先日、弊社でHFM &T/LLRモジュールを修復したW124 E280のユーザーさん。。。
『エンジンの始動性も悪く、アイドルも不調。吹け上がりも悪い。何なのコレ⁉️』との問合せ。。。
話を聞けばHFMモジュール搭載後に載せるバッテリーを新品交換したと言う。。。
寅🐯『バッテリーのマイナス端子を普通に接続しましたか❓』
お客さん『別に普通に接続したわ。』
寅🐯『はい、終了です。』
新品のバッテリーを搭載してバッテリー端子を普通に接続。。。
国産車ではそれで良い。問題無い。
ところがコレは毒車。国産車の常識は通用しない。。。😩
バッテリー端子を接続した瞬間に車台側に一瞬大電流が流入して弱い部分を破壊するリスクが有ります。。。
国産車ならばバッテリー端子接続時の突発電流対策が施されているので何も問題は無いです。。。
メルセデスが電気化過渡期の時代な設計な故に使い込まれて過電流の緩衝能力が落ちた旧い機器への対策と言うモノが施されていないに等しい。。。
で、、、その弱い部分と言うモノって何でしょうね❓❓
エンジンの制御に非常に重要な役目を担っています。。。
それはエアマスセンサー‼️
突発電流で一番潰れ易い代物。。。
特に長期間使用されて来て経年劣化の激しいモノは少々の突発電流で飛び易い傾向にあります。
此方を保護する為の手法として毒車については突発電流を吸収する為にヘッドライトSWをONにしてからバッテリー端子を接続すると言うセオリーを守ればエアマスセンサーを保護出来ます。
つまり、、、今回のユーザーさんは新品バッテリー交換時のセオリーを知らずにやっちまったと言う話でした。。。
因みにHFM用のエアマスセンサーは社外の格安商品が多く販売されておりますが、多くはBOSCHのコピー製品な故ダイアグノシス診断機能が死んだりして余計なトラブルを誘引する結果に陥るケースが多いです。。。御注意を❗️
と、言う訳で本件は一件落着。。。😛