融通無碍なる留学生活

~豪に入っては豪に従います~

オーストラリアが嫌いだと、初めて思ってしまった。

2007年03月28日 | 気付いたこと築いたこと
ふざけるな、という出来事があった。

OPTUSというオーストラリアの電話会社にネット契約を申し込んだあと、
話に聞かされていた2週間以上が経過したところで、なんの音沙汰もない。
契約後に届くはずの確認書面は来ず、こちらからメールやら携帯やら公衆電話から何度尋ねてみても、たらいまわしにされたり、まだわからないだの、もう少し待てだの、ひどいときは途中で電話が切れたり、あきれることが続いた。携帯のチャージがこの連絡のせいで無くなった。

昨日、契約をした店舗に出向いてみたところ、なんとその場所は工事中で閉鎖されていた。別の店舗に行ってみたら「ウチじゃ知らないし、どうしようもできないよ」というふざけた回答だ。

結局また、スタッフに通じるまでは4,5分かかるサービスセンターの番号に公衆電話から連絡を入れた。受話器から「お待ち下さい」のアナウンスや気持ち悪い音楽を聞き続けること数分、やっと先方につながると、住所や名前など、プラン契約にこちらが提供した一つの情報確認のたびにまた、気持ち悪い音楽が流れる。

数十分かかって、終いに先方は、
「理由はわかりませんが・・・あなたのアカウントはリジェクトされています」
と言い出した。

2週間以上待ち、その間も問い合わせ続け、いい加減な回答で引き延ばされた挙句、勝手に契約が解除されていた!!!3日前には「予定どおり進行してます」なんて行ってたくせに。
電話口で思わずキレた。「どういうことですか!信じられませんよ!」
不安は消えない。
「そちらに私のクレジットカード番号もお伝えしてますけど、そこはどうなるんですか?!?!」
「心配要りません。なんせ、アカウントはリジェクトされてますから」

は?!?!なにが心配要りません、だ!勝手にリジェクトしておいて!!

一歩一歩のことがすべて第二言語の英語で処理してきただけに、もう正直疲れ果ててきた。この間にも大学からは、ガンガンとネットがらみの宿題やら提出物やらダウンロードすべきノートやら何やら、来まくっており、毎日ラップトップ持参で過ごす体力も消耗してきた。ふざけるな~!!!

結局これ以上は待てないので、今朝、別会社Telstraに契約を入れたけれど、あのいい加減なOPTUSの契約が本当にきちんと打ち切られているかどうか、微妙に不安は残る。店舗に行って問い詰めることができないのは痛い。

アパート追い出し事件から、どうもこの国の組織がもつ身勝手な部分に目が付く。というか、実際に被害に合っている。今まで何かと頭に浮かびつつ、いやいや待て、と自分に押さえ込ませていた言葉が、ついにハッキリ浮かんで来てしまった。

「オーストラリア、嫌い」

あーあ、と言う感じだ。
この思いがせめて、早く更新できるように、
何かいいことを感じ取る工夫ができればいいのだけれど。。。

翻訳修行、そのズレ感がたまらなく、おかしい!

2007年03月22日 | 授業・活動記録
Maquarie University, Master of Translation & Interpreting.

なんせ、今学期の授業が面白い。
住んでる所に何かと落ち着かない事態が多いだけに、これは救いだ。
今学期私が取っている授業は以下。

1.Translation Practice
 翻訳 (日英、英日)
2.Text analysis & translation
 テキスト分析と翻訳
3.Computing & translation
  コンピューター技術と翻訳
4.Languages & Culture in Contact
  言語と文化

一応、コースの本丸となるのが1。
2~3はそれぞれ講義と演習からなっています。

今日はこの中でも1の日→英語の授業について書いてみます。
先生はMr. Yusuke Asoです。漢字表記がわからずすみません、先生。
この先生、相当厳しいから胃薬持参せよ、
という恐ろしい噂話が充満してたのですが、
授業が始まってみたら、内容の素晴らしさに驚愕いたしました。

