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あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

「探知犬ものがたり」有島希音・速渡普土 共著

2025-07-05 21:34:02 | Weblog

今朝「探知犬ものがたり」を読了。

「それでも人のつもりかな」「オリオンの上」「北緯44度 浩太の夏 ぼくらは戦争を知らなかった」の有島希音(ありしまきおん)さんと速渡普土(はやとひろのり)さんとの共著である。

有島さんにとっては初めてのノンフィクション。

いろいろな場所に行き取材に駆け回ったのねと多くの写真を見て思う。

その取材力に脱帽です。

今朝、一気に読んだ。

愛犬のKIDを思い出しながら、読み進める。

犬には性格があるってこと。

そうなのね、そうなんだと納得。

kIDは穏やかな性格だったし優しかったし賢かったなあとあらためて思った・・・。

また、この本で風の向きって大事なのねと新たな発見。

埼玉県オールドッグセンターの所長藤井聡さんの「人をよろこばせたい、人の役にたちたい、と思っている動物は犬だけです」の言葉にはKIDを思い出して頷く。

犬は健気です。

行方不明になった子どもを助けたり、2004年の新潟を襲った中越地震でがれきの中から男の子を探し当てたり・・・すごいなと思う。

メイ、ジーク、クリスティン、リク、ハル・・・。

警察犬、災害救助犬、麻薬探知犬の活躍をこの本で知ります。

そして、訓練、引退後のようすも多くの写真で見られます。

探知犬になるのに訓練し試験を通るのもたいへん。

探知犬ってテレビで時たま見ているぐらいだったが、これから見る気持ちが変わるだろう。

より愛情を持って「頑張ってね」と応援するだろうと思うのです。

ハルとリクのところは、涙なしには読めませんでした・・・。

あたえられた命を全力で生きる。それは、自分の命を大切にし他人の命も大切にすることかもしれません。

「負けないように生きなければ」

そんな有島さんの言葉は力強く、元気をくれます。

それは探知犬からもらった宝物。

探知犬を訓練された方々、引退後引き取った愛情あふれる人たちや多くの方に思いを寄せました。

探知犬に関わる方々の深い愛情と並々ならぬ努力も素晴らしい!

ぜひ、皆さまもお読みください。

犬の好きなかたは勿論そうでない方も、またあらたな世界が広がります。

きれいな目の探知犬のみんなに心から「ありがとう」です

 

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