あじさい物語

七色の紫陽花のような日々の心模様
       

井上ひさしの「青葉繁れる」読了

2014-08-08 22:13:05 | Weblog
これが「青葉繁れる」の本である。



いやあ、おもしろかった。
読みながら、こんなに声を出して笑ったのは初めてだ。

2.3年前に山形の井上ひさしの「遅筆堂」に行ってから、この人はすごい作家だと再認識した。

彼の読んだ本、参考にした資料の本が、彼が使ったままにポストイットが貼られて、そのままに書棚に並べてあった。

ずっと昔、井上ひさしさんの話を目も前で聞いたことがあった。
ふうん、こういう人か…いつも新聞に載っている人は、脚本が間に合わずに演劇が遅延になっているとか…

でも、話した彼は、内容は覚えてないのだけど、好雰囲気だった。

読売文学賞云々のパネルディスカションだったかもしれない。

そして、彼の作文云々の本を求めて読んで、これまた、目からうろこが落ちるとはこのことだと思ったものだ。

一昨日、夫が帰省するので、井上ひさしの本を読みたいから、置いといてと言ったら、私の机に数冊おいてあった。
その中のひとつ「青葉繁れる」を昨日から読み始める。
小さな文字に抵抗があったが、おもしろい、おもしろい。
夢中になり、それこそ、一気に読んだ。

昔の高校生、校長…潔い。

仙台の一高、二女高…松島、瑞巌寺、五大堂…松島は行ったから情景が浮かぶ。


腹を抱えて笑いたい人にはお薦めだ。

井上ひさしは、書くことにおいて、天才かもしれないと思う。
コメント
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