学期が始まる前はターゲット言語が英語なのに、
先生が日本人?!?というところに
多少のギモンは感じていたのですが、
いざ彼の授業を聞いてみたら、むしろそれが良かった!と思いました。
前学期はオーストラリア人の先生でしたが、
翻訳に赤を入れられても、それがどうしてなのか、
結局思考を深く掘り下げていかれなかったのです。
でも、Aso先生の授業では、日本人の言語感覚として、
そこになぜ躓いてしまうのか、
そしてそれにはどう対処していくべきかを、
明確な方法論を提示して授業してくれるのです。
まさに、目からウロコの日々。

そして授業中には笑いをこらえることができません。
先生の解説を聞くと、自分の作った英文が、
いかに本来の意味からズレているかわかり、
私の英文からは「こういう意味になってしまうのだ」というのを知らされると、
それが滑稽すぎて笑いがおこるのです。

例えば今週の授業では、課題は日本のお役所が作成した「丹沢山地、ツキノワグマ出没に注意せよ」というような内容の文書。
この中の「クマの出没状況」という箇所。
つくりがちな英語というのが、

“bear's appearance”

ところがこれだと、
人々が待望していたところへクマが登場し「出ました!クマです!」とアピールして去っていく・・・みたいな印象を与えるんだそうです。

だから正しくは、日本語の解釈をまず「クマの目撃情報」と読み直し、“sighting”を使って処理するのが適切とのこと。

また「クマを興奮させず・・・」と来れば、「学校でならった英語」的にはつい動詞“Don't excite bears...”などと処理しがちですが、実際にはexciteは何かこうクマを擬人化して「ワクワクさせちゃう」みたいなニュアンスになるそうなので、動詞は“provoke”を使うことが適切だそうで。

すべては、悪しき「直訳」もしくは「和英辞書依存」によって生じるミステイク。
Aso先生の方法論では、まず日本語の意図するところを広辞苑などを使って読み込み、次にあたるべき辞書はあくまで英英。和英を使うと相当な確率で「爆笑モノ」の英文ができてしまう、ということなのだ。

先生の授業に出てから、英文を作るときにいちいち英英辞書をひかなきゃ気がすまない、みたいな感覚がついてきた。もちろん何を書くにも相当時間がかかる。でも、これを越えないことには、爆笑されない英文までたどり着けないリスクがあるのだ。時間はかかる。果てしなく。たいへんな努力も必要だ。でも、これがまたいいのだ。楽しい。

日本の英語関連の書籍で、「あなたの英語、ネイティブにはこう聞こえてます」みたいな本があって、大爆笑しながら読んだことがあった。例えば教科書では丁寧な言い方として習う“May I ~?”という表現は、ちっちゃい子供がお母さんになにかをネダる言い方なんだとか。もちろんいかなる表現も文脈、場面によるだろうが、「学校ではこう習った」という英語が引き起こすズレは、ときに大爆笑のみならず、誤解やヘタをすると大変なすれ違いを引き起こしたりする。

日本語がもつ、ロジカル面でのゆるやかさに、しばし気付かされる。ニ言語間を行き来することは、笑ったり、苦しめられたり、発見して高揚したり、何しろ忙しいことである。しかし、絶えず文脈という海の中でダイナミックに泳ぎ続ける翻訳というこの作業、鍛えるに値する面白さだ。

まだまだ・・・笑ってばかりいてはいけませんが。。。



やっとコロンビアン!

2007年03月21日 | 気付いたこと築いたこと
今朝、やっとコロンビアン・ガールが引っ越してきた!

