践されている。高い意欲とそれを支える
スタッフの高度で思いやる心。当然、免疫力は伸び白血球も安定してくるだろう。

日本の高度医療とは何を言っているのか、高度とは何なのか。知人の中国人医師の言葉。
「医は仁術なり、仁は国境を分かたず、わが病院に来たれ、我々は至誠を持って尽くさん」。

治療院って何する処?

2006年07月03日 03時55分38秒 | Weblog
貴方の頭のテッペンから足先の爪まで健康でいられるように色々アドバイスしたり体の痛いところを揉んだり、引っ張ったり、叩いたり、押したり、曲げたり、冷やしたり、暖めたり、鍼を刺したり、お灸をしたりします。
人間、一人ひとり顔がちがうように、体質もちがいます。それぞれの体質に合わせて、その方のライフスタイルの提案等も私たちの守備範囲です。

私たちは貴方の健康を見立てます。いわば健康見立人、ヘルスコンシェルジュのようなもの、スピリチュアルでホリステック(全人的なの意」な人生の止まり木のような存在でありたいと思って治療して、もう25年近くになります。

最近、20代の女性の婦人科系の病気が多いのに驚いています。又、多くの女性が自分の骨盤がひん曲がり状態なのを自覚できておりません。足を組んでご飯を食べると骨盤が約9度持ち上がります。なぜ足を組むか?腹筋がないと足組むと楽だから
でも思い切り「病気になるぞ」。ラジオ体操で防げます、毎日やろう。

旬の野菜、そして思い出

2006年07月02日 01時38分46秒 | Weblog
姫路の姉から野菜が届いた。泥だらけの馬鈴薯、甘い玉葱、40センチもある大きなトゲ棘の胡瓜、紫に光る茄子。玉葱は三陸沖のホヤの和え物が良い。胡瓜はもちろんそのまま塩をつけてかぶりつく.パリパリと音がする。茄子はみりんと醤油、酒、砂糖を入れて煮るのが旨い。
梅酢と紫蘇でピンクに染まる破竹のタケノコをつまみに三段仕込のドブロクを飲むとする。一挙に数十年前の山口県の炭鉱町にタイムスリップする。夢と誇りだけを担保に蒸気機関車で21時間揺られて東京駅。
汐留貨物駅にチッキで送った柳ゴオリと布団袋を取りに行く。
あれから何年経ったのだろう、沈む夕日を数える暇は無かったが、早62歳、大切な友人と思い出は心のひだに絡み付いて、明日への活力となる。

君は見たことがあるか、アリラン峠を越えて低く飛ぶ銀ヤンマを、秘密の冷水が湧き出る沢を、ポケットを真っ赤に染めるヤマモモのありかを・・・・・・・・・

姉の野菜の箱を開けると思い出も一緒に飛び出してくる。ありがたい。