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会津の旅人宿 地域との交流・旅人との交流が盛んな【会津野】宿主ブログ

地域の話題、旅人のホットな話題、季節のおいしい食べ物の話題など、会津へ旅する人々への話題中心の宿主ブログです。

旅人宿スタッフの役割

2015年02月06日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

会津野は、雪、−7℃の朝です。

昨日の福島民報紙に、裏磐梯ユースホステルのマネージャ青山憲一郎さんのコラムが掲載されていました。

青山さんの青年時代の経験を元に書かれ、そこには、ユースホステルスタッフの役割として、「旅人さんどうしを結びつける役割」が描かれていました。

同じ地域の同志が、社会へ向け「宿屋が持つ人と人を結びつける役割」を表現されたことが、とても嬉しく、心強くも思いました。

さて、昨日のエントリーでは、極力人手をロボット化するスマートホテルのことを書きました。

プライバシーや宿屋としての快適性を求める顧客層と、人との交わりを求める顧客層、大きく方向性の違うものが混在する宿屋業界。リゾートホテル大手の星野リゾートさんは、前者のホテルとしての要素と後者のコンシェルジュの要素を併せ持つ運営をされ、評価されています。

「二兎追う者は一兎をも得ず」なのか? それとも、「バランス感覚が必要」なのか?

今朝の新聞では、アジアでLCCが過当競争となり経営の厳しさを増し、それに連れて国営航空会社の経営も厳しさを増している記事がありました。

「航空」と「宿屋」、通じるところがあると思います。やはりバランス感覚を発揮するのが得策なのか? 悩むところです。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

※コメントはFacebook,twitterにて承ります。


スマートホテル雑感

2015年02月05日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

会津野は、晴れ、−7℃の朝です。

今日は、先日来、報道されているスマートホテルの話題としましょう。

長崎県のテーマパーク ハウステンボスを運営するHISの澤田社長が、今年7月にスマートホテルを開業すると発表しました。

スマートホテルとは、航空会社のLCCのように、人件費などのコストを削減して、より安くサービスを提供するホテルのことです。

ホテルのコストは、次の3つが大きなコストです。

 ・建設コスト
 ・光熱費
 ・人件費

このスマートホテルでは、ホテルで人が接する部分の機械化(ロボット化)を進め、人件費を大きくカットします。更に、光熱費については、自然エネルギーなどを取り入れ、こちらも大きくカットします。このような設備を導入するため、初期にかかる建設コストは上昇するでしょうが、人件費やエネルギーのカット幅を大きくすることで、経営をします。

さらに、利用料金はオークション形式で決めるのだそうです。ホテルの利用は、休日や平日、シーズンか否かで、大きく需要が変わります。それを市場に決めてもらう方式にします。現在の利用料金設定は、売り手である事業者が市場の状態や自らのコストを考えて設定するものですが、ここでは買い手が価格を決めることになります。

少し前にLCCのスカイマークが事業再生への道を進みはじめました。スカイマークは、スマートホテルで言う建設コストに相当する飛行機の発注において需要予測を誤り、巨額の違約金を請求されたことが事業失敗の大きな原因となっています。

このスマートホテルも、通常の宿屋よりは大きな建設コストではじめることになります。サービスは極力人手を排してゆく運営を目指す。

考えて見ると、旅人宿 会津野とは全く正反対です。会津野は、旅人宿を愛する有志の人手で最低の建設コストでスタートし、日々の運営に人手をかけて運営するスタイル。

どちらを選ぶかは、それぞれの旅人次第なのだろうと思います。

モノやサービスの売買契約は、法的には売り手が価格に対し納得した場合に成立するものなので、最低落札価格を提示さえすればオークション形式でも良いのですが、オークション参加者は、落札をキャンセルすることはできない仕組みとなることが予想されるので、個人の利用者や旅行エージェントが仕入れをする際には注意が必要となりそう。

しかし、契約重視社会である日本において、宿屋のキャンセルについては、無断キャンセルをして音沙汰無しのような社会状況が続いています。キャンセルのペナルティーがシステム化されることについては、健全な契約となる気がします。この点は、利用者の無断キャンセルに悩む事業者の助けになると良いのですが。。。

さあ、宿屋のLCC化。日本ではどのように進みますかね。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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SEOで検索エンジンを味方につける

2015年02月04日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

会津野は、晴れ、−5℃の朝です。

昨日、インターネット企業から営業の電話がありました。このブログとホームページをご覧になったうえで、飛躍的な売上UPを成し遂げてWebで紹介したいという内容の電話でした。具体的な方法とその会社のビジネスモデルを訊いてみると、30項目の検索キーワードからなるSEO(検索エンジン最適化)を施して売上UPを図るとのこと。1つのキーワードが月額800円なので、月額2万4千円でSEOを行うとのことでした。

彼らが仕事をしたいと思う事業者を探すのにも、当然検索エンジンで探しているはずです。彼らの考えるキーワードで私のところが引っかかったので、営業の電話をしてきたと見るのが自然。とすれば、だんだんと私自信で行っているSEOが成果を出して来ているのかなぁと思えてきました。

相手の機嫌を損ねないようにうまくお断りして電話を切りましたが、ブログ98日目にして検索エンジンの方がだんだんと味方についてきたようです。

このブログは、昨日には2124643ブログ中5708位と、上位0.3%以内に入ることができました。もちろんいままでで最高の成果です。セミナーで100日続ければ成果が出ると伺っていたので、本当にそのとおりだと感じます。ちなみにそのセミナーでは、ブログにより1つ1つのコンテンツにURLがついたデータを検索エンジンが収集する仕組みが強力なので、ブログでコンテンツを作成し、SNSなどで拡散させることが最も有効なSEOだと説いていました。