彼女は28歳ということだが落ち着いているように見受けられる。とはいえ、ラテン系。あったかみのある雰囲気だ。

二人より三人。人が動き、空気感がある程度ダイナミックになるのはいいことだ。

いろいろ起こる。

2007年03月20日 | 気付いたこと築いたこと
まだ自宅のインターネットはつながらない。
覚悟して待つのがいいだろう。だってここはオーストラリア。

ところで、どうも今学期に入ってからいろいろ起こる。
昨日はスイッチが入ってもいないコンロから煙が上がり、
立て続けに我がユニットのみ停電になった。

一夜明けて、今日もまだコンロは使えない。
電気はすぐに直してもらえたけれど、コンロはまだ。
というわけで、レンジでどこまで耐えられるか。

もう。なるようになってくれ。

そしてコロンビアン・ガールはまだ越してこない(笑)。

インタラクティブであらんと。

2007年03月13日 | 気付いたこと築いたこと
どうしよう。

メリケンちゃんとの生活がやっと落ち着いたところで、
今度は次の金曜日に、我が家にメキシカン・ガールが登場する。

メキシコ人ですよ!

どうなるんだろう。メリケンちゃんとメキシカン・ガールが、
なんとツインのお部屋ですよ!
アコモデーション・オフィスも濃いことをやってくれる・・・。

こんなのを見つけて読んだところで、「日本人」である私の心の動揺はおさまらないですけどね。

でもとにかく「アミーゴ!」とか適当に言って乗り越えよう。


ここ最近、
このシドニーのマッコーリー大学の生活では、
とにかく「何があってもおかしくない」ということが
しみじみわかってきたのだった・・・。

もともと環境の変化に決して強くない私だが、
落ち着いた「大学院でのお勉強生活」イメージからは程遠いこの環境で、
きっと身体に刻み付けて日本に持ち込むは、
インタラクティブな性質というものかもしれない。

自分の中で、コアな部分を変える必要はない。
自分の軸は変えられない。

それでも。

人と出会い、人との関係性を測り合うなかで、
インタラクティブにこちらも変わって行こうとすることは、
実はきっと大切な作業なのだろうと思う。

それなくしては、本当は、
どんな仕事もできないんじゃないかと思う。

とはいえ。いろいろ起こるなぁ・・・

KAWAIのピアノ、三台目と出会う。

2007年03月12日 | 音楽
昨日また、はからずもピアノを弾くことができた。

同じアパートの別棟に、大学のスタッフが暮らしている。
そこに行けば、あったかい毛布が支給されるというので行ってみると
そこには小さな小さなKAWAIのアップライトがあった。

これで、私がシドニーで出会ったピアノは3台ともKAWAIということになる。
YAMAHAじゃなくて。KAWAI。
(シドニー産のピアノというのがあれば、
それも弾いてみたいのだけど・・・。)

毛布をもらって、立ち去る直前に、
「だれかピアノ弾くんですか?」と聞いてみたら、
「君は弾けるのかい?ぜひ弾いてみてよ」という。
というわけで、
バッハ、ショパン、ドビュッシーの小さな曲を少し弾かせてもらった。
そこに暮らすスタッフ2名は大喜びで、若干興奮すらしてくれた。

「弾きたくなったら、いつでも来て。
 ここの鍵をあげたいくらいだよ。」
と言ってくれた。

終戦直後の武満徹じゃないけれど、
ピアノの音が漏れ出ている場所があれば、
ついノックをして「弾かせてください・・・」とか言いたくなる。
ピンチの時(?)は彼らに頼ることにしよう。

実際、少しだけだけど弾いたあと、
なんか、とても、元気になれた。

すり合わせ。

2007年03月11日 | 気付いたこと築いたこと
シドニーに秋の気配が漂ってきた。
日中、日差しが強いとまだまだ暑いけれど、
朝晩はひんやりと気持ちのいい空気が流れてくる。
日本の秋と違って、常緑樹につつまれたこのあたりは
見た目に秋を感じることはおよそできないけれど、
肌身に感じる秋の冷たさこそ、
私の一番好きな感触だ。

新しいお部屋に引っ越してはや3日目。
昨日はメリケンちゃんと電話会社に行って、ネット契約をした。

メリケンちゃんとのコンビ具合はなかなかいい。
契約の形態やプランの選択などについては、
彼女はけっこうこの手のコトに弱いらしく、
私が情報をかき集めて、こうこうこうだから、このプランにすべし、
などともちかける。
彼女はなんでも「OK」という。

