融通無碍なる留学生活

~豪に入っては豪に従います~

「TOFUっすよ・・・」

2006年11月14日 | 気付いたこと築いたこと

どうですか。お豆腐です。

こちらに来てから食べていなかった禁断のお豆腐、そしてうどんをここ数日内に食べました。ええ。胃腸が弱っていたからです。

物価高騰中のオーストラリア。食べ物は大概日本の倍の値段。日本食材を見かけても「けっ!買ってられるかっ!」というバカバカしい値段なので、テがでなかったんですけどね。

でも胃腸が弱っちゃあ、そうも言っていられず。お豆腐とかうどんとかを、その名も「ミラクル」というアジアンショップで買い求めたのでありました。

きっかけはハウスメイト。1ヶ月ほど前から入った日本人の女の子で、おっとりなのにしっかりさん、すごくいい娘さん。彼女が最近自炊に目覚め、日本食材を良く買ってくる。私の胃腸が弱ったタイミングと重なり、彼女がTOFUをめぐんでくれた。しかも柚子ポンつきだ!

彼女も柚子ポン購入に踏み切ったことには興奮している。「山サっすよ!!」と印籠を掲げるようにして私に見せてくれた。開封して香りをかいでは「やばいっすよ!!柚子!!やっぱ柚子!!」と熱くなっている。そして私の湯豆腐に掛けてくれた。・・・非常に美味である。こんな繊細な味があろうか・・・こんなシンポーな喜びがあろうか・・・嗚呼、嗚呼!!

ハウスメイトたちは本当によく勉強する。この日本人のお嬢さんも、20代前半で、2月からの大学院始まりに向けて、今は大学付属のセンターで勉強中。なんでもTESOLなる「他言語話者に英語を英語で教える」先生になるためのコースだとか。アメリカ人でも課題量の多さにうんざりして帰国したとかいうウワサの、おそろしげなコース。

真剣なのに楽観的、そして親切な若いハウスメイトたちを見ていると、「あぁ~住人にめぐまれたなぁ・・・」としみじみ思う。年内で日本人の彼女は引っ越してしまうそうだが、TOFUの喜びを提供してくれたことは、やっぱり忘れられないな。