中小零細企業の経営で成績を伸ばしている方々は、みなさんこのようなことをされているようです。コンテンツをせっせと作りGoogleとYahooの検索エンジンを無料で最大限活用する! を具体的な手段として、更にがんばりたいと思います。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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まち読みin会津美里が行われました

2015年02月03日 | 旅行

おはようございます。会津美里町自然エネルギー研究会会長の長谷川洋一です。

今日はいつもと違った顔での投稿です。

2月1日に、会津美里公民館で「まち読みin会津美里」が行われました。

総勢27名の参加をいただき、白熱した意見交換が行われ、大変有意義な方向性を見出すことが出来ました。ご参加いただきましたみなさんはもちろんのこと、陰から支えてくれた方々にも心より感謝申し上げたいと思います。

「まち読み」で見出された結論から言うと、

  ・「炭」を使った暮らし
  ・「薪」を使った暮らし
  ・「高齢者」を「光齢者」に!美里モデルの実践

という意見が集約されました。

「まち読み」とは、1冊の題材本を皆で読みながら、アクションを紡ぎだす次世代型勉強会のことで、今回は藻谷浩介・NHK広島取材班共著「里山資本主義」を題材として行いました。

まず最初に、課題本に出てくる域際収支を会津美里町を対象に試算したデータ、現在町全体で使っているエネルギーの総量、町で作り出しているエネルギーや潜在的資源の量のデータを、皆さんと共有するところからはじめました。

勉強会は、一般社団法人グロウイングクラウド(郡山市)さんと一般社団法人ReadForAction(東京都)さんの2つの団体にご協力をいただき、百戦錬磨のファシリテータにより、どんどんと参加者の頭の中からや課題本の中から求めている意見や方向性が出てきます。それらの意見をまず「未来」として理想型でまとめ、次に「現在」を見つめる。その差が「実行」することで、その中から「実践」できるものを選び出してゆく。そこででてきた結論が先ほどの項目です。

「炭」については、会津美里町は焼き物文化を持つ町ですので、窯焼きについての技術が伝承されています。陶器を焼くことと炭を焼くことは焼き方は、窯の構造こそ違うものの、非常に近似性のある分野。昔は炭焼きと言えば山の中で行われていたけれど、現在の知見を用いてすぐそこにある山から里へ材料を運び、高効率の未来の炭焼きを目指すような未来志向も素晴らしかったです。いままで気づかなかったこととして、木片から作るペレットは、ペレット作成段階で外部エネルギーを必要としますが、炭焼きは木材そのものの持つエネルギーで炭を作るまでのエネルギーが自己完結できます。このような素晴らしい知見が出てくることにも、多様な頭脳を集める素晴らしい成果だったと思います。

「薪」については、暖房やかまどの熱源として使用するには最適。こちらも効率的に利用するために考えられたロケットストーブなどの利用を通じ、未来型の薪利用を志向する方向性が見出されました。

更に、未来の木材利用を目指すためには木材の基礎的なことも次世代に伝えなくてはなりません。そこで基礎的な知識を持つ高齢者の方々に、様々な基礎知識を伝えていただく。それが、美里モデル。伝える人だけでなく、教わる人も基礎知識を応用して暮らしに役立てていく。それぞれの世代が生きがいを持てるようなモデルを目指します。

この勉強会は、研究会としての考える課題のヒントにもなりました。

 ・炭を高効率で焼くには?
 ・炭を身近に利用するための機器はどんなものを使う?
 ・ロケットストーブを身近に利用するにはどうする?
 ・木材の基礎知識を光齢者から引き出す機会を作る必要
 ・木材利用の応用を実践する次世代をどうやって引き込む?

こういう課題を、これから考えていくことになるのでしょうか。

この課題を進めれば、楽しそうなコニュニテイができそうな気がしてきました。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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バターと利権

2015年02月02日 | 旅行

おはようございます。旅人宿 会津野 宿主の長谷川洋一です。

先日、運転中にラジオで国会中継を聴いていました。「品薄バター」についての質問があり、農畜産業振興機構という農水省の外郭団体の話が出ていました。

議員さんのおっしゃることを調べて見ましたら、バターの輸入については、この団体が独占して輸入業務を行っていることがわかりました。商社などの民間団体は、輸入ができない仕組みになっています。今回の品薄により、輸入量を増やして対応することとなりましたが、輸入品は国内産よりも高い価格で販売されています。なぜなら、関税とこの団体が取る分だけで、1Kgあたり1000円を超えてしまい、その他流通事業者の利ざやを考えると、1Kg2000円超の販売価格になってしまうからです。

議員の質問に答えた農水大臣は、この仕組みで国内畜産業を守っていると答弁していました。

官僚の持つ天下り利権が、あらゆるところに根付いていることをあらためて感じる出来事でした。

庶民としては、このようなことになってしまったバターという製品を、一時期、選択しないという行動しか取れません。

私のところでは、バターは使わず、別の点で問題があるマーガリンやファットスプレットも使わず、油脂については、自然素材であるオリーブオイルでのパン作りを行っています。これは、品薄に生る前からバターはちょっとお高くて手が出せないのと、素材の問題からそうしています。

でも、個人的には純粋なバターは大好きなので、関税とこの仕組みを早く撤廃させてほしいと願うばかりです。たまには、コクのある発酵バターなどの味と香りを堪能したいですしね。

聴こえてくるところによると、ヨーロッパやロシアでは、余っているとのこと。政治的なことで庶民が翻弄されるのには、巻き込まれないように生きて行くとしますか。

今日も楽しい1日を過ごしましょう。

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