いざ電話会社と話を進める段では、
ここでも私が先陣を切っていくのだが、
お金のことや、私が聞き取れないような込み入った内容になってくると、
彼女がすかさず鋭い突っ込みを入れ、損のないように立ち回ってくれる。
私にとっては勉強になるし、すごくいい体験だ。
メリケンちゃんは意外と気の小さいところもあるので、
「郵便局わかんないからついてきてぇ・・・」とか言うカワいいところもあるが、
やっぱり契約ごとや、なにかしらの折には、
ネイティブ・スピーカーが横にいるのといないのとでは安心感が違ったりする。

結局、2週間ほど待てば、自室でネットが使えるようになる。
待ち遠しい。

それにしても、メリケンちゃんは、
最初にやってきた当初よりは、ずいぶんと話しやすくなった。
おそらく私のヘタクソな英語にもなれ、
何をいわんとしているかを汲み取る努力をしてくれるようになったのだ。

電話会社のスタッフに早口で巻くしたれ、
げっそり疲れ切った私に、
「モハメドっていうあの店員、あいつの英語もひどかったわよ。
 あなたの英語は問題ないし、第二言語で考えるのが大変なのはわかるわ。
 私もフランス語やってたとき、しんどかったもの。」
などと、最初のころに比べたら軌跡のように優しい言葉さえ
かけてくれるようになったのだ。ありがたいことだ・・・

昨日彼女はフランス人の「男友達」(「彼氏」ではないんだそうだ)を招待し、
リビングのソファで仲良くくつろいで楽しそうに過ごしていた。
以前そんな事態が起ころうものなら、
他のウブなアジアン・ガールズが烈火のごとく怒り出したであろうが、
私としては、いつも私との英会話だけではストレスもたまるだろうし、
リラックスできるフレンドリーな友達を呼んできてくれるのも歓迎だ。

リビングに、
ちょっとイチャつき気味欧米人カップルと
政治問題の英文翻訳を書いている日本人。
おかしな図式だ。
が、しかし、私のたくらみどおり、、、
「ねぇ、まだ勉強してんのぉ?」とやってきて、
思わず私のPCを覗き込んだ彼女から、
「あ、この表現、こうしたほうがいいわよ」
と、さっそくネイティブ・チェックいただきました。
むふ。この瞬間が、たまらない。

なにかと・・・。

2007年03月08日 | 気付いたこと築いたこと
魔の「退去勧告」から一週間が経過し、明日はいよいよ引越しだ。
問題はネット環境だ。シェアしていた香港ガールとはなれ、
今はまだつないでいたこのラインも、明日にはここから離れるため使えなくなる。

期待を寄せていたunwiredというモデムが、このド田舎Marsfieldでは電波をキャッチしないことが判明。友人が貸してくれたモデム実験ではっきりわかってしまった。

よってOPTUSのネット環境を検討している。コストもかかるが、一番痛いのは時間だ。きちんとつながるまで、一体何週間待つことになるんだろう・・・。

ネットはいまや欠かせない。つくづく痛感する。

授業の課題の受け取りも提出もネットを通じているし、自室で使えないことは大変痛い。なにしろ、翻訳するにはネットがなければほぼ死ぬも同然。翻訳の授業の一つに「Computing」というネットを使ったリサーチ技術のクラスがあるくらい、欠かせないものなのだ。

それに、大切な日本との連絡もすべてネットで行っている。。。

当面はワイアレスでネットに接続可能な大学に自分のラップトップを持って歩くことになる。体力勝負だ。がんばらないと。

今救われるのは、新学期からの授業がとても面白いことだ。先学期までとは比べものにならない。本当なら、これらについてじっくりブログにも書きたいのだが。落ち着く日までの楽しみにとっておこう。。。なにかとやっかいな事態は続くようだ。

