融通無碍なる留学生活

~豪に入っては豪に従います~

一週間中のお楽しみ

2006年08月31日 | 授業・活動記録
(明らかに)ゲイの先生がいます。ブルースっていいます。
今、彼の授業がいちばんのお気に入り。

“Public Speaking”という授業。
聴衆を前にして、いかに効果的に発話するか、
そのスキルを磨く。

感情表現豊かなブルース。
一語一語へのエネルギーのかけ方が尋常じゃない。
まるで劇団の基礎訓練みたい。

とくに“caution”とか、
ちょっと「危険!」みたいな語を発するときの
彼の表情がいい。チャーミング。

ブルースはよく汗をかく。
汗をかいては、自ら濡れたシャツを指摘している。
くっ、かわいい。

大学から最初に手渡される「学生便利帖」みたいなやつに、
保険やビザやその他重要な情報とならんで、
“Sexuality”の項目がある。
Queerの集いの案内だとか、
最近バイやレズビアン、ゲイだと気付いた場合の連絡所とか
そんなのがきちんと載っていて、
正直、日本の大学では考えられないので驚いた。
そいえばシドニーでは、
秋にゲイの人たちの大きなお祭りがあるんだっけ。

なんだかわらかないけど、
元気なブルースの授業のおかげで、
一週間のコンツメ作業が報われる気分になる。
ありがとう・・・ブルース。

つぶされないために

2006年08月29日 | 授業・活動記録
しんどいのは百も承知だったが。

授業の課題が多すぎる。充実させようと思えない。やっつけ仕事になるのは時間の問題か。個人差や目標設定値の違いにもよると思うが、自分にとって何をどこまで徹底させて、何をどこまで手を抜くか、戦略的にいかないと、つぶされるに決まってる。

昨日から今朝までの記録。

翻訳授業:日→英
「教育基本法を、なぜ今改正するのか」
翻訳レクチャー

ライティング課題:
アボリジニと入植者の邂逅を想像し、ニュース記事をアボリジニ記者になったつもりで500~600wordsで。
本来文字も数字も持たないアボリジニだが、オピニオン記事の練習として書くこの課題は、けっこうメンタル的に遊べたので、楽しかった。しかし、英語のアウトプットはしんどい。

通訳課題:ディテーション
科学と政治政策についての内容
通訳ダイアログ作成:センターリンクと客のやり取り
DVを受けた女性がシングルマザーとしてオーストラリアで生きる道を、政府機関がどうサポートできるか、みたいな。

さて今日はこれから通訳4時間、通訳セミナー2時間に出かけてきます。
集中力がもたないだろう、今の私のレベルでは。
30代のオネエサンは、渡辺美里を聞いてから大学に向かいます(笑)。

さんぽ 続き

2006年08月26日 | 気付いたこと築いたこと

しかし、シンメトリックなのっていうのは、私はあまり得意ではないなぁ。圧迫感がありはしないだろうか。

お散歩は、ぐるっと自宅周辺を回っただけ。それでも自宅の裏が、実はけっこう大きな公園であったことを発見!(遅い)

鮮やかなグリーンのユニフォームを付けた野球チームが、奥さんや子供たちに応援される中、ほのぼの試合を繰り広げてた。今も部屋までかすかな歓声が届いてる。

平和で暖かい光景に、私は魅惑されるというよりも、むしろ郷愁の念にかられるのだけれど、それはいたって正直な気持ち。

さんぽ

2006年08月26日 | 気付いたこと築いたこと

土曜日の今日、外の空気を吸おうと、自宅から大学に向かうのとは反対方向にお散歩に出かけてみた。田舎なので住宅以外とりわけ何もないのだが、こんなお城のような建物を発見した。正門には噴水があって、ヨーロッパ的な、これでもかというシンメトリック美を彷彿とさせる作り。今は、小さな結婚式場として使われているようです。

アウトプットの一助

2006年08月26日 | 気付いたこと築いたこと
シドニーにいるというのに、
情けないことに課題でがんじがらめにされている私は、
現地の人と交流する機会をうまく作れず、
圧倒的にアウトプットの場に欠けている。
ときに、本当に自分は外国にいるのか?と思うほど。

こんなんで、いいのか、私?!?!

