数日前に「季節風」が届いた。
今回、160号に私の書評が掲載されている。
おおぎやなぎちかさんの「わくわくもりのはいくえん はる おともだち できるかな?」である。
絵は、みなみあきこさん。
書いたのはいつだったか。
暑い盛りの8月だった・・・。
3年間書評委員として携わったが今回が最後の書評。
今回をもって書評委員を辞した。
だから、特に心して書いた。
私にとってラストの書評が、全く偶然だが友人であるちかさんというのが感慨深い。
ちかさんはここにも書いたけど今や押しも押されもせね作家だ。
かつて、とある賞の受賞をして、今は三重在住のKさんと3人でお祝いしたのが懐かしい。
それからの彼女の活躍は眩しいものである。
この絵本、孫のNちゃんが「読んで」と持ってきた。
ただ途中で誰かに呼ばれて中座したのに関わらず、また「読んで」と持ってきた。
一度離れて、また持ってきたのが私には新鮮だった。
ひじょうに興味深かったんだろうなと思ったものだ。
そして、姉のSちゃんも一緒に絵をみながら、俳句の文字を指折りつつ、楽しく読んだ。
初めて俳句に接したのがちかさんのこの絵本というのが嬉しかった。
書評委員として微弱ながら書いてきたが、今回辞することが寂しくなくもない。ただ、熟慮の上での結論だ。
委員長のバリバリやり手のK藤さん(この前、福井でお会いできたのがとても嬉しかった)や寛容で心優しいT山さんやまた穏やかで知的なG藤さんにひじょうにお世話になった。
「季節風」の重鎮の方々だ。
私などの拙い文章を書評としてみて下さったことにあらためて「ありがとうございました」と感謝したい。
いろいろなご縁ができたことが嬉しい。
たくさん勉強させられた。
「季節風」は今回も中身が濃い。
今までもそうだったように、これからも多くの児童文学作家を生み出すだろう。
ちかさんの「わくわくもりのはいくえん はる おともだち できるかな?」を皆さまもぜひ読んでくださいね。
お子さまやお孫ちゃんへのプレゼントにどうぞ!
自分に言おう。
「お疲れさまでした。よくやったね」とね・・・。
ありがとう、「季節風」!
これからも愛読します