ところでこの事件を通じてメリケンちゃんと急接近したことは、私にとって喜ばしい。今日は、過去に私が訳した英文(授業の20倍くらいの懸命さで取り組んだ音友さんの楽譜)を見てもらったが、大きな問題はなかったようだ。すでに出版もすんでいるだけに、これにはホッとした。そしてまた、丁寧に読んでくれた彼女にも感動した。彼女との生活は、何かいいものとなるような、本当にそんな気がしている。

これはご褒美か??~アパート退去勧告事件その3

2007年03月05日 | 気付いたこと築いたこと
(このエントリは前回・前々回の「アパート退去勧告事件」からの続きです。)

月曜の3時までに、携帯電話が鳴らなければ、
同じアパートの別棟に移ることができる。

そう知らされていた今朝の授業中、
なんだかもうお腹が痛くなりそうだった。

そして、時が刻々と過ぎ・・・電話は鳴らなかった!!!

約束の3時にアコモデーション・オフィスに行くと、
新しい別棟の部屋を見せてくれるという。

オフィスの人間と、そしてメリケンちゃんとで見に行った。

そこはなんと!今までの部屋より良かった!!!!
こっ、、これは、、ご褒美ですか?!?!?!(笑泣)
何がなんだかわかりませんよ、もう!!!!

ご心配下さった皆様、この数日間、
励ましを本当にありがとうございました!


今度のお部屋は今より少し奥まった棟で、
シングルルームとツインルームが一つずつ。
合計3名で暮らすことになる。
ただ、今のところはカラッポなので、
私とメリケンちゃんとの二人暮しが待っている。
なんて、贅沢なんだろう。
この近辺の物件をあらった上海ガールによると、
今や古くて汚くて高くてシェアメイト8人とかがザラなんだそうだ。
これはもう、何か大きなところに向かって感謝したい。

また、今までよりいい点がいくつかある。
まず、バスルームを私一人で使える。
(ツインの部屋は内部に別にあった。)
シングルの私の部屋は今までよりも広い。
ランドリーには洗濯機のほか乾燥機もある。
なぜかミキサーもある。
私の個室はちょっと居間から離れているので、
とても落ちついた居心地だ。

あ~~~良かった。とは思うけど、
この数日間、気持ち的に振り回されただけに、
なんだったんだろう、と思う。
一体全体なんの修行だったんだろう?
お腹いたくなったり、泣き出しそうになるのを繰り返したりしたのが、
なんだかまるで、バカみたいに思える。

これも何かの縁だろう。
なんだかわからないけれど、
今はすごくメリケンちゃんとの生活が楽しみだ。

これまでは、アジア人3人は、ほとんど自分の部屋にこもっていたけれど、
私は今度、居間に進出するつもりだ。

会計学や経営学を学んでいた二人のアジアン・ガールたちとは違い、
私はなんといっても通翻コースにいる人間なので、
やっぱりネイティブとの接触を、最大限に生かしたい気持ちでいっぱいだ。
実際彼女の性質だが、とにかく「ウソがない人」だ。
プリンセス気質はあるけれど、
相手もNOやらYESやらズバリ言えるかわりに、
こっちもNOやらYESやらが大変言いやすい。
実際に何かにNOと言っても、彼女は全く気分を害さないでいてくれる。
「あらそ。」くらいな感じだ。

メリケンちゃんとの生活について、
当初凹んだり憤っていた私に、
いろいろアドヴァイスをくれた米国生活経験のあるクラスメイトたちに、
これまた感謝の気持ちでいっぱいだ。
それがなければ、今こんなに前向きな気持ちになれていない。

物件を見た後、二人でしばらくおしゃべりをし、
「引っ越したらあなたを部屋に貼り付けさせない」と言い出した。
よかろう。私は居間で宿題をやる。
そしたらきっと、彼女は私のラップトップを覗き込み、
キャンベルスープを口にしながら、
「ちょっとアナタ、この英文ヒドイわよ。」とか言い出すに違いない。
ふふふ。それが狙いだ。頼むぜ、デュード※。

※メリケンちゃんが教えてくれた言葉。
 「相棒」みたいな感じの意味らしい。