赤ひげ110番

東洋漢方を主とした健康情報を提供していきます。

旬の野菜、そして思い出

2006年07月02日 01時38分46秒 | Weblog
姫路の姉から野菜が届いた。泥だらけの馬鈴薯、甘い玉葱、40センチもある大きなトゲ棘の胡瓜、紫に光る茄子。玉葱は三陸沖のホヤの和え物が良い。胡瓜はもちろんそのまま塩をつけてかぶりつく.パリパリと音がする。茄子はみりんと醤油、酒、砂糖を入れて煮るのが旨い。
梅酢と紫蘇でピンクに染まる破竹のタケノコをつまみに三段仕込のドブロクを飲むとする。一挙に数十年前の山口県の炭鉱町にタイムスリップする。夢と誇りだけを担保に蒸気機関車で21時間揺られて東京駅。
汐留貨物駅にチッキで送った柳ゴオリと布団袋を取りに行く。
あれから何年経ったのだろう、沈む夕日を数える暇は無かったが、早62歳、大切な友人と思い出は心のひだに絡み付いて、明日への活力となる。

君は見たことがあるか、アリラン峠を越えて低く飛ぶ銀ヤンマを、秘密の冷水が湧き出る沢を、ポケットを真っ赤に染めるヤマモモのありかを・・・・・・・・・

姉の野菜の箱を開けると思い出も一緒に飛び出してくる。ありがたい。