融通無碍なる留学生活

~豪に入っては豪に従います~

あー終わるんだ

2007年11月26日 | 気付いたこと築いたこと
最後の課題を今日提出した。
いやぁ、感無量。

いつもいつも、「ちゃんと最終的には終わるんだろうか?」と思って向き合ってきた課題たち。それが全部終わったんだなぁ。終わってみると、喉元過ぎれば・・・という感じでもあるような。

さぁここから先は片付けです。日本への荷物の輸送は、クロネコヤマトにお願いしました。こっちでもあるんですね。ダンボール4つで440ドル。この値段は安い。ちゃんと箱も届けてくれたし、荷物の集荷もあるもんね。日本と同じだ。最後はやっぱり安心と信頼の日本企業でしょ。

さきほどパッキングに手をつけ始めたら、部屋の中が大変なことになってしまった。たった1年半で、一体どんだけモノがあるんだ?増やさないつもりでいたのに、自然に増殖したかのよう。お勉強道具はやっぱり捨てられないし。4箱軽く埋まってしまいそうです。

帰国まで予定が満杯になりました。時の流れを意識せずにはいられません。
まだ、感傷的にはなってないけど。

ひとつひとつね

2007年11月21日 | 気付いたこと築いたこと
つい先ほど、通訳の試験終了。
やっぱり本番はかなり緊張してしまった。そうなると予想通り、自分なりに持てる力の8割くらいしか出ない感じです。知ってるはずの単語が出なくなったり、聞いているときは理解できてるのに、口に出すとうまくいかなくなったり。
とはいえ、「まぁ、こんなもんっすよ」みたいな開き直りもあったり。

試験は一人ずつ。情報漏えいを防ぐべく、本番までは待合室から出られず。私はジャンケンで負けて日本人の一番最後。朝8時半から12時半までただただ待つ。その間、お手洗いも自由に行けない。一人ずつしか外に出させてくれない。でも中国人とか韓国人学生も入れると50人以上はいた。だからトイレ権利獲得でちょっとトラブルが発生したりしてた。みんなピリピリして、緊張でトイレも行きたいだろうに、そんな中で一人ずつだなんで、要領悪すぎる。私みたいに4時間も待つ人間だっているのにさ。もめた学生、気分の悪いまま試験に臨むなんて、気の毒でしたわ。精神状態はすごく通訳に影響しちゃうのにさ。

ともかく、4時間待ってはじまった試験。1時間のたたかいが始まる。緊張しないと思っていたら、始まったとたん心臓が高鳴ってしまった。みんなで山掛けした内容がバッチリ!これくるよ~と予想されていた単語や内容だったのに、緊張のあまりうまく出せなくて残念無念。

とはいえ、最初の一年前の試験後、どうやって家路についたか記憶すら定かでないほどの落ち込みぶりだったのを思えば、まぁまぁよし、といったところかな。

さて、また今晩からラッシュでエッセイ書きます。金曜日締め切り!間に合うか、自分?!?!

明日は通訳の試験。

2007年11月20日 | 気付いたこと築いたこと
もっと緊張したり思いつめたりするかと思ったら、
案外前日ともなると開き直る。

医療・司法・環境・教育・・・
どれをとったって、エンドレスに勉強は終わらない。
もう一通りやれることはやったし、
これ以上はどうにもならん。

というか、何よりも、
今学期一緒に通訳を勉強できたクラスの人たちと、
集中してやってこれたことは、
めちゃくちゃ楽しかった!だからよかった!!

今日は悪アガキ隊(?)4名で、パッセージ練習。
これがなかなか。
専門用語をちりばめて、短い一文をアドリブでつくり、
隣の人が順番に通訳していくの。
例えば、
「私の叔母が先日、交通違反で告発され、出頭命令を受けたのですが、
本人は身に覚えはないといっています。乳がんを患っていて、大変なのですが、どうにかならないでしょうか・・・」
とか。
このくらいの量をノートを取らないでどんどん通訳していく。
これ、楽しかったな。脳みそやたら疲労したけど。

試験の良さとは何といっても、こうして「試験があるっ!」という意識で、一定期間集中できることにある。その意味では、私の青春@試験は成功だ(笑)。

というわけで、明日はもうマイペースでがんばります。

よれよれです

2007年11月16日 | 気付いたこと築いたこと
来週の通訳試験に備えて、デボラ先生が補講をしてくれたんだけれど、
朝9時から午後2時まで、5時間!
しぬかと思った。。。
試験に関わるヒントが先生の口からこぼれ出ないかと、
みんなで必死に集中。
最後の方は私はもう意識が朦朧としてました。
通訳の試験なのに、
オーストラリアと日本の社会制度の仕組みの違いに関して、
口頭で答える問題もあったりするので、
むしろそのあたりが心配になってくる。
気持ち負けしないようにしないと。。

今日だけでは全て終わらなかったということで、
月曜日にまた模擬試験を行うことに。
デボラ先生、みんなのお母さんみたいな優しい雰囲気なのに、
けっこう鬼です。
母は厳しいですな。。

まったくもう

2007年11月13日 | 気付いたこと築いたこと
人が帰るころになって、ここ数日で豪ドルが下がってる。
口座維持のために置いていたある程度まとがった額を、
人がそろそろ円に替えようかと思っているこのタイミング。
わずか1日ほどで4円も動いた。
この4円の動きの差で、円との関係からすると、
こちらで一週間ご飯が食べられるか食べられないか、
くらいの衝撃になる。
そんな衝撃を受けてる方が、
ある種のリスクヘッジできてない、という意味で
おバカなんではあります。
でもねぇ。

私が来た去年の7月ころはまだ80円台だったのに、
最近ではそこから20円近くも動いて107円とかまで行ってました。
いまだ続くサブプライムの余波なんだとかで、この数日下がりましたが、
でも、基本的にオーストラリアの天然資源の産業発展とインド・中国の経済発展からして、まだまだ豪ドルの力は強いままなんだそうで。

思えばこの一年半の生活費、いろいろな意味で、最初にまとめて全て豪ドルにする勇気がなく、日本円からちょこちょこドルに替える形ですごしてしまったのがアホでした。結果論だけど。

日本円の弱さ、そしてオーストラリアの超好景気という状況からか、私の大学の日本人学生は激減です。そりゃそうだよね、と言う感じ。私の同期は通訳・翻訳で10人いましたけど、それでも少ないと言われてました。以前は20数名いたらしく。でも今学期の学生数は3人なんだそうで。うへっ
こっちはバブルで学費の跳ね上がりも激しいし(2006年夏と2007年夏の入学時間差でなんと160万円の違い!でも来学期はまた少し値下げするっぽい)、生活費もそのクオリティーからするとバカらしいほどのコストになるし、大変だよ、今の留学生は。

ま、なにはともあれ、私はなんとか生きながらえた。
まだエッセイと試験あるけど。。。うぅ

いずれにしても、

経済のうねりは、人間の知的活動そのもの。
そこに意識的にならずしてどうするか。
反省。

・・・という教訓を得たということで、よしとしましょう。
帰国したら、投資などの経済活動について
お勉強を始めたいと思う今日この頃です。

逃避願望?

2007年11月09日 | 気付いたこと築いたこと
最近、どうもウツっぽいし、
体調とか見た目的にも、あまりヨロシイ兆候がないので、
帰国をちょっと早めにします。

とりあえず、シドニー生活もラストステージの今日この頃ですが、
最近は友人と通訳練習をしているときが、
いろいろなやっかい事を忘れて集中できるので、
とても幸せだったりします。

2週間後に迫った通訳の試験は、
パッセージ通訳のお題が「教育」と「気候変動」とのこと。
それと、おそらく司法と医療分野から
二つのダイアログ。
お勉強しないとね。

それより何より、今はエッセイを書かなくちゃいけないのが苦痛。
翻訳能力に関するリサーチエッセイ。
なかなか進むに進まず。ひっじょーに気が重い。

はやく何もかもを終えて、
日本に戻って、
おいしいモノが食べたい・・・

グレインジャー・カルテット

2007年11月07日 | 音楽
去る11月5日は、弦楽四重奏団グレインジャー・カルテットのコンサートに出かけてきました。日本語のプレスに勤めるお友達に券をいただきました。深謝。

日本人ヴァイオリニスト吉本奈津子さんを1stヴァイオリンに据えたこのカルテットの演奏は、彼女の力強く明るい音楽にぐいぐい引っ張られる元気の良さがありました。

曲目は以下:
ハイドン:弦楽四重奏曲長調 Op.54 no.2
バルトーク:弦楽四重奏曲第2番 Op.17
クルターク:Aus der Ferne III (「遠くから」)
ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115(クラリネットソロ:ポール・ディーン)

クラリネットのディーンさん、始終楽しそうに吹いていて「この人、自由でいいなぁ」なんて思いました。
五重奏までは、かなりキラキラ鳴っていた1stヴァイオリンも、この五重奏では一定して落ち着いた音色に様変わりし、吉本さんのアンサンブル力の高さを感じました。
コンサートでじっくり音楽を聴くのは実に数ヶ月ぶり。こうした室内楽だと、オケなどよりも、耳が各音になんとか付いていかれる範囲内だからでしょうかね、集中しすぎて心地よい疲労を覚えました。楽しい一夜でございました。

根拠のない自信

2007年11月03日 | 気付いたこと築いたこと
コースもそろそろ修了につき、
今後のことについて友人と話す機会が多くなっています。

そんな中、ある友人との話の流れで、
「海外でやっていける」人というのは、
結局のところ、
「自信がある人」だよね、
という結論に落ち着いた。

「海外でやっていく」とか
「なにしろ自信に溢れている」ということが、
良いか悪いかという価値判断はここでは問題にしていません。

ただ、「自信に満ち溢れている(ように見える)人」が
比較的「海外にいつづける」事例が多いことを発見したので、
これは公式として捉えていいんじゃないかと思ったのであります。

「自信」を簡単に持てない私と友人は、
草食動物のように「自信を持てるってのは、いいことだよねぇ」とうらやんでおり、
とくに「根拠なく自信満々」にはどうしたらなれるのか、
無理な検討を始めたのであります。

そのためのストラテジー:

・多少の妄想壁を身につける
・ステキな思い出ばかりを振り返る
・あまり分析をしない
・自分の所属先などの入れ物を誇ってみる
・権威主義者になってみる
・肉も食べる

こんなところかな。
まだ他に方法があったら知りたいものです。

総括に入ってきた・・・

2007年11月01日 | 気付いたこと築いたこと
帰国まであと1ヶ月あまり、まだこれから試験もエッセイの提出もあるけれど、気分はだんだん、この留学生活の総括に入ってきている。

とはいえ、ここで体験したことの本当のパンチはじわりじわり何年もかけてやってくるんじゃないかな、と思っている。

今は正直「あ~終わる、うれしいな」といったところだ。「終わっちゃう~寂しいよ~」という気分はもう少し先かな。少しくらいは寂しくなりなさいよ自分、とも思う。

クラスの人たちとも、"Before going back to Japan,...."とか、"After going back..."とかいった会話が多くなってきた。

発見はあった。飲みの席で役立つネタも増えたろう。
でも、「これを得たり!成長遂げたり!」なんて、
そう簡単に鼻息荒く言えるもんじゃないっすよ。

もうこれで、おんのじ。十分、いろいろありすぎた。