というわけで、「アウトプット少しでも」の第一歩、
英語のブログを作ってみました。
こちらもどうぞよろしく。

こちらに来て、はやくも5週間です。
大学院の授業は大変充実してますが、
生活上の工夫の必要を感じつつある今日この頃です。。。

音楽調査覚書 1

2006年08月23日 | 音楽
文化と教養の、むせかえるような香りに眩暈がするのがヨーロッパだとしたら、ここオーストラリアは新しい国の香りに注目すべき場所なんだろう。音楽というフィルターからこの国をみてみようとするとき、ときに無邪気、ときに切実な表情で、この国の「新しさ」が見えてくるような気がする。

一般大学である我が校の図書館にも、日本ではなかなか手にはいらないような作曲家の資料に出会える。グレインジャーやスカルソープという作曲家は、日本でも一部紹介されていて、これから研究も進むのではないかと思うけれど、「国際的に知名度を得る」きっかけに恵まれなかった多くの作曲家たちの、「どうしてこれが」と思える彼らの作品や活動を、これから少しずつ紐解き、なんらかの形で日本に紹介することは、面白い作業になりそうだ。

The Oxford Companion to Australian Music, 1997.

先日、大学図書館内でこんな辞書を見つけた。大変面白い。New Grove 2nd ed.のAustralia項目よりも、なにかもっとずっと、私情が入ったような記述に見えてしまうのは気のせいだろうか。「残念ながら国際的に知られない」とか、「しかしまだ独創性にかけている」みたいな言葉に出会うたび、「どこかの国の状況と似ていないか?」とほくそ笑んでしまう。

日本では(あるいは世界的に?)ほとんど紹介されていないオーストラリアの作曲家や演奏家たちの「有名然」とした構えの写真を眺めたり、作風の説明などで列挙される名前のどれもが「知らないんですけど・・・」という感じだったりするだけで、さてどこから見ようか、という気になってくる。例えば、

「ベヒシュタインの二段鍵盤のピアノ(!)を弾くLarry Sitsky」

Larry Sitsky・・・誰ですか?(笑)。
なんでも、この人は普通にはない組み合わせの室内楽とか変な楽器とかの曲をいっぱい書いたそうで、いずれ音源も入手できればと考えています。

こんな調子で少しずつ、調査ができればと思っています。これが私のもう一つのミッションなのだと、勝手に盛り上がるのもまた楽しい。きちんとした形にまとめられる日を夢みつつ。。。

人の優しさ

2006年08月23日 | 気付いたこと築いたこと
よく「優しさ」とはなんだろう?って考えることがあります。

甘い言葉や、自分に都合よくふるまってもらうことは
スポイルされてしまうので、優しくなかったりする。
ときに「この人に鍛えられている・・・」と実感できるような厳しさは、
涙が出るくらいの優しさとして受け取れることもある。

いずれもケース・バイ・ケースですが、
ストイックなタイプの人間として私は、
たまに甘くしてもらえると、
緊張の糸がどっとほぐれて、
「ありがとう」の気持ちで満たされます。
そうして私はまたひとつ、強くなれるような気がするんです。

私はたまに、「言葉至上主義者か?」と自問したくなるほど、
きちんと言葉にして伝え合うことの大切さを感じていますが、
それでもやっぱり行動としてしか、伝えられない優しさもありますね。


ハウスメイトの香港出身のJさん。
お互い第二言語である英語でのやりとりだから
時に工夫しながら模索しながらの会話です。
それでもなにか、シンプルな言葉の向こうから、
心底感じ取れる優しさがあります。
この人はタダ者ではないと思わせれてくれる何か。
言葉じゃなくて、とりわけ何をしてくれるわけでもなくて。
大好きな人が、大切な人がまた一人、
増えた気がしています。

優しい人に想いを馳せるとき、
涙が出てくるのは何故だらう・・・。

これおもしろい

2006年08月21日 | 気付いたこと築いたこと
あたってる気がしてます。
皆さんぜひやってみてください。
「山手線占い」

私の結果は、なんと、「秋葉原」!!
ちょっと、、駅名だけだとショックだったんだけどね。。アキバ系・・・

性格:
「一度自分の心に決めたことは必ず達成させる意志の強さをもつ、不言実行の努力家タイプ。自分の好きなことにはとことん熱中するマイペースな人でもある。口数は少ないほうで・・・(中略)・・・根は親切で繊細。」

恋愛:
「空想力が豊かで人一倍ロマンチストゆえに、相手に対する理想や要求はかなり高め。巡り合うまでに時間がかかるが、いったん相手とつき合い始めたら遊びや浮気の恋愛など一切考えられない真面目なタイプ。 」

なるほどね。こんなアキバな私です。
今後ともどうぞよろしく。