点滴ニャンコと暮す家族の日記

慢性腎炎のニャンコ『ゴン』と過ごした時間。ベンガル猫、ソマリ、サモエドの4ニャンズ+ワンコとゴンパパの趣味の話

腎炎の猫へ点滴をする本当の理由

2006-02-15 13:11:26 | ゴン(点滴ニャンコ)の日記
ゴンを近くの動物霊園に埋葬したことで私たち家族の心は少しだけ落ち着きを取り戻しました。
それは、一区切りついたと言っていいことなのだと思います。


あまりにも急に逝ってしまったため彼を通して伝えようとした猫の腎炎についてはまだ伝えきれていないことがあるので、暫くはこの題名でブログを続けていくことにしました。
他の記事も載せ、以前と変わらぬようにしていくつもりです。


ゴンの腎臓が悪いと診断されたのは彼が8歳の時でした。
ある怪我の治療をしてもらいに行った時に軽く健康診断をしたときに発見されたのです。
それ以来不定期ながらも点滴を打ち始める事となったのです。
点滴を打つ事により水分不足を防止し、腎臓機能が低下することによるさまざまな障害を軽減させるという目的でした。
もちろんそれは延命が主目的です。
但しこれは、発症程度が軽い場合で急性腎炎ではあまり効果がないと聞いています。
色々な情報を集めていくと腎炎の猫の最後は、腎臓が浄化出来ない毒素が脳に周り、大変苦しんで亡くなって行くそうです。
特に急性の場合はそのような結果になってしまう確立が多く、飼い主に事を説明し最後は病院で預かるということも多いと聞いています。
ゴンに関しては、徐々に悪くなっていくのと同時に割と早い時期に発見されたので適時点滴を入れることが出来ました。


ゴンパパから獣医さんに
「腎炎は苦しんで死んでいくと聞いていますが、本当なんですか?」
と聞いたところ、
「そうよ。」との答えが返って来ました。
しかし、すぐ付け加えるように
「点滴を打っている猫はそうでもないみたい。うちの病院に来ていて点滴を打っている子達は死んだときの様子を聞くと殆ど苦しまないで逝くみたい。
だから、ゴンちゃんも大丈夫よ。」


ゴンは私の腕の中で少しだけ痙攣し、そして3回口をぱくつくと
私の目をしっかり見ながら静かに逝きました。

愛情、時間、気苦労、お金
色々な手間を掛けてゴンに点滴をしたのは
ただの延命目的ではなく、
最後に苦しませない為のものだったのだと今では心から思